20181030ヤマシタホビー駆逐艦響01

 

駆逐艦 響

 

01_響
(以下画像はwikipediaより転載)

 

 特型駆逐艦響は1930年に起工、1933年に就役した。太平洋戦争開戦後はフィリピン攻略作戦、バタビア沖海戦、キスカ島攻略作戦に参加。1943年には一旦トラック泊地に進出しますがソロモン海には出撃せずに内地に帰還。その後キスカ島撤収作戦に参加する。この際、米軍の駆逐艦に偽装するために煙突を取り付けたりとユニークなエピソードもある。キスカ島撤収作戦終了後は船団護衛に活躍する。響の艦歴で意外なのは一度もソロモン海には出撃していないことだ。

 1944年9月には触雷してしまったためレイテ沖海戦には参加できなかった。1945年には戦艦大和の沖縄特攻作戦に参加することになったが再び触雷したために不参加となる。その後響は海上護衛艦隊に編入され終戦を迎える。数回の損傷にもかかわらずついに終戦まで生き残ることが出来た幸運な艦であった。

 終戦後は復員輸送艦に指定され復員輸送に従事。復員輸送艦の任務が解かれた後は賠償艦として1947年、ソビエト連邦に引き渡された。ソビエト海軍では艦名をヴェールヌイと改称され調査が行われたが居住性が悪かった上に武装解除をされていたために1948年、練習艦としては配属された。同年艦名をデカブリストと変更され練習船に艦種変更。1952年には標的曵航船となり1953年に除籍。1970年代に標的艦として処分された。

 

ヤマシタホビー 駆逐艦 響

 

20181018ヤマシタホビー駆逐艦響01

 

 ヤマシタホビー。。。私はあまり模型業界には詳しくないので良く分からないが、どうもパーツを作っていたメーカーが力をつけて自主設計の模型を製造するようになったらしい。ネット調べだけど結構評判の良いメーカーなので買ってみたのだ。選んだのは駆逐艦響。太平洋戦争を無事に生き抜いた歴戦の艦だ。終戦時残存艦艇が好きな私にはウレシイ。

 

20181018ヤマシタホビー駆逐艦響02

 

 まずはパーツに不足がないかを調べる。以前、パーツが無いということがあったのでこれは重要だ。これはメーカーが悪いといえばそうなのだが、大量生産をしていればどうしても不良品というのは出て来る。以前、パーツが足りなかった際にはメーカーのフジミ模型さんの対応は誠実であった。それはともかく今回は不足なし。

 

20181021ヤマシタホビー駆逐艦響01

 

 とりあえず塗装をする。駆逐艦響は舞鶴工作部で建造された艦なので塗料は舞鶴海軍工廠色で塗装。私は艦船模型を作るまで日本海軍の軍艦色が工廠によって違うということを知らなかった。模型作りも勉強になるのだ。日本海軍の交渉の中でも舞鶴海軍工廠色は呉、佐世保、舞鶴の海軍工廠色の中では一番明るい色だ。

 ついでに甲板や煙突、その他の塗装もする。今回製作するのは駆逐艦なので塗装する部分は少ない。1〜2時間位で全て塗り完了。

 

20181021ヤマシタホビー駆逐艦響02

 

 早速組み立て。どのメーカーのものもそうだけど、特に駆逐艦は小さなパーツが多いのでランナーからの切り離しは注意が必要。もちろんベテランのモデラ―さんはそんなことは言わずもがなだが、私の場合は上の画像の煙突の横に付くパイプは私が切り離す時に折ってしまった。

 

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 駆逐艦は割と簡単に製作できるのでちょっと時間がある時に製作するには良い。写真は取りあえず艦体を作り煙突を載せた状態。

 

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 その他パーツも接着していく。すでに完成したような感じ。

 

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 全パーツを取り付け、さらにアンテナの塗装や接着剤でテカってしまったところやランナーから切り離した部分の塗装をする。これで完成。

 

20181030ヤマシタホビー駆逐艦響02

 

 じゃじゃーん。伝説の強運駆逐艦響完成。まあ強運といっても本当に運が良かったというよりも艦長以下乗組員の能力が高かったというのが一番の理由だろう。これを強運と言ってしまうのもちょっと申し訳ないような気がする。

 

20181030ヤマシタホビー駆逐艦響03

 

 上から見た響。うーん良くできている。

 

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 今まで製作した駆逐艦隊。一番手前が響、中央が島風、奥が防空駆逐艦冬月。特型駆逐艦、高速駆逐艦、防空駆逐艦とそれぞれ特徴のある駆逐艦達。

 

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 上から見た画像。上から冬月、島風、響。艦の大きさの違いが分かる。防空駆逐艦は小型艦艇乗りには巡洋艦に間違えられたくらいだからさすがにデカい。響も駆逐艦の中では大型の部類。それでも冬月と比較すると小さく見える。

 

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 1/700艦隊集結です。奥から航空戦艦伊勢、空母隼鷹、工作艦明石、防空駆逐艦冬月、駆逐艦島風、特型駆逐艦響、一等輸送艦、SB艇。8隻並ぶと壮観。実物は入手することは不可能なのだが模型だとこうやって並べて楽しむことができる。これが模型の良さ。

 

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 大きさ比較のために上から撮影。

戦艦伊勢 全長220m、排水量39,000トン
空母隼鷹 全長219m、排水量27,500トン
工作艦明石 全長159m、排水量10,500トン
駆逐艦冬月 全長134m、排水量3,500トン
同 島風 全長130m、排水量3,000トン
同 響  全長118m、排水量2,000トン
一等輸送艦 全長96m、排水量1,800トン
SB艇   全長72m、排水量870トン

 

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 伊勢と隼鷹は全長は同じでも排水量では1万トン以上の違いがある。重装甲の戦艦と客船改造空母の違いなのだろう。

 

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 ドンドンコレクションが増えていくふふふ。。。

 

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