01_CV-49 Wright
(画像はwikipediaより転載)

 

要約

 サイパン級航空母艦はインディペンデンス級空母の戦時損失を補う目的で建造された。ベースになったのは重巡洋艦で艦載機数は50機と多い。高性能であったものの竣工が第二次世界大戦後であり、ジェット機に対応できなかったため運用は短期間であった。空母としての運用が終了したのちも類別変更されて1970年代まで運用された。同型艦はサイパン、ライトの2隻である。

 

性能

 基準排水量 14,500トン
 全長 209m
 全幅 35.1m
 飛行甲板 186.2m×24.4m
 エレベーター 2基
 機関出力 120,000馬力
 最大速力 33ノット
 航続距離 11,000海里 / 15ノット
 乗員 1,600名
 武装 56口径40mm4連装機銃5基
    56口径40mm連装機銃10基
    70口径20mm連装機銃16基
 搭載機 42〜50機
 竣工(1番艦 サイパン) 1946年7月14日
 竣工(2番艦 ライト) 1947年2月9日
 同型艦 2隻

 

概要

 サイパン級航空母艦はインディペンデンス級航空母艦の戦時損失を補う目的で建造された軽空母である。インディペンデンス級が軽巡洋艦の船体を流用したのに対してサイパン級はボルチモア級重巡洋艦の船体を利用して建造された。このため全長は20mほど長く排水量も3,500トン多かった。

 軽空母でありながら十分な装甲を持ち、それまでの空母が戦前の小型機の基準で建造されていたのに対して大戦末期に大型化、大重量化した航空機に対応した設計になっていた。飛行甲板もインディペンデンス級の168.25m×22.25mに対して186.2m×24.4mと大幅に拡大されており、艦載機もインディペンデンス級の33機から42〜50機と増えている。

 1番艦サイパンは1944年7月10日起工、1945年7月8日に進水、1946年7月14日に竣工。2番艦ライトは1944年8月21日起工、1945年9月1日に進水、1947年2月9日に竣工した。竣工したサイパンは軽空母を示すCVL-48、ライトはCVL-49の艦種番号が与えられた。

 

戦歴

 軽空母としてはインディペンデンス級を上回る高性能であったものの、竣工したのが第二次世界大戦後であり、艦載機が徐々にレシプロ機からジェット機に代わっていく過渡期の中で、軽空母のサイパン級は大型化していくジェット機の運用に対応することは難しく航空母艦としての運用期間は短かった。

 まず2番艦ライトが1955年には予備艦に指定され、1956年3月15日に退役して予備艦となった。1957年10月3日には1番艦サイパンも退役、予備艦となった。サイパン級の航空母艦としての運用はわずか10年弱であった。

 一旦は退役したサイパン級であったが、1959年5月15日には両艦とも航空機輸送艦に類別変更(AVT-6サイパン、AVT-7ライト)されて現役に復帰した。その後1963年3月15日には2番艦ライトが指揮艦に類別変更されCC-2ライトとなり、翌年の1964年1月にはサイパンも同じく指揮艦に類別変更CC-3サイパンとなった。

 さらにサイパンは1964年9月1日に通信中継艦に類別変更してACMR-2サイパンとなったのち、1965年4月8日には艦名をアーリントンに変更された。1966年8月27日ACMR-2アーリントンとして再就役したサイパンも1970年1月14日に退役、1975年8月15日に除籍となり1976年6月1日にスクラップとして売却された。2番艦ライトは類別変更以来、指揮艦として運用され続け1970年5月27日に退役、1977年12月1日除籍となり1980年8月1日にスクラップとして売却された。

 

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