01_M60
(画像はwikipediaより転載)

 

 M60機関銃とは、1957年に米軍が制式採用した汎用機関銃である。口径は7.62mmでベルト給弾式で歩兵の戦闘支援を想定して開発された。当初は装填不良や各種不良が多発したものの現在でも使用されている高性能機関銃である。米国海軍特殊部隊SEALを始め特殊部隊でも使用されている。

 

M60機関銃(実銃)

 

 

性能

全長 1,077mm
重量 10,500g
口径 7.62mm
使用弾薬 7.62×51mmNATO弾
装弾数 M13弾薬ベルト給弾式
完成 1957年
設計・開発 スプリングフィールド造兵廠

 

背景から開発まで

 米軍は、第二次世界大戦の戦訓として歩兵の支援火器の不足が問題となっていた。といっても米軍にはブローニングM1919やブローニングM1918BAR等の軽機関銃を制式採用しており、支援火器自体の保有はしていた。しかしM1919は、分隊単位の支援機関銃としては大型に過ぎ、BARは弾倉式で火力の面では不満の残るものであった。このため第二次世界大戦において分隊支援火器として高性能を発揮したドイツ軍のMG42をベースに汎用機関銃の開発を開始した。

 

開発

02_M60
(画像はwikipediaより転載)

 

 当初、スプリングフィールド造兵廠はドイツ製機関銃MG42の使用弾薬を米軍制式の30-06弾に変更したT24実験銃を開発する。さらにこれにドイツ製機関銃FG42の機構を組み合わせたT44を開発する。その後、当時、NATO制式カートリッジに新しく採用された7.62×51mmNATO弾を使用するT52が製作され、発展型としてT161試作マシンガンが製作する。1957年、このT161の試作品の内、7.62×51mmNATO弾を使用するT161E3をM60汎用機関銃として制式採用された。

 発射機構は日本の64式小銃やH&K社HK416と同様のショートストロークピストン方式を採用したガスオペレーション方式で閉鎖機構はターンボルト方式を採用している。フルオートのみのオープンボルト方式で、給弾は、ベルト給弾方式で連続射撃により銃身が過熱する際の冷却方法としては空冷式を採用しているが、連続射撃の際は200発程度で銃身をスペア銃身に交換するのが通常である。部品の多くはスチール板をプレス成型したもので一部に耐久性の高いプラスチックも使用している。

 1957年に制式採用されたM60は、その直後に始まったベトナム戦争に投入される。弾薬消費量の多さから兵士からは「豚」という愛称が付けられたという。M60の運用は基本的に射手と弾薬手のチームで運用されるが、ベトナム戦争映画のように一人で運用する場合もあった。実戦に投入されたM60は精密な構造のため装填不良、軽量化のため各パーツの変形等の問題が多発していた。M60は基本的に標準装備されている二脚を使用するが、この二脚は銃身に装着されているため銃身交換時には二脚を取り外さなければならないというのは構造的な欠陥であったため、改良型では二脚はガスチューブに装着されるようになった。

 M60は、当初、スプリングフィールド造兵廠で限定的に生産されたが、のちにサコ―ディフェンス社で生産され、米国以外でも制式採用されている。現在でも運用されているが米軍では新型軽機関銃に更新予定である。総生産数は約22万5,000丁である。

 

バリエーション

03_M60E3
(画像はwikipediaより転載)

 

B,C,D型(主にヘリコプター搭載用)

 M60Bはヘリコプター内から射撃するためのモデルで二脚とストックが取り除かれている。1960年代から1970年代に少数が配備されたもののすぐに完成度の高いM60Dに変更されている。M60Cはヘリコプターに実装するためのモデルで射撃は操縦者によって行われる。M60Dは所謂「ドアガン」でヘリコプター機内から射撃するためにヘリ内部のマウントにより固定され、円滑に給弾を行うためにメタルループを採用、カートキャッチャーも装備されている。

 

E型

 E1は、オリジナルのM60の欠点であった二脚の設置位置をバレルからガスチューブに変更している他、いくつかの改良が施されている。E2は戦車や装甲車等に搭載する車両同軸機銃モデルで車載のためストックが排除され、トリガーは電気式、発射ガスが車内に残らないようにガスチューブによって銃口下部から排出されるように変更されている。E3は1980年代に製作された歩兵用火器としての改良型で軽量化が図られた他、二脚の設置位置がガスチューブに変更、キャリングハンドル、フォアグリップの設置、両利きに対応するように改良されているが、軽量化のため銃身の耐久性が低下している。E4は1990年代に開発されたE3のショートバレルバージョンで内部構造にも改良が加えられた結果、信頼性が向上、米国海軍もMk43mod0として制式採用している。E6はM60シリーズの最新の改良型でM60に比べて約1kg軽量化された上、キャリングハンドルと新型の二脚、レイルシステムを装備している。2014年にデンマーク陸軍に制式採用された。

 

 これら以外にも民間用にしたM60セミオートバージョン等も存在する。

 

M60機関銃(トイガン)

 

概要

 トイガンでは1987年にJACがガスガンでモデルアップ、1988年には同様にガスガンでアサヒファイアーアームズがM60E3モデルをモデルアップしている他、1995年にはTOPが電動ガンでモデルアップしている。近年ではSTAR、A&K等海外メーカーからも発売されている。

 

まとめ

 

 M60機関銃は第二次世界大戦において歩兵支援火器の不足を痛感した米軍によって「痛めつけられた」ドイツ製機関銃FG42、MG42を基に開発が開始された。1950年代に完成、ベトナム戦争で実戦デビューした後、現在まで使用され続けている息の長いモデルである。当初は作動不良や故障に悩まされていたものの、兵器としては非常に有用であったようだ。日本でも特にベトナム戦争映画によって多くの人に知られるようになった。

 

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