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MEUピストル

 

 MEUピストルとは海兵隊遠征部隊が採用しているピストルだ。海兵隊遠征部隊については詳しく説明していると長くなってしまうので簡単に説明すると戦闘部隊と支援部隊を一つのユニットとして海兵隊遠征部隊としている。これが最小ユニットで、そのユニットを複数集めることで海兵隊遠征旅団、海兵隊遠征軍等と部隊の規模を自在に拡大縮小できるようにしたものだ。詳しくは【アメリカ海兵隊】米海兵隊独自の組織「MAGTF」とは。。。を参照しておくれ。

 その最小単位である海兵隊遠征部隊で制式採用したのがMEUピストルで、このピストルはM1911A1をベースに海兵隊が高度なカスタムを施した銃だ。外観上はオリジナルとそれほど変化がないようだけど、実はかなりカスタムされている。これも詳しくは【実銃】『MEUピストル』米海兵隊遠征隊が使用する高性能ガバメントを参照しておくれ。

 

東京マルイ MEUピストル

 そのMEUピストルをガスガン化したのがこの東京マルイのMEUピストルである。外観は、いろんなブログ等のレビューで書いてあるので、詳しくは書かないけど、まず、私が一番驚いたのは、東京マルイ独特のおもちゃ的な(まあ、おもちゃなんだけど)安っぽさがない。WAのガバを初めて見たときは、そのスタイリングのよさに感動したけど、マルイのMEUピストルはそれ以上!ヒケもないし、エッジはシャープだし、スライドのガタツキ等も全く無い。パーティングラインは完璧に処理されているし、3ホールトリガーのメッキも上出来。

 特に感動したのはマガジンにかけられている硬質メッキ。こういう色はシャンパンゴールドと最近ではいうのか、色の良さと肌触りに感動。亜鉛ダイキャストの感触が気に食わなかった私としてはとてもうれしい。

 

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 と、ついつい長々と書いてしまったが、持っていてワクワクする銃だ。外観上の唯一の難点は、グリップだろう。自慢の3ピースグリップも安物感がミエミエで頂けない。おまけに強くグリッピングするとグリップの後ろの角が右手に食い込み結構痛い。・・・ということで、グリップのみパックマイヤーのGM-45CSに変更(GM-45Cは持ってない;)

 私が一番驚いたのは実射性能。とにかくマルイの銃は当るという話は聞いていたけど、実はマルイのガスガンを買うのは20年位前にハードボーラーを買ったのが最後。ハードボーラーも当時の水準からすればよく当ったが。

 

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 まあ、とにかくガスと使いまわしのBB弾を5発装填して命中精度を試す。壁に銃を押し当てて、できるだけぶれない状態にして、5m先のターゲットに打ち込んでみる。と、ワンホールショット?すげー2cm位にはまとまってる・・・。5mで2cmかよ・・・。それも使いまわしのボロBB弾で・・・。

 これが高精度のBB弾だったらどうなるんだ?さらにバレルとバルブをカスタムしたら・・・5m先のBB弾でもヒットできそうな。後に付属のBB弾で撃ってみたらフリーハンドでも5mで3cmを叩き出した。本当によく当る。

 

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 鑑賞派の私が太鼓判を押す外観、信じられないような命中率・・・多分今あるガスガンの中で最高のものじゃないかと思う。敢えて欠点を探すとしたら、プラの安物感丸出しのグリップとシングルカラムマガジンということで冬場はちょっと厳しいかも・・・。

 

【欠点】購入後半年が過ぎ欠点も見えてきた

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 買ってからすでに半年近く過ぎた。今日まで5ヶ月間使ってみた感想を書いてみたい。例によって外観や細かいメカニズムはいろいろな方が書いているので割愛して、今回は特に買おうかどうか迷っている人が一番気になるMEUピストルの欠点を探し出してみることにした。外観や性能面では目立った欠点というものはないのだが、それ以外の欠点が一つ。このMEUピストルはとにかく「軽い」のだ。

 東京マルイはHW材は使用しない。このために他のモデルガンメーカーのようにHWを使用しているメーカーの銃、特にWAのMEUピストルと比べると圧倒的に軽いのだ。ただ箱出しで持ってみるとそれほど軽いとは感じない。これは何故かというとグリップ内に信じられないくらい大きな錘が入っているからだ。この錘により重量も700〜800g程度になっている。だから箱出しの状態で使用するという人にとっては全く問題の無い欠点かもしれない。

 しかし私は前述のようにグリップが気に入らずに交換してしまったためとにかく軽くなってしまった。これは本当に残念な欠点だ。M1911は文鎮のように重い銃なのだ。それがこうも軽いとは。。。(涙)。そしてもう一つ、バレルがショートリコイルしないのだ。ショートリコイルとはまた説明すると長くなってしまうが実銃のガバメントにあるメカニズムでスライドを引くとバレルがちょっとだけ上を向く。モデルガンやWAのガスガンでは再現しているのだが東京マルイのMEUピストルでは省略されてしまっている。どちらも射撃性能には関係ないのであくまでもオタク的なこだわりなのだが。。。でも寂しいなぁ。

 

まあ各人の好みですかね

 この重量に関してはアルミスライド、バレルカバー等を付ければ解決するが、このパーツは法的にはかなり黒に近いグレーなパーツだ。そこらへんは【エアガン好き必読!】モデルガン規制とフルメタルエアガンの違法性についてに詳しく書いているので是非読んでもらいたい!!これはボク達の趣味を守るためには本当に大切なことなんだ。まあ硬い話は抜きにしてもアルミスライドにすると重量が増した分、スライドの動きが遅くなってしまうので今度は射撃時のリアリティが失われてしまう。この手のものは使用しないのが一番だ。

 ただこの重量に関しては私はモデルガン好きでリアリティに拘るタイプなのでこういうのを「欠点」と思ってしまうが、サバイバルゲーム愛好家にとっては何の問題もないかもしれない。なんだかんだでここらへんは各人の好みだろう。

 それ以外には長期間使用してみたが、特に欠点というものはない。命中精度は5mで2cm位と超良好だし、外観は鑑賞派の私が太鼓判を押す精密なもの。まったく個人的な見解だけど、このMEUピストルは、現時点でのガスブローバックガンとしての一つの到達点と言っていいだろう。

 多分、MEUにはいくら金をかけても大丈夫だと思う。・・・が、MEUは外装位しかカスタム出来ない気がする。内部パーツは完成しすぎていて、いじる部分が無い。

 

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