(画像はwikipediaより転載) 要約 九六式小型水上機は樋口良八郎技師を設計主務者として渡辺鉄工所(のちの九州飛行機)が開発した潜水艦搭載用の水上機である。初飛行は不明、全幅10m、最大速度233km/h、航続距離732km、7.7mm旋回銃1挺を装備する。木・金属混成の ...
タグ:日本海軍
【戦闘機】『零式艦上戦闘機』連合軍が最も恐れた戦闘機「ゼロ戦」
(画像は零戦21型 wikipediaより転載) 要約 零式艦上戦闘機、通称零戦は、堀越二郎技師の設計による三菱製の艦上戦闘機で1939年4月に初飛行、1940年9月13日に初空戦を行った。特徴は圧倒的な運動性能と20mm機銃という強力な火力で日中戦争から太平洋戦争初期には威 ...
【航空母艦】『大鳳』わずか3ヶ月半で撃沈された重装甲空母
(画像はwikipediaより転載) 要約 大鳳は1944年3月7日に竣工した日本海軍の航空母艦で排水量29,300トン、全長261m、最大速度33ノット、航空機53機を搭載できる。飛行甲板に装甲を施した空母で、これにより重心位置が上昇したため艦内甲板は翔鶴型より1層減らしてお ...
【航空母艦】『蒼龍』バランスの取れた中型航空母艦
(画像は空母蒼龍 wikipediaより転載) 要約 蒼龍は1939年11月5日に竣工した日本海軍の航空母艦で排水量15,900トン、全長228m、最大速度35ノット、航空機73機を搭載できる。ワシントン海軍軍縮条約の枠内で建造計画がスタートしたがその後日本が条約を脱退したため ...
【もしも】栗田艦隊がレイテ湾に突入していたら
(以下画像はwikipediaより転載) 要約 レイテ沖海戦で栗田艦隊はレイテ湾に侵入直前で反転したが、突入していたところで満身創痍の日本艦隊は万全の体勢で待ち受けている米戦艦部隊や航空機の集中攻撃を受けて壊滅する。この反転が問題となるのは戦艦大和の戦闘力を ...
【航空母艦】『海鷹』終戦まで輸送任務に活躍した商船改造空母
(画像はwikipediaより転載) 要約 海鷹は1939年に貨客船あるぜんちな丸として竣工、1941年に海軍に徴庸された。排水量13.600トン、全長167m、最大速度24ノット、航空機24機を搭載できる。1942年に特設輸送船としてミッドウェー攻略戦に活躍するが1942年12月に海軍 ...
【航空母艦】『千歳型』空母に改装され2回の海戦で撃沈された水上機母艦改造空母
(画像は水上機母艦千歳 wikipediaより転載) 特徴 千歳型は日本海軍初の水上機母艦として建造された艦であった。排水量11,000トン、全長193m、最大速度29ノット、航続距離11,000海里、航空機30機を搭載できる。1940年に千代田は甲標的母艦として改装、1943年には ...
【航空母艦】『龍鳳』輸送任務に活躍した瑞鳳型の準同型艦
(画像はwikipediaより転載) 要約 龍鳳は日本海軍の航空母艦で排水量13,260トン、全長216m、最大速度26ノット、航続距離11,340海里、航空機31機を搭載できる。竣工は1942年11月28日で軍縮条約の抜け道として潜水艦母艦として建造、有事の際には航空母艦に改装でき ...
【航空母艦】『瑞鳳型』複雑な変遷を経て竣工した艦隊型軽空母
(画像はwikipediaより転載) 要約 瑞鳳型は日本海軍の航空母艦で排水量11,200トン、全長206m、最大速度28ノット、航続距離7,800海里、航空機30機を搭載できる。1番艦瑞鳳は1940年12月27日に竣工、同型艦は2隻(厳密には5隻)である。1942年5月の珊瑚海海戦で祥鳳が ...
【起重機船】『さんこう』戦艦大和建造に活躍した現役起重機船
(画像はwikipediaより転載) 要約 さんこうは1923年7月10日に竣工した起重機船である。排水量5,011トン、全長82m、最大速度は8ノット、つり上げ能力350トンである。英国コーンワンズ・シャルドン社が製造して日本で組み立てられた。戦艦大和の建造や終戦時の戦艦の解 ...
【輸送艦】『第一号輸送艦』戦争後期に大量建造された強行輸送艦
(画像はwikipediaより転載) 要約 太平洋戦争開戦後に計画、設計され後期に実戦に投入された強行輸送艦である。排水量1,500トン、全長96m、最大速度22ノット、航続距離3,700海里、40口径12.7cm砲連装1基、25mm機銃3連装3基等の武装がある。同型艦は21隻で16隻が撃沈 ...
【輸送艦】『二等輸送艦(SB艇)』戦争後期に大量建造された高性能輸送艦
(画像はwikipediaより転載) 要約 二等輸送艦(陸軍ではSB艇)太平洋戦争の中期に輸送艦不足から短期間に設計、ブロック工法で終戦までに69隻が建造された。1番艦の竣工は1944年3月8日で排水量810トン、最大速度16ノット、航続距離2,700海里、40口径8cm単装砲1基、25 ...
【戦艦】『河内級』のちに標的艦摂津として有名になる日本初ド級戦艦
(画像はwikipediaより転載) 要約 河内級戦艦は1912年に竣工した日本初の弩級戦艦であった。排水量20,800トン、全長152m、最大速度20ノット、主砲は50口径30.5cm連装砲2基、45口径30.5cm連装砲4基で配置は前後に2基、左右舷側に2基ずつの合計6基が設置される形式であ ...
【わかりやすく解説】陸軍悪玉論と海軍善玉論とは何か
(画像は戦艦大和 wikipediaより転載) 要約 そもそも陸と海では海の方がロマンチックなイメージがあり印象が良い。そして当時の国民にとって陸軍は身近で徴兵で行った人も多い。これに対して海軍は距離が遠く行った人数も少ない。どちらも同じ位厳しかったが ...
【戦艦)】『敷島級』日本海海戦で高性能を発揮した世界最強戦艦
(画像はwikipediaより転載) 敷島級戦艦は1900年から1902年にかけて竣工した戦艦である。建造は英国アームストロング社をはじめとする数社で、当時としては最新鋭、世界最強の戦艦であった。この戦艦4隻を中心に日本海軍は日露戦争を戦い抜き、日本海海戦で大勝利を挙 ...
【戦艦】『富士級』太平洋戦争終戦まで活躍した日本初の近代戦艦
(画像はwikipediaより転載) 要約 富士級戦艦はイギリスのロイヤル・サブリン級の改良型で、日本初の近代戦艦であり、当時の新鋭戦艦であった。同型艦は2隻で一番艦富士は1897年に竣工した。2隻とも日露戦争で活躍するが八島は1904年旅順港沖合で触雷して撃沈した。 ...
【巡洋艦】日露戦争に活躍した装甲巡洋艦たちのその後。。。
(画像は浅間 wikipediaより転載) はじめに 装甲巡洋艦とは、巡洋艦が重軽に分類される前に存在していた区分で、戦艦に比べて軽量、高速である巡洋艦をある程度重装甲とした艦種である。妙にふわっとしているが、艦種分類はその時代と国によって異なっており、明 ...
【戦史】『米本土爆撃』藤田信雄中尉と伊25潜水艦の戦い
(藤田信雄中尉と零式小型水偵 画像はwikipediaより転載) 要約 1942年4月18日のドーリットル隊の東京爆撃の報復として計画されたのが潜水艦搭載水上機による米本土爆撃である。1942年9月9日、伊号第25潜水艦から発進した藤田信雄飛曹長、奥田省二二飛曹搭乗の零式 ...
【戦闘機】『零戦62・63型』企画倒れ?急降下爆撃型零戦
(零戦62型 画像はwikipediaより転載) 要約 零式艦上戦闘機62/63型は零戦52型のエンジンを栄31型に換装した機体で爆弾投下装置が装備され戦闘爆撃機としての運用が想定されていた。最高速度は52型より遅い543km/hでエンジンの信頼性も低かった。これらから実戦に ...
【第二特務艦隊】地中海で活躍した帝国海軍護衛艦隊
(第二特務艦隊旗艦明石 画像はwikipediaより転載) 要約 第一次世界大戦が勃発すると日本は連合軍として参戦する。英国にシーレーン防衛を要請された日本は戦争初期に手に入れたドイツ権益を英国が承認するという条件の下、地中海に船団護衛用の第二特務艦隊を派 ...
【戦闘機】『零戦54/64型』わずか2機だけ製作された最強の零戦
(零戦52型 画像はwikipediaより転載) 要約 零戦54/64型は1945年に初飛行した零式艦上戦闘機最後の改良型である。エンジンを栄から金星に換装、最高速度は590km/h、20mm機関砲2門、13mm機関砲2門を装備する。試作機が2機製造されたが量産前に終戦となった。 ...
【終戦後の空戦】1945年8月18日、名門横須賀航空隊最後の空戦
(紫電改 画像はwikipediaより転載) 要約 1945年8月15日の玉音放送の後にも日本上空で米軍と海軍航空隊の空戦が行われていた。8月18日(または17日)に東京上空に侵入したB-32に対して横須賀海軍航空隊の零戦、紫電改が迎撃している。戦後数十年も経ているためも ...
【海防艦】『御蔵型海防艦』戦時量産型海防艦への過渡期を担った艦
(画像は淡路 wikipediaより転載) 要約 御蔵型海防艦は択捉型海防艦の設計を大幅に改良して誕生した海防艦である。択捉型の建造途中に設計が完了したため設計が反映できる艦から択捉型から御蔵型に変更された。大きな変更点は主砲に対空砲が装備されたこと、爆 ...
【海防艦】『占守型』戦前に建造された北方警備用の「軍艦」
(画像は占守 wikipediaより転載) 要約 占守型海防艦とは日本海軍が主に北方での漁船の警備、救難のために建造した排水量860トンの小型艦艇である。北方での活動を想定していたため、船体は耐氷構造で、解氷装置、暖房等が充実していた。速度は19ノットと遅いも ...
【海防艦】『択捉型』南方輸送船団護衛に活躍した「中途半端」な海防艦
(画像は wikipediaより転載) 要約 択捉型海防艦は太平洋戦争開戦前に計画、開戦後に建造された海防艦で基本設計は占守型海防艦と同じであり、違いは船首と舵の形状、爆雷搭載数が増えたこと等である。短期間の工期で建造するための設計の簡略化は不十分であっ ...
【海防艦】『帝国海軍 海防艦』日本の海を守った輸送船団の用心棒
(画像はwikipediaより転載) はじめに 海防艦とは沿岸防衛用の旧式艦の総称であったが、のちには護衛任務を主任務とする800〜900トンクラスの小型艦艇の名称へと代わっていく。初の新造海防艦は占守型でこれは北方警備を想定したものであった。その後、太平洋戦 ...
【工作艦】『明石』連合艦隊を支えた米軍第一攻撃目標
(画像はwikipediaより転載) 要約 工作艦明石は日本海軍で初めて工作艦として建造された艦であった。1939年7月31日に竣工した明石の能力は非常に高く、当時は国内にすらなかった貴重なドイツ製工作機械を多数装備していた。太平洋戦争中は主に海軍の拠点であったトラ ...
【模型製作】『1/700 ヤマシタホビー 駆逐艦 響』
駆逐艦 響 (以下画像はwikipediaより転載) 特型駆逐艦響は1930年に起工、1933年に就役した。太平洋戦争開戦後はフィリピン攻略作戦、バタビア沖海戦、キスカ島攻略作戦に参加。1943年には一旦トラック泊地に進出しますがソロモン海には出撃せずに内地に帰 ...
【模型製作】『1/700 フジミ模型 航空母艦 隼鷹』
航空母艦 隼鷹 隼鷹とは日本海軍の航空母艦である。排水量24,140トン、全長219m、全幅26.7m、最高速度25.5ノット。当初は日本郵船の貨客船橿原丸であったが、途中で空母に設計変更されて1942年5月に空母隼鷹として竣工した。初陣はミッドウェー海戦の陽動 ...
【本感想】一ノ瀬俊也『戦艦武蔵』歴史学者が武蔵を研究も若干迷走気味
戦艦武蔵 - 忘れられた巨艦の航跡 要約 本書は、前半と後半でテーマが異なり、内容が天皇の戦争責任等のデリケートな話になることから断定を避けるような書き方が多く著者の意見が分かりにくい。 内容は結構なボリュームであるが、結論も結局、人間というのは ...