(画像はwikipediaより転載)
要約
シグ・ザウエルP230は、1977年に発売されたSIG社製の中型オートである。モーゼルHScに影響を受けたと言われているだけに外観はHScのデザインに近い。ストレートブローバックを採用しており1995年前後より日本警察にも採用されている。
SIGP230(実銃)
性能(380ACPモデル)
全長 169mm
重量 500g
口径 9mm
使用弾薬 380ACP
装弾数 8+1発
完成 1977年
設計・開発 シグ・ザウワー社
開発
SIGP230は1969年に開発が開始され、1977年に完成した中型オートピストルである。基本的な構造はドイツのマウザーHScの影響を受けており、発射機構はストレートブローバック、シングル、ダブルアクションを採用した保守的な設計の銃で、1996年には安全性を向上させた改良型P232が発売されている。
ワルサー社のPPKに比べ全体的に若干大きく、デコッキングレバーはトリガー後方の左側面に右利きの射手であればちょうど親指に指がかかる位置に配置されている。スライドストップは無く、マガジンキャッチはヨーロピアンオート伝統のグリップ下部に位置している。ブルーモデルとステンレス製があり、ブルーモデルはスチール製のスライドとアルミ製フレームで構成されている。ステンレス製はP230SLと呼ばれる。どちらもポリマー製グリップが装備されている。
イギリス軍特殊部隊SASで採用された他、スイス警察、ドイツ警察で採用されており、日本でもSP、皇宮警察、機動捜査隊、銃器対策部隊で採用されていると言われている。日本警察に採用されたバージョンは32口径でマニュアルセイフティ、ランヤードリングが新設されている
SIGP230(トイガン)
概要
トイガンでは発売しているのはKSCのみ。モデルガンでもガスブロでも出している。1996年にガスガンで発売、2010年にモデルガンで発売した。モデルガンはP230JPモデルが、ABSとHWで販売されており、通常モデルもHWとABSがあったが、現在ではABSモデルのみの販売となっている。
SIGP230のガスガンも販売しているのはKSCのみである。ラインナップは多彩でP230がABSとHW、シルバーモデルの3種類が販売されている。さらに初期型のP230アーリー、P230JPがABS、HWP232もあり、バリエーションは豊富だ。KSCSIGP230は、KSCが初期にモデルアップしたガスガンで、細くて小さい中型拳銃のマガジンでガスを気化させるのは随分苦労したようだ。苦労の結果、発売したモデルは大ヒットとなった。
KSC P230JP ブラックHW ガスブローバック
性能
全長 169mm
重量 500g
装弾数 12発
1996年に最初のモデルが発売されているが、当初のモデルは現行のガスブロエンジンが誕生したばかりの時の製品であるので評判が悪い。本製品に関しては最新ロッドと初期ロッドでは全く別物であるので最新ロッドの新品で買うことを強くお勧めする。特筆すべきは命中精度が非常に高いことであろう。このサイズのガスガンとしては命中精度は非常に高い。但し、固定サイトのため着弾点の調整は出来ない。マガジンが非常に小さいため初速は50m/s強で他のガスガンよりもパワー、冷え共に弱いのが欠点である。
KSC P230JP HW モデルガン完成品
性能
全長 169mm
重量 400g
装弾数 7発
2010年に初めて発売されたP230のモデルガンである。元MGCの製造メーカーであっただけにモデルガンでの再現性は高い。近年のモデルガンなので発火性能も80年代以前のものに比べれば良いがガスブロほどではない。火薬の匂いとガスでは再現できない素早いスライドの作動が楽しめる。
まとめ
SIGP230/232はいかにもヨーロピアンオートという感じの無駄のないデザインが魅力的である。伝統的なマガジンキャッチ位置やスライドストップが無いというヨーロッパの中型オートの伝統を守っているシンプルな銃である。
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