
(画像はwikipediaより転載)
要約
XDM-40とは、1999年にクロアチアの銃器メーカーHSプロダクツが開発したポリマーフレームオートで米国のスプリングフィールドアーモリー社がライセンス権を得て生産しているモデルである。45ACP弾仕様、40S&W弾仕様等があり、装弾数は13発、15発と多い。米国では45ACP弾仕様が発売されてから人気が爆発しており、他にも世界各国の軍や警察が制式採用している。
XDM-40(実銃)
性能(4.5インチ)
全長 196mm
重量 885g
口径 10mm
使用弾薬 40S&W弾
装弾数 15発
完成 1999年
設計・開発 マルコ・ヴコヴィッチ / SFA社
開発

(画像はwikipediaより転載)
クロアチアの銃器メーカーHSプロダクツの技師、マルコ・ヴコヴィッチ率いるチームによりHS2000として開発されたポリマーフレームオートである。1999年に完成したHS2000は、クロアチア軍及び、クロアチアの法執行機関によって採用され、世界市場においても高評価を獲得していた。当然、米国でもHSの米国法人である「HSアメリカ」によって販売されていたが、これに目を付けたスプリングフィールドアーモリーがライセンス権を取得。米国においてXD(eXtreme Duty)ブランドとして発売した。本来、頭文字を取れば「ED」となるのであるが、いろいろ問題がありそうな頭文字なのでXDとしたのであろうか。
機構はストライカー方式、ショートリコイルを採用しており、スチール製のスライドとポリマーフレームで構成されている。スライドはスチールの上に酸化防止処置を施してある。スライドストップは左側にのみであるが、マガジンキャッチはアンビとなっている。本銃の特徴としてはサムセイフティが省略されている代わりに、トリガーセイフティ、グリップセイフティが装備されていることであろう。
上述のようにHS2000は、クロアチア軍、法執行機関が制式採用している他、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ軍、ドミニカ、マレーシア、インドネシア、タイ等、多くの軍隊で制式採用されている。米国では45口径仕様のXDMの発売によって人気を得ることとなった。
バリエーション

(画像はwikipediaより転載)
バリエーションは、オリジナルの4インチモデルで9mmパラベラム弾仕様(装弾数19発)、45ACP弾仕様(装弾数13発)、40S&W弾仕様(装弾数15発)の他、4.5インチモデル、5.25インチモデル、3.8インチモデル、タクティカル、装弾数5発の超小型モデルXD-S等が発売されている。2020年現在ではどうも9mm仕様はカタログ落ちしているようだ。
XDM-40(トイガン)
概要
モデルガンでの発売はなく、ガスガンでは2012年1月に東京マルイがガスブローバックモデルで40S&W弾仕様のXDM-40を発売している。
東京マルイ XDM-40 ガスブローバック
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性能
全長 230mm
重量 745g
装弾数 26+1発
スライド後部にコッキングインジケーターが再現されている他、トリガーセイフティ、グリップセイフティ共に再現されている。初速は70m/s前後と平均的で、命中精度は非常に高い。
まとめ
XDM-40の機構はストライカー方式にショートリコイル、マガジンはスチール製、グリップセイフティを装備している等、比較的保守的なデザインである。シングルアクションのみであるが、ストロークは比較的長く、トリガーセイフティ、グリップセイフティ等により安全性が確保されている。伝統と最新技術をうまく組み合わせたオートといえる。
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