(画像はwikipediaより転載)
要約
ジグザクデリンジャーは1860年にレミントン社によって発売された6連発ハンドガンである。金属カートリッジを使用するモデルで銃身は6本、DA機構を採用している。1年程度しか生産されておらず生産数は1,000挺であるため現在では大変なプレミアが付いている。
レミントン ジグザグデリンジャー
性能
全長 - mm
重量 - g
口径 22口径
使用弾薬 22ショート弾
装弾数 6発
完成 1860年
設計・開発 エリファレット・レミントン / レミントン社
開発経緯
レミントンジグザグデリンジャーはレミントン社の初期の製品で1860年に設計が完了、1861年から1862年までの間に製造された小型拳銃である。金属カートリッジを使用し、口径は22ショート弾、装弾数は6発である。非常に小さいため秘匿性に優れている上にペッパーボックスタイプで6発の連続射撃が可能である。
もっとも特徴的なのはリボルバーと異なり銃身が6本あり、その銃身が1発発射ごとに回転連射することである。未だにシングルアクション、パーカッション式リボルバーが主流であった1860年当時としては先進的な銃であった。
現在では貴重品
発射機構はダブルアクション方式で収納されているトリガーを引出し、それを水平に引くことでグリップ内にあるハンマーが落ちる。グリップ内にはリーフスプリングが内蔵されており、それがハンマーに打撃力を与える。トリガーを引くとバレル後方外面にある溝に凸型のピンがはまりトリガーの力によってそのピンが押されてその力によりバレルが回転する。
バレル先端の銃身と銃身の間の溝には申し訳程度のフロントサイトがありグリップ上部には傷と見間違えるようなV字型のリアサイトがある。6本のバレルの内、弾丸が発射されるのは一番下のバレルであるため銃身と照準線の間が広く命中精度は期待できないレベルであろう。
装填は銃身後部、リアサイト下のポートから行う。ブルーとシルバー仕上げ(鉄の地肌)、さらにそれらを組み合わせたデュアルトーンモデルがあり、グリップは硬質ゴムとアイボリーがある。
名称の由来はバレル後方外面にある溝の形状が「ジグザグ」であることに由来している。1861年から1862年までの間にわずか1,000丁しか生産されなかったため現存数は非常に少なく、現存が確認されているのは約140丁である。これらは数千ドルという高値で取引されている。
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