01_ワルサーPP
(画像はwikipediaより転載)

 

 中型オートを知っているだろうか?中型オートとはM1911ガバメントやベレッタ92F等より二回りほど小さいオートマチック拳銃のことをいう。最近では小型オートに分類する人もいるようだが、明確な定義はない。私はデリンジャーとか25口径のオートを小型拳銃と呼んでいるので大型拳銃と小型の間の大きさの拳銃を中型オートと呼んでいる。

 

中型オートとは。。。

 

 有名なものにワルサーPPK、ベレッタM1934、ベレッタM84等があるが、基本的に口径が9�丱轡隋璽板�度。程度とは漠然としているが決まりがないので明確に言えない。9×18マカロフ弾を使用するマカロフPM等も中型オートに入れてよいだろう。この中型オート、威力は大型拳銃に当然劣り、コンシールド性(秘匿性)は小型オートに劣るという非常に中途半端な存在と言えるかもしれない。

 しかしコンシールド性に優れ、そこそこの威力を持つ中型オートは、ショルダーホルスターやインサイドホルスター等で携行すれば外からは全く分からない。警視庁のSPもSIG P230JPという中型オートを使用している。

 

ベレッタM1934

02_ベレッタM1934
(画像はwikipediaより転載)

 

 

 ベレッタM1934は大戦以前の拳銃であり、最早アンティークに属する銃ともいえる。イタリアのベレッタ社が開発した中型オートの代表格である。低威力の380ACPを発射するため複雑なブローバック機構は採用せずにストレートブローバックとしている。これはほとんどの中型オートに採用されている機構で反動を緩衝するシステムが何もないので反動は直に来る。M1934は完成後にイタリア軍に制式採用されている。380ACPではるが当時としては十分な性能であった。デザインは独特のベレッタ社のデザインでスライド上部が大きく開いている。このM1934を戦後に改良して大型化したのがM1951でこれを基にダブルカラムマガジン、ダブルアクションにした上にたくさんの改良をしたのがベレッタ92Fとなっていく。

 

ワルサーPP/PPK

03_ワルサーPP
(画像はwikipediaより転載)

 

 

 ワルサー社が1929年に開発したダブルアクションオート。現在では何の変哲もない中型オートに見えるが、このPPの発明は革命的であった。そもそもこの時代にこれほど完成されたダブルアクションオートは存在しなかったのだ。さらにインジケーターやデコッキング機能という現在のダブルアクションオートが持っている機能は全て内蔵されている。古くても新しいオートなのだ。これを小型化したのがワルサーPPK、中型拳銃の中では一番携行性に優れていると思う。シングルカラムマガジンなので装弾数は少ない。

 

ベレッタM80シリーズ

04_ベレッタM84F
(画像はwikipediaより転載)

 

 

 ベレッタ社が戦後に開発した小型拳銃である。様々たタイプがあるが日本で一番有名なのはダブルカラムマガジンを採用したベレッタM84であろう。装弾数は13発と多いが扱いにくい銃のようで以外と評判が悪いと聞いている。グリップは多少太くなってしまっているが中型オートであるため太さは全く感じない。ゴツゴツしたデザインがなんだかステキな銃。

 

SIG P230

05_SIGP230
(画像はwikipediaより転載)

 

 

 有名なSIG社が1970年代に開発した中型オートである。ドイツのマウザーHScの影響を非常に受けている銃である。これはサムセイフティを取り付けたモデルが警視庁でも採用されている。ワルサーPPKより若干大型になるが、使用弾、装弾数はあまり変わらない。ワルサーPPKの元のモデルワルサーPPと同列の製品だ。PPKより大型のため多少は撃ちやすいだろう。最近の銃なのでデザインはかっこいい。

 

マウザーHSc

06_モーゼルHSc
(画像はwikipediaより転載)

 

 

 これはマウザー社がワルサーPPに触発されて開発した中型ダブルアクションオートである。ホルスターからの出し入れに便利なように三角形のトリガーガードを採用したり、ハンマーをスライドで覆い服などに引っかかりにくくしている上に生産性を考慮して直線でのデザインを行う等、モーゼル社独自の工夫もされている。人気があったため生産は1977年まで行われた。

 

マカロフPM

07_マカロフPM
(画像はwikipediaより転載)

 

 

 マカロフはロシア製の拳銃でデザインはワルサーPPの流れを組んでいる銃だが、デザインはロシア流だ。1951年にソビエト連邦軍に制式採用された銃である。それまでの制式拳銃であるトカレフTT33に比べるとカートリッジの威力が弱くなっているが、これは第二次世界大戦の経験によってもう拳銃に威力は必要ないとソビエト軍部が判断したためである。実際は戦場でも威力のある拳銃は必要であり、その後に強装弾に対応したモデルも開発されている。トカレフTT33同様に無骨で無駄がないデザインである。ネジはグリップを留めるためのネジ1本のみである。基本的にはPPのコピーであるが、スライドストップを採用する等独自の工夫もされている。

 

まとめ(まとまってないけど(汗))

 

 6挺の中型オートのうち、P230、HSc、マカロフはどれもPPから派生したモデルなのでどことなくデザインが似ている。マカロフはロシア製の拳銃でデザインはワルサーPPの流れを組んでいる銃だが、デザインはロシア流で妙に野暮ったい。まあこれは好みだけどね。生産効率と実用性を高めたのがHSc、近代化したのがP230といったところか。

 この4挺の中では最古のPPがデザイン的には一番洗練されていると感じる。一番撃ちやすいのは重量があるマカロフだろう。ベレッタは独自のデザインでM1934は古風な美しさがある。サイドアームとして携帯したらカッコいいと思うけどちょっと大きすぎる。M80系は大きさが中途半端な気がするなぁ。どういう用途があるのだろう。

 結論としてはワイはM36チーフスペシャルがいいと思う。装弾数は5発と少ないが携行性に優れ38スペシャルという強力なカートリッジを発射することができる。ということでチーフスペシャルが優勝!

 

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