(画像はwikipediaより転載)
要約
マテバ2006Mとは、イタリアのマテバ社が1990年に発表したリボルバーである。最大の特徴は銃身がシリンダーの下部に位置しており、シリンダー下部のカートリッジが発射される構造になっている。このため反動が非常に低く抑えられ、トリガーもスムーズであるため命中精度は高い。
マテバ2006M(実銃)
性能(4インチ)
全長 187mm
重量 1,070g
口径 38口径
使用弾薬 357マグナム弾、38スペシャル弾
装弾数 6発
完成 1990年
設計・開発 エミリオ・ギゾーニ / マテバ社
開発
1985年、イタリアマテバ社の設計主任エミリオ・ギゾーニによって設計開始、1990年より発売されたリボルバーである。最大の特徴は通常のリボルバーは、回転するシリンダー最上部に装填されているカートリッジから順番に発射されるが、このマテバ最下部にあるカートリッジから発射される。このようにすることでカートリッジは銃を握っている手に近い位置で発射されるため銃が跳ね上がるのを防ぐことができると考え設計されたものである。
さらに銃身上部には反動の軽減のためバレルウェイトが設置されており、追加でウェイトを装着することも可能である。このため反動は非常に低く抑えられており、357マグナムの反動は9mm弾程度、38スペシャル弾の反動は22口径程度とまで言われている。トリガーは非常にスムーズで重さを調整することも可能である。
欠点としては、銃身とサイトが離れてしまったため照準軸と射線軸の幅が大きく命中精度にも悪い影響を与えていることや、シリンダーストップのスプリングが強すぎるためシリンダーを傷付け、同時にシリンダーストップの摩耗も激しくなることが挙げられる。これに対してはシリンダーにビニールテープを貼ることで対応しているユーザーもいる。
独特の形状でありシリンダーのスイングアウトも上部に回転するため通常のリボルバーに慣れた射手には使い勝手が悪いがコレクターズアイテムとして人気が高い。グリップと銃身はユーザーが自身で交換することが可能でグリップは4種類、2インチから6インチまで8種類の銃身が用意されている。のちに7連発仕様の2007M、44マグナム仕様が発売されている。
マテバ2006M(トイガン)
概要
マテバはマルシン工業からガスガンで発売されているのが唯一のモデルアップである。8mmBB弾モデルと6mm弾モデルがあり、現在は6mm弾モデルのみである。材質はABS、HW、シルバーモデル、ディープブラックモデルが発売されている。
マルシン マテバリボルバー/6mm/X/SV/4インチ/ブナ製木グリ
マルシン マテバリボルバー/6mm/X/SV/4インチ/ブナ製木グリ
性能
全長 265mm
重量 860g
装弾数 6発
マルシン製ガスリボルバー。6mm弾モデル。初速はバレル長によって異なるが60〜80m/s前後である。命中精度は決して良くないが、外観の完成度の高さは秀逸。特に木製グリップの出来の良さは素晴らしい。欠点としては、命中精度が悪いこととガス漏れが指摘されている。現行ロッドはどうなのかは分からないが、購入時には確認することをお勧めする。余談だが、フリーダムアートから散弾カートが発売されている最大6発を1発のカートに装填して一度に発射することが出来るものでもちろん弾数が増えればパワーは弱まるが面白い。
まとめ
マテバ2006Mは、外観から「色物」的な位置づけでみられることが多いが、実銃は独特の形状であるため慣れが必要であるが、命中精度は非常に高く反動の少ない銃である。但し、構造上、本体が大型になってしまい取り回しがしにくいという点はある。ユーザーによっては名銃と評価も高い。
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