【管理人日記】#09 80年振りに零戦32型の生産が始まったらしい : トイレで読む向けブログ

スローフードを食べると強制的にスローライフとなる

　パンが無いならケーキを食べればいいじゃないの！
おはようございます。管理人です。画像は朝食。ほぼ全く同じものを食べている。完全自炊の私としては毎日献立を考えるというのは面倒なんだ。故に一番バランスが良く腹持ちがよく、そして飽きない食事ということで考えたのが画像の朝食なの。

　それと同じ食事を摂るというのはもう一つ理由があって、これはオタクにありがちなんだけど、私は自分の食事や体重、運動量その他を毎日丹念に記録している。毎日Excel（実は無料のExcelもどき）に記録する時に同じ食事の方が記録が早く終わるから。しかしそれでも画像の食事を作るのって時間がかかる。弁当も昼用、夜用と2食作らなければならないので食事を作るだけで1時間以上かかってしまう。スローフードというのは食べる時間だけじゃなくて作る時間もかかるんだ。

零戦32型

　今日、たまたまニュースで見たんだけど米国「MILITARY AVIATION MUSEUM」で零戦32型が完成しそうだそうな。これはリバースエンジニアリングで完成すれば実際に飛行することが可能という。リバースエンジニアリングというのは実機、またはその部品を正確に再現することで同じ機体を製造する技術のこと。つまりは新しく製造するということだ。

　零戦32型は1941年7月14日に初飛行している。零戦は三菱重工業だけでなく中島飛行機でも製造されているンだけど、32型に関しては三菱のみだ。総生産数は343機で太平洋戦争開戦後の1942年6月頃から実戦に投入されている。海軍のエースパイロットである岩本徹三も瑞鶴戦闘機隊時代に2号戦に更新されたということを手記に書いている。2号戦とは零戦32型の初期の制式名称で二号艦上戦闘機の略だ。母艦戦闘機隊や最前線のラバウルに展開する台南空等に優先的に配備されたようだ。

　設計者は九六式陸上攻撃機、一式陸上攻撃機の設計で有名な本庄季郎技師で32型の特徴はまず翼端を50cm切落したこと。零戦21型は航空母艦のエレベーターに搭載する際に邪魔にならないように翼端を50cm畳めるようになっていた。32型ではそれを思いっきり切り落してしまった訳だ。さらにエンジンを栄21型という二速過給器付きのものに変更している。これにより馬力が100馬力ほど上がっているのだ。

　その他、機銃を九九式1号銃1型から1号銃2型に変更、装弾数が100発となった。しかしドラム弾倉であるために弾倉が大型化、翼下部に突き出てしまった。これらの改修により最高速度は10km/hほど上がったもののエンジンが大型化したために胴体燃料タンクが縮小して航続距離が短くなってしまった。さらに零戦の特徴である横の旋回性能も低下してしまったという欠点もあった。

　これは当時の古参搭乗員には嫌われたようだが、ドッグファイトから高速戦闘へと少し進んだ進化と考えることもできる。「一番好き―！」というパイロットもいるので好みが分かれるというところかな。それはそうとリバースエンジニアリングの32型。完成すれば344機目の機体ということになる。80年振りの製造というところか。それも米国の工場で。何か平和でいいな。

今日のアップ

　朝の記事は零戦の敵、SBDドーントレス。ミッドウェー海戦で日本海軍機動部隊に止めを刺した機体だ。TBDデバステーターの来襲で低空に降りていた零戦隊の隙を突いて高高度からの急降下爆撃を敢行。空母赤城、加賀、蒼龍が瞬時に大破してしまった。この戦果のためか米国では後継機のSB2Cヘルダイバーよりもドーントレスの方が人気があるようだ。

　このドーントレスは海軍だけでなく海兵隊でも運用されており、当時のパイロットからも低速であるものの扱いやすくヘルダイバーよりも評価が高かった。海兵隊に至っては終戦までドーントレスを使い続けていたンだ。対日戦の殊勲機ということで日本人としては微妙な気持ちになってしまうが、B-29も同様で飛行機は悪くないの。

　夜の記事はコルトM1847ウォーカーモデル。コルト社初のリボルバーM1836パターソンの改良型と言って良い。このパターソンに注目したテキサス陸軍及び米陸軍軍人であるウォーカー大尉がサミュエル・コルトに改良をアドバイス。パターソンが36口径5連発であったのを44口径6連発と強力になっている。

　しかし当時はまだ鋼鉄の技術はあったものの製品に使用するには高価であったため軟鉄を使用してる。このため大口径の圧力に対応するために大型化してしまった。その結果、重量は2kgととんでもない大型拳銃となった。さらに当時はカートリッジが開発されておらず、装填に時間がかかるため2丁携行するのが当たり前であった。つまりは4kgの銃を腰から下げている状態。当時の兵隊さんは大変だった（汗）。

　その他欠点としては火薬の詰め方に気を付けないと発射した際に他のシリンダーの火薬に引火、次々と誘爆を引き起こしシリンダーが爆発してしまうというお茶目な事故が起ったり、装填レバーが誤作動してシリンダーに干渉、シリンダーが動かなくなってしまう程度だ。弾が全く出なくなってしまうか全弾一気に爆発とまあ、中途半端ではない男らしい銃ではある。

　そんなこんなで今日も一日頑張ろう！
アスタ・ラ・ビスタ・ベイビー！