
(画像はwikipediaより転載)
要約
H&KG36とは、1996年にドイツ連邦軍に制式採用された自動小銃で5.56mmNATO弾を使用する。近未来的な外観はしているものの構造は保守的な設計となっている。同時に外装にはプラスチックを多用、マガジンも半透明にする等、最新の技術も取り込んでいる。
H&KG36(実銃)
性能
全長 999mm
重量 3,630g
口径 5.56mm
使用弾薬 5.56×45mmNATO弾
装弾数 30発
完成 1996年
設計・開発 H&K社
開発

(画像はwikipediaより転載)
ドイツ軍制式採用自動小銃G3の後継機として開発がスタート、H&K社は口径を5.56×45mmNATO弾としてHK50を開発、1996年にG36として制式採用された。作動方式はガスオペレーション方式でターン・ボルト・メカニズムが組み込まれている。特徴的なのはストック、ハンドガード、グリップを始めレシーバーや多くの内部パーツに強化プラスチックを採用したことであろう。これにより生産性や耐久性の向上に貢献している。
マガジンも半透明のポリマー製で残弾の確認が容易になっているが、同じ半透明マガジンを採用しているステアーAUGと異なり外側から薬室の付近まで見えるようになっている。照準器は1.5倍の光学照準器及び光学照準器上部に等倍のドットサイトが標準装備されていたが、寒冷地では曇ってしまうためのちにピカテニー規格の20mmレイルに変更されている。
欠点としては、高温地域、または連続射撃により銃身が過熱、命中精度が低下することが指摘されている。
バリエーション

(画像はwikipediaより転載)
銃身を短縮化したカービンモデルのG36K、さらに銃身を短縮化したG36C、輸出用モデルのG36V/G36KV、標準装備のダットサイトをピカテニー規格のレイルに置き換えたモデルであるG36A2/KA2、民間型にセミオートのみとしたHK243(293)、7.62×35mmの300 BLK弾仕様であるHK237、サムホールタイプの固定ストックを装備したSL8等がある。
H&KG36(トイガン)
概要
2002年12月12日に東京マルイからG36Cがスタンダード電動ガンとして発売、2009年12月16日には東京マルイからG36Kが次世代電動ガンとして発売されている。2011年9月15日には同じく東京マルイからG36Cカスタムが同じく次世代電動ガンとして発売されている他、電動ガンboysからスケールダウンしたG36C、同じくライトプロとしてフルスケールで対象年齢10歳以上用に低パワーモデルを発売している。2024年には電動ガンプラスとしてG36Cが発売されている。海外メーカーからはダブルイーグルから電動ガンが発売されている。
東京マルイ H&KG36Cカスタム 次世代電動ガン
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性能
全長 745mm
重量 2,930g
装弾数 50発
初速 87m/s前後
定価 49,800円
次世代電動ガンなので外観の再現度は問題なく、トップのピカテニー規格のレイルも削り出しとリアリティに花を添えている。Cモデルなので光学照準器は装備されていないが、拡張性を考えるとむしろこちらの方がよい。マガジンは半透明で内部には実弾が装填されている状態を再現したダミーカートリッジが内蔵されている。ストックも折り畳み式でチークピース(頬当て)も取り外し可能と使い勝手も良い。次世代電動ガンなので反動もあり、命中精度も高い。G36を求めているユーザーであれば本製品一択と言っても過言ではない。
まとめ
銃は弾丸が銃身を通過する際に強烈な摩擦により銃身が高温となる。特に高温地帯での連続射撃というのは銃にとってかなりの負担であることは間違いない。G36で指摘された高温地帯での命中精度の低下の問題はHK社は存在しないと主張しているもののプラスチックを多用した構造が原因である可能性は高い。
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