01_Cop_357
(画像はwikipediaより転載)

 

要約

 COP357は357マグナム弾を発射することができる小型護身用ハンドガンである。DAOで装弾数は4発、安全装置はない。単純な構造で非常に頑丈であるが重量がありトリガープルも重く、命中精度も悪く装填不良も多かったため商業的には失敗した。独特の形状から映画で使用されることが多い。

 

COP357

 

 

性能

全長 140mm
重量 454g
口径 38口径
使用弾薬 357マグナム弾
装弾数 4発
完成 1983年
設計・開発 ロバート・ヒルバーグ / COP社

 

概要

 COP357は、銃器設計者であるロバート・L・ヒルバーグによって設計された護身用ハンドガンである。1983年に特許を取得して開発者であるヒルバーグが創業したCOP社から発売された。COPとはCompact Off-duty Pistol(小型非番警察官)の略である。

 オールステンレス製でロストワックス製法により製造されており、全体的に丸みを帯びたデザインになっている。さらに表面はモリコートの処理によってコーティングされており滑らかで可動品もトリガー以外は露出していないため服等に引っかかるリスクは低く護身用としては有効である。

 全長140mmと小さいためグリップも通常のハンドガンのように親指以外の4本の指でグリップを握ることは難しく、サイトも申し訳程度についているのみである。構造は中折れ式で銃身先端下部にある蝶番を軸に薬室を跳ね上げることができるようになっており、カートリッジは上部から4発装填できる。

 ダブルアクションオンリー(DAO)で引き金を引くと内部のハンマーが起動同時に回転式ラチェットが回転して4発の内1発の撃針を打撃する構造になっている。反時計回りに発射されていき、万が一不発が起こっても再度トリガーを引くことで次弾を発射することができる。排莢はブレイクオープンすることで自動的に排出される。マニュアルセイフティ等の安全装置はない。

 

問題点

 使用弾薬はその名の通り357マグナム弾で38スペシャル弾でも射撃することが出来る。単純な構造である上に非常に頑丈であるが、本体重量が454gと重すぎることやトリガープルが非常に長くて重いこと、反動が激しいことから商業的には失敗したと言われている。

 しかし本体重量の454gというのは1983年当時で言えば、同時代の護身用リボルバーであるS&WM36の重量が550gであることを考えると決して重いとはいえず、トリガープルの重さも安全装置を兼ねているため意図的に重くしており、DAリボルバーに慣れた当時の警察官からしてみればそれほど負担にもならないだろう。反動に関しても肯定的なユーザーも存在する。

 上記の問題点は評価の別れるところではあるが、COP357のユーザーのほとんどが指摘するのは命中精度と信頼性の低さである。命中精度は絶望的に低く、極端に弾丸があらぬ方向に飛んでいくフライヤーも発生する。さらに弾薬によっては不発もあり信頼性が低いというのは大方の一致する見解である。

 独特のデザインで映画『ブレードランナー』『マトリックス・リローデッド』等で使用されているものの前述のように商業的には失敗で、1990年にアメリカン・デリンジャー社に製造権が譲渡されたが現在では生産されていない。アイバー・ジョンソン・アームズ(Iver Johnson Arms)が製造権を入手したという情報もあるが確認できない。バリエーションとしては22WMRモデルが存在する。

 トイガンとしてはマルシンからガスガンが発売されている。

 

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