
(画像はwikipediaより転載)
要約
ウッズマンは1915年にコルト社から発売した22口径ピストルである。設計はジョン・ブローニングでストレートブローバック方式を採用している。完成度は高くオリンピックでウッズマンを使用して優勝した選手もいたほどの銃だ。1976年製造終了。
ウッズマン(実銃)
性能
全長 269mm
重量 795g
口径 22口径
使用弾薬 22LRmm
装弾数 10+1発
完成 1915年
設計・開発 ジョン・ブローニング / コルト社
概要

(画像はwikipediaより転載)
ウッズマンはコルト社が1915年に発売した22口径ピストルでコルト社の大ヒット作となり、多くのバリエーションが展開された。発売当初は「コルト・オートマチック・ピストル・ターゲットモデル」という名で発売され、1927年からウッズマンと改名された。基本設計はM1911の設計者として有名なジョン・ブローニングによる。全長269mm、重量795gで装弾数10発でストレートブローバック方式を採用しており、1977年(1976年説あり)までに約65万丁が生産された。
このウッズマンには様々なバリエーションがあるが、大きく1915〜1944年までに製造された前期モデルと1947〜1976年までに製造された後期モデルに分けられる。資料によって多少次期が異なるが1944〜1946年までは生産されていない。
バリエーション
1947年、ニューウッズマン・ターゲットが発売された。口径は22口径、6インチバレルと4.5インチバレルの二種類である。1950年にはチャレンジャーモデルが発売されたが今ひとつ人気が無く5年で生産中止された。1955年ハンツマンモデル発売。細部の修正が行われたが基本的にはウッズマンモデルと変わらない。1969年まで生産が続けられた。
1959年にはモデルターゲットマンが発売された。銃身のバリエーションは6インチと4.5インチでグリップはウォールナット製となった。
マッチ・ターゲットモデル

(画像はwikipediaより転載)
1938年にはマッチ・ターゲットモデルが発売された。このマッチ・ターゲットモデルは1938年に生産されたものをファーストモデル。1948年にモデルチェンジしたものをセカンドモデル、1955年以降のものをサードモデルと呼ばれている。
グリップは手にフィットするクルミ材で作られ、銃身にはバランスウェイトが設けられた。命中精度もかなり高く、オリンピックでこのモデルを使用して優勝した選手もいたという。
『キノの旅』では主人公のサイドアームとして登場している。
意外に高性能な22LR
22口径というと非力なカートリッジという風に思われるだろう。実際、45口径や9mm等の大口径カートリッジに比べると非力さは否めない。しかし22LRは貫通力が強く射程距離が長い。特に22口径の特性として、命中した場合、抵抗の無い部分を選んで進んでいくというものがある。だから狩猟の際、意外に獲物を一撃で倒してしまったりすることもある。
ウッズマン(トイガン)
トイガンでは70年代前後は人気のある銃だったため、モデルガンでは様々なメーカーが発売している。1976年に六研が真鍮製のマッチ・ターゲットモデルを発売、さらにMGC、コクサイ、マルシンが発売している。その他エアガンまで含めると発売したメーカーは把握できない程だが、現在でも入手可能なものはMGCの金型を買い取ったといわれるCAW製品くらいだろう。
クラフトアップルワークス ウッズマン ショートバレルカスタム モデルガン完成品
クラフトアップルワークス ウッズマン ショートバレルカスタム モデルガン完成品
旧MGCの金型を受け継いだといわれるCAWのウッズマン。上記のものはショートバレルカスタム。『ワイルド7』の飛葉の愛銃を意識したカスタムだろう。
Fullcock Realfoam Water Gun 第6弾 ワイルド7 / 新ワイルド7 ウッズマン 飛葉モデル デラックスセットA
Fullcock Realfoam Water Gun 第6弾 ワイルド7 / 新ワイルド7 ウッズマン 飛葉モデル デラックスセットA
『ワイルド7』の飛葉モデル。完成度は高いが「水鉄砲」なので注意。逆に値段も安価であり気楽に遊べるのはメリットだろう。
まとめ
22口径の銃には独特の存在感がある。特にターゲットモデルは精密機械としての機能美といえる美しさがある。コルトウッズマンはシャープなスタイルと高性能でその極致といっていい。大型拳銃とはまた違った魅力がある。
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