コルトアナコンダ
(画像はwikipediaより転載)

 

要約

 アナコンダはコルト社が1990年に発売したコルト社初の44マグナム弾を使用するリボルバーである。新規に開発されたAAフレームを使用、パイソンと同じく銃身上にベンチリブを装備している。日本ではマルシンが製品化しているのでガンファンにとっては有名である。1990年に発表されたが1999年に生産終了。カスタムショップでの販売も2003年に終了した。

 

アナコンダ(実銃)

 

 

性能

重量 1,500�圈�6インチ)
全長 295mm6インチ)
銃身長 153mm(6インチ)
使用弾薬 44スペシャル 44マグナム 45コルト
機構 ダブルアクション
装弾数 6発

完成 1990年
設計・開発 コルト社

 

概要

 1990年に発売されたコルトアナコンダはコルト社初の44口径マグナム弾を使用する大型リボルバーである。44口径マグナム弾を使用するリボルバーとしては1956年にS&WがM29を発表。さらに競合しているスタームルガー社も1956年にブラックホークを発表した。コルトアナコンダはこれらからおよそ30年遅れの発売であった。

 特徴はパイソンと同様に銃身上にベンチリブ、銃身下にアンダーラグを持つことである。アンダーラグは反動を抑制するためには非常に有効であり、一時期、S&Wのリボルバーは全てアンダーラグを装備していた。これに対してベンチリブは一応、銃身の過熱による蜃気楼を防ぐための装備であるが、実用上ほとんど意味がないと言われている。敢えてベンチリブを装備したのはパイソンの人気にあやかるためであるかもしれない。

 このアナコンダは、発売当初は工作精度が悪かったがすぐに修正されている。フレームは新規に製作されたAAフレームで、当初よりスチール製モデルはなくステンレス製のみである。表面仕上げはマット仕上げであるが、のちにカスタムショップで製造されたモデルには鏡面仕上げのモデルも存在する。バリエーションは、4、6、8インチ銃身モデルのみである。

 1993年には45ロングコルト弾を使用するモデルも発売されたが、アナコンダはあまり人気はなかったようで、発売から9年後の1999年にはどちらも製造が中止されている。1999年以降は、コルトカスタムガンショップで受注生産のみ受け付けていたがこれも2003年で終了した。

 コルト社は1993年にアナコンダの特別モデルとしてコディアックを発売した。アナコンダとの違いは、マグナポートが標準装備され、シリンダーはノンフルートとなっていることである。2,000挺あまりが製造された。「コディアック」とはアラスカに生息するヒグマで、これによってコルト社リボルバーの命名の長年の伝統であったヘビさんシリーズからクマちゃんシリーズに変更されることとなった。

 

コルトリボルバーのメカニズム

 コルト社のリボルバーのメカニズムにはメインスプリングの形状から大きく二系統が存在する。一つは20世紀初頭に完成したリーフスプリングと呼ばれる板バネの力でハンマーを動かすタイプ、もう一つが1953年に発意倍されたトルーパーから採用されているメインスプリングにコイルスプリングを採用したモデルだ。

 アナコンダは外観はベンチリブにアンダーラグとパイソンに近い形状をしているためパイソンの44口径モデルと誤解されそうであるが、パイソンは旧来のリーフスプリングを使用した旧来の作動方式を採用しているのに対してアナコンダはトルーパー以降のコイルスプリングを採用しているためトルーパーの44口径モデルという方が自然だ。

 

アナコンダ(トイガン)

 

 トイガンではマルシンが2001年に8mmBB弾仕様の6インチモデルを発売、2002年に4インチ、8インチモデルを発売している。その後6mmBB弾仕様モデルが発売されているのが唯一のトイガン化である。現在でも販売が続いている息の長いモデルで、現在流通しているのは6mm弾仕様のみである。余談であるが、当初のものの一部(主に8インチモデル)は、ハイパワーであり、現在では準空気銃に指定される恐れがあるので注意が必要である。

 ロングラン商品であるので幾度も改良が行われているが、構造的にはグリップ内にガスタンクを持ち、そこからフレーム内のガスルートを通ってシリンダー内のBB弾を発射するというシンプルなメカニズムである。

 

マルシン アナコンダ

コルトアナコンダ 6インチ シルバー ABS 6mmBB弾Xカートリッジ ガスリボルバー

 

 マルシン製のガスリボルバー。コルト社公認モデル。モデルガンのマルシンらしく外観の完成度は素晴らしいの一言。特にメッキ処理はシルバー、ディープブラック共に美しい。トリガーガード内のパーティングラインも処理されているが、実際には無いハンマー右側のセイフティレバーはメッキの完成度が高いだけに残念である。

 

 バリエーションはABSノーマル、HW、シルバーメッキ、ディープブラックメッキの4タイプに実銃同様4、6、8インチモデルがある。他にもPPCカスタム風のコンストリクターやタクティカルカスタム風のアンリミテッドリボルバーがある。どちらもHW製、シルバーメッキモデルがあり、HW製の重量は1.2kgを超えるという凄まじさである。

 初速は60~70m/s前後というガスガンの平均的な数値であるが、カート式リボルバーなので命中精度は今ひとつである。それでも個体差はあるが、5mで8cm程度には集弾するようだ。この製品の命中精度を悪くしている原因の一つにトリガーの重さがある。トリガーの重さに慣れれば命中精度はもっと高くなる可能性はある。

 これらはガスリボルバー共通の欠点なので仕方がないといえば仕方がないのかもしれない。同様にガスリボルバーのほぼ共通の欠点である、ガスルートの上のフレームにヒビが入るということがアナコンダでもあるようだ。リボルバーは作動を楽しむトイガンなので好きな人にとってはあまり欠点ともならないだろう。

 

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