
(画像はwikipediaより転載)
要約
M1860アーミーの改良型で口径を36口径で銃身長を0.5インチ短縮した。装弾数6発で金属カートリッジが主流になってからは金属カートリッジに改良されたモデルが発売されている。
コルト1861ネービー
性能
全長 330mm
重量 1,162g
口径 36口径
使用弾薬 パーカッション式
装弾数 6発
完成 1861年
設計・開発 サミュエル・コルト / コルト社
>概要
コルトM1860アーミーのバリエーションといってもよい。コルト1860の44口径を36口径に変更、銃身長を0.5インチ短縮したモデルである。総生産数は38,000挺であった。44口径の1860アーミーモデルよりも若干軽量化されているが、むしろほぼ同じ重量で小口径化したことにより反動が減少したことが特徴といえる。装弾数はアーミーと同様の6連発で米海軍で使用されたのかどうかは分からないが、馬上から射撃する必要のある騎兵に好まれたようだ。
この時点でカートリッジは開発されていたのだが、1861ネービーには使用されておらず、代わりに紙製の薬莢が使用されることが多かった。これは火薬の燃焼時に完全に燃えつきてしまう紙で作られたものでそれまでのシリンダーにいちいちローディングする方式に比べれば確実に装填が早くなった。
ここで金属カートリッジについて簡単に説明しておこう。金属カートリッジは1847年にフランス人のフロベールがリムファイア方式のカートリッジを開発していたが、これとは別に米国では同様の方式をコルト社の従業員であるローリン・ホワイトが米国での特許を取得していた。この発明に対してコルト社は興味を示さず、この発明はS&Wに渡ってしまった。このためにコルト社は1871年の特許が失効するまでカートリッジ方式の銃の開発が出来なくなってしまった。
ただ、これも裏話があり、前述のようにローリン・ホワイトの特許は1847年にフランス人のフロベールが取得している。つまりはローリン・ホワイトの特許は特許としては認められないものであった。S&W社はそれを主張することも出来たのだが、それをしてしまうとコルト社をはじめとする競合他社が金属カートリッジの生産を開始してしまう。このためにわざわざローリン・ホワイトの特許を生かした状態で独占契約を結びこの特許を自社のものとしたというものだ。事の真意は分からないが面白い話ではある。
それはともかく、1861ネービー、総生産数が38,000挺というように生産数自体が少ないので当然バリエーションもあまりない。唯一といっていいバリエーションは、わずか100挺のみ製造されたショルダーストックが装着できるように溝が入れられたバージョンであろう。その後、1869年、例のローリン・ホワイトの特許が切れてからは38口径リムファイアカートリッジ仕様に改良したモデルが発売されている。同時にそれまでの1861ネービーの38口径リムファイア仕様への改修も行われている。
前述のように総生産数は38,000挺、1861年から1873年まで製造された。
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