01_戦艦ポチョムキン
(画像はwikipediaより転載)

 

 戦艦ポチョムキンの反乱として有名なロシア戦艦。最新のクルップ鋼で武装された新鋭艦で第一次世界大戦で活躍、ロシア革命で機関部を破壊されたのち1925年に除籍、解体された。

 

戦艦クニャージ・ポチョムキン・タウリチェスキー 〜概要〜

 

性能

 通常排水量 12582トン
 最大排水量 -トン
 全長 115.36m
 全幅 22.25m
 吃水 8.23m
 機関出力 1万600馬力
 最大速力 16.6ノット
 航続距離 3400海里/10ノット
 乗員 750名
 武装 40口径30.5cm砲連装2基
    15.2cm砲単装16基
    7.5cm砲単装14基
    4.7cm砲単装6基
    38.1水中発射管5門
 装甲 舷側 22.9cm
    甲板 7.6cm
    主砲 25.4cm
 同型艦 1隻

 

特徴

 黒海艦隊用に建造された戦艦で装甲には最新のクルップ鋼を採用している。他にも統一射撃統制装置を採用したことや石油と石炭併用のボイラーシステムを採用している。主砲は当時としては平均的な30.5cm砲で砲身長は40口径である。揚弾、装填は電動で発射速度は1発/分である。

 

同型艦

戦艦クニャージ・ポチョムキン・タウリチェスキー(起工1898年10月、竣工1905年5月)

 

戦歴

02_戦艦ポチョムキン
(画像はwikipediaより転載)

 

 当初は1903年を予定していた本艦は事故により竣工が遅れ、1905年5月にやっと竣工した。竣工直後の6月に有名なポチョムキンの反乱が発生した。9月には戦艦パンテレイモンと改名される。1910年オーバーホールを受け、さらに1912年にはオスマン帝国の弩級戦艦に対抗するために改修を受けた。

 第一次世界大戦開戦によりロシア海軍の艦艇として数々の戦闘に参加する。1917年の二月革命により艦名を公爵を意味するクニャージを除いたポチョムキン・タウリチェスキーに改名する。しかし艦名の由来となったポチョムキン公爵は圧政者であったため、艦名をボレーツ・ザ・スヴォボードゥに改名した。

 1917年12月には赤軍の管理下に編入される。1918年2月よりウクライナに放置される。11月には侵攻してきたイギリス・フランス軍に拿捕、1919年にはイギリス軍によって機関を爆破、武装が撤去された。ソビエト連邦により奪還されたのちの1925年11月除籍、解体された。

 

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