(画像はwikipediaより転載)
ロンドン級戦艦は前級フォーミダブル級戦艦として扱われることもあるほぼ同型艦である。違いは装甲の長さのみで、ロンドン級の4番艦、5番艦は排水量、ボイラーが異なるために別級として扱われることもある。ドレットノート級戦艦登場前の最後期の戦艦といえる。
戦艦ロンドン級 〜概要〜
性能
(画像は戦艦ロンドン wikipediaより転載)
通常排水量 14500トン
最大排水量 -トン
全長 131.6m
全幅 22.9m
吃水 7.9m
機関出力 1万5000馬力
最大速力 18ノット
航続距離 5550海里/10ノット
乗員 714名
武装 40口径30.5cm砲連装2基
45口径15.2cm砲単装12基
7.6cm砲単装16基
4.7cm砲単装6基
45cm水中発射管4門
装甲 舷側 22.9cm
甲板 6.4cm
主砲 25.4cm
同型艦 5隻
特徴
(画像は戦艦ブルワーク wikipediaより転載)
前級のフォーミダブル級とはほぼ同型艦といっていい。違いは水線装甲帯を前方に延長し、前部乾舷の装甲が強化されたことのみである。本級は、ロンドン、ブルワーク、ヴェネラブル、クイーン、プリンス・オブ・ウェールズの5隻が竣工したが、クイーン、プリンス・オブ・ウェールズはボイラーが異なり排水量が若干少ないため別級として扱われることもある。
戦歴
(画像は戦艦ヴェネラブル wikipediaより転載)
これら5隻の戦艦は竣工すると地中海艦隊に所属、以降、本国艦隊、海峡艦隊、大西洋艦隊に随時派遣された。第一次世界大戦時には旧式化しており、主力艦とはならなかったが輸送船団護衛や上陸支援、陸上砲台攻撃に活躍した。ブルワークが事故で沈没した以外は、1916年から順次退役、1920年にはスクラップとして売却、1922年には全艦が解体された。
同型艦
(画像は戦艦クイーン wikipediaより転載)
ロンドン(起工1898年12月、竣工1902年6月)
ブルワーク(起工1899年3月、竣工1902年3月)
ヴェネラブル(起工1899年1月、竣工1902年11月)
クイーン(起工1901年3月、竣工1904年3月)
プリンス・オブ・ウェールズ(起工1901年3月、竣工1904年3月)
まとめ
(画像は戦艦プリンス・オブ・ウェールズ wikipediaより転載)
1900年前後は戦艦の黄金時代といっていい。技術革新が進み、戦艦が新造されては旧式化していった。戦艦の寿命も10年程度というのが平均的であろう。後の戦艦に比べると圧倒的に短い。1906年にドレットノート級戦艦が登場したことにより陳腐化に拍車がかかったことも大きい。本級も第一次世界大戦には参加したもののもやは主力艦とはなり得ず支援業務に活躍して退役していった。
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