ホリエモンこと堀江貴文氏の最新刊かと思ったら全然違った。去年たくさん出した本の内の一冊だ。内容は例のごとく「ホリエモン」だ。その昔、ライブドア事件があった時に『稼ぐが勝ち』を読んだのが堀江氏の本を読んだ最初だった。驚くことに内容は『稼ぐが勝ち』とほとんど変わっていない。もちろん10年経って経験が増えた分、全く同じではないが、本質的な部分や主張していることがほとんど変わってはいない。
例えば真似をするのは恥ずかしいことではないというような主張を10年前にしていたが、本書でも全く同じことを主張している。ただ、本書はもっと「説得的」になっている。結論だけ主張しても世間には受け入れられないということだろう。私の知人の会社経営者もかなり直観的だった。私は実は結構理尽くめで話すのだが、その子は一言だ。ただ結論は一緒だったのが面白かった。
本書の内容は簡単だ。どんどん新しいことに挑戦するべき。すぐに行動に移すべきというものだ。私は堀江氏ほどざっくりした性格ではない。やはり堀江氏の著書を読むと「自分は保守的な人間だなぁ」と思ってしまう。特に私は現在、大手企業で働いているので周りは全部保守的だ。私も以前は新しいことにどんどんチャレンジしていたが、この会社に入ってすっかり保守的になってしまった。
実は私も堀江氏と同様にヤバい位飽きっぽい性格なのだ。多分、実際に読者が私と一緒に行動したらびっくりすると思う。面白いと思って飛びつくけどすぐに飽きてしまう。趣味や遊びだけだったら問題無いのだが、困ったことに人も仕事も同様なのだ。だから友達は非常に少ない。仕事は3年続いたことがない。因みに私は今年で43歳だ。今までで組織に所属した最長記録は小学校の6年間だ。
もちろんそんな短期間で仕事を辞めるものだから職業の専門知識や技術というのは全くない。仕事に役立つ資格もせいぜい自動車免許くらいだが、それもペーパーだ。それでも何故か食えているというのは自分でも不思議だ。そんなクズ振りを発揮している私にとって「飽きっぽいのはいいことだ」と後押ししてくれるホリエモンの本はありがたい。妙に居場所を見つけたような気になる。
因みに私はかなり頻繁にブログを更新しているが、読書とブログ執筆作業は何故か飽きないのだ。本はどれも違うことが書いてあった面白いし、文章を書くのも不思議と飽きない。世間の人はブログの記事が短すぎて悩んでいるみたいだが、私は実はかなり削除している。長くなりすぎるのだ。この記事も気が済むまで書いたらこの倍はいくが、みんなが飽きてしまうのでこの辺で終わることにしよう。
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