
どうも、久しぶりの更新です。ちょっと古い模型だけど、今回製作したのはタミヤの1/700駆逐艦冬月。私は特殊な艦が好きなんだ。戦艦大和とか長門とかはあまりときめかないのだ。もちろん戦艦大和とかも好きだけど。。。
でも、特に一芸に秀でた特殊艦艇は好きなのだ。その流れで日本海軍の一点物高速駆逐艦島風や内地にもない工作機械を搭載した工作艦明石、ブロック工法により大量生産が行われた一等輸送艦、二等輸送艦等を作ってきたのだ。
その私が昔から好きなのが駆逐艦秋月型。秋月型の特殊性というともちろん対空戦闘能力だ。秋月型は90度まで撃てる連装砲を4基搭載した防空駆逐艦であった。秋月型駆逐艦については以下の通り。
駆逐艦冬月

(以下画像はwikipediaより転載)
駆逐艦冬月は秋月型駆逐艦の8番艦である。1944年5月25日に竣工、排水量2,701トン、全長134m、全幅12m、最高速度33ノットを発揮する。兵装は65口径10cm連装高角砲4基8門、25mm機銃3連装5基、同単装12基を装備する。防空能力を強化している駆逐艦であるため防空駆逐艦、対空駆逐艦等と呼ばれることもある。また冬月は秋月型駆逐艦とは各部の形状が異なるため冬月型駆逐艦とも言われる。
冬月は1944年5月に竣工、以降、輸送任務等に従事する。1945年4月には戦艦大和と共に出撃、坊ノ岬沖海戦に参加する。被弾しつつも冬月は沈没を免れ救助活動に尽力、佐世保に帰投して終戦を迎えた。戦後は掃海任務を実施、1948年には上部構造物を撤去して船体は防波堤として利用された。現在でも福岡県北九州市若松区若松港の防波堤として利用され続けている。
アオシマ 駆逐艦冬月

ということで製作開始。まずは内容物の確認。これはさすがに簡単に完成しそう。

塗装。冬月は舞鶴海軍工廠で建造されたので使用するのは舞鶴海軍工廠色。呉や佐世保と違ってライトグレーに近い色だ。呉、佐世保の色は見分けが付きにくいが舞鶴はすぐに分かる。

アクリル塗料で汚し済み。これをやるとリアルになるので好き。製作は簡単だと思っていたけど古い模型のためか艦体が反っていて艦艇部を接着するのが大変だった。
おまけにカッターの取付は艦体に穴が開いていないので瞬間接着剤で非常につらい思いをしながら取り付けた。意外と大変だった。やはり私のような初心者は新しい模型を買うのが良いようだ。

完成した駆逐艦冬月。艦橋後方のカッターが製作にもっとも苦労したところ。それと艦体が反っていたために艦底部を強引に瞬間接着剤でくっ付けたために中央部分に接着剤がはみ出したあとが残ってしまった。

正面から見たところ。やはり戦闘艦はかっこいい。甲板は説明書ではグレーとなっていたが、実際には冬月はリノリウム甲板だったようなので茶色が正解らしい。まあ良いさ。

上から見たところ。増設された25mm三連装機銃が良く分かる。

後方から見た姿。機銃や高角砲がいっぱい付いている戦闘艦はかっこいい。

同じ駆逐艦ということで島風と一緒に撮影。どちらの艦も同時期に連合艦隊に所属はしていたが艦隊を組んだことはなかったはず。

上から見た姿。島風も大型の駆逐艦であるが、冬月はもっとデカい。冬月は艦種は駆逐艦だが、2,700トンと駆逐艦にしては巨大であったため他の駆逐艦や海防艦等の小艦艇の乗員には軽巡並に見えたようだ。
冬月は1944年5月に就役、終戦までの1年数ヶ月の短い間だが防空駆逐艦として護衛任務に活躍した。1945年4月7日の坊ノ岬沖海戦では米海軍機動部隊の集中攻撃を受け戦艦大和等が次々と撃沈される中、生還した数隻の内の一隻である。
戦後は工作艦として使用されたのち、北九州の若松湾の防波堤として使用されている。そう、冬月は今も防波堤として使用され続けている。
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