(画像はwikipediaより転載)
要約
コルトパターソンは1836年に発売されたコルト社初のリボルバーである。設計者はサミュエル・コルトで全長349mm、重量1,200g、28、36口径で装弾数は5発である。オープントップ式、ハンマー内蔵式で構造は極めて複雑であった。このため故障が多く米軍制式採用とはならなかった。のちに改良型のM1848ウォーカーが開発される。総生産数は2,800挺。
コルトM1836パターソンモデル
性能
全長 349mm
銃身長 7.5インチ
重量 1,200g
口径 28、36口径
装弾数 5発
完成 1936年
設計・開発 サミュエル・コルト
概要
コルト社を創設したサミエル・コルトが製作した第一作目のハンドガンである。1836年に米国、英国、フランスで特許を取得した。生産はニュージャージー州パターソンで行われたため、「パターソンモデル」と呼ばれる。当初は28口径のみであったが、1年後には36口径もラインナップに加えられている。
初期のモデルは弾丸の再装填のために銃身を取り外さなければならなかったが、これはあまりにも不便であったため改良が加えられ、1839年以降のモデルからはローディングレバーが装備された。このため分解することなく次弾を装填することができるようになった。
トリガーはハンマーを起こすと出るフォールディングタイプである。このため1発撃つとトリガーは収納されてしまうという使用上かなり不便な機構であった上、構造が極めて複雑であり、小さなパーツが多くクリアランスも狭かったために砂塵や黒色火薬の汚れに弱く、実戦には向かない銃であった。米陸軍も限定的に採用され、実戦で使用されたが、やはり故障が多く壊れやすいと判断されて制式採用には至らなかった。
しかしテキサス共和国では1839年にテキサス海軍用に180挺のパターソンモデルが採用された。その後、テキサス海軍は解散したが、このパターソンモデルはネイティブアメリカンのコマンチ族に対して威力を発揮した。故障が多いといってもやはり2挺で10発のファイアーパワーは当時としては強力であった。この活躍が後にM1847ウォーカーモデルを生み出すことになる。総生産数約2,800挺。
トイガン
トイガンではHWSがモデルガンとして発売している。
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