日本を捨てよ 苫米地英人 著 コグニティブリサーチラボ株式会社 (2015/3/15) 脳科学者として有名な著者の日本論である。 日本人は何故こうも従順なのか。著者は東日本大震災で被災者が略奪をせずに並んで救援物資を受け取る姿の中に一般に言われるような日本人 ...
【本レビュー】東 茂由『40歳までに手放す3つのこと』
40歳までに手放す3つのこと 東 茂由 著 経済界 (2011/3/1) 私は自己啓発本はあまり好きではないのだ。どうしてかというと結局、「ポジティブに頑張って生きましょう」ということを色々な経験をした人が色々な書き方で書いているだけなので一冊読めばもういいとい ...
【本レビュー】アルボムッレ・スマナサーラ『ブッダの幸福論』書評
ブッダの幸福論 アルボムッレ・スマナサーラ 著 筑摩書房 (2008/2/5) 著者は仏教思想では全てのものは関係しているという。例えば、豚肉を食べたとしよう。そこで食べた人間と豚の関係がある。さらに豚も食べ物を食べる。養豚場の豚であれば世話をする人がいる。 ...
【本レビュー】小菅信子『14歳からの靖国問題』書評
14歳からの靖国問題 小菅信子 著 筑摩書房 (2010/7/7) 子供向け(とは言っても中学生位か)向けに書かれた靖国問題を分りやすく書いたもの。 まず靖国神社とは、明治初期に東京招魂社という戊辰戦争で死んだ戦死者を祀るために作られた神社が元になっている。し ...
【本レビュー】佐藤優『インテリジェンス人生相談 復興編』書評
インテリジェンス人生相談 復興編 佐藤優 著 扶桑社 (2011/9/28) 本書は、知の巨人と言われる佐藤優氏がその博識と経験を元にして様々な悩みに氏ならではの答えを出すというものである。出版されたのが震災後であることから震災に関する質問が多いが、それ以外に ...
【本レビュー】大石哲之『ノマド化する時代』書評
ノマド化する時代 (ディスカヴァー・レボリューションズ) 大石哲之 著 ディスカヴァー・トゥエンティワン (2013/3/28) ノマドは3タイプに分かれる。ハイパーノマド、中層ノマド、下層ノマドである。国境を超えるのはエリートのみではない。下層ノマドも仕事を求め ...
【本レビュー】家入一真『お金が教えてくれること』書評
お金が教えてくれること ~マイクロ起業で自由に生きる~ 家入一真 著 大和書房 (2013/2/16) 著者は貧しい家庭に育った。父親は借金を背負い、結局、離婚。新聞配達のアルバイトをしながら美大を目指していたようだ。そしてアルバイトをしながら借金をして買ったMAC ...
【本レビュー】岬龍一郎『欲しがらない生き方−高等遊民のすすめ−』書評
欲しがらない生き方 -高等遊民のすすめ- 岬龍一郎 著 角川グループパブリッシング (2009/6/10) 本書は、高等遊民とはどういうものかということから始まる。高等遊民とは明治から大正初期まで高等教育を受けながら定職につかない人のことだという。著者はその高等遊 ...
【本レビュー】岸見一郎 古賀史健『嫌われる勇気』
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見一郎 古賀史健 著 ダイヤモンド社 (2013/12/13) 久しぶりの書評。最近、いろんなところで話題になっているのでケチな私がわざわざ新刊を購入して読んでみた。この本は著者がアドラーの心理学を哲学を援 ...
【本レビュー】北芝健『ニッポン非合法地帯』扶桑社2003年
ニッポン非合法地帯 北芝健 著 扶桑社 (2008/11/30) 最近、北芝健著『ニッポン非合法地帯』を読んだ。久しぶりに書評を書いてみようと思う。内容は、著者が警察官時代も含めた半生に見聞きした裏社会について書いている。人身売買で売られていく女性やそれを食い物にす ...