01_トーラス・ジャッジ
(画像はwikipediaより転載)

 

トーラス・ジャッジ

 

 

性能

全長 190mm
重量 820g
口径 41口径
使用弾薬 410番
装弾数 5発
発売年 2006年
設計・開発 トーラス社

 

トーラス社とは

 トーラス社とはかつてはタウルスとも呼ばれたブラジルの銃器メーカーで、創業は1939年、1941年に初めて自社製リボルバーを製造する。当初は大手銃器メーカーの模倣や劣化コピーを製造していたが、1970年に何と米大手銃器メーカーS&W社に買収されてしまう。買収というと良いイメージはないが、この買収がトーラス社にとっては僥倖となった。7年後の1977年にトーラス社は再び独立するが、その間に一流銃器メーカーS&W社から得た銃器製造の技術やノウハウがトーラス社の製品に反映されるようになった。

 最初は三流品を製造する南米のパチモンメーカーというイメージでしかなかったトーラス社であったが、1997年のレイジングブル・リボルバーによって一気に成長することになる。このレイジングブル・リボルバーは45口径であるが、カートリッジは454カスール弾という強力なものであった。これは44口径マグナム以上の威力で当然反動も凄まじいものであった。これをハンドガンで現実的なレベルで射撃可能とした上に強烈な反動に対しても耐えられる強靭な銃であることを証明したのだ。

 

410番ショットシェル

 これによって北米市場での信頼を得たトーラス社は一流メーカーへの道を歩んでいく。そのトーラス社が2006年に発表したのがトーラスジャッジ・リボルバーである。このリボルバーは護身用のハンドガンで最大の特徴は410番のショットシェルが装填できることにある。「そんなものよりも自動拳銃の方が15発やら17発も装填できてすごいじゃないか」と思うかもしれないが、この410番の凄いところは散弾が使用できるということなのだ。410番ショットシェルとはショットガンの口径の内で最も小さい口径であるが、当然、散弾も存在する。ショットガンのカートリッジとは主に3種類存在しており、それぞれ中にある弾丸の数が異なる。

 最も大きな弾丸を持つのがスラッグ弾で、シェルに入っている弾丸は1発、一番数がたくさん入っているのがバードショットと呼ばれるもので数ミリの粒が無数に入っている。その中間がバックショットと呼ばれるカートリッジでシェルの大きさによって異なるが数個の弾丸が入っている。これらは発射すると一度に複数の弾丸が発射され目標に命中する。通常の銃が一回の射撃で1発のみなのに対して面を制圧することができるのだ。

 むろん最小のショットシェルである410番といえども例外ではない。バックショットでも通常4発程度の弾丸が入っており、それぞれ38口径スペシャル弾と同程度の威力を発揮する。38口径スペシャル弾とはS&Wミリタリーポリスやチーフスペシャル等が使用する最も一般的な大型リボルバーのカートリッジである。これが一度に発射されるのだから相手はかなりのダメージを受けることになる。それに散弾であるので犯罪に巻き込まれ気が動転していても通常の銃よりも相手に命中する可能性は高い。護身用としてはかなり有効である。

 

 

強力な護身用ハンドガン

 さらにトーラス・ジャッジに合わせて専用のシェルも発売されている。1つはウィンチェスター社が発売しているシェルで40口径の弾丸3発と12個の散弾を一度に発射することができる。もう1つはホーナディ社のシェルで41口径の弾丸1発と35口径の弾丸2発が内蔵されているものだ。むろん通常の410番シェルも装填が可能である。2010年にはトーラス社を一流メーカーに押し上げた454カスール弾、45ロングコルト弾が発射可能なレイジング・ジャッジも発売された。454カスール弾という強力なカートリッジを撃てる必要があるのかと思われるかもしれないが、これは狩猟時の獣に対する護身用であろう。護身用としては万能といえる。

 外観は410番シェルを装填するためにシリンダーが異常に長くかなり特徴的である。バリエーションは2.5インチ、3インチ、6インチモデルがあり、素材はスチール製とステンレス製の2種類があり、重量は3インチで907gと非常に軽い。護身用としてはギリギリ許容範囲といえる。これまでも410番ゲージのシェルは存在したし、リボルバーももちろん存在していた。しかしこの2つを組み合わせるという発想はトーラス社が初めてであった。発明とは大体組み合わせであることが多いが、この発明により最強の護身用ハンドガンが誕生したのだ。

 

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