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M4

01_HK416
(画像はwikipediaより転載)

 

 HK416(417)とは、H&K社が2004年に発表したM4をベースに大幅に改良を施したモデルで、M16の発射機構で指摘されていたガス直接利用方式による汚損に対応するために、ショートストロークピストン式を採用した。このため外観上はM4と酷似しているが、発射機構は全く異なるものの、ロアレシーバーはM16系の銃と互換性がある。M4に比べ信頼性が高く、数か国の軍の制式採用小銃となった他、特殊部隊等で多く用いられている。

 

HK416(417)(実銃)

 

 

性能(HK416)

全長 560mm
重量 3,100g
口径 5.56mm
使用弾薬 5.56×45mmNATO弾
装弾数 30発
設計・開発 H&K社

 

背景から開発まで

 1960年代に米軍が手に入れた傑作小銃M16はその後、幾度も改良が加えられ現在に至っている。しかしガス直接利用方式のためボルトキャリアー内に発射時の煤等が付着しやすいため丹念なクリーニングが必要になる等の欠点があった。HK416はこの欠点を克服、同口径のカートリッジであればガス圧に関係なく使用できるようにすることを目的に開発された。

開発

02_HK417
(画像はwikipediaより転載)

 

 外観上からも分かるようにHK416はM16と酷似している。これはM16系の小銃との部品の互換性を最大化した結果であが、発射機構は全く別物であると言って良い。前述のようにM16が発射時に発生したガスをボルトキャリアー内部に直接噴き付け、これによってボルトを後退させるというガス直接利用方式からショートストロークピストン式に変更されている。

 これは発射時のガスの圧力によってバレル上部にあるピストンが後退、ビリアードの玉を突くようにピストンがボルトを突き、その勢いでボルトが後退、ピストンはスプリングによって戻るがボルトは慣性によって後退、戻る時に次弾を装填するという構造である。この方式だとガスが通る部分が少なく、M16系小銃の欠点であった内部の汚損を最小限にするというメリットがある。同時にこの方式はカートリッジのガス圧に作動が左右されることがないためより多くのカートリッジを使用することができる。

 ユニークなのは、この発射機構の変更はアッパーレシーバー部のみであるため、旧来のM16系小銃のロアレシーバーを流用することが可能である。つまりは旧M16系小銃のロアレシーバーにHK416のアッパーレシーバーを装着することで「HK416」とすることも出来るわけである。H&K社は2004年にHK416の原型をHKM4として発表、しかし名称を巡ってコルト社から商標権の侵害として告訴されたため2005年にはHK416と名称を変更した。

 2007年には米軍の一部部隊(デルタ分遣隊)に制式採用、2010年にはノルウェー軍、2014年にはドイツ軍がG38として制式採用している。さらにフランス軍も現用のFA-MASをHK416に入れ替えていく予定である。

 

バリエーション

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(画像はwikipediaより転載)

 

 フロントヘビーであるという指摘に対して銃身部を軽量化したモデルであるA1、水際での仕様を想定、数か所に水抜き穴があるA2、A2を基にノルウェー軍の要求によってコッキングしていない状態でもセレクターの位置を変更できるように変更したA3、さらにそのA3のトリガーシステムを変更したA4モデル、ガスブロック先端にレギュレター(規整子)を装備、ボルトキャッチやトリガーガードを大型化する等、より使いやすく改良したA5等、数多くの改良型、派生型がある。

 

HK417

 HK416を7.62×51mmNATO弾仕様に改良したモデル。米軍が中東で作戦行動を行うことが多くなるにつれ、7.62×51mmNATO弾の遠距離性能の不足が痛感されてきた。このため米軍は7.62×51mmNATO弾仕様の遠距離モデルのトライアルを実施、このトライアルのためにHK416を7.62mm仕様に改良したのが本モデルである。トライアルには採用されなかったもののイギリス軍特殊部隊SAS、デルタフォース等多くの特殊部隊で採用されている。

 

HK416(417)(トイガン)

 

概要

 東京マルイが2012年12月27日にHK416Dを発売、2013年12月18日にDEVGRUカスタムを発売している。さらに2014年12月22日にはHK417アーリーバリアント、2016年3月24日にはHK416C、2017年3月9日にはHK416デルタカスタム(FDE)、2018年11月15日には同デルタカスタム(ブラック)を発売している他、2019年にはKSCがHK417A2を発売している。実銃が人気のあるモデルのため、他海外メーカーからも多くの製品が発売されている。

 

東京マルイ HK416D 次世代電動ガン

性能

全長 819mm
重量 3,540g
装弾数 82発
初速 93m/s前後
定価 64,800円

 東京マルイの次世代電動ガンであるのでスタンダード電動ガンでは味わえないリコイルショックを楽しむことができ、実物と同様にアンビセイフティやボルトストップ機能も搭載されている。「次世代電動ガン」ということだけで性能面では語ることもないであろう。敢えて書くならば性能はトップクラスである。

 

東京マルイ HK417 次世代電動ガン

性能

全長 921mm
重量 4,500g
装弾数 70発
初速 92m/s前後
定価 82,800円

 電動ガンとしては重量級である4.5kgと実銃と同じ重量を再現している。大型であるが、主要パーツが金属製であるために剛性は高い。次世代電動ガンなのでシュート&リコイルシステム、オートストップを搭載されている。最大特徴はサマリウムコバルトモーターを搭載していることで、これによりトリガーのレスポンスが非常に良くなっている。欠点としては、性能的には次世代電動ガンの中でもトップクラスの性能であるものの重量が4.5kgとあることであろう。

 

東京マルイ HK416C 次世代電動ガン

性能

全長 571mm
重量 3,100g
装弾数 30発
初速 91m/s前後
定価 62,800円

 次世代電動ガンであるが本モデルは元にしたモデルがストックがワイヤータイプであるために通常の電動ガンのようにバッテリーをストック内に置くことが出来ないため、他の電動ガンと異なりマガジン内に格納されている。これが原因なのかトリガーのレスポンスは早い。別売りされている照準補助デバイスを模したバッテリーケースを使用することで大型バッテリーの仕様も可能となっているが併用することは出来ない。欠点としては元にしたモデルが防弾チョッキ等を装備して使用することを前提としているためかストックが短く構えにくいこと、マガジンにバッテリーを内蔵しているためスペアマガジンの価格が高くなってしまうことであろう。

 

KSC HK417A2 ガスブローバック

性能

全長 902mm
重量 4,360g
装弾数 36発
初速 75m/s前後
定価 59,800円

 H&K社公式ライセンス製品。主要パーツは金属製でKSCらしく「かっちり」と作ってある。ガスレギュレターもダミーながら可動するのがさすがKSCといったところである。ハンドガードもアルミ製で接合部もしっかりとしており剛性も十分にある。実物と同様にマガジンキャッチ、セレクターレバー、ボルトストップ等はアンビ式となっている。システム7TWOを装備している上に大型のマガジンであるために撃ち味は重く迫力がある。同社製品はパーツが摩耗することがかつて不評であったが、本モデルは摩耗部分に焼結パーツを採用することで耐久性を確保している。命中精度はKSC製品なので非常に高いがガスブローバックなので安定性には欠ける。

 

まとめ

 

 HK416は一応、M4の改良型といってよい。しかし基本的な発射機構は全く異なる。H&K社の製品だけあって品質は非常に優れており、ショートストロークピストン式のため命中精度にも影響は少なく、弾薬の圧力にも左右されないため多くの弾薬を使用することができる。さらにロアレシーバーがM16系の銃と互換性があるためアッパーレシーバーを交換するだけでHK416の機能を発揮することができるという非常に合理的な小銃である。

 


ミリタリーランキング

01_M4
(画像はwikipediaより転載)

 




 M4カービンとは、1994年に米軍に採用されたカービン銃で、第二次世界大戦中に採用されたM1カービン、そのフルオート版であるM2カービン、暗視装置を装備したM3カービンに次いで制式採用された4番目のカービン銃である。銃身を20インチから14.5インチに短縮して弾薬に高威力のSS109弾を使用、脱着式キャリングハンドルを採用する等現代の光学機器の使用にも対応している高性能カービン銃である。

 




M4カービン(実銃)

 




 




性能



全長 838mm

重量 2,680g

口径 5.56mm

使用弾薬 5.56×45mmNATO弾(SS109)

発射速度 700〜900発/分
装弾数 20 / 30発

設計・開発 コルト社

 




背景から開発まで



 M16小銃を制式採用した米軍であったが、前制式採用小銃M14に比べれば小型、軽量化されたものの、閉所やジャングル地帯での戦闘ではさらに小型のカービン銃が求められるようになっていった。特に特殊部隊ではその任務上、カービン銃が求められており、このため米軍の一部の部隊(特に特殊部隊)ではM16小銃を小型化したCAR-15、XM177等のカービンを使用し続けていた。

 




 




開発



02_M4
(画像はwikipediaより転載)

 




 1982年米軍はコルト社に対してM16A2のカービンバージョンを作ることを要求、その結果、完成したのがXM177E2であった。これはXM177A1同様、旧タイプの大型フラッシュハイダーを装備していたものの使用弾薬がSS109(M855)弾を使用するのが大きな違いであった。このSS109弾とは旧来のM16に使用されていた弾薬M193の弾頭内側に鉛のコアがあり、その先端部分にスチール製の円錐台形のコアを持つ重量弾である。このコアにより着弾した際、弾頭が潰れ破壊力が増すように設計されている。発射時のガス圧もM193が55,000psiに対して62,000psiと12%も高圧になっているカートリッジである。


 完成したXM177E2カービンはXM4と命名され、1983年6月には米陸軍によってテストされ、1985年5月には海兵隊によってもテストを受けることとなった。この間にグリップはM16A2と同様のフィンガーチャンネル仕様、銃身長は14.5インチ、ライフリングピッチの変更、バレルを肉厚にした上でM203グレネードランチャーを取り付けるための改良が施された。1991年5月には名称がXM4からM4に変更、1993年からはさらに米海軍特殊部隊SEALのテストを経て、1994年5月にはM4カービンとして米陸軍に制式採用された。2007年には海兵隊でも制式採用、2015年には全ての部隊をM4カービンに変更することが決定している。


 M4カービンはSS109弾を使用、装弾数は20発、または30発のSTANAGマガジンで発射機構はセミオートと3点バースト射撃のみである。日本ではエアガンがフルオート仕様となっているため誤解されがちであるが、M4にフルオート機能はない。但し、バリエーションとしてフルオート射撃が可能なM4A1モデルが存在する。部品はコストを考慮した結果、フルサイズバージョンのM16A2と80%の部品を共用しており、ストックはXM177がアルミ製であったのに対して軽量化のために樹脂製となっている。キャリングハンドルは取り外し可能であり、マウントはピカテニー規格20mmレールである。バリエーションとして

 




主なバリエーション



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(画像はwikipediaより転載)

 




M4A1


 セミ・フルオート射撃可能モデル。

 




SOPMODブロック機↓供↓



 米軍特殊作戦軍がM4をベースとしてブロック気魍発している。これはナイツアーマメント社製RISハンドガードを装備、グレネードランチャーやサプレッサー、光学照準器等がモジュラー化されており、現在、特殊部隊によって使用されている。ブロック兇任聾学照準器等がさらに進化、ブロック靴任9.5インチまたは12.5インチのダニエルディフェンス社製RIS競譟璽襪鯀備している。

 




M4コマンド―


 M4のバレルを11.5インチとしたモデル。キャリングハンドルが固定されているM733と脱着可能でピカテニー規格の20mmレイルを装備しているM933がある。

 




M4カービン(トイガン)

 




概要



 エアガンでは1998年12月18日に東京マルイから電動ガンとして発売されている。2008年3月にWAがM4CQB-Rを発売、同年12月22日に東京マルイが次世代電動ガンとしてM4SOPMODを発売、2009年にはM4A1を発売、2010年7月14日にはハイサイクルモデルM4CRWを発売している。同年10月23日、タニオコバからM4 ガスブローバックが発売、続いて2010年10月26日にはKSCがガスブローバックモデルのM4を発売、2013年には電動モデルのM4を発売している。モデルガンでは2011年にタニオコバがM4CQB-Rを発売、発売年不明であるがHFも無発火モデルガンとしてM4を発売している。超人気モデルのためその他海外製に至っては鬼のように発売されてる。もう把握するのはムリムリ。。。

 




 ↓ガスブロについて詳しく知りたい方はこちらをご参照下さい。




 




WA製 M4カービン ガスブローバック





性能



全長 845mm(ストック伸長時910mm)

重量 3,300g

装弾数 50発

初速 86m/s前後

定価 77,000円(初期モデル)



 ガスブローバックで非常にリアルな外観、構造を再現してガスガンに「革命」を起こしたWAが長物をガスブローバック化したという衝撃の作品。精巧な外観と実物さながらの内部構造は圧巻。高価ではあるがセミカスタムともいえる品質の高さは独自の存在感を示している。欠点としては他社のM4ガスブローバックに比べて高価であること、特にマガジンは1本12,000円と他社のハンドガン1丁分に相当する金額、命中精度の評価が人によって異なるので個体差がある可能性が高いことである。

 




東京マルイ M4SOPMOD 次世代電動ガン





性能



全長 803mm(ストック伸長時878mm)

重量 3,270g

装弾数 82発

初速 92m/s前後

定価 54,800円



 次世代電動ガン第3弾。次世代電動ガンとはそれまでの電動ガンに擬似反動の機能を付加した新しい電動ガンで、M4SOPMODは初期の次世代電動ガンであるが、東京マルイ製品であるので品質は高い。特に命中精度は折り紙付きで箱出しの状態で最高スペックを発揮する優れものである。トイガンメーカーはロッド毎に細かな改良が繰り返されているので同モデルでも最新のロッドを購入することをお勧めする。初期のものでも命中精度は高い。

 




東京マルイ M4MWS ガスブローバック





性能



全長 777mm(ストック伸長時854mm)

重量 2,970g

装弾数 35発

初速 81m/s前後

定価 59,800円


 東京マルイ初の長物ガスブローバックモデル。製作発表から発売まで異常に時間がかかったモデル。その理由はボルトの摩耗を防ぐために新しく開発したZシステムのためである。このシステムのため部品の耐久性は増したが、内部構造は若干ディフォルメされた。命中精度は非常に高いがフロンガスを使用するため圧力にムラが出てしまうため電動ガンほどの命中精度はない。代わりに次世代でも味わえないような強烈なリコイルを体験することができる。

 




KSC M4カービン ガスブローバック





性能



全長 783mm(ストック伸長時865mm)

重量 3,490g

装弾数 40発

初速 74m/s前後

定価 46,800円


 WA、タニオコバに次いで発売されたガスブローバックM4。初期モデルは部品の耐久性に若干問題があると言われている。2013年頃から新型チャンバーを採用しているため、以前のモデルとは命中精度が比べ物にならないくらい高くなっている。M4ガスブローバックでも旧バージョンと最新バージョンがあるので中古で購入する際は注意が必要。最新ロッドになるほど完成度は高くなるので財布に余裕がある場合は中古ではなく、最新ロッドを購入するのがおススメ。

 




KSC M4カービン 電動(TEG)





性能



全長 826mm(ストック伸長時909mm)

重量 3,140g

装弾数 30 / 60発

初速 85m/s前後

定価 36,250円



 反動のあるERGシリーズと反動機能を除いて射撃性能に特化したTEGシリーズの2タイプがある。ERGシリーズは発売当初、他社と若干もめたりもしている。TEGシリーズは東京マルイのハイサイクルモデルに匹敵するモデルで反動が無い代わりに1000発/分の高サイクルでの連射が可能である。モデルガンメーカーであるKSCだけあって外観の完成度の高さは業界トップレベル。命中精度も新型チャンバー仕様になってからは東京マルイにも比肩する。実銃パーツメーカーとのコラボで多くのバリエーションがあるのも魅力。

 




タニオコバ M4CQB-R モデルガン





性能



全長 685mm(ストック伸長時765mm)

重量 2,300g

装弾数 30発

初速  - m/s前後

定価 86,000円


 唯一の発火式M4モデルガン。メーカーのタニオコバはモデルガンの草創期からモデルガンを設計している伝説のモデルガンデザイナー小林太三氏が興したメーカー。モデルガンの神様の設計だけあって外観の完成度の高さ、作動性能共に非常にハイレベルである。現在は製造中止となっているため入手困難。中古で発見した場合は無理をしてでも購入するべし。あまり需要が無さそうなので、今後、モデルガンとして製造される可能性も発火モデルとして発売される可能性も一桁万円で発売される可能性も低いと思われる。

 



まとめ

 




 M4は1994年に米軍に採用されて以来、現在でも現役のカービン銃である。90年代の小銃の動向としては小銃の全長が長すぎるためFA-MASやステア―AUG等のようにブルパック化が流行っていた。このブルパック化とは発射機構をストック内に収納する方式であるが、重量バランスやマガジンの装填に関して問題点も多い。この点、人間工学的に理想的な形状であったM16をカービン化で対応した米軍の判断には目を見張るものがある。

 








 



















ミリタリーランキング

M4カービンM203付き
(画像はwikipediaより転載)

 

目次

  1. M4カービン概要
  2. M4ガスブロ
  3. M4各社の比較
  4. まとめ

 

M4カービン概要

 

 

 M4カービンとは米軍で4番目に採用されたカービン銃を意味する。カービン銃とは明確な定義というものは存在しないが、馬上での銃の運用を前提とした騎兵銃をルーツにした短縮版ライフルと考えてよい。米軍が採用した最初のカービンは第二次世界大戦直前に制式採用されたM1カービンで、1936年に配備されたM1ガーランド小銃より小型であり、使用する弾薬も威力が弱くボトルネックではない30口径カービン弾が採用された。そのフルオート版のM2カービン、さらに夜間戦闘用に改良されたM3カービンであった。

 1957年になると、フルオート機能を持つ自動小銃であるM14ライフルが採用され、それまでの小銃、カービン銃、サブマシンガン、軽機関銃の機能を代用できるとしてこれらの銃は姿を消した。1960年にカービン銃的な要素を持つ、小型軽量のアサルトライフルであるM16ライフルが制式採用されると益々、カービン銃の必要性は薄れていった。

 しかし、M16ライフルも長銃身であるため、ジャングルや室内での取り回しには使い勝手が悪いことから、現場では再びカービン銃サイズの銃に対する要求が高まっていた。この要望に対応すべく1960年代からM16ライフルをベースとしたカービン銃の研究が行われ、M16ライフルの短銃身版であるCAR-15、さらにマズルサプレッサー等を改良したXM177等が開発された。

 これらのカービン銃は一部の部隊では使用されたものの制式採用には至らなかったが、1994年に当時の米軍の制式採用小銃であるM16A2ライフルをカービンサイズにした上でセミオートと3点バースト機能のみに限定したM4カービンが50年振りのカービン銃として制式採用された。このようにM4はM16ライフルの直系の改良型である。

 

M4ガスブロ

 

 

 周知のように現在のトイガン長物では電動ガンが主流である。確かに電動ガンはランニングコストが安くオールシーズン安定した性能を発揮することができる傑作エンジンである。これに対してガスブローバックはフロンガスを使用するためランニングコストが高く性能が外気温に左右される。

 このように考えると、なぜガスブロなのかと思われるかもしれないが、ガスブロには上記の欠点はあるものの電動ガンにはない利点もある。以下、電動ガンと比較したガスブロの長所、短所を簡単にまとめてみた。

 

ガスブローバックガンの長所

 ・全天候型であること。特に水に強い。
 ・内部構造が実物に近い。
 ・反動が強い。

 

ガスブローバックガンの短所

 ・ランニングコストが高い。
 ・気温の変化に影響を受ける。
 ・連射に不向き。

 

 その他細かい長短はあるが、大まかに上記が電動ガンとガスブロの違いである。ガスブロは電動ガンに比べランニングコストが高く、外気温の変化に影響を受ける上に連射をするとガス圧が低下してしまうという欠点がある。しかしガスブロは電気を使用しないために水に漬けても使用できること、さらに内部構造が実物に近く、反動が強いこと等の長所がある。

 つまりはサバイバルゲームを前提に考えた場合、水に対する強さを除けば明らかに電動ガンに軍配があがるのであるが、将来、実銃を撃つためのトレーニング用としてやトイガンとしての面白さを考えた場合、ガスブロが圧倒的である。

 

M4各社の比較

 

 M4のガスブローバックガンは、現在、東京マルイ、KSC、WA、タニオコバ、VFC、G&G、S&Tなど数えきれないほどのメーカーから発売されているが、今回まとめたのはその内、東京マルイ、KSC、WAの3社である。この3社に焦点を絞ったのは、この3社は独自性が高く、エンジンから独自設計である。これに対して海外メーカーの多くはこの3社のコピーが多く、現時点においては信頼性や作動性に関してもこれら日本製メーカーに今ひとつ及ばないからである。

 

東京マルイ製M4カービン

東京マルイ初「ガスブローバックライフル」M4。ガス満充填で、約2.5マガジン分発射可能。実銃同様の発射サイクル14発/秒を再現。可変HOP UP機能搭載。直径19mmの大型ピストンを採用した新ブローバックエンジン。かつてないほど強烈なリコイルショック。メーカー耐久1万回以上を実現。ボルトキャッチの磨耗・破損を防ぐ新機構「Zシステム」搭載。

 

 まずは東京マルイ。M4ガスブロでは一番スタンダードであるといえる。電動ガンには劣るものの、やはりそこは東京マルイ製である。作動と命中精度はかなり良い。ファーストロッドに関してはストックがガタつくというのがあったようだが、セカンドロッド以降は改良された。

 東京マルイ製M4の一番の特徴は「Zシステム」と呼ばれる独自の作動システムを搭載していることだ。これはガス圧で激しく作動するボルトの摩耗を抑えるためのシステムで実銃には搭載されていないものであるが、これにより耐久性が大幅に向上している。

 この「Zシステム」の作動は想像以上にいい。未だにボルトが摩耗しているという話は聞かない。ただし欠点としては作動音が今ひとつだという。金属音がしない。というのが大方の評価だ。M4MWSの売りの一つ、セラコートは結構評判がいい。作動性能も高く、冬でも快調に作動するという声もある。可変ホップ搭載であるが、調整はテイクダウンしないと難しい。

 結局、他社と比較して評価が分かれるのは内部構造がデフォルメされていることと金属音のようだ。バリエーションは第一弾のNWS、オリジナルのM4A1、M4CQB-Rがある。それぞれ5〜6万円台で購入できる。さらにサードパーティーのパーツも多く、「自分だけのM4」を作ることも楽しめる。

純正マガジン 4980円

 

WA製M4カービン

内部の構造に至るまで可能な限り リアルさを追求。本物と見紛うほどに再現された内部構造により、各部の操作はもちろんのこと、 分解や組立に至るまで実銃をバーチャル体験可能です。豪華4大装備で、完全フルセット仕様にてお届けします。1)ドットサイト(照準機) 2)着脱可能なサイレンサー 3)フォアグリップ 4)クレーンストック

 

 恐らく一番最初にM4ガスブロを出したメーカー。フレームは強化樹脂製。現在はWAは今更書くまでもない。作動の金属音はかなり良いし反動も強い。最大の特徴はその外観の完成度の高さである。これは実物を見てもらえば分かるが、細部に至る工作精度の高さやリアリティの追及は随一といっていい。さらには内部構造も極限まで実物に近づけているという70年代から続くモデルガンメーカーであるWAの面目躍如である。

 ただし、命中精度に関しては評判が良く無い。これはWAは精度よりも外観のリアリティを優先させるメーカーの個性というのもある。WAのガスガンは昔はかなり命中精度は良かった。もちろん現在でもレベルは下がっていない。問題はその間に他社の命中精度が格段に向上してしまったことなのだ。WAの製品全般にいえることだが、ホップアップシステムの性能が他社に比べ若干劣る。独自のホップアップを開発してはいるが、命中精度となると東京マルイ、KSCに比べ若干劣る印象がある。

 WA製の一番の問題点は価格が非常に高いことである。本体の値段こそ1〜2万円ほど高いだけであるが、マガジンの値段は1本1万2000円と衝撃的だ。東京マルイが4980円、KSCが5800円と比べても倍以上の値段だ。さらにWAはサードパーティーからのパーツ供給はほぼない。WA製のカスタムパーツが少数存在する程度。渋谷にある直営店に行くと展示されている。最後に反動であるが、リサーチの結果、マルイと互角という意見とWAの方が強いという意見に分かれている。数値化しにくい部分であるため断定はできないが、それほど大差はないと考えて良いのではないか。

純正マガジン 12000円

 

KSC製M4カービン

これまでのM4バリエーションで蓄積されたノウハウを導入した、新たなベーシックモデルがバージョン2。タフな一体成型部品となったアッパーレシーバーにあわせてロアフレームも新規に設計。圧倒的な高剛性に裏打ちされたパーフェクトな射撃がお楽しみいただけます。

 

 恐らく一番バランスがいいのがKSC製M4ではないかと思う。WAと同様にモデルガンメーカーであったKSCの外観へのコダワリは結構強い。命中精度も新型チャンバーになってからはマルイと遜色はない。反動はWAや東京マルイと比べても遜色はないようだ。金属音も「ガシャン!」と結構大きい。この金属音は好みが分かれるところだが、お座敷シューターにはたまらないものがある。

 初期のモデルではボルトの剛性不足が問題になっていたが、ver.2ではボルト含め剛性が強化された。さらにバルブがシステム7TWOとなりさらに作動が安定・強化され、ガスブロの傑作と称しても過言ではないモデルとなった。

 但し、中古品を購入する場合、M4、M4マグプルには上記のver.2の機能が搭載されていない初期モデルである可能性もあるので注意が必要だ。本体価格は各社の中では一番低い水準であるが、マガジン5800円と東京マルイに比べ若干高めである。バリエーション展開も多く、マグプルやMEGAアームズ公式のオフィシャルモデルもある。

純正マガジン 5800円

 

まとめ

 

 まず、実射性能としては東京マルイ、KSCは互角というところ。若干東京マルイに軍配があがるかもしれない。WAは若干劣る。外観のリアリティに関してはWAは群を抜いている。それにKSC、東京マルイという順で続く。

 内部構造に関してもWAに分がある。同様にKSCも実物に非常に近い構造ではあるが、東京マルイは作動を優先させるために独自のZETシステムを採用しているのでリアリティの面からすると評価は下がる。

 価格はWAがダントツで高い。次に東京マルイ、KSCという感じだが、この2社はバリエーションを含めると同価格帯といえる。マガジンはWAの1万2000円がダントツで高く、KSCが5800円、東京マルイが4980円と最も安い。

 バリエーション展開はWAは最も少なく、現在確認できるのは2種類のみだ(2019年10月)。東京マルイ、KSC共にバリエーション展開は多いが、KSCは実物カスタムメーカーの公式契約のカスタムというのが特徴である。それぞれに特徴のあるメーカーなので好みの合うメーカーを選ぶのがよいだろう。

 

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