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M1911

01_ハードボーラー
(画像はwikipediaより転載)

 

 ハードボーラーとはAMT社が1977年に発売したM1911、いわゆる「ガバメント」のクローンである。当時としては珍しいオールステンレス製で調整可能なリアサイトと大型のビーバーテイルを装備した先進的なハンドガンであった。映画『ターミネーター』でターミネーターが使用した「45口径レーザーサイトピストル」として有名である。

 

ハードボーラー(実銃)

 

 

性能(7インチ)

全長 267mm
重量 1,306g
口径 45口径
使用弾薬 45ACP弾
装弾数 7発
設計・開発 AMT社

 

概要

 ハードボーラーは1977にAMT(アルカディア・マシン・アンド ツール)社から発売されたコルトM1911のコピーモデルである。M1911コピーとしては初のステンレス仕様であった。特徴としてはステンレス製であることの他、アジャスタブルリアサイト、大型ビーバーテイル付きのグリップセイフティが挙げられる。「ハードボーラー」という名称の由来は、45ACPフルメタルジャケット弾以外の弾の使用が奨励されていないことによる。フルメタルジャケットとは、鉛の弾頭が前部薄い銅で覆われている弾丸である。これにより目標物に命中した際も弾丸の形状が変化しにくく貫通力が増すという特徴がある。

 ハードボーラーがこの45口径ハードボールの使用が奨励された背景には、初期のモデルではフィーディングランプ(弾倉から薬室に弾丸を送り込む際に弾丸が通過する滑り台のような形状のパーツ)の形状に問題があり、完全に銅で被甲されているハードボールでなければ引っかかってしまうという理由があった。これは後には改良されている。2002年に生産が終了した。

 

バリエーション

 コンバットガバメントは、1978年に警察向けに発売されたモデルでリアサイトは固定式となっている。1985年からは単にガバメントと呼ばれる。1980年には4インチスライドモデルのスキッパー、7インチスライドのロングスライドが発売されている。この7インチモデルは、1984年の映画『ターミネーター』でターミネーターがレーザーサイトを装着した本モデルを使用したことで一躍有名になった。

 コマンド―はガラナ工業ブランドで発売されたモデルで、AMT社から発売された当時は、5インチモデルであったが、ガラナ工業から発売されたコマンド―は、ガバメントのフレームに4インチバレルを搭載したモデルである。仕様弾薬は40S&W弾で装弾数は8発である。アクセレーターは400カーボン弾を使用するモデルでジャベリナは10mmオート弾を使用するモデルで、スライドはどちらも7インチである。

 

 

「射程距離400mのプラズマライフルをくれ。。。」

 余談だが、映画『ターミネーター』に登場する銃器であるが、ターミネーターが最初のガンショップで注文した銃は、12ゲージショットガン「オートローダー」、45口径レーザーサイトピストル、射程距離400のプラズマライフル、ウジー9mm銃の4丁であった。

 オートローダーとはフランキ製「スパス12」、ウジー9mm銃とはイスラエル製ウージー短機関銃。45口径レーザーサイトピストルというのがこのハードボーラーであった。そして、ターミネーターが注文した銃の中で唯一欠品していたのが「プラズマライフル」であった。このプラズマライフルという聞きなれない名称のライフルは実在しないライフルで、恐らくターミネーターが未来から送られてくる際にインプットされた情報に誤って1984年には存在しない未来の銃器の情報が入り込んでしまったためであろう。

 

ハードボーラー(トイガン)

 

 トイガンでは、1985年に千代田製作所がマークスマンガバメントターミネーターを発売している。これはエアーコッキング式のエアガンでレーザーサイト型のマガジンにBB弾を入れるものであった。装弾数150発。翌年にはシルバーモデルが発売されている。1988年には東京マルイから固定スライドガスガンのハードボーラーが発売されている。

 1998年には新日本模型からWAのマグナブローバックエンジンを搭載したハードボーラーが発売されている。これは劇中のレーザーサイトまで再現されたモデルであった。その後、WAから非常に完成度の高いハードボーラーが発売されている。ガスガンではこれが最高のものであろう。

 モデルガンでは2001年頃に新日本模型がモデルアップしている。さらに2020年にはBWCがハードボーラーを発売している。高価ではあるがモデルガンとしては最も完成度の高いモデルである。

 

B.W.C限定品 発火モデルガン AMT ハードボーラー ロングスライド

性能

全長 272mm
重量 770g
装弾数 8発

 現在発売されている中で最も完成度の高いモデル。スライドとフレームの仕上げの違いまで再現している程の尋常ではない完成度の高さでである。これは細部に至るまで徹底している。限定30丁とかなりの少量生産品であるが、値段が値段なので判断は慎重にしなければならない。

 

まとめ

 

 AMT社がハードボーラーを発売したのは1977年、コルトM1911の特許はサブマリン特許という裏技を使用したため1986年までコルト社が特許を保持していた。このためこのハードボーラーはまだ特許をコルト社が持っていた時代に特許料を払って製造したものなのであろう。

 1970年代は、未だに銃を全てステンレスで製造することは珍しく(恐らくオートマグのみ)、錆びにくいオールステンレス製のM1911は人気があっただろうことは想像できる。オールステンレス製7インチ銃身を持つハードボーラーの近未来的な外観は未来から来た殺人兵器が使うには相応しいデザインであったのだろう。

 

 

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01_デルタエリート
(画像はwikipediaより転載)

 

 コルトデルタエリートはコルト社が開発した10mm弾使用のハンドガンである。装弾数は8発で威力は357マグナム並みというものであったが、あまりにも強力であるためにスライド、フレームの破損事故が多発した。現在では改良されたものが発売されている。

 

デルタエリート(実銃)

 

 

性能

全長 210mm
重量 1,105g
口径 10mm
使用弾薬 10×25mmオート弾
装弾数 8発
設計・開発 コルト社

 

背景から開発まで

 1983年、D&D社はブレンテンを発表した。これは新たに設計された10mm弾を使用するハンドガンであり、話題になったものの商業的な成功はしなかった。この銃に使用された10mm弾とは9mmの貫通力と45口径(11.43mm)の破壊力を備えたカートリッジを目指して開発されたものであった。実際、357マグナム並みの威力はあったものの反動が強すぎるという欠点もあった。

 コルト社は同社のロングラン製品であるM1911のバリエーションにこの10mm弾仕様のモデルをを使用したハンドガンの2作目であり、大手銃器メーカーコルト社が製造したことで話題となった。

 

開発

02_デルタエリート
(画像はwikipediaより転載)

 

 1987年、コルト社は10mm弾を使用するハンドガンを開発した。これは同社の人気モデルM1911をベースとしたもので45口径のM1911を10mm仕様にしたものであった。これは市場では2番目の10mm弾を使用するハンドガンであり、大手銃器メーカーの製造ということで話題になった。外観上は45口径仕様のM1911と区別が付きにくいが、ハンマーがリングハンマーになっている。45口径に比べ圧力が強くなっているため、リコイルスプリングはダブルリコイルスプリングに交換されているが、当初のモデルでは圧力に耐えきれずスライドレールやフレームが破損する事故が相次いだ。

 生産は1987年から生産が開始され、スチール製モデルとステンレス製モデルが存在する。1996年に製造中止となったが、2009年から再び生産されている。2017年にはバレル下部に20mmレイルを装備したタイプが発売された。

 

バリエーション

 バリエーションには、コルトカスタムショップによって500丁のみ製造されたゴールドカップモデル、さらにコルトマッチ10と呼ばれるゴールドカップタイプのデルタエリートがある。これはフルアジャスタブルフロントサイトを装備したもので1988年に400丁製造された。1990年代初頭にはコルトエリートテンフォーティーと呼ばれる特別仕様のモデルが発売された。これは40S&Wのコンバージョンキットが付属する。ステンレス製でスライドに”ELITE TEN/FORTY” と刻印されている。

 2009年にはリコイルスプリングとスプリングガイドを改良した新型が登場、2015年にはスライド前部にセレーションを入れたバージョンが登場している。2016年にはステンレス製スライドにスチール製フレームのデュアルトーンモデルが少数生産された。さらに同年、ノバックサイト、大型のサムセイフティ、ビーバーテイルグリップセイフティ等を装備したモデルがダビットソン社から発売、2017年にはレールモデルが発売されている。

 

デルタエリート(トイガン)

 

概要

 ガスガンではMGCが最も早く、1988〜1989年には固定スライドガスガンとして発売していた。当時、シューティングマッチで評判の良かったウィルソンLE系のシステムをそのまま使用したものだ。当時、このシステムを使ったノーマルM1911は無かったのでそういう意味でも重宝された。限定でシルバーモデルもあった。

 1994年には同じくMGCからモデルガンが発売されている。これは新規に10mmカートリッジを製作した力作であった。WAは、ハイスペックVer.2時代にデルタエリートを発売しており、2018年にはレールモデルも発売している。他にも東京マルイが電動コンバットデルタを発売している他、エアコキモデルは数社が発売していた。

 

東京マルイ 電動ガン コンバットデルタ [ シルバー ]

性能

全長 225mm
重量 306g
装弾数 16発

 ABS製の対象年齢10歳以上モデルである。トリガー、ハンマープラ製で無可動、スライドストップ、サムセイフティはダミーであるが、チャンバーはメッキ仕上げとなっており、グリップセイフティも作動する。単4電池4本をグリップ内部に入れるためマガジンはいわゆる「割箸マガジン」である。

 対象年齢10歳以上のため初速は40m/s強と弱めであるが、トリガーのレスポンスは良く命中精度は比較的高く5mで10cm程度にまとまる。飛距離は20〜30mで20m程度でマンターゲットにヒットするなど良好である。サバイバルゲームには向かないが命中精度、トリガーのレスポンスも良く、パワーは弱いため室内での練習用には良いかもしれない。

 

まとめ

 

 デルタエリートは10mm弾を使用するハンドガンの第2弾として発売された。D&Dブレンテンは『マイアミバイス』に登場して人気が出たものの商業的には失敗であった。10mm弾で商業的にもある程度成功したのはこのデルタエリートが最初であろう。10mm弾はあまりにも威力と反動が強すぎるためにカートリッジを3mm短縮した40S&W弾が開発されたが、10mm弾もまた人気が再燃しつつあるようだ。それにしてもカッコいい!

 

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MEUSOCM45
(画像はwikipediaより転載)

 

 海兵隊が採用している45口径拳銃である。正式名称は、PISTOL, CALBER .45, MEU(SOC)であるが、日本では一般的にMEUピストルと呼ばれているM1911A1の改良型である。米軍制式採用拳銃であるM9の威力不足に不満を持った海兵隊が保有しているM1911A1のフレームの中で状態の良い物をベースにカスタムを施したモデルである。

 

海兵隊遠征部隊(MEU)とは

 

 MEUとは日本語では海兵隊遠征部隊のことで、創設年は意外に古く、1960年代後半である。普通の海兵隊と違うところは小規模の単位で航空機、戦車も含む支援部隊も持つ自己完結能力を持つ部隊で単独で15日間の作戦行動が可能な常設部隊である。

 

MEUピストル(実銃)

 

 

性能

全長 216mm
重量 1,130g
口径 45口径
使用弾薬 45口径ACP
装弾数 7発
設計・開発 海兵隊他

 

概要

 1985年にアメリカ軍の正式拳銃が45口径M1911A1から9mm口径ベレッタM9に変更された。9mm口径に不満を持っていたアメリカ海兵隊特殊作戦部隊は、45口径の使用を続けることを決定。独自にこれまでのM1911A1拳銃を改良していわゆる「MEUピストル」を製作した。正式名称は「PISTOL, CALBER .45, MEU(SOC)」である。

 これは1945年以前に生産されたM1911A1のフレームの中から程度の良い物を抽出し、フレーム以外のパーツをほぼ新規に購入して製作された。一応、修理部品の調達という名目で製作された。完全に新規で製作されなかった背景には、新規で購入するには議会の承認を得ることが必要だったためである。余談だが、1945年以前に生産されたモデルから抽出された理由は、M1911A1自体が1945年までしか生産されていないからである。

 新規に購入された部品は、スプリングフィールド・アーモリー製のスライド、バレル、バレルブッシング、エジェクター、メインスプリングハウジング等はナウリン・アームズ社、ビーバーテイルセイフティ、リコイルスプリングガイドはエド・ブラウン社、サイトはノバック社、マガジンはウイルソンコンバット社のものが使用されている。特徴としては、固定のハイマウントサイト、アンビセイフティ、ビーバーテイル形グリップセイフティ、パックマイヤー社製ラバーグリップなどである。これらのパーツ、仕様は時期によって異なっている。

 2005年からは供給不足を補うために次期正式拳銃の採用トライアルまでのつなぎという名目で、スプリングフィールド・アーモリー製プロフェッショナルモデルを新規に購入し上記のカスタムを施したモデルを調達していたが、銃の経年劣化、隊員数の増加により、2012年になると45口径拳銃であるM45A1が制式採用されており、現在はモデルに置き換えられつつある。

 

MEUピストル(トイガン)

 

 MEUピストルであるが、モデルガンではタニオ・コバがオープンデトネーター方式のGM7として発売している。ガスガンではWAが前期モデル、後期モデルをガスブローバックで発売している。さらに東京マルイが後期モデルをガスブローバックで発売している。それぞれ完成度は非常に高い。

 

東京マルイ MEUピストル ガスガン

性能

全長 223mm
重量 843g
装弾数 28発

 東京マルイ製なので素材は通常のABSである。実銃を正確に採寸しているようで外観の完成度は非常に良い。リアサイトはノバック社公認。外観上で残念なのは、スライド後方のファイアリングピンが再現されていないことであろう。ここは射手がどうしても見てしまう部分であるためここが再現されていないのは若干痛い。命中精度は非常に高く、トリガープルは0.6kgで切れは良い。初速70m/s 強。グリップはゴムコーティングをしたプラ製であるためエッジが手に当たり痛い。グリップ内には200g程度のウェイトが入っているためグリップを交換すると極端に軽くなる。

 

WA MEUピストル

 

性能(レイトモデル)

全長 223mm
重量 956g
装弾数 28発

 アーリータイプ(初期型)、ミッドタイプ(中期型)、レイトタイプ(後期型)と3種類のMEUが発売されている。バリエーション展開が多いのはWAらしい。グリップは全てメダリオン無しの旧型を再現している。パックマイヤーの純正品ではなくレプリカであるが、旧型グリップは現在では生産されていないのでむしろ貴重である。レイトタイプはロングマガジン。グリップはメダリオン無しのパックマイヤー旧型グリップを再現している。

 レイトモデルの重量は956g。命中精度は高いが、東京マルイと比較すると見劣りする。しかし反動の強さは東京マルイ以上で低温でも他社製品に比べれば比較的作動は良い。重量は1垓瓩ある。リアル志向のファンにはうれしいが、サバイバルゲームに使用するには少し重いかもしれない。WAの製品のほとんどは常時ラインナップされていないが定期的に再販されている。

 

まとめ

 

 実戦で使用されるM1911は最終的にはラバーグリップに大型のアンビセイフティ、エッグホールハンマーにストレートタイプのメインスプリングハウジングとMEUピストルと同様のカスタムを施したものが多い。20mmレイルこそないもののMEUピストルとはM1911の究極の姿であるともいえるだろう。

 

 


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01_M45A1
(画像はwikipediaより転載)

 

 コルトM45A1とは、1980年代後半に米海兵隊が採用したMEUピストルの後継モデル。M1911を開発したコルト社製でそれまで制式採用されていたM1911A1の外装、内部機構に改良が加えられたモデル。フラットダークアースの外装とピカテニー規格の20mmレイルを装備しているのが特徴。

 

コルトM45A1(実銃)

 

 

性能

全長  - mm
重量  - g
口径 45口径
使用弾薬 45ACP弾
装弾数 7+1発
設計・開発 コルト社

 

背景から開発まで

 1985年、米軍はこれまでのコルトM1911A1に代わって、ベレッタ92を次期制式採用拳銃と決定した。これは米軍が70年以上にわたって使用し続けてきた45ACP弾の使用の終焉を意味するものであった。米軍は米西戦争においてスペインに勝利、その結果、フィリピンを植民地として獲得することになったものの原住民モロ族の強力な抵抗に手をこまねいていた。それまでの38口径リボルバーでは致命傷を与えられないと考えた米軍はより強力な45ACP弾を採用、以降長年に亘り米軍のサイドアームとして活躍していた。

 新しく採用されたベレッタM9は、イタリアベレッタ社の製品で口径は9mm、45口径ほどの破壊力はない物のそれまでのM1911A1の装弾数が7発だったのに対して15発と2倍以上の装弾数を持つことが特徴であった。しかし威力が弱いことは致命的であり、特に問題視した海兵隊は早くも1980年代後半には武器庫に眠っていたM1911A1の中で良質の個体を選び出しカスタムを施して使用することを開始した。これがいわゆるMEUピストルである。

 このMEUピストルはカスタムといっても予算上新規の武器購入が出来なかったための方便と言ってもよく、実際にM1911A1のパーツで使用しているものはフレームだけであった。その後予算が通ったため新規で45口径のピストルを配備してきたが、2000年頃になると旧式化が目立つようになり、アップブレードの必要性を痛感するようになった。

 

M45A1の特徴

 このためトライアルが行われ2012年7月20日にコルト社製M1911A1の改良型がM45A1として制式採用された。このM45A1は基本的な構造はほぼM1911A1と変わりないものの多くの特徴のあるハンドガンとなっていた。最大の特徴はバレル下部に装備されたレイルシステムで20mmピカテニー規格のレイルが装備されたことによってフラッシュライト、レーザーサイト等の光学機器を装着することが可能になった。さらに全体は砂漠での使用を想定したサンドカラーとなり、大型のフロントサイトを装備、リアサイトはノバック型のサイトとなった。

 他にも最新のカスタムガンで採用されている大型のサムセイフティ、ビーバーテイルを採用したグリップセイフティロングトリガー等が採用、グリップもマガジンキャッチを使いやすいように改良されている。内部構造も全く以前のままではなくリコイルスプリングにデュアルリコイルスプリングを採用する等チューンナップされている。2016年には兵站の関係からグロック19に置き換えられたものの現在でも多くの部隊がM45A1を使用し続けている。

 

コルトM45A1(トイガン)

 

概要

 ガスガンではWAがかつてラインナップしていたが、現在は製造されていない。しかしWAは古いモデルの再販は頻繁に行っているので今後再販される可能性はある。ガスガンで一番メジャーなのが東京マルイの製品でさらに台湾のバトン社がCO2モデルを発売している。

 

東京マルイM45A1

性能

全長 222mm
重量 823g
装弾数 27+1発
初速 70m/s前後
定価 18,800円

 日本のエアガンのトップメーカー東京マルイが2018年2月23日に発売した製品。東京マルイのガバメントシリーズの一つであるが、内部構造等はしばしば改良が加えられているため性能は初期のガバメントに比べれば最新モデルは向上している。M45A1は外装にも新規パーツを多く採用しており東京マルイのやる気が伝わってくる。

 外観上注目すべき点はファイアリングピンを再現していることで、ガスガンでは必要ないパーツであるが、銃の後部に位置しているため射手からは目立つ場所にある。これを形状だけでもリアルに再現してくれているのはうれしい。外観の完成度の高さは最優秀である。東京マルイは比較的割安な製品を発売することで人気であるが、M1911系のハンドガンの外観の再現性の高さはCAWやエランに匹敵する。近年はさらにその完成度に磨きがかかってきたようだ。命中精度は非常に高く、弾道も素直で非の打ち所がない。

 欠点としてはハンマーがハーフコックになった際、実銃のように指で押さえながら引き金を引きハンマーを落とすことが出来ず、引き金だけを引くとハンマーは落ちずに引き金が引けてしまうことであろう。これは実用上は何の問題もないがリアル志向のファンには少し残念である。他には東京マルイ製ハンドガン品全般に言えることであるが、HW材を使用していないために重量が軽いという欠点がある。その軽さを補うためにグリップ内に200g前後のウエイトを入れている。このためグリップを交換すると銃が非常に軽くなってしまうのであるが、本製品に関してはグリップの完成度が非常に高いためそのまま使用しても問題はないであろう。

 

バトン社コルトM45A1

性能

全長 224mm
重量 672g
装弾数 15発
初速 75m/s前後

 台湾のバトン社製ガスガン。こちらはフロンガスではなくCO2を使用する。海外製ではあるが、日本の法規制に対応済みでスライド、フレームは樹脂製、初速も日本の法定基準内に収められている。内部構造は東京マルイの影響を大きく受けた構造であり、東京マルイ製ガバの分解をしたことがある方は困ることはないであろう。外観の完成度は東京マルイ製に匹敵する位高い。素材の質感は意見が分かれるものの個人的にはそれほど悪いとは感じない。

 外観上で最も素晴らしいのがファイアリングピンが再現されているだけでなく、この再現性が非常に高いことである。これは雰囲気を楽しむガンファンにとっては重要な点である。ただCO2を使うという制約上、マガジンはガスタンクが露出しており、円筒形のガスタンクを収納するためフレームも削られているというのが唯一の外観上の欠点である。

 命中精度は非常に高く、弾道も素直である。40m程度はフラットに飛ぶのでハンドガンでありながら遠距離のターゲットも命中させることが可能である。本銃の最大の特徴はCO2であるが、これを採用したことにより冬場でも安定した初速を出すことに成功している。ガスタンク1本で約60発を発射することが出来る。

 欠点としてはCO2であるためランニングコストが若干高くなってしまうことと、フィールドによっては禁止されていることも多いのでサバゲで使用するには注意が必要である。さらに装弾数が15発と少ないことも欠点として挙げられる。しかし実銃は7発なのでリアリティという面からみれば十分ともいえる。フロンガスも値上がりしていく中、エネルギーソースとしてCO2の重要性は増していくであろう。

 

まとめ

 

 実銃では刻印は茶色になっている。トイガンではどのメーカーもこれを再現していないのでトイガンを購入したら刻印を茶色に塗装することをお勧めする。こういうひと手間をかけると銃に愛着が湧くので楽しい。

 

 


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M1911_01
(画像はwikipediaより転載)

 

 M1911とはコルト社の技師ジョン・ブローニングによって設計された銃で1911年に米軍に制式採用されて以来、現在に至るまで100年以上経た今日においてもほとんど改良されることなく、軍、民間において多く使用されている。口径は専用に開発された45ACP弾で装弾数は7発。スチール製のため重量は装弾していなくても1.1kg以上になる。米国でも日本でも最も人気のある銃である。

 

コルトM1911(実銃)

 

性能

全長 216mm
銃身長 127mm
重量 1130g
口径 45ACP
装弾数 7+1発

 

概要

 M1911は、ジョン・M・ブローニングにより設計された自動拳銃で1911年に米軍に制式採用された。1926年に一部改良され1911A1となって以降、1985年に正式拳銃がベレッタM92Fに変更されるまで75年間に亘り米軍の正式拳銃であり続けた銃だ。

 M1911とM1911A1の違いは、トリガー形状、トリガー付近のフレームの形状の変更。さらにハンマースプリングハウジングの形状を手に合うように丸みを帯びた形状に変更されたこと。表面処理がパーカーライズド仕上に変わったことぐらいだろうか。本体ではないが、グリップもM1911では全て木製であったが、M1911A1からはべークライド製のものも使用されるようになった。それ以外の基本的な構造等は変更されていない。

 M1911は1911年から1926年まで製造され、1927年からM1911A1が生産が始まったが1945年で生産は終了した。以降、1985年に新正式拳銃にベレッタM92Fが採用されるまでは1945年までに生産されたM1911A1が使用され続けたことになる。

 

MEUピストル

 因みに9mm口径のベレッタM92Fのパワーに不満を持った海兵遠征部隊はM1911A1を基にカスタムしたMEUピストルを採用することになったが、その際、予算の都合上、M1911A1の「改良」という名目で予算を採ったため、完全に新規のM1911を採用することが出来ず、軍の倉庫に眠っていた1911A1のフレームを使用した。このフレームも当然1945年以前の代物である。日本ではガバメントと言うが、アメリカでは1911(ナインティーンイレブン)と呼ぶのが普通だ。

 

 

M1911(トイガン)

 

 1966年にMGC、CMCからモデルガンが発売されて以来、トイガンでは把握しきれない程多くのメーカーが生産している。現在では最高級モデルのエランを始め、CAW、タニオコバ、マルシン等が高品質のモデルガンを発売している。ガスガンでは旧MGCの流れを受け継いだWA、高性能エアガンを発売することで有名な東京マルイ、さらには海外メーカーまで含めると膨大なメーカーによってモデルアップされている。その中でおススメM1911のいくつかを紹介してみたい。

 

CAW 発火モデルガン Colt .45Auto M1911A1

性能

全長 216mm
重量 690g
装弾数 7+1発

 かつてモデルガン業界の最大手であったMGCの流れを受け継ぐメーカー。高精度で比較的安価な製品はファンにとってはありがたい。カートリッジ、マガジン等も入手しやすいのがありがたい。外観の完成度の高さと作動の確実さで本当に遊べる数少ないモデルガンの内の一つ。

 

マルシン工業 モデルガン完成品 コルト・ガバメントM1911A1・HW

性能

全長 215mm
重量 560g
装弾数 7+1発

 現在でも活動している数少ない古参メーカーのマルシン。もう数十年に亘ってモデルガンを製造し続けている有難いメーカー。このガバメントも基本設計は年代物。もちろん昔の設計そのものではなく、HW化された上に改良もされている。こちらのメーカーもカートリッジ、マガジン共に入手が容易だ。

 モデルガンはカート、マガジン等、初期投資が結構かかる。その上、パーツが結構破損するので、メーカーから部品を取り寄せる必要がままある。火薬を使うためにどうしても部品の消耗が激しくなってしまうのだ。その点、マルシンは本体、カートリッジ共に安価で敷居が低いし、部品の供給も可能である。昔ながらのメーカー。

 

東京マルイ M1911A1 コルトガバメント (18歳以上ガスブローバックガン)

性能

全長 217mm
重量 799g
装弾数 26発

 安定した性能と高い命中精度、その上安価と無敵のメーカー東京マルイ。このM1911A1は若干古いモデルであるが、性能の高さは変わらない。ただ、エアガンメーカーはロッドによって地味に改良していたりもするので最新のものがいいかもしれない。外観の精巧さも業界随一と完璧であるが、通常のABS樹脂を使用しているため軽いのが残念。初速は70m/s前後。

 

WA コルト M1911 ゲッタウェイ ビンテージ

性能

全長 216mm
重量 890g
装弾数 21発

 リアルなエアガンを発売しているメーカー。社長の国本圭一氏はアメリカで鍛えたプロのシューター。特にM1911に絶大な愛情を持っている。ウエスタンアームズの製品は基本的にM1911であるといってよい。社長が愛しているだけあって完成度は高い。

 外観はMGCの流れを汲んでいるが、非常に精巧である。ガスガンであるが、素材に「カーボンブラックヘビーウェイト」という材質を使っているため通常のガスガンよりも重量がある。リアル志向の方にはおススメだ。命中精度は東京マルイに若干劣るが、モデルガン並の外観を持つガスガンという長所は捨てがたい。ガスガンとしては一見高額であるが、完成度を見れば納得できる。実は私はこのM1911を愛用している。初速は70m/s前後。

 

東京マルイ No.25 コルト ガバメント HG 18歳以上エアーHOPハンドガン

性能

全長 212mm
重量  - g
装弾数 25発

 これはオマケ。東京マルイ製のエアコッキングガン。ガスガン、モデルガンという高精度なトイガンばかりいじっていると忘れてしまうおもちゃの楽しさを思い出させてくれる一丁。値段も安価で耐久性も低いがその分、何も心配しないでパスパス撃って遊べる。空気がパワーソースなのでランニングコストはBB弾のみ。室内で遊ぶ分には音は静かだし命中精度は高いしで値段以上に楽しめる。ガンファンは、この楽しさからスタートしている人も多いはず。

 

まとめ

 

 M1911には熱狂的なファンがいる。米国はもちろん日本でもだ。シンプルな構造と高い信頼性、「ポケット砲兵」と呼ばれる圧倒的な破壊力が人気の秘密だ。100年以上前に作られた銃が、ほぼ改良されることなく現在まで使用され続けているというのは驚異的ですらある。まさにレジェンド中のレジェンドだ。

 

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01_M1911
(画像は実銃M1911 wikipediaより転載)

 

映画『ゲッタウェイ』とコルトM1911

 

 『ゲッタウェイ』とは1972年に公開された映画で監督はアクション、バイオレンス映画で新境地を開いたことで有名なサム・ペキンパー、主演はスティーブ・マックイーンである。その『ゲッタウェイ』の主人公スティーブ・マックイーン演じるドク・マッコイが愛用する拳銃がこのM1911である。

 M1911とは1911年に米軍に制式採用された自動拳銃で口径は45口径、装弾数7発の大型拳銃である。M1911は1926年に改良されてM1911A1となり強力な威力と信頼性の高さから1985年のベレッタM9の採用まで米軍の制式拳銃であり続けた。『ゲッタウェイ』で主人公ドク・マッコイが使用するのは最も初期のM1911である。

 改良型のA1との主な違いは、ハンマースプリングハウジング(グリップ後方下部のパーツ)がストレートであること、トリガーの長さが長いことである。表面はブルーイング処理されており、ダブルダイヤモンドレリーフ付きダイヤモンドチェッカーの木製グリップが標準装備されている。設計者は銃器設計の天才ジョン・ブローニングである。

 このM1911モデルは1911年から1924年まで製造されたが、第一次世界大戦終戦にともない民間向けにも発売されていた。この民間モデルは「ニュースタイルスライドマーキング」と呼ばれるスライド右側面に「COLT AUTOMATIC CALBRE.45」という文字とコルト社のマークである「ランパンコルト」が刻印されているのが特徴である。

 映画『ゲッタウェイ』でドク・マッコイが使用しているモデルはこの民間向けモデル(コマーシャルモデル)に樹脂製のグリップを装着したものであった。

 

WA コルトM1911ゲッタウェイビンテージ

 

 WAは、この『ゲッタウェイ』版M1911を忠実に再現している。完全に提灯記事になってしまっているが、実際に渋谷のWA直営店でこのカスタムを観た時は本当に驚きの一言であった。あまりにも感激したのでどうしても書きたくなってしまっただけである。当然WAからは何ももらっていない。

 WAは現在では主にM1911とベレッタM92系、M4を中心にバリエーション展開をするという経営戦略をとっている会社で、この中でも特に中心になっているのはM1911(いわゆるガバメント)である。WA製のM1911は命中精度こそ東京マルイ、KSCに若干劣るものの、外観や内部構造の再現性の高さや作動の確実さは秀逸である。同じ金型の銃をカスタムすることで安価に高い品質のカスタムを提供できているのだろう。

 

WA コルト M1911 ゲッタウェイ ビンテージ

 

性能

全長:約216mm
銃身長:約114mm
重量:約910g
装弾数:21+1発

 

概要

 ゲッタウェイビンテージは、上記の『ゲッタウェイ』で使用されたM1911を刻印からグリップのへこみまでを正確に再現している。特に秀逸なのはブルーイングを施された上に施されているエイジド加工だ。エイジド加工とはレプリカモデルを実物と同じく使用感を出すための加工で塗装の剥がれや傷等を意図的に再現する処理だ。

 このエイジド加工においては、WAは秀逸だ。WAではコルトM1911エイジドカスタムは多く発売されている。専門の職人が担当しているようで非常によくできている。しかし私は今一つ気に入らないのだ。もちろん製品の完成度は非常に高いし、私はWAの製品は職人気質みたいな匂いがして好きだ。

 しかしこれは私の主観だけど、WAのエイジドカスタムは本体の濃いブルーと使用感を出すためにエッジ等を磨いた挙句に出る銀色とのコントラストがはっきりし過ぎているように思うのだ。私にはこれが何か不自然に思えてしまう。

 だが、今回紹介するこのゲッタウェイビンテージは違う。そのはっきりとしたコントラストの不自然さが全くないのだ。これはこれらコントラストがはっきりしているモデルと異なり、このゲッタウェイビンテージはまずブルーイング処理を行い、それをまた落として透き通るような質感を再現したということだ。

 このエイジドカスタムはトイガン業界全体を見ても一二を争う完成度の高さだと思う。画像を観てもらえれば分ると思うけど、このゲッタウェイビンテージは全体の色が薄いのだ。濃いブルーではなく薄いブルーなのだ。その薄いブルーに薄くエイジド加工をしているのですごく自然なのだ。透き通るようなブルー処理に自然に付けられたエイジド加工と細かいところまで気を使っているのがよく分る。本当に完成度の高いカスタムだ。

 

実射性能

 WAのガスガンはスライドの質量が重さやエンジンの関係でキックは強い。固定ホップなのが残念だが作動はかなり良い。初速は70m/s 強で、命中精度も高いが東京マルイやKSCに比べると一段劣る感じだ。それでも5mで500円玉に命中させる性能というのを謳っているので決して悪いという訳ではない。強烈なキックが命中精度にとってはマイナスになっているのかもしれない。マガジンが高いのが玉に瑕ではあるが、完成度は非常に高い。

 

まとめ

 

 今日、紹介したゲッタウェイビンテージは、私はイチオシのアイテムである。外観の完成度の高さ、WA独自のキックの強いエンジン。そしてモデルにしたのが全てのM1911の元になったM1911そのものであることからも、コルトガバメントを一丁欲しいという人には絶対おすすめだと思う。

 


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