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AK74

01_ガリルARM
(画像はwikipediaより転載)

 

 ガリルARMとは、イスラエルIMI製の自動小銃でAKをベースに5.56×45mmNATO弾を発射出来るように改良した銃である。ただ口径を変更しただけでなく、コッキングレバー、セイフティレバーを左右で使用できるようにしたりしている他、ワイヤーカッター、栓抜き機能を持つ二脚、折り畳み式ストック等、独自の改良も施されている。イスラエル軍ではタボールに機種が変更されてしまっているが、世界各国で現在でも使用され続けている。

 

ガリルARM(実銃)

 

 

性能(ARM)

全長 979mm
重量 4,350g
口径 5.56mm
使用弾薬 5.56×45mmNATO弾
装弾数 30発
設計・開発 IMI社

 

開発

02_ガリルSAR
(画像はwikipediaより転載)

 

 ガリルARMはイスラエル・ミリタリー・インダストリー(IMI)が設計・開発した自動小銃で、ARMは「アサルト・ライフル・マシンガン」の略である。それまでイスラエル軍はベルギーFN社製自動小銃FALを制式採用していたが、全長1mを超えるFALは車両を使用する移動が多いイスラエル軍としては取り回しが不便であったため、取り回しが良い自動小銃の必要性を痛感、開発することとなった。設計にはフィンランドの銃器メーカーであるワルメット社が協力したためAKシリーズの系統を受け継ぐRk62自動小銃に酷似しているが、カートリッジを5.56×45mmNATO弾仕様に改良している。

 発射機構はAKシリーズと同様のロングストロークピストン式でカートリッジのガスがバレル上部のピストンに流れ込み、ガスの勢いでピストンが後方に移動、ボルトを押し出すものである。ショートストロークピストン式と異なりピストンはボルトと共に最後まで移動する。閉鎖機構はターン・ボルト方式で左右にロッキングラグが備えられている。発射機構もその他メカニズムもAKシリーズとほとんど同じである。

 イスラエル軍への配備は1973年に始まったものの、米国よりM16自動小銃の供給が始まったため全部隊に配備するには至らなかったが、輸出は好調で南アフリカ、フィリピンを始め多くの国で制式採用された。これは当時のイスラエルには外貨獲得手段が少なく、米国供給のM16を自国軍に装備する代わりに自国製自動小銃を海外に輸出して外貨獲得を行っていたとも言われるが真意の程は不明である。

 ガリルは機構的にはAKシリーズを踏襲しているものの、AKシリーズと異なりセレクターレバーは左側面にもあり、グリップを握ったまま操作することが可能である。他にもAKには無いキャリングハンドルを装備しており、折りたたみ式ストックが標準装備されている。さらに特徴的な機構として「栓抜き・ワイヤーカッター」として使用できるバイポッドがある。これは前線で弾倉を栓抜き代わりにする事例が多く発生したために追加された機能でバイポッドの付け根部分にあり、バイポッドを開くことでワイヤーカッターとしても機能するスグレものである。

 

バリエーション

03_ガリルARM
(画像はwikipediaより転載)

 

 キャリングハンドルとバイポッド、そして惜しまれつつも栓抜き機能も排除、ARMが木製だったのに対してポリマー製ハンドガードを装備したAR(アサルトライフル)、さらにARのカービンモデルで同じく栓抜き機能を持たないSAR(ショートアサルトライフル)がある。これらには7.62×51mmNATO弾仕様のモデルが存在する。他にも1995年に登場したさらに銃身を切り詰め、栓抜き機能を持たないMAR(マイクロアサルトライフル)、同モデルを30カービン弾仕様にし、同じく栓抜き機能を持たないマガル等がある。

 

ガリルARM(トイガン)

 

概要

 1989年にファルコントーイがガスフルオートのガリルSARを発売、1991年には木製ハンドガード装備のガリルARMを同じくガスフルオートで発売している。近年では台湾のエアガンメーカーICSが電動ガンでガリルを発売している。

 

ICS ガリルARM 電動ガン

性能

全長 750mm
重量 3,710g
装弾数 300発
初速 85m/s前後
定価 55,800円

 全金属製でハンドガードは木製、マガジンもスチールプレス製で2本付属する。全金属製のため剛性は非常に高く、キャリングハンドルは実物と同様に可動、コッキングレバーもストローク長めできちんと可動する。セイフティレバーも実物と同様に左側のセイフティレバーも使用可能である。バイポッドはワイヤーカッターとしての使用は難しいかもしれないが、栓抜き機能は使えそうである。命中精度に関しては個体差があるようで、特にパッキンは東京マルイ製と交換すると性能が向上するという意見もある。

 

まとめ

 

 ガリルはイスラエル製の自動小銃である。製造され始めたのは1970年代であったが、当時のイスラエルは工作機械の不足からパーツを輸入して生産していた。一部部隊には配備されたものの多くの部隊はM16自動小銃を装備、そのままタボールに変更されているが、世界各国では現在でも多くの国の軍隊で制式採用されている。メカニカルな外観を持つ魅力的な銃である。

 

 


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01_AK74
(画像はwikipediaより転載)

 

 AK74とは、1974年にソビエト軍が制式採用したAKMの改良型で口径を小口径化、大型のマズルブレーキを装着して近距離での能力を向上させたモデルである。基本構造は変わらないものの、ハンドガードとストック、マガジンがプラスチック製となっている。

 

AK74(実銃)

 

 

性能

全長 943mm
重量 3,300g
口径 5.45mm
使用弾薬 5.45×39mm弾
装弾数 30発
設計・開発 ミハイル・カラシニコフ / トゥーラ造兵廠

 

開発

02_AK74M
(画像はwikipediaより転載)

 

 AKMをベースに改良された自動小銃で1974年にソビエト軍に制式採用された。内部機構はAKMと同様で、kを使用する。小口径化に加えて反動を抑制するために大型のマズルブレーキを採用したことにより連射時の取り扱いが容易になっており近接戦闘に威力を発揮するようになった。5.45mm弾は小口径でコントロールし易く貫通力が強い。弾薬が小型軽量であるため携行や補給に有利な反面、破壊力が低いという問題点を持っている。つまりターゲットに命中しても初速が早いためそのまま貫通してしまいターゲットに対してダメージを与えることができないため命中しても致命傷とはならない。このため5.45mm弾の弾頭は弾頭内部が空洞化されており、弾頭がソフトターゲットに命中すると横転し十分な破壊力を発揮するという構造を採用した。これはNATO軍がのちに制式採用するSS109と同様の構造である。マガジンはプラスチック製でハンドガード、ストックは木製であったが、のちにプラスチック製に変更されている。

 

 

バリエーション

03_AK74U
(画像はwikipediaより転載)

 

AK74シリーズ

 ストックを金属製折り畳み式としたAKS74、1991年から配備が開始されたストックが黒色プラスチック製折り畳み式となったAK74の近代化モデルAK74M、銃身を延長、ロングマガジン化して分隊支援火器としたRPK74、ショートバレルモデルのAKS74U等がある。

 

AK100シリーズ

 ソビエト連邦の崩壊後、イズマッシュ社によって生産されたモデル。このイズマッシュ社はのちに経営破綻、現在ではカラシニコフ・コンツェルン社が生産している。西側輸出用に口径をNATO軍規格の5.56×45mm弾に変更したAK101、さらにAK101をカービン化したAK102、口径をAK47で使用している7.62×39mm弾仕様にしたAK103、同モデルのカービン仕様のAK104、AK74で使用している5.45mm弾のカービンモデルであるAK105、同モデルの連射速度を850〜900発/分に向上させ3点バースト機能を装備したAK107、同モデルを5.56mm弾化したAK108、AK103をセミオート化して民間仕様としたサイガM3EXP01等がある。

 

AK200シリーズ

 2010年代に発表されたモデル。当初はAK100M、AK74M3という名称であったが2018年6月にAK200に変更された。AK200はAK74を近代化したモデルでグリップとストックをAK12のものに交換、ハンドガード、ダストカバーにピカテニー規格20mmレイルを装着した。さらにグリップを握ったまま操作できるように安全装置も改良されている。5.45mm弾のオリジナルモデルであるAK200、同カービンモデルAK205、5.56mm弾仕様のAK201、同カービンモデルのAK202、AK47と同じ7.62mm仕様のAK203、同カービンモデルAK204がある。

 

AK74(トイガン)

 

概要

 トイガンではエルエスがエアーコッキング式で発売、1987年にはガスフルオートで発売している。エルエス廃業後はアリイが金型を買い取り1993年頃に同モデルを発売、現在では韓国のトイスター社が同金型でAK74を生産している。2007年12月20日には東京マルイが次世代電動ガンとしてAK74MNを発売、2008年7月14日にはAKS74U、2009年10月7日にはAKS74Nを発売している。KSCからはAK74が電動ガンでAK74Mがガスブローバックガンとして発売、海外メーカーではAPS、CYMA、GHK、、E&L、ダブルイーグル等から発売されている。

 

東京マルイ AK74MN 次世代電動ガン

性能

全長 943mm
重量 3,040g
装弾数 74発
初速 90m/s前後
定価 54,800円

 機関部、マズル等はダイキャスト製であるため重量感があるが強度が若干弱い。電動ガンのためグリップにモーターが内蔵されているのでグリップが太くなってしまうのは仕方のないことなのかもしれない。モーターはEG1000Sでバッテリーはハンドガード内に収納される。次世代電動ガンの第一作であるため現在の次世代電動ガンと比べると見劣りするかもしれないが命中精度、パワーは現在でも十分に実用レベルに達している。

 

KSC AK74MN ガスブローバック

性能

全長 945mm
重量 3,500g
装弾数 42発
初速 80m/s前後
定価 49,800円

 外観はアルミ製ボディに金属パーツを多用しており、ハンドガード、ストックは樹脂製でモデルガンメーカーだけあって再現度は非常に高い。内部構造も実銃に極力忠実に再現しており、命中精度も非常に高い。ガスブローバックにしては初速は若干高めであるがもちろん法的には全く問題なく、反動も強いが連射速度が遅いのが欠点である。これさえ気にならなければかなりの完成度であることは間違いない。

 

まとめ

 

 AK74はAK47の設計者ミハイル・カラシニコフによって設計された自動小銃で、その内部構造はAK47とほとんど変わらない。その後の改良でも内部構造は大きく変化しておらずAK47の基礎設計がどれだけ優秀であったのかが分かる。現在ではピカテニー規格20mmレイル等、西側の技術と融合して益々高性能となっていくAK74の進化は止まらない。

 

 


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