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9mm弾

01_ワルサーP38
(画像はwikipediaより転載)

 

 ワルサーP38は、1938年にドイツ国防軍に制式採用された自動拳銃である。画期的なダブルアクション機能を持ち、のちのハンドガンに多大な影響を与えた。日本ではアニメ『ルパン三世』の主人公が愛用している拳銃ということで有名である。さらに一昔前であれば、ナポレオンソロ、大藪春彦の小説にも度々登場する。

 

ワルサーP38(実銃)

 

 

性能

全長 216mm
重量 945g
口径 9mm口径
装弾数 8発
設計・開発 ワルサー社

 

開発

02_ワルサーP38
(画像はwikipediaより転載)

 

 ヴァイマル共和国軍は、それまで制式拳銃であったルガーP08の更新を計画していた。これに対してワルサー社は、1934年、PP拳銃を大型化、9mmパラベラム弾を使用できるようにしたワルサーMPを試作した。しかしこれはPPを大型化しただけで、機構はPPと同じストレートブローバックであった。このためスライドは非常に重い上に反動が非常に強く銃本体も脆弱であった。

 1935年、ワルサー社は、このMPにショートリコイル機構を搭載したAPを完成させる。しかし、このAPはハンマーが内蔵式であっため軍部には好まれなかったため、1937年、このAPを外部ハンマー化したのがHPである。このHPは、1938年にドイツ国防軍にP38として採用された。

 生産は、1939年から始まり1941年まではワルサー社のみで行われていたが、1942年からはマウザー社も製造を開始した。銃本体に刻印されたワルサー社のコードは「ac」で1941年までの製品である「ac41」までは高品質であったが、戦争が長期化するにつれ製品の品質が落ちていった。末期のP38は粗悪品も多かった。戦後は進駐してきたフランス軍に製造を命じられパーカー処理されたP38がフランス領インドシナに送られた。これらは外観の特徴から「グレイゴースト」と呼ばれている。

 1956年、ドイツ連邦軍は大量に接取されていたワルサーP38を再び制式拳銃として採用、1957年からはワルサー社もP38の生産を再開した。1963年10月にはワルサーP1と名称を変更した。1995年にはドイツ連邦軍の装備はP8に変更されたが、それまでに度々細部に改良が加えられている。

 機構はショートリコイル方式で、ダブルアクションを採用、軍用拳銃でダブルアクションを採用したのはこのP38が世界初であった。他にも革新的な機構が多くあり、ダブルアクション機構はのちのS&WM39シリーズ、オープンスライドとロッキング・ラグはベレッタ92等、現在でも主流となっている銃に大きな影響を与えた。

 

ワルサーP38(トイガン)

 

概要

 P38はトイガンでも人気が高かったため多くのメーカーが発売している。モデルガンでは、1966年にMGCがダイナミックシリーズとしてタニオアクションのアンクルタイプを発売している。ショートリコイル、デコッキング機能はない。同年、中田商店もP38を発売、設計は著名なモデルガンデザイナー六人部氏が実銃を採寸して製作したものである。ショートリコイルも再現されていた。

 1968年にはMGCがダイナミックシリーズゲシュタポモデルを発売、同年、MGCから六人部氏設計のMJQが4,000挺限定で発売されている。これはショートリコイル、デコッキング機能はない。1971年にはCMCがP38を発売、1973年にはBLK式を発売している。1973年には中田商店のモデルガンを「丸真ダイカスト」として実際に製作していたマルシン工業が中田商店の金型を受け継いで金属製P38を発売する。

 1980年にはマルシン工業がショートリコイル式ABS製P38を発売、1982年にはマルゼンがエアーコッキング式を発売、1984年にはマルシン工業も同様にエアーコッキング式P38を発売した。ガスガンでは1990年にWAが固定式ガスガンを発売している。2003年にはマルゼンがガスブローバック式P38を発売。実銃の図面を基にしたものでP38の決定版といっていい。

 

マルゼン ワルサーP38 AC41ブラックモデル 18歳以上ガスブローバック

性能

全長 215mm
重量 720g
装弾数 12発

 外観の完成度は非常に高い。ショートリコイルはもちろん、細かな刻印やファイアリングピン、インジケーターも再現されている。フロントサイト、リアサイト共に金属製の別パーツ。初速は70m/s前後と平均的である。マルゼン製のガスガンなので命中精度は非常に高い。欠点としては、マガジンがシングルカラムのため冷えには弱いというのと実銃とガスガンの射程距離の違いからフロントサイトの高さが実銃よりも低いことである。価格も安く、これまでのトイガンP38の最高傑作といえる。スポット生産品である。

 

東京マルイ ワルサー P38【ホップアップ】 エアーハンドガン(10才用モデル)

性能

全長 231mm
重量 - g
装弾数 15発

 10歳以上対象のエアーコッキングガン。性能を重視しているため外観の完成度はかなり低く、マガジンも「割箸マガジン」である。初速は30m/s程度であるが、命中精度は非常に高いので室内向けであろう。

 

まとめ

 

 ワルサーP38は、世界初のダブルアクション機能を採用した軍用ハンドガンである。命中精度は高く、大戦中はルガーP08と並んで連合国軍兵士の「みやげ」として人気だった。戦後もほとんど設計に変更なく1995年までドイツ連邦軍の制式採用拳銃でありつづけた名銃である。

 

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ベレッタM93R
(画像はwikipediaより転載)

 

 ベレッタM93Rは1977年にイタリア警察及び軍特殊部隊用に開発されたマシンピストルである。口径9mmで装弾数は20発。3点バースト機能を持つ火力の高いハンドガンであるため法執行機関やそれに類する機関にのみ販売している。ガスガンではKSC、東京マルイ、マルゼンが発売している。

 

M93R(実銃)

 

性能

口径 9mm
銃身長 156mm
ライフリング 6条右回り
使用弾薬 9x19mmパラベラム弾
装弾数 20発
作動方式 シングルアクション
プロップアップ式ショートリコイル
全長 240mm
重量 1,170g
銃口初速 372m/s
有効射程 50m

 

概要

 世界初のマシンピストルはシュタイヤーM1912で第一次世界大戦中に開発された。これは有効な自衛用火器を持たなかったドイツ砲兵隊用に開発されたものであった。ベレッタがマシンピストルの開発を始めたのは戦後で、特殊部隊用としてベレッタの傑作拳銃M1951をフルオート仕様にしたM951Rが最初であった。装弾数は10発で銃身が延長され、折り畳み式フォアグリップが装備されていた。

 この傑作拳銃M1951を複列弾倉、ダブルアクションとしたのがベレッタM92であり、これは1985年に米軍に採用されてM9となる。このM92をM951R同様、特殊部隊用にマシンピストル化したのがM93Rである。これはイタリア警察特殊部隊治安作戦中央部隊、特殊介入部隊カラビニエリ用に設計したもので、1977年に完成した。

 このベレッタM93RにはM951Rと異なり、フルオート機能は無く、セミオートと3点バースト機能のみであった。口径は9mmで装弾数は20発。バレル下部にフォアグリップが装備されている。3点バースト機能はフルオートに比べれば銃のコントロールは容易ではあるが、やはり射手には熟練が要求される。少しでもコントロールし易くするためにベレッタM93Rには折り畳み式フォールディングストックと初期にはコンペンセイターが装着されていた。現在はコンペンセイターの代わりにマズルブレーキが設けられている。マズルブレーキの形状は初期が長方形6ポートで後期が菱型3ポートである。

 M93Rは完全な受注生産方式を取っており、法執行機関かそれに類する機関にのみ販売されている。米国の法執行機関向けに小火器を販売しているアームズリミテッド社によると販売価格は6000ドルとなっている(2020年7月現在)。映画では『パリ警視J』(1983年)で主人公が愛用している他、『ロボコップ』(1987年)では主人公がM93Rをベースにしたオート9を使用している。

 

M93R(トイガン)

 

概要

 1985年にMGCから発売されたのが日本での初モデルアップである。以降、90年前後にマルコシ、LSがコッキング式エアーガン、マルゼンが90年代にセミフル切替式の固定スライドガスガンを発売しえいる。これはマガジン内ガスタンクと外部ソースの2way方式であった。

 他にもWAが1992年にフルオートのみのオート9を発売している。これはガスでBB弾を発射、単3電池でスライドを稼働させるという電動モータードライブガスガンであった。1995年にはKSCが自社ブランド初の製品としてM93Rを発売、2008年にはM93R兇箸靴謄螢縫紂璽▲襪靴討い襦2005年には東京マルイが電動ガンとして発売している。直近の製品としては2020年6月にマルゼンが固定スライドガスガンのM93Rをリニューアルしている。

 モデルガンではKSCがオリジナルM93Rとオート9をモデルガン化しているのみである。

 

東京マルイ電動M93R

東京マルイ
定価17380円(税抜)

 

全長 250mm 重量 829g (バッテリー含む) 銃身長 122mm(インナーバレル長) 装弾数 6mmBB弾 40発 定価 17,800円(税別/フルセット) 14,800円(税別/本体セット) 発売日 2005年8月4日(フルセット) 2007年7月12日(本体セット)

 

 初速はガスハンドガンでは平均的な70m/s 前後である。マルイ製品らしく命中精度は5mで2cm程度、フルオートでも5冂度と非常に高い。フラッシュライトや光学サイト、アンダーマウント、マウントベース等純正オプションが豊富なのは魅力的。ブローバックにこだわらない実用本位のユーザーであればマルイ製M93Rはサイドアームとしてはこれ以上のものはない。バリエーションはブラックモデルとスライドシルバーモデルの2種類がある。

 

マルゼンベレッタM93Rスペシャルフォース

 

全長 248mm(銃単体)/ 337mm(サプレッサー装着時) 重量 約910g / 約1010g(付属品フル装着時) 発射方式 ガス・セミオート、可変ホップアップ 初速 75m/s前後 装弾数 42発 価格 15800円 発売日 2020年5月22日

 

 マルゼンが近年発売した固定スライドガスガンである。初速は75m/s 前後でガスハンドガンの安価では比較的高い。APSのマルゼンだけに命中精度はさすがに良く5〜7mで3cm程度、直進性も翼30mでも20cm程度の的に命中させることができる。これは個体差があるので一概には言えないが、命中精度が高いのは間違いなさそうだ。価格も安く設定されており、フラッシュライト、サプレッサー付きでこの価格はお買い得である。欠点としては外観のリアリティに欠けること、ブローバックのアクションが楽しめないことがある。マガジンへの給弾のしにくさを指摘するユーザーも多い。

 

 

KSCベレッタM93Rガスブローバック

KSC
定価19500円(税抜)

 

重量:1,200g 全長:248mm 装弾数:32発 発射モード:セミ/フルオート/3バースト

 

 実銃のM93Rと異なり、セミ/フル/3点バーストでの射撃が可能である。1995年発売のファーストバージョンと現行バージョンがある。当然、性能は異なるので注意が必要。現行の最新モデルはシステム07を採用していることから作動は非常に安定している。初速は75m/s 前後で初速は若干高めである。命中精度もセミオートで5mで3cm、3点バーストでも5mで7〜8cm程度と非常に高い。

 

KSCベレッタM93Rモデルガン

 

全長 250mm 重量 829g (バッテリー含む) 銃身長 122mm(インナーバレル長) 装弾数 6mmBB弾 40発 定価 17,800円(税別/フルセット) 14,800円(税別/本体セット) 発売日 2005年8月4日(フルセット) 2007年7月12日(本体セット)

 

 現在発売されている唯一のM93Rモデルガンである。作動は良いが3点バーストに関しては4点バーストや場合によってはフルオートになるという欠点も指摘されている。カートリッジは旧MGCベレッタM9と同型の9mmカートリッジを使用する。外観についてはモデルガンメーカーの老舗であるKSCだけに全く問題なくリアルに再現されている。

 

まとめ

 

 ベレッタM93Rは日本ではMGCがガスガンの初期の段階で発売しているので有名な銃である。古くからのファンにとっては懐かしさを感じる銃だろう。性能は非常に高い。故に民間には販売が禁止されているほどである。仮に民間において販売されていたとしてもこのM93Rを扱いこなすには相当な修練が必要であろう。

 


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MAC10
(画像はwikipediaより転載)

 

 イングラムM10/11は1960年代に開発されたサブマシンガンであまりにも小型軽量なためマシンピストルに分類されることもある。シンプルな構造で連射速度が速く、特殊部隊用の武器としてベトナム戦争でも実戦投入された特殊なサブマシンガンである。

 

M10/11(実銃)

 

 

性能

口径 9mm、45口径
全長 548/269mm
銃身長 146mm
重量 2850g
装弾数 32発
発射速度 1090発/分

 

概要

 イングラムM10はゴードンイングラムにより設計された小型サブマシンガンの先駆となった製品だ。1969年、ソニック社の設計者であったゴードンイングラムは以前設計したM9にサプレッサーを付けた特殊部隊用の小型サブマシンガンを開発した。多くの部品はスチール板のプレス加工でボルトも鋳造で製作されており生産性は高い。これに目を付けた元情報部員ミッチェル・ウェーベルは1970年に共同でMAC社を設立、MAC-10として発売された。

 このMAC-10には軍用として9mm弾仕様、45口径仕様が存在しており、さらに口径を380ACPにした一回り小型のM11も生産されたが、ボルトも小型化されてボルトの後退距離が短くなったために連射速度が1200m発/秒と高速化して作動不良の原因ともなった。1975年にはMAC社は倒産、多くの零細銃器メーカーと同じ様に製品の販売権が様々な会社にわたって数社からMAC-10は発売され続けた。

 構造は、シンプルなブローバック、オープンボルトであり、セミオート、フルオート射撃が可能だ。操作は左側面のセレクターレバーで行う。45ACPモデルの弾倉は米軍制式採用短機関銃であったM3グリースガンのマガジンと互換性がある。

 

バリエーション

 M10が9mm、45口径バージョンがあり、M11と呼ばれる380ACPのものがある。軍用モデルと民間用モデルがあり、民間用モデルはセミオートのみである。さらに1979年、こM11を改良しレシーバー後方を延長し全長をやや長くしたコブライSMGが存在する。

 

M10/11(トイガン)

 

 モデルガンでは1980年にMGCがM11を発売、当初はオープンデトネーター方式であったが、1990年にはHW製CPカート仕様として再販された。この金型はCAWが買い取ったようで現在ではCAWが再生産している。ガスガンではかつてはファルコントーイやJAC、WA等が発売していたが現在は販売しておらず、現在では、東京マルイの電動ガン、マルゼン、KSCがガスブロ製のものが発売されている。海外製ではHFC等がある。

 

東京マルイ No.6 マック10 本体セット 18歳以上電動コンパクトマシンガン

 トイガンの老舗東京マルイ製の電動ガン。東京マルイ製なので性能は折り紙付き。命中精度も高く作動も良い。ハイサイクルではないため発射速度はそれほど早くないが電動ガンでは唯一の製品。

 

イングラム M11 マシンピストル ヘヴィウェイト ブラック モデルガン完成品

 現在販売されている唯一のモデルガン。旧MGCの系統を受け継ぐ製品。ガスガンや電動ガンも楽しいがモデルガンのフルオートは快感以外の何物でもない。おまけに音以外では誰にも迷惑をかけることもない安全なもの。フルオートを本当に楽しみたいのならモデルガンがおすすめ。

 

KSC M11A1 HW 18歳以上ガスブローバック

 KSC製のガスガン。システム7採用。初速も安定している。マグネシウムボルトで作動、命中精度ともに究極的に良い。外観のリアリティもKSCなので問題ない。安定のKSC。

 

イングラム M11 エムイレブン 18歳以上ガスブローバック・サブマシンガン

 KSCと同様、ガスブロM11。初速も安定しており、命中精度、作動は良好。昔からイングラムを作っているメーカーマルゼンの名銃。リーズナブルなガスブロが欲しいという方にはイチオシ。

 

まとめ

 

 イングラムM10は現在の小型サブマシンガンの先駆けとなったモデルである。構造はいたってシンプルで連射速度は早いというまさに特殊部隊向けのサブマシンガンだ。現在ではさらに高性能のサブマシンガンが登場したため目立たない存在となってしまったがサブマシンガンのマスターピースである。

 

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26式拳銃
(画像はwikipediaより転載)

 

 二十六年式拳銃とは明治26年(1893年)に完成した日本製リボルバーで翌年制式採用された銃だ。戦前戦後共に日本製拳銃の評価は今ひとつ高くはないが、この二十六年式拳銃に関してはその評価は当てはまらない。当時としては世界に伍する拳銃であった。

 

二十六年式拳銃(実銃)概要

 

 

性能

全長 230mm
重量 927g
口径 9mm
使用弾薬 二十六年式拳銃実包
装弾数 6発
設計・開発 東京砲兵工廠

 

概要

02_二十六年式拳銃
(画像はwikipediaより転載)

 

 日本軍に最初に制式採用されたのは日本名「一番型拳銃」と呼ばれるS&W製No.3であった。6連発の44口径リボルバーで、本銃はワイアットアープが愛用していたことでも有名である。44口径といっても薬莢が小さいため後の44マグナムのような破壊力はなかったが、当時としては十分に威力があり頑丈であった。しかしシングルアクションのみで、全長30cm以上で重量1.3kgと携行性が低く、特に片手での射撃に難があった。

 次期拳銃を選定するにあたって、それまで輸入に頼っていた日本軍の拳銃を国産化しようという話になり、ベルギー製ベルギアンナガンM1878をモデルに1893年に開発されたのが二十六年式拳銃で、翌年制式採用された(1893年制式採用説あり)。口径は9mmで中折れ式、機構はダブルアクションのみであったが、工具無しでサイドプレートを外せる等、当時のハンドガンの水準からすると比較的高い水準の拳銃であった。

 

メカニズム

 二十六年式拳銃はシングルアクション機能はなくダブルアクションのみであった。シリンダーの回転を固定するシリンダーストップが付いておらず、引き金を引くと引き金の一部がシリンダーを固定するという特殊な構造となっており、銃身内のライフリングは意図的に深く掘られ、そこから高圧ガスを逃がす構造になっていた。そのためカートリッジの威力を十分に発揮させることができなかった。後年、二二六事件の際、当時の侍従長であった鈴木貫太郎が二十六年式拳銃によって狙撃され3発が命中したが、鈴木の命に別状が無かったことからもその低威力振りが良く分かる。

 

その後

 その後、1902年には南部式大型拳銃が開発され海軍に採用された。1924年、この南部式大型拳銃に改良を加えた南部14年式拳銃が二十六年式拳銃に代わり陸軍に採用されたが、その後も二十六年式拳銃の生産は続けられた。1930年代には生産が打ち切られたが太平洋戦争終了まで使用され続けた。この二十六年式拳銃、威力こそ今一つであったが表面仕上げは非常に美しく、そのため敗戦後日本に来た米兵のお土産として随分アメリカに渡った。記事冒頭の写真はwikipediaに掲載されていたもの。実際、この写真の個体は丁寧な表面仕上げが施された相当綺麗なものである。

 

二十六年式拳銃(トイガン)

 

概要

 2004年頃に六研ビンテージシリーズとして無可動モデルが発売されている他、頑住吉より発火機能は無いが可動モデルが発売されている。2011年にはHWSよりHW製発火モデルが発売された。2013年にはタナカのペガサスシステムを内蔵したガスガンも発売している。モデルガンは2017年頃に再販、2020年10月再販。

 

HWS 日本軍 二十六年式拳銃 エイジドカスタム HW ヘビーウエイト エアガン

性能

全長 230mm
重量 600g
装弾数 6発

 二十六年式拳銃を唯一モデルアップしているのはHWSである。HWSは非常にマイナーな銃をモデルアップするメーカーだ。このHWSからモデルガン、ガスガン両方でモデルアップされている。完成度の高さで定評のHWSの名に恥じない高品質モデルだ。ガスガンはタナカとのコラボでペガサスシステムを採用している。このため、二十六年式拳銃の特徴であるサイドプレートを開けるギミックはガスガンでも再現されている。ガスガンのスペックは装弾数

 

まとめ

 

 恐らく日本初の拳銃である二十六年式拳銃は、完成当初は意外にも世界水準に達した高性能拳銃であった。独特のバレル形状により威力は弱かったが軽量なダブルアクション拳銃はそれまでの一番型拳銃に比べ大きなアドバンテージであった。時代の流れは自動拳銃に移り、二十六年式拳銃は歴史の影に消えていったが、少数が太平洋戦争終盤まで使用され続けた。

 

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01_ワルサーP99
(画像はwikipediaより転載)

 

 ワルサーP99とは、P5、P88と失敗続きだったワルサー社が涙の一球としてこの世に送り出した9mmオートである。時代の趨勢に逆らわず、同社で初めてポリマーフレームを採用したハンドガンで、映画『007』の主人公ジェームズボンドの新しい愛銃として有名である。

 

P99(実銃)

 

 

性能

全長 180mm
重量 750g
口径 9mm
使用弾薬 9mmパラベラム弾
装弾数 16発
設計・開発 ホルスト・ウェスプ / ワルサー社

 

概要

02_ワルサーP99
(画像はwikipediaより転載)

 

 ワルサーP99は、ワルサー社の設計者ホルスト・ウェスプによって設計された自動拳銃である。同社のP88の後継拳銃として1994年に設計開始、1996年に設計が完了、1997年に発売されたワルサー社初のポリマーフレームモデルである。グリップは人間工学を基に設計され、特に他社のポリマーフレームモデルに比べて特徴的なのはグリップ後部のバックストラップの交換可能で三段階の形状が用意されており、射手の手に合うように調整することが出来る。初期のモデルは9mmパラベラム弾仕様の装弾数が16発、40S&W弾仕様が12発であったが、その後改良され、それぞれ15発、11発に変更されマガジン後部に確認用の窓が容易されるようになった。

 構造はティルトバレル式ショートリコイル、撃針はストライカー方式を採用している。ショートリコイルとはカートリッジを激発させた際の高圧ガスが安定するまで排莢しないようにするための機構でバレルを上下させることで時間を稼ぐ方法がティルトバレル式である。

 スライドを引いて初弾を装填するとシングルアクションの状態になるが、スライド上部のデコッカーを押すことでダブルアクションにすることも可能である。装弾されていることはスライド後退にストライカーが付きだしていることやスライド側面のエキストラクターによって確認することが出来る。

 2004年には再設計されたワルサーP99第二世代モデルが発表された。内部機構に変更は無いが、トリガーガード下部の「こぶ」が廃止され、マガジンキャッチが左側から左右付け替え可能になった。さらにグリップの形状も変更されている。

 

バリエーション

03_ワルサーP99
(画像はwikipediaより転載)

 

 バリエーションはダブルアクションのみのP990やP99ミリタリーモデルを始め、S&Wによるライセンス生産品のSW99、ラドム社による生産品、さらには日本のマルゼンによるガスガン等がある。P99AS(アンチストレス)は、2004年、第二世代発売と同時に導入されたモデルで発射は通常のシングルアクションであるが、トリガーストロークはダブルアクション並みに長いというもので緊急時の射手による暴発に対応したモデルである。

 P99DAOは、ダブルアクションのみのモデルで、P99QA(クイックアクション)は、グロックに近いトリガーシステムでファイアリングピンが半ばコックされた状態になっており、トリガーを引くことで完全にコック&発射を行うことが出来る。2000年に発表されたが、2011年に生産終了した。これらのモデルにはそれぞれP99cDAO、P99cAS、P99cQAというコンパクトモデルが存在する。

 

P99(トイガン)

 

 トイガンではガスガンが日本製ではマルゼン製、We-Tech製があり、電動フルオートエアガンが東京マルイ、エアコッキングガンがUmarexから発売されている。

 

マルゼン ワルサー P99 18歳以上ガスブローバック

マルゼン
低圧ガス作動方式

 マルゼン製はワルサー社との正式契約により、実銃の図面を取り寄せて製作したもの。完成度は高い。日本のエアガンの老舗であり、品質は高く修理などのアフターサービスもしっかりしている。競技用エアガンを製作しているメーカーなのでパワーも適正、命中精度も十分に信頼できる。

 

We-Tech ワルサー P99 ガスブローバック ガスガン

We-Tech
低圧ガス作動方式

 マルゼン製と同じく低圧ガスで作動する。We-Techのものはスライドが金属製なので実銃により近い。リアリティを追及する方には良い。海外製のため修理や部品の供給に難があるがアルミスライド仕様としては価格が安価なのは良い。

 

東京マルイ No.2 ワルサーP99 フルオート 10歳以上電動ブローバック

東京マルイ
電動エアガン

 東京マルイが10歳以上モデルとして電動ガンを発売している。無論、P99にフルオート機能はないのだが、おもちゃとしてハンドガンのフルオートは楽しめる。東京マルイ製だけに命中精度は高いが10歳以上対象なのでパワーは弱い。特に室内で遊ぶには面白いと思う。

 

Umarex P99 エアコッキング ハンドガン ブラック

 エアコッキングガンとしてはUmarexが発売している。Umarex社もワルサー社との正式契約をしてるので刻印もしっかり入れられている。エアコッキングガンなので価格も5000円前後と安価なのが魅力だ。ランニングコストも低いので室内プリンキング、練習用には良い。

 

まとめ

 

 P99は、ワルサー社初のポリマーフレームモデルでP88の後継機に該当する銃であった。ワルサー社の9mmオートは最高傑作P38から始まり、その改良型のP5、さらにダブルカラムモデルのP88があったが、市場での評判は今ひとつであった。一発逆転を狙ったこのP99はドイツ軍制式採用とはならなかったが、ポーランドやオランダ、マレーシア等の警察始め法執行機関で多く採用されている。

 

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ダブルイーグル
(画像はwikipediaより転載)

 

 ダブルイーグルとは1989年にコルト社が発表した同社初のダブルアクションオートである。コルトデザインは「1911」の影響を受け、スライド、バレル、マガジンの互換性もある。各種口径のバージョンが発売されたが1997年に生産が終了している。

 

ダブルイーグル(実銃)

 

 

性能

全長 216mm
重量 1,205g
口径 45口径
使用弾薬 45ACP
装弾数 8発
設計・開発 ロン・スミス / コルト社

 

概要

 ダブルイーグルは、1989年にコルト社が発表したコルト初のダブルアクション45オートである。設計は1911をベースにしたもので、スライド、バレルはM1911と互換性があり、マガジンも装弾数は8発であるが、通常のM1911の7連発マガジンとの互換性がある。フレーム内のメカニズムは新しく設計されたもので、ダブルアクションであるため必要性の低いサムセイフティ、グリップセイフティは廃止された代わりにトリガー後方にはデコッキングレバーが装備されている。

 メカニズムはダブルイーグル発売以前にM1911をダブルアクション化したシーキャンプとは外観上は似ているが、全く異なるコルト社独自の設計である。コルト独自のダブルアクションのトリガーフィーリングは市場では評判が悪く、オールステンレス製の銃は重量も相当重かったため、あまり人気が出なかった。1997年に生産終了している。

 バリエーションはフルサイズモデルの他に銃身長4.25インチ、重量1.13kg(装填時)のコマンダーモデル(装弾数8発)、3.5インチバレルのオフィサーズモデル(装弾数8発)がある。どれも装弾数は8発である。1991年にはマーク競轡蝓璽90としてマイナーチェンジを行った。1992年には、フルサイズモデルに9mmと38スーパー弾を使用するモデルが登場している。同年にはコマンダーモデルで40S&W弾を使用するモデル製造は1997年まで続けられた。口径は45口径の他に10mm(1992年)、40S&W、9mm、38スーパーの各種口径が存在する。さらにはトリガーメカニズムを再設計したダブルイーグルマーク兇存在する。

 材質はほとんどがステンレス製であるが、ライトウェイトオフィサーズモデルは合金製のフレームにスチール製のスライドをを装備している。他にもコルトカスタムショップが製作したフルサイズのスチールスライド、アルミフレームモデルが存在する。

 

ダブルイーグル(トイガン)

 

概要

 マイナーな銃であるためトイガンではほとんど発売されていない。LSがエアーコッキングガンとして発売していたのと東京マルイが同様にエアーコッキング式のエアガンとして発売している。モデルガンでは発売されていない。

 

東京マルイ エアーハンドガン(18才用モデル)コルト ダブルイーグル

性能

全長 220mm
重量 310g
装弾数 25発

 現在、ダブルイーグルをモデルアップしている唯一の会社である。マガジンは割箸マガジンではなくフルサイズである。初速は10歳以上対象モデルでは40m/s弱、18歳以上対象モデルでは50m/s弱程度で、命中精度はエアコキにしては5mで5cm程度と比較的良い。ハンマーはダミーで外観のシルバーはメッキ処理はされていない。

 

まとめ

 

 今回はダブルイーグルを取り上げてみた。デザイン的にもパッとせず、人気も無く、故に知名度も低いという歴史に埋もれてしまった銃だ。商業的には失敗であったが、このダブルイーグルによってコルト社は伝統的なシングルアクションオートからダブルアクションオートに進化した記念碑的な銃である。

 

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01_M39
(画像はwikipediaより転載)

 

 S&W M39とは、S&W社が1954年に開発、1955年に発売したS&W初のダブルアクションオートであった。このM39をベースにダブルカラム弾倉に改良したM59、38スペシャル弾を使用するM52、45口径化したM645等様々なバリエーションが誕生している。日本ではモデルガンがMGC、マルシンによって1980年前後に立て続けにモデルアップされている。

 

M39(実銃)

 

 

性能

全長 192mm
重量 780g
口径 9mm
使用弾薬 9mmパラベラム弾
装弾数 8発
設計・開発 S&W社

 

概要

 M39は1954年に発売されたS&W初のダブルアクション拳銃で以後の同社のピストルの基本となった。口径は9mmでシングルカラムマガジンを採用している。機構はワルサーP38を踏襲しており、スライドにあるマニュアルセイフティはその名残である。無論デコッキング機能もある。その他、ショートリコイル機構やマガジンセイフティはブローニングの設計の影響が見られる。マガジンキャッチは米国式のトリガー後方に配置される形式で、材質は軽量なアルミフレームを採用したことから他社の同クラスの拳銃よりも軽量化に成功した。 

 しかし米国では45口径が主流であり、厳しい状態に置かれたこともあったが1980年にS&Wオートが第二世代に移行するまで生産された。欠点としてはシングルカラムマガジンにしてはグリップが太く握り心地は良くないことが挙げられる。

 アメリカ海軍特殊部隊SEALでも使用されていたようで専用のサプレッサーを装着できるモデルがMK22Mod0として正式採用されていた。バリエーションとしてはシングルアクションモデルのM44、38スペシャル弾を使用できるようにしたM52等がある。M39とは、要するに「特徴が無いのが特徴」だといえる。S&WのオートがM&P中心になるまでの間、S&Wオートの基本となり続けたモデルなので機構の信頼性と拡張性の高さはタイムプルーフされているといえる。

 しかし概略にも書いたようにあまりオリジナリティーがあるモデルとは言えないが、性能が良ければいいのだ。銃は。そのように考えるとこのM39は非常にバランスが取れている銃のようだ。ただ唯一の問題はシングルカラムマガジンだということだろう。現在ではちょっと厳しい。このシングルカラムマガジンをダブルに変更したのがM59である。

 因みにこのシリーズは後にファーストジェネレーションと呼ばれる世代でナンバーが2ケタのモデルだ。セカンドジェネレーションは3ケタ、サードジェネレーションは4ケタになる。

 

M39(トイガン)

 

 モデルガンでは、1979年にMGCがM39、1980年にマルシンがM39とM439を発売しており、1981年にはMGCがシルバーモデルのM39を発売している。MGC製はMGCが廃業してしまったため現在では入手は困難であるが、マルシン製は入手可能である。エアガンでは1991年にポイントがエアーコッキング式のエアガンを販売したのみである。

 

モデルガン マルシン S&W M39 ABS2層ブラックメッキ

性能

全長 194mm
重量 480g
装弾数 8発

 現在発売されている唯一のM39モデルガン。今ではあまり人気の無いモデルなので今後、新規でモデルガン化される可能性は低い。ブラックメッキ、HWモデルがある。スポット生産されているようなので発売された時が購入のチャンス。作動は昔ほどひどくはないはずだが、少ない火薬で作動させるのがモデルガンなので作動に100%を求めてはいけない。

 

まとめ

 

 M39は、ヨーロピアンオートを良く取り入れた奇をてらわない設計である。現在ではダブルカラムマガジンがスタンダードなので装弾数こそ物足りないが安定した設計のトラディショナルなオートマチックハンドガンである。日本では1980年前後に複数のメーカーによってモデルアップされており、さらにMGC廃業後もHW製のM39がタイトーブランドで発売されていたこともある。古いファンにとっては懐かしい拳銃であろう。

 

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01_SIGP226
(画像はwikipediaより転載)

 

 SIGP226とは、1983年にSIG社がP220をベースに開発した9mm口径、15連発の自動拳銃である。米軍の次期制式採用拳銃のトライアルに提出されたがベレッタ92SBに価格が原因で敗れた。しかし非常に信頼性が高く命中精度が良いことから資金が潤沢な特殊部隊等で使用されている。

 

SIG P226(実銃)

 

 

性能(9mm弾モデル)

全長 196mm
重量 845g
口径 9mm
使用弾薬 9mmパラベラム弾
装弾数 15+1発
設計・開発 SIG社

 

開発

02_SIGP226
(画像はwikipediaより転載)

 

 P226のプロトタイプは1980年に作られた。ヨーロッパ市場よりも米国市場を意識したモデルで、1983年、次期米軍制式採用拳銃トライアル(XM9)に提出された。P220との最大の違いは、ダブルカラムマガジンとなったことである。ぱっと見ではP220とP226の区別は難しいが、P226は、グリップがP220に比べて丸みを帯びているので判別は可能である。

 1984年のアメリカ軍次期正式拳銃トライアルに参加し、ほとんどの銃が脱落していく中、ベレッタ92SBとP226が最後まで残った。P226は高性能ではあったが、価格が高価であったためベレッタ92SBが採用されることになった。余談だが、SIG社はこの失敗を基に2017年に米軍のベレッタM9の後継拳銃としてP320が制式採用されている。

 米軍制式拳銃の座は奪えなかったものの、P226の性能は高く、1980年代にはアメリカ海軍特殊部隊SEALで採用、さらには予算が潤沢な特殊部隊等で採用されている。

 構造はティルドバレルショートリコイル機構を採用したダブルアクションでサムセイフティはなく、デコッキングレバーが左側面に装備されている。材質はフレームがアルミ合金、スライドがスチール製である。非常に信頼性が高く命中精度も高い。特に357SIG弾を使用するモデルは命中精度が高いと言われている。

 

 

バリエーション

03_SIGP226
(画像はwikipediaより転載)

 

 P226には多くのバリエーションがある。この中で特に注目すべきものを挙げてみたい。2010年にE2モデルが発売されている。これは使用しやすいようにグリップ始め各所の形状を変更したモデルである。P226DAKモデルはダブルアクションのみのモデルである。それまでリボルバーを使用していた人にとってオートマチックは引き金が軽すぎる等の使用上の違和感があるため作られたモデルである。デコッキングレバーは廃止され、ハンマースパー(ハンマーの指を掛ける部分)もげずり取られている。

 P226SAOは逆にシングルアクションのみのモデルで安全装置としてサムセイフティが装備されており、デコッキングレバーが廃止されている。サムセイフティを外すことで即座に発射出来るコンディション1の状態にすることが出来る。他にも競技用のXシリーズでも同様の機構となっている。

 P227は45ACPが使用できるモデルで装弾数は10発。1989年に発売されたP228はスライドとグリップが小型化されたモデルで装弾数13発と多い。日本の警視庁特殊部隊SAT、海上保安庁SSTでも採用されている。P229はP228のスライドを強化したモデルでP228のスライドがスチール製であったのに対してP229はステンレスの削り出しとなっている。このため重量は40gほど増加している。口径も357SIG、40S&Wという強力なカートリッジが使用できる。P224はサブコンパクトモデルでP228よりも短い8.9mmバレルを採用している。9mmで装弾数は12発であったが、2016年に生産中止となった。

 

SIG P226(トイガン)

 

概要

 モデルガンでは、1994年にタナカから発売された。その後もバリエーション展開をしている。モデルガンメーカーだけに外観の完成度は非常に高い。実射性能もEVO2になってより高まっている。ガスガンでは、東京マルイ、KSC、タナカが発売している。東京マルイはレイルモデルに加え、E2、KSCはサイレンサー使用モデルにコンプカスタム、さらにホーグの実物グリップを装備したモデルが発売されている。タナカは珍しくレイルの無い初期型をモデルアップしている。

 

タナカ SIG P226 マーク25 フレーム ヘビーウェイト エボリューション2 モデルガン完成品

性能

全長 195mm
重量 650g
装弾数 15発

 HW製で外観の完成度の高さは秀逸である。カートリッジはEVO2カートでアルミ製。発火性能は比較的良い。特にEVO2になってからはスライドの動きにパワーが出ている。作動に関しては、ガスブロほど確実には作動しない。古いファンにとってはモデルガンというのは「そういうもの」なのであまり気にはならないが、新しいファンには抵抗があるかもしれない。ただ、ガスブロには無い鋭いスライドの動きと火薬の匂いは魅力的である。例によってモデルガンは本体の購入と同時にカート、マガジンを購入することをお勧めする。

 

 

東京マルイ SIGP226 E2 ガスブローバックガン

性能

全長 196mm
重量 740g
装弾数 25発

 現行モデルであるE2モデルを再現している。初速は70m/s前後と平均的。命中精度は非常に良い。マガジンは以前のP226Rと互換性があり、デコッキングレバーも作動する。ダブルアクションのトリガープルが重いのとHW材を使用していないため重量が軽いのが欠点であろう。

 

KSC P226R ヘビーウェイト 18歳以上ガスブローバック

性能

全長 198mm
重量 880g
装弾数 25発

 本体がHW製のため重量が実銃の弾薬を抜いた状態と同じで、実銃のホーグラバーグリップが標準装備されているため非常にリアルである。外観上のリアリティは東京マルイに優っている。初速は70m/s前後で命中精度も非常に良い。外観上の欠点は、ハンマーの位置が実銃と異なりかなり低い位置にある。機構的には、初期製品では湯皺や作動不良が指摘されていたので購入後は作動確認する必要がある。amazonでの購入では返品することが可能であるがその他の通販では返品が出来ないこともあるので注意。

 

まとめ

 

 SIGP226は高価ではあったが、その分性能は高く、信頼性、命中精度の高さはどのプロフェッショナルも高く評価する銃である。そのため特殊部隊等に多く採用されている。近年ではポリマーフレームの銃に人気が集まっているが、現在においてもP226の評価も決して低くはない。

 

 

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ワルサーP5
(画像はwikipediaより転載)

 

 ワルサーP5とは、ワルサーP38の直系の後継銃である。P38のメカニズムを継承した上で小型化、近代化したモデルで1976年に西ドイツ警察に制式採用された口径9mmのシングルカラム銃である。装弾数は8発で9mmパラベラム弾を使用する。

 

P5(実銃)

 

 

性能

全長 180mm
重量 795g
口径 9mm
使用弾薬 9mmパラベラム弾
装弾数 8+1発
設計・開発 ワルサー社

 

概要

 ワルサーP5は西ドイツ警察のトライアルのために製作された大型拳銃だ。当時、西ドイツ警察はワルサーPPKを装備していたが、1968年に結成されたドイツ赤軍のテロ活動に対して威力不足を痛感していた。ここで、ワルサー社はワルサーPPKをベースにより強力な9mmポリス弾を使用するワルサーPPスーパーを西ドイツ警察のトライアルに提出するが、西ドイツ警察が9mm弾を正式採用したために採用は見送られた。

 これに対し、ワルサー社はP38メカニズムを踏襲して9mm弾を使用する大型拳銃を開発、トライアルに提出。1976年、P5として西ドイツ警察に制式採用された。機構は、P38譲りのロッキングラグが特徴でショートリコイル機構を搭載している。サムセイフティを廃止し、代わりにトリガー直後の位置にデコッキングレバーを装備した。これにより装填した状態で安全に携行できるようになっている。薬莢は左に排莢されるのが特徴的である。1977年から1993年まで製造された。

 

バリエーション

 P5にはいくつかのバリエーションが存在する。まずは、ドイツ警察の訓練用として開発されたP5プラクティス。これは警察官の練習用に実弾ではなくプラスチック弾を発射するモデルである。低威力のプラスチック弾を発射するために内部が改造されている。このために実弾を発射することは出来ない。さらに銃身を長くし命中精度を高めたロングバレルモデルやP38設計50年記念モデルとして全体に彫刻を施したデラックスモデル、コンパクトモデルも存在する。

 

P5(トイガン)

 

 トイガンではほとんど発売されていない。マツシロがいわゆる「タニオアクション」モデルガンとしてて発売したのが最初である。ガスガンでは1989年にマルコシ(スーパー9を作っていたメーカー)がガスガンで発売していたのみである。

 

 

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01_グロック17
(画像はwikipediaより転載)

 

 1980年に完成した「プラスチック製拳銃」グロック17は、現在においても第一線で活躍し続ける名銃といっていい。発売当初は独特のデザインとプラスチック製という特徴から敬遠されたが、現在では多くの治安機関において採用されている。

 

グロック17(実銃)

 

 

性能

口径 9mm
銃身長 114mm
ライフリング 右回り
使用弾薬 9x19mmパラベラム弾
装弾数 10・17・19・33発
作動方式 セーフアクション(ダブルアクション)
ティルトバレル式ショートリコイル
全長 186mm
重量 703g
銃口初速 379m/s

 

概要

02_グロック17
(画像はwikipediaより転載)

 

 グロック17の登場は意外と早い。現在でもほとんど大きな改良もなく世界の第一線で活躍し続ける拳銃はPi80の名称で1980年にオーストリア軍制式拳銃として採用された(床井雅美『軍用銃事典』では1980年採用。wikipediaでは1983年となっている)。1985年、この民間モデルとして販売されたのがグロック17である。

 特徴はフレームを筆頭に可能な限り素材にプラスチックを取り入れたことである。プラスチックを多用することにより軽量化が図られコストダウンにもつながった。さらには寒冷地での仕様時に皮膚が金属に張り付くという事故も防ぐことができる。

 しかし、フレームはプラスチック製であるがスライド、内部パーツやマガジン、銃身等は金属製であり、プラスチック製拳銃と呼べるものではない。X線でも反応しないというのは完全な誤解である。装弾数は17発で旧来のストライカー式を採用している。安全装置はトリガーにあるレバーであり、引き金に指をかけると自然に解除される。全体のデザインは人間工学に沿ったものでグリップアングル(銃身に対するグリップの角度)は理想的である。

 銃身が低位置にあるため反動を抑制する能力に優れ、照準を付けるのにも便利である。当初は金属製拳銃に慣れたユーザーからは敬遠されたが、これらの特徴により瞬く間に大ヒットすることとなる。

 グロック社はそれまで銃器製作の経験が皆無であったことから既存の概念に囚われることなく斬新な銃器を製作することが出来たのだろう。軽量な上に命中精度に優れ即応性も高い故に、発売から30年を経た現在においても世界各国の治安機関において採用されている。

 

名称

 グロック17の「17」が何を指すのかというのは実は良く分かっていない。装弾数が17発ということに由来しているとする説、グロック社の17番目の製品であるとする説、17種類の特許をとったからという説など様々である。

 

バリエーション

 1983年に登場したグロック17を第1世代とすると現在は第5世代に該当する。改良はほとんどが外部のチェッカリング等の変更で内部構造に関してはほとんど変わっていない。それだけ完成度の高いシステムだったといえる。当初は9mmだけだったが、バリエーション展開を行い、現在では45口径を始めとする7種類の弾薬を使用するモデルがある。銃の大きさも標準モデルから小型モデル、超小型モデル等37種類ものバリエーションがある。

 

グロック17(トイガン)

 

グロック17モデルガン

 グロック17のモデルガンはタナカワークスのみが発売している。エボリューション仕様でグロック17、18をモデルアップしている。HW仕様のものとフレームがHW、スライドが「特殊樹脂」(タナカワークスのHPより)のものがあり、2世代モデルと3世代モデルがモデルアップされている。

 

グロック17(ガスガン)

 日本で人気になったのはダイハード等のアクション映画に登場するようになった辺りからだろう。一番最初にモデルアップしたのは確かMGCかコクサイのエアコキのどちらかだったが正確には分からないが、恐らくMGCであったと思う。

 このMGC製グロック17は、1991年に発売されたモデルで、これが何とガスブロであった。現在では当たり前であるが、90年前後ではまだ珍しいもであった。しかし過渡期のガスブロであるので内部構造も現在のようにリアルなものでなく、発射機構もプレシュートシステムというスライドが動き出してから弾が発射されるものであった。この構造だとスライドの反動が弾道に影響し、着弾が狙点よりも下に行く傾向があった。そのために独特のリアサイトを発売したメーカー等もあった。

 現在では東京マルイ、KSCを始め海外メーカーも含めて各社が発売している。あまりにも多すぎて把握することは困難である。代表的なメーカーは上記の東京マルイで最初のモデルは2000年に発売されたグロック26である。KSCであろう。その他、CO2モデルが海外メーカーから発売されている。

 リアリティを採るならHW材を使用し各部のディティールに拘ったKSC、作動性能と各種サードパーティーのパーツの多さを考えると東京マルイ製である。CO2製品は低気温時でも確実に作動する上にガス圧が高いためスライドの動作が高速でありいいこと尽くめであるが、日本のメーカーはマルシンを除いて参入しておらずアフターサービスに関しては若干心配である。

 

タナカワークス モデルガン本体 グロック17 3rdフレーム エボリューション2

性能

全長 185mm
重量 540g
装弾数 17発

 モデルガンメーカーの老舗タナカワークスが出している唯一のグロック17モデルガン。最新のモデルガンなので作動は良好である。カートリッジもアルミ製のEVO2を使用している。2rdモデル、3rdモデルが発売されている。モデルガンの場合、スペアマガジン、カートリッジは常時生産されない可能性があるので、同時にスペアマガジン、スペアカートリッジを大量に買っておくことをお勧めする。

 

 

東京マルイ グロック17 Gen.4 ガスブローバックガスガン

性能

全長 202mm
重量 709g
装弾数 25発

 2020年発売のガスガン。15mm大口径シリンダーを採用しているためGen3と比べてリコイルは鋭い。初速は70m/s前後と平均的。命中精度は東京マルイ製なので敢えて書く必要もないが非常に高い。リコイルスプリングは二十バックストラップは、M、Lサイズにそれぞれビーバーテイルの有無で合計4個付いている。エキストラクターやスライドカバープレート(スライド後部のパーツ)が金属の別パーツで製作されている。個人的にはKSCでも成型であったエキストラクターを金属で再現したのは魅力的である。

 

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01_SIGP210
(画像はwikipediaより転載)

 

 今回紹介するのはSIGP210だ。シングルアクション、単列マガジンと古風であり、あまり有名な銃ではないが、現在特殊部隊で使用されているSIGP226に多大な影響を与えた銃であり、そのシルエットの美しさは工業製品の芸術と言っても過言ではない。

 

SIGP210(実銃)

 

 

性能(44/8)

全長 215 mm
重量 900g
口径 9mm
使用弾薬 9×19mmパラベラム弾
装弾数 8+1発
設計・開発 SIG社

 

概要

02_SIGP210
(画像はwikipediaより転載)

 

 SIGP210と呼ばれるP47/8は、1937年フランス製拳銃SACM Mle1935Aを基に研究がスタート。1943年にニューハウゼンP44/8が完成した。翌年にはダブルカラムマガジンを採用したP44/15が完成した。SIG社は軍採用を狙い軍用向けに改良したP44/16を製作したが、スイス軍に制式採用されることはなかった。

 1946年にSIG社ではP44を基に拳銃開発が再開され、翌年完成したのがP47/8である。外観はP44に酷似しているが、ロッキングシステムを採用したことなど細部は大幅に変更された。これの口径9mm、装弾数8発のものが1949年にSIGM49としてスイス軍に制式採用され、さらにデンマーク軍、西ドイツ国境警備隊でも採用された。

 スイス人気質というか、とても高い工作精度で製作された銃で民間用としてP210の名称で販売された。のちに「世界最高のコンバットオート」と評されたCZ75もこのP210の影響を大きく受けている。構造はシングルアクションで装弾数は8発。バリエーションはP210-1というように「-数字」で表す。ちなみにバリエーションはP210-1〜P210-8までさらにP210-5LSとP210-6Sというバージョンも存在する。

 生産にはかなりの手間がかかるため高価な拳銃であり、米国での販売価格は2000ドル以上するという。銃の性能は良く、一部に熱烈なファンを生んだが、商業的にはあまり成功しなかった。その経験を踏まえてP220が開発される。生産は1949年から2005年まで行われ、2017年からは米国ニューハンプシャー州エセクターの工場で生産が始まり現在にいたる。

 

SIGP210(トイガン)

 

03_SIGP210
(画像はwikipediaより転載)

 

 トイガンではMGCがABS製、のちにHW製で発売しており、その金型を引き継いだ(多分)CAWが現在も販売している。MGC製のものは古い設計のモデルガンなので結構ディフォルメされており、作動性能を向上させるために銃正面のバレル上に大きな隙間が作られている。CAW製のものではこの点は修正されており、現在入手できる最高のP210モデルガンといってよい。

 エアガスガンでは今は無きマルコシが1980年代後半にエアコッキング式で発売していた。当時の販売価格は1900円で押込みタイプのコッキング式エアーガンであった。グリップの仕上げが非常に美しく外観の完成度も高かった。現在は生産されていない。1990年3月にマルコシがP210-5のガスガンを発売している。ダブルアクションで所謂「割り箸マガジン」、コッキングはできないという90年前後では平均的なガスガンであった。

 それ以外で販売しているのはマルシン位だろう。マルシン製はガスブローバックで8mm、6mm共に販売されている。モデルアップしたのはP210-6で軍用モデルのようだ。組み立てモデルと完成品モデルがあり、スイスSIG社から入手した図面から正確に採寸されたモデルで現在のトイガンの中で最も完成度の高いモデルである。

 

マルシン SIG P210 ブラック ヘビーウェイト

 マルシン製の最新のP210ガスガン。実銃の図面から採寸された圧倒的なリアリティが一番の特徴。上記モデルはHWバージョンで重量が756g。このシリーズ中の最重量モデル。

 

マルシン SIG P210 シルバー ABS

 実銃のP210にはステンレスモデルは存在しないが、実銃には、ニッケルメッキ仕様にしたものやブルーイングを落としたモリブデン鋼の地肌のままにしたカスタムモデルが存在する。シルバーのベースにGスミスS等のトイガン用のスプレーでブルーに塗装して透き通るブルーイングを再現するのも良い。

 

マルシン SIG P210 ブラック ABS

 スタンダードなABSモデル。実銃のP210は多様なバリエーション展開がされているのでトイガンで再現するベースとしてはABSが一番理想。

 

まとめ

 今回は、SIGP210を紹介した。名銃中の名銃と言っていい銃であるがwikipeidaに記事が無いことに驚いた。スライドをフレームが包み込む独特の形式は名銃CZ75に多大な影響を与えた。デザインの優美さ、性能の高さ、加工の素晴らしさが秀逸な銃だ。

 


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01_ブローニングハイパワー
(画像はwikipediaより転載)

 

 FNブローニングハイパワーであるが、その昔、GUN誌にマーク靴離譽檗璽箸鮓た瞬間、一目惚れしてしまった銃である。現在ではスタンダードなダブルカラムマガジンを最も早く装備したハンドガンである。デザインは洗練されており無駄がない。

 

ブローニングハイパワー(実銃)

 

 

性能

全長 200mm
重量 810g
口径 9mm口径
使用弾薬 9x19mmパラベラム弾
装弾数 13発
設計・開発 デュードネ・ヨセフ・サイーブ / FN社

 

開発

 

02_ブローニングハイパワー
(画像はwikipediaより転載)

 

ブローニングとサイーブ

 ブローニングハイパワーはその名の通り、天才、ジョン・ブローニングの設計の拳銃だ彼が最後に設計した遺作である。。。と言いたいところであるがそうではない。実は設計したのは、ブローニングではなく、デュードネ・ヨセフ・サイーブというFN社の技術者である。

 ではなぜ、「ブローニング」という名称が付いているのかというと、FN社はフランス政府の要請で9mm弾を使用する新型銃の開発を開始する。FN社から依頼を受け、この銃のプロトタイプを製作したのがブローニングである。ハンマー式の自動拳銃はコルト社が特許を持っていたため発射機構はストライカー方式でタンジェントサイト(距離の目盛りが付いたリアサイト)装備でグリップ後部にはストック用の溝が彫ってあるものであった。

 一応、ブローニングハイパワーの歴史はこの銃から始まるのであるが、ブローニングは銃の完成を見ることなく1926年11月に他界してしまう。その後、この銃の設計を担当したのがデュードネ・ヨセフ・サイーブである。

 サイーブは1931年、コルト社の上記特許が失効すると発射機構をストライカー式からハンマー式に変更、1934年、プロトタイプとは全く別物の洗練された銃を開発した。ハイパワー最大の特徴であるダブルカラムマガジンもサイーブの設計である。このマガジンを見た生前のブローニングは「これは市場では成功しない」と言っていたともいう。実際のところは分からないが、このブローニングハイパワー、名称とは異なり設計したのは完全にサイーブであったといっていい。

 

構造と特徴

 ショートリコイル機構を採用、シングルアクショントリガーを採用、マガジンが挿入されていないとトリガーを引くことができないというマガジンセイフティを採用している。全体的にシンプルな構造で高い堅牢性を持っている。最大の特徴は前述したように複列弾倉の採用である。複列弾倉を採用すると普通、グリップは太くなるが、ブローニングハイパワーは握ってみれば判るがグリップが単列弾倉の銃並に細く、非常に握りやすい。

 

バリエーション

 

03_ブローニングハイパワー
(画像はwikipediaより転載)

 

M1935

 1935年にベルギー軍がM1935として制式採用、同年フランス軍も採用する。M1935には2種類のモデルがあり、一つはミリタリーモデルと呼ばれるリアサイトがタンジェントサイトでグリップ後部にショルダーストック用の装着溝を持つタイプ、もう一つはコマーシャルモデルでリアサイトを固定式にしたモデルである。

 

P35(b)

 1940年5月、ドイツがベルギーを占領するとFN社もその管理下に置かれドイツ軍用にハイパワーの生産が行われた。このハイパワーは主にコマーシャルモデルでスライドとフレームにハーケンクロイツが打刻された。ミリタリーモデルも生産されている。これらはP35(b)と呼ばれ1940〜1944年までに31万9千挺が製造された。

 

イングリスハイパワー

 カナダのジョン・イングリス社がライセンス生産していたモデル。カナダ軍、イギリス軍、中国軍向けに供給された。

 

M1936

 1936年にハイパワーの口径を7.65mmパラベラム弾(30ルガー)、7.65mmフレンチ・ロング弾に変更したモデル。カートリッジが変更されたためグリップは前後に長くなり、スライドも後部が延長され全体的にスリムな形状になっている。SIGオートに影響を与えた。装弾数は13発。

 

ハイパワーMk2

 1981年にサムセイフティが大型化され、3点サイトが採用されたモデル。

 

ハイパワーDA

 1983年にダブルアクション機構を採用したモデル。アンビセイフティ、デコッキング機能を搭載する。1987年に一時製造中止、1990年に生産再開するが現在は生産終了。

 

ハイパワーMk3

 1989年にMk2の安全装置(内部)をさらに改良したモデル。現行モデルである。

 

ブローニングハイパワー(トイガン)

 

概要

 モデルガンでは、1967年に中田商店が発売、1980年にはマルシン工業がハイパワーを発売している。エアガン、ガスガンは、つづみ弾の時代から多くの会社でモデルアップされている。東京マルイ、エルエス、タナカ、アオシマ、JAC等々把握しきれないほどである。この中で特徴的なモデルを挙げると1987年に発売された東京マルイ製ガスブロHP、1993年に発売されたJAC製HP、1998年4月に発売されたタナカワークス製HPあたりであろう。

 

東京マルイ製ハイパワー(思い出語り。。。)

 東京マルイ製は発売されたのは恐らく80年代だったと思う。この時代にブローバックとはかなり先進的であった。しかし、現在みんなの頭の中にあるブローバックでは当然ない。マガジンから入れるのは弾倉ではなく小型ガスボンベである。ではマガジンは?ということになるが、マガジンは何と、スライドの後方から7mm位の棒状の弾倉を挿入するのだ。M59ブローバックが登場し、第2作目がハイパワーだった。その後、製作されなかったのでやはりダメだったのだろう。私はM59を購入したが・・・。

 

JAC製ハイパワー(思い出語り。。。)

 これに対してJACとは知る人ぞ知る、一時期は長物ガスフルオートを席巻したメーカー。現在はすでに無いが、一時期は猫も杓子も・・・という状態だった。サバゲをやっている人は現在では電動ガンを使用しているが当時はみんなエアタンクを背負ってJACのM16を持っていたのだ。

 そのJACが最後の方で出したのが当時生まれたてだったガスブローバックであった。まだ90年代前半だったはずである。当時はレイトシュートシステムであり、ガスブロは照準よりかなり下に着弾するのが普通だった。JACのガスブロもその例にもれず、5mで狙った点の1m以上、下に着弾するものだった。その後、WAがプレシュートシステムを開発して現在のガスブロ全盛時代があるのである。しかしJACのハイパワーマーク靴話罅肯匹そ侏茲世辰拭

 

マルシン製ハイパワー

性能(HW製)

全長 195mm
重量 520g
装弾数 13発

 設計が古いためフレームが少し太いのが残念なところであるが、現在入手できる唯一のモデルガンHPなので貴重である。HW製。

 私もマルシンのものは持っていた。マルシンからはコマーシャルモデル、カナディアンモデル、中華民国バージョン、ビジランティというのもあった。私が購入したのはメタルフィニッシュのミリタリーモデル。メタルフィニッシュといっても当時のものは間違っても実銃には見えないテッカテッカのものであった。確かにメタルではあったがリアリティは無かった。でも当時としては精いっぱいの表面処理だったのだ。それはともかく、私が購入したモデルは異常に装填不良が多かったのが記憶に残っている。3発に1発は装填不良を起こす感じであったが、個人的には非常に好きであった。

 

タナカワークス製ハイパワー

性能

全長 203mm
重量 681g
装弾数 20発

 タナカ製ハイパワーはもっとも最近に発売されたハイパワーで外観は非の打ちどころがない。私の好きなマーク靴皀薀ぅ鵐淵奪廚気譴討い襦が、スライドストップノッチが削れやすいのとトリガーシアーバーの強度が弱いため破損が指摘されている。エンジンはWAから技術提供を受けた初期のマグナブローバックを使っている。

 このため現在の水準ではブローバックに迫力がないのとガス漏れ、冷えに弱い点、スライドストップノッチが削れやすい、トリガーシアーバーの強度が弱いため破損しやすい点等が指摘されているが、ガスガン、特にタナカワークスはロッドによって品質が全く異なるので一概には言えないので判断が難しいモデルである。

 

まとめ

 

 ブローニングハイパワーは、イギリス軍特殊部隊SASが制式採用した程の高性能ハンドガンである。ダブルカラムマガジンであるにもかかわらずグリップは細身で堅牢である。現在ではポリマーフレームオートが主流であり、ハイパワーも2017年に生産を終了している。時代の流れではあるが残念でもある。

 

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