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45ACP

01_SIGP320
(画像はwikipediaより転載)

 

 P320は、SIG社が開発したモジュラーシステムを採用した自動拳銃で、2017年にM17として米軍に制式採用された。スライドはステンレス、フレームはポリマー製で装弾数は17発である。ガスガンではSIGAirsoftが販売している。製造は台湾のVFC社である。

 

SIG P320(実銃)

 

 

性能(フルサイズモデル)

全長 203mm
重量 833g
口径 9mm、45口径、40口径
使用弾薬 9mm弾、45ACP、40S&W、357SIG
装弾数 17発(9mm弾)
設計・開発 SIG Sauer

 

背景から開発まで

 2004年、SIG社は公用向けに開発したSIGP250を発表した。これはこれまでのSIG社の大型拳銃に標準装備されていたデコッキング機能が廃止されたハンドガンで、さらにインナーシャーシ、バレル、スライド、グリップといった一組になったパーツをモジュラー化して、異なる口径の弾でも撃てるようにした画期的なものであった。生産は2007年から行われていたが、2018年以降はSIG社のラインナップから消えてしまっている。このP250を基にしてP320は誕生する。

 

開発

02_SIGP320
(画像はwikipediaより転載)

 

 P320は、2014年に発表した自動拳銃である。これまでのSIG社の大型自動拳銃と異なり、撃発にはハンマーを使用しないストライカー方式を採用している。さらにP250と同様にモジュラーシステムを採用しており、いくつかのパーツを交換することで複数のカートリッジを使用することができ、グリップのサイズや銃身のサイズも変更することが可能である。

 材質はフレームがポリマー、スライドはステンレス、バレル下部にはピカティニー規格の20mmレイルが装備されている。スライドストップ、マガジンキャッチは両利き用に変更可能であり、モジュラーシステムを採用しているために工具を使用せずにフィールドストリッピングをすることができる。

 2015年にはタイ警察の制式拳銃として採用され、15万丁が納入されている。さらに同年米国のハイウェイパトロール等でも制式採用された。2017年には、細部が改良された上で、フルサイズモデルはM17、コンパクトモデルはM18として米軍制式採用となった。調達予定は陸軍19.5万丁、空軍13万丁、海軍6.1万丁、海兵隊3.5万丁の合計42.1万丁である。

 SIG社は1985年の米軍制式拳銃トライアルにP226を提出したが、価格面においてベレッタ92に敗北することとなった。今回は、この失敗を糧としてSIG社は、銃本体と予備部品、アクセサリー、ホルスターまで含めた一式がわずか207ドルという価格で提供したのが受注の大きな要因の一つであろう。

 

欠陥

 初期のP320は、スライドの後端が地面に対して33度の角度で落下させると暴発する可能性があることが指摘されており、米国では訴訟問題にまで発展した。これに対してSIG社はリコールを行い、アップグレード版に改良されている。

 

バリエーション

 ノーマルモデルの銃身を20mm短くしたキャリーモデル、グリップも短くしたコンパクトモデル、さらにグリップを短くしたサブコンパクトモデルが発売されている。さらにXシリーズ、Xfiveシリーズとバリエーション展開している。

 

SIG P320(トイガン)

 

概要

 現在、SIGAersoftとAEGがガスガンを発売している。SIGAirsoftはSIG社のエアガン部門なのである意味実物ともいえる。実際に製造を請け負っているのは台湾のVFC社で、もちろん正式ライセンスを取得している。一応「実物」な訳で完成度は高い。全長は210mm、重量764g、装弾数は25発で命中精度も比較的良く、初速も80m/s強と高めである。アルミスライドが標準装備されている。海外製品であるため故障の際は不安が残る。

 これに対してAEG製のガスガンは基本的には刻印はない。全長204mm、重量825g、装弾数19発で、日本仕様にデチューンしているので75m/s前後と安定してる。メタルスライド装備で重量は実銃と同等になっており、エンジンは東京マルイのものに非常に似ている。重量や全長はVFC社のものよりもこちらが実銃に近いが、リアル志向のファンにとっては刻印がないというのはつまらないかもしれない。やはりエアガンは雰囲気を楽しむ面があるからだ。

 

まとめ

 

 P320は、米軍に制式採用されたことで一躍有名になった。P250以来のモジュラーシステムは画期的であり、SIG社初のストライカー式発射方式採用の銃でもある。流行のポリマー製フレームを使用する銃で初期のモデルで暴発が話題になったが、他には欠点という欠点は見当たらない。傑作ハンドガンになる可能性を秘めた銃といえる。

 

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01_FP45
(画像はwikipediaより転載)

 

 FP-45リベレーター(リバレーター)とは、第二次世界大戦中に米軍によって製造されたピストルで、シングルショットの45ACP弾を使用する小型ハンドガンである。これは大量に生産して航空機により空中から敵占領地に投下することを想定しており、当該地のレジスタンスを武装させることを目的としていた。しかし実際にはこのような目的で使用されることは少なく、多くの場合はそのまま海洋に投棄されたり鉄くずとして再利用された。

 

FP-45リベレーター(実銃)

 

 

性能

全長 141mm
重量 450g
口径 45口径
使用弾薬 45ACP
装弾数 1発
設計・開発 ジョージ・ハイド / GM社

 

概要

02_FP45
(画像はwikipediaより転載)

 

 簡易ピストルを大量に生産して敵国の占領地にばら撒き現地のレジスタンスの支援をするという発想は、1943年3月、ポーランド軍のアタッシェにより提案されたプロジェクトであった。この計画は米軍に採用され、1943年5月にはゼネラル・モーターズ社(GM)のジョージ・ハイドにより設計が完了した。

 材質は鋼製で部品点数はわずか23点で単発シングルショットのハンドガンであった。安価なピストルを大量製造していることを偽装するために名称は「フレア・プロジェクター45」と呼ばれ、部品の名称もバレルを「チューブ」、トリガーを「ヨーク」、トリガーガードを「スパナ」等と呼称した。総生産数は100万丁、一丁当たりの納入価格は2.10ドル(現在の価値だと32ドル。日本円で3,500円程度)で、構想から生産完了まで6ヶ月、製造期間は11週間であった。

 単発であるため構造は非常に簡単でカートリッジを薬室に装填、引き金を引くとボルトが後退しある程度の位置になるとロックが外れる。そうするとスプリングの圧力によりボルトが前進しボルト先端に付いている撃針がカートリッジを叩くと発射される。発射後の薬莢は銃口から棒で押し出す。命中精度は論外で銃自体が450gしかない上に使用するカートリッジが45ACP弾であるため尋常でないくらい反動は強い。

 完成したリベレーターは、本体と共に、グリップ内に内蔵できる45ACP弾10発(弾倉ではない)と漫画で描かれた取扱説明書(この取説のコミックはウォルトディズニー作である)、装填・排莢用の木製ロッドが段ボールに収められた状態で出荷された。これらは航空機によって大量に占領地に投下されることになっており、想定される使用法としては、この投下されたリベレーターをレジスタンスが回収し、これを武器として占領軍の武器を奪い、占領軍の武器で武装するというものであったようだ。これでレジスタンスの軍事力強化と占領軍の士気低下を同時に行うことを目的としていた。

 しかし実際は、欧州方面、太平洋方面のどちらの最高司令官もこの計画に積極的ではなく、欧州のアイゼンハワー将軍が2万5000丁のFP-45の投下、45万丁がOSS(CIAの前身組織)に回された。さらに中国に10万丁を輸送、太平洋戦線でも若干数が使用されたが、多くの製品は使用されないまま海洋に投棄されたり、金属として再利用するために溶かされた。ほとんど使用されることがなかったリベレーターであったが、それでも一番使用されたのは中国戦線であったという。

 

03_取説
(画像はFP-45の取説。ウォルトディズニー作だそうだ。wikipediaより転載)

 

FP-45リベレーター(トイガン)

 

 トイガンでは2012年にHWSが発売していたのみである。

 

HWS FP-45リベレーター

性能

全長 141mm
重量 500g
装弾数 1発

 HWSが2012年に発売したモデルガン。精巧なモデルガンを製作することで定評のあるHWS製だけあって再現性は高い。2022年1月に再生産。生産数が少ないため再生産した際には早めの購入をおすすめする。

 

まとめ

 

 このFP-45リベレーターは漫画『マスターキートン』にも登場している。リベレーターは単純な構造で堅牢であり、現在においても発射可能である個体も多い。但し、45ACP弾を直に発射するため反動はものすごい。実際には計画通りの使用はあまりされなかったようだが、戦時下を感じさせるユニークな銃である。

 

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MAC10
(画像はwikipediaより転載)

 

 イングラムM10/11は1960年代に開発されたサブマシンガンであまりにも小型軽量なためマシンピストルに分類されることもある。シンプルな構造で連射速度が速く、特殊部隊用の武器としてベトナム戦争でも実戦投入された特殊なサブマシンガンである。

 

M10/11(実銃)

 

 

性能

口径 9mm、45口径
全長 548/269mm
銃身長 146mm
重量 2850g
装弾数 32発
発射速度 1090発/分

 

概要

 イングラムM10はゴードンイングラムにより設計された小型サブマシンガンの先駆となった製品だ。1969年、ソニック社の設計者であったゴードンイングラムは以前設計したM9にサプレッサーを付けた特殊部隊用の小型サブマシンガンを開発した。多くの部品はスチール板のプレス加工でボルトも鋳造で製作されており生産性は高い。これに目を付けた元情報部員ミッチェル・ウェーベルは1970年に共同でMAC社を設立、MAC-10として発売された。

 このMAC-10には軍用として9mm弾仕様、45口径仕様が存在しており、さらに口径を380ACPにした一回り小型のM11も生産されたが、ボルトも小型化されてボルトの後退距離が短くなったために連射速度が1200m発/秒と高速化して作動不良の原因ともなった。1975年にはMAC社は倒産、多くの零細銃器メーカーと同じ様に製品の販売権が様々な会社にわたって数社からMAC-10は発売され続けた。

 構造は、シンプルなブローバック、オープンボルトであり、セミオート、フルオート射撃が可能だ。操作は左側面のセレクターレバーで行う。45ACPモデルの弾倉は米軍制式採用短機関銃であったM3グリースガンのマガジンと互換性がある。

 

バリエーション

 M10が9mm、45口径バージョンがあり、M11と呼ばれる380ACPのものがある。軍用モデルと民間用モデルがあり、民間用モデルはセミオートのみである。さらに1979年、こM11を改良しレシーバー後方を延長し全長をやや長くしたコブライSMGが存在する。

 

M10/11(トイガン)

 

 モデルガンでは1980年にMGCがM11を発売、当初はオープンデトネーター方式であったが、1990年にはHW製CPカート仕様として再販された。この金型はCAWが買い取ったようで現在ではCAWが再生産している。ガスガンではかつてはファルコントーイやJAC、WA等が発売していたが現在は販売しておらず、現在では、東京マルイの電動ガン、マルゼン、KSCがガスブロ製のものが発売されている。海外製ではHFC等がある。

 

東京マルイ No.6 マック10 本体セット 18歳以上電動コンパクトマシンガン

 トイガンの老舗東京マルイ製の電動ガン。東京マルイ製なので性能は折り紙付き。命中精度も高く作動も良い。ハイサイクルではないため発射速度はそれほど早くないが電動ガンでは唯一の製品。

 

イングラム M11 マシンピストル ヘヴィウェイト ブラック モデルガン完成品

 現在販売されている唯一のモデルガン。旧MGCの系統を受け継ぐ製品。ガスガンや電動ガンも楽しいがモデルガンのフルオートは快感以外の何物でもない。おまけに音以外では誰にも迷惑をかけることもない安全なもの。フルオートを本当に楽しみたいのならモデルガンがおすすめ。

 

KSC M11A1 HW 18歳以上ガスブローバック

 KSC製のガスガン。システム7採用。初速も安定している。マグネシウムボルトで作動、命中精度ともに究極的に良い。外観のリアリティもKSCなので問題ない。安定のKSC。

 

イングラム M11 エムイレブン 18歳以上ガスブローバック・サブマシンガン

 KSCと同様、ガスブロM11。初速も安定しており、命中精度、作動は良好。昔からイングラムを作っているメーカーマルゼンの名銃。リーズナブルなガスブロが欲しいという方にはイチオシ。

 

まとめ

 

 イングラムM10は現在の小型サブマシンガンの先駆けとなったモデルである。構造はいたってシンプルで連射速度は早いというまさに特殊部隊向けのサブマシンガンだ。現在ではさらに高性能のサブマシンガンが登場したため目立たない存在となってしまったがサブマシンガンのマスターピースである。

 

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H&KMk23
(画像はwikipediaより転載)

 

 SOCOMMk.23とは、1996年に米国特殊作戦軍に制式採用された45口径ピストルである。サプレッサーが装着可能で拡張性の高いレールシステムを装備しており、命中精度、信頼性も非常に高い銃である。しかしこのために全長245mm、重量1,576gの巨大な銃となってしまった。

 

SOCOMMk.23(実銃)

 

 

性能

全長 245mm
重量 1,210g
口径 45口径
使用弾薬 45ACP弾
装弾数 12発
設計・開発 H&K社

 

開発

02_Mk23
(画像はwikipediaより転載)

 

 SOCOMとは1987年に成立したアメリカ特殊作戦軍の略称で、陸海空海兵隊の特殊部隊を統合した部隊である。総司令官には大将が充てられているため発言権は結構強い。そのSOCOMであるが、実際に編成されてみると当然装備はバラバラで小火器だけで120種類にも達していた。これではさすがにマズいので武器の統一を検討し始めた。この検討の中で、ハンドガンは米軍制式採用のM9ピストルは威力が弱い上にスライドの耐久性が弱くブっ壊れるために却下、「やはり米軍伝統の45口径に限る!」と決定したものの、すでに設計から70年以上経っているM1911A1の改良はコスパが悪いため新たに45口径ピストルを採用することにした。

 新制式ハンドガンのトライアルは1991年から始まり、コルト社、H&K社等様々なメーカーが出品したが、落下テスト、精度テストはもちろん、30,000発耐久試験、水深20mでの水圧テスト、96時間の塩水噴霧テスト等、異常に過酷なテストをガチに実施した結果、H&K社がトライアルを勝ち抜き、1996年、Mk23 Mod0として制式採用された。因みにこの「Mk.○○ Mod○○」という表記は元々米海軍の兵器の呼称で、Mkはモデル名、Modは「Modification」の略で改良を意味する。陸軍のM16A1等の「M○○A○○」という呼称と同じである。

 このH&K社製Mk23は、1993年に発表した自慢のハンドガンUSPをベースに改良しまくったもので、セイフティ、マガジンキャッチはアンビとなっており、サプレッサー、フラッシュライトを装着するためのレールを装備している。45ACP弾+P弾を発射出来るように設計されており、命中精度も25mで3cmに集まるという非常に高いものである。15,000発を無事故で発射出来る信頼性を確保しただけでなく、改良したリコイルスプリングの効果で反動も少ない。

 しかしこれらの改良のためMk23は巨大化してしまい、全長は245mm、重量は1,576gとデザートイーグル並みの大きさと重量になってしまった。高性能ではあるが、さすがにMk23は大きすぎたためH&K社はUSPタクティカル、HK45等を開発することとなる。このMk23は、SOCOMだけでなく、民間市場においてもMARK23として発売されている。

 

SOCOMMk.23(トイガン)

 

概要

 モデルガンは発売されておらず、KSCがガスブローバックモデル、東京マルイが固定スライドガスガン、エアーコッキングガンとして発売している他、SS等若干のメーカーがモデルアップしている。KSCのSOCOMが最も完成度が高い。ガスブロ発展期の製品のためエンジンに初期の「ロングレンジ」、改良型の「ハードキック」、最新の「05ハードキック」とある。現在はカタログ落ちしてしまっているため中古品を漁る際は出来るだけ最新の05ハードキックを買うように注意したい。現在でも販売中のモデルは、東京マルイ製のモデルのみである。

 

東京マルイ SOCOMMk.23 固定スライドガスガン

性能

全長 245mm
重量 850g
装弾数 28+1発

 固定スライドガスガンではあるが、サイレンサー、フラッシュライト(単4電池3本使用)が標準装備されていて販売価格が15,800円とお手頃な値段なのが魅力。サムセイフティとスライドストップが安全装置になっている。固定スライドではあるが、スライドを引くことでシングルアクションとして射撃することが出来る。初速は70m/s前後で平均的、命中精度は非常に高い。サプレッサーがある上に固定スライドなので発射音が小さいのが特徴。

 

東京マルイ SOCOMMk.23 エアーホップガンHG

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性能

全長 244mm
重量 364g
装弾数 26発

 東京マルイ定番のエアコキシリーズ。10歳以上モデルと若干威力の強い18歳以上モデルがある。エアコキなので外観はチープだが、フルサイズマガジン仕様で最低限のポイントは押さえている。パワーはタイプによって異なるが、命中精度はどちらも高い。サバゲで使用するのには無理があるが、室内プリンキング用にはうってつけである。特にパワーの弱い10歳以上モデルがおすすめ。

 

まとめ

 

 H&K社がサブマシンガンに代替し得る「攻撃型拳銃」として開発したMK23は、あらゆる自然環境下での使用が可能であり、命中精度も25mで3cmと非常に高性能であったが、あまりにも巨大な銃となり過ぎたため取り回しが不便になってしまった「全部乗せ」ハンドガンであった。しかし、コンパクトさには欠けるもののその高性能は多くの戦場で任務を遂行するのに貢献することになる。

 

 

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01_デトニクス45
(画像はwikipediaより転載)

 

 デトニクスコンバットマスターとは、1976年にパット・イェーツによって開発されたM1911のコンパクトモデルである。スライド、フレームが極端に短縮された上にコーンバレル、三重のリコイルスプリング、外観上は後端上部を大きく切り欠いたスライドが特徴である。比較的ヒットしたが、デトニクス社は1987年に破産。この間17,000丁のコンバットマスターが生産された。

 

デトニクスコンバットマスター(実銃)

 

 

性能

全長 178m
重量 822g
口径 45口径
使用弾薬 45ACP弾
装弾数 6発
設計・開発 パット・イェーツ / デトニクス社

 

開発

 1976年、パット・イェーツによって開発されたM1911をコンパクトにしたモデル。米国のエンジニアであるパット・イェーツはM1911のコンパクトモデルを思い付き、ゆかいな仲間達とワシントン州でデトニクス社を設立してコンパクトM1911の製造と販売を行った。コンバットマスターと命名されたM1911コンパクトモデルは、スライドとフレームを極端に短縮、3.5インチとされたバレルは銃口に向かって徐々に大きくなっていくコーンバレルを装備しており、グリップセイフティは省略されている。

 外観上の特徴はスライド後端部が大きく削り取られていることで、これはホルスターから抜く際に服等に引っかからないようにするのと同時にスライドを軽量化して高速に作動させるための工夫であった。スライドの小型化に伴うストローク不足を解消するためリコイルスプリングを三重にしているのも特徴で、このスプリングは消耗が早いため1,000発程度での交換が推奨されている。スライドやフレーム以外の多くのパーツはM1911と互換性がある。

 カスタムモデルで高価ではあったが、45ACP弾を使用するコンパクトモデルの需要は高く、1976年から1987年までの間に17,000丁が販売された。しかし米国の銃器メーカーのお約束でデトニクス社は、財政が悪化、サービスマスター、スコアマスター等の大型M1911カスタムを製造等も行ったが、結局は、1986年に破産申し立てを行い1987年に倒産する。同年よりアリゾナ州でニューデトニクス社となったが、これも1992年に倒産、さらにめげずに2004年よりジョージア州でデトニクスUSAが設立されたが、これも2007年に終了した。

 17,000丁製造されたコンバットマスターは、米国ドラマ『特捜刑事マイアミバイス』の主人公ソニー・クロケットのセカンドガンとして使用され、日本では『刑事貴族3』警視庁刑事本城慎太郎の愛銃となり、スコアマスターは米国ポリスアカデミー出身のとにかく銃をブっ放すことで有名な警察官タックルベリーの愛銃となった。こうした活躍もむなしくデトニクス社は無くなってしまったが、M1911のコンパクトモデルというコンセプトはコルト社に大きな影響を与え、コルト社純正のM1911コンパクトモデル「オフィサーズACP」が開発されることになったと言われている。

 

バリエーション

 発売当初はマットブルー仕上げのMk.気里澆任△辰燭、サテンニッケル仕上げのMk.供▲蓮璽疋ローム仕上げのMk.掘▲潺蕁璽屮薀ぅ肇屮襦嫉転紊押▲▲献礇好織屮襯螢▲汽ぅ箸鯀備したMk.検▲屮薀奪轡綮転紊欧離好謄鵐譽浩Mk.后▲廛譽璽鵐董璽轡腑鵐皀妊襪離廛蹈侫Д奪轡腑淵Mk.此▲汽ぅ肇譽垢Mk.札皀妊襪販売された。

 

デトニクスコンバットマスター(トイガン)

 

概要

 モデルガンでは1983年にMGCがCPカート仕様で発売、のちにフルサイズカート仕様に改良された。ガスガンでは東京マルイがガスブローバックモデルで発売している。現在ではMGCの金型を引き継いだCAWによって同モデルが生産されている。

 

CAW デトニクス モデルガン

性能

全長 180mm
重量 574g
装弾数 6発

 1983年に発売したMGC製デトニクス45をタイトーがフルサイズカート化したものをCAWがリバイバルした製品。大きな改良はされていないようであるが、タイトー製デトニクス45の発火性能は好評であったため実射性能に関しては問題はないであろう。旧MGCは外観のリアリティよりも発火性能を優先させるメーカーであったためリアリティ重視のモデルガンメーカーに比べると再現度が若干甘い。しかしデトニクス45は割と後半の製品なので完成度は高い。

 

東京マルイ デトニクス ガスブローバック

性能

全長 178mm
重量 634g
装弾数 18+1発

 シングルカラムである上にコンパクトモデルであるため外気温の影響を受けやすいという欠点があるが、これはコンパクトモデルという特性上仕方ないことである。トリガーガード内側のパーティングラインは未処理であるが、外観の正確さは現在最高のものであると言っていい。初速は60m/s前後で若干低く、命中精度も通常のモデルよりは低めであるが、これもコンパクトモデルという制約がある以上仕方のないことであろう。

 

まとめ

 

 デトニクスコンバットマスターは、その独特の形状からファンが多い。これは米国でも同様で『特捜刑事マイアミバイス』内で主人公ソニー・クロケットが左足首にセカンドガンとしてコンバットマスターを愛用しているのを筆頭に映画や小説、ドラマ等で多く登場している。このコンパクトM1911という発想は素晴らしく、このアイディアがリスペクトされ、本家コルト社でオフィサーズACPが開発されることとなる。

 

 

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01_オフィサーズACP
(画像はwikipediaより転載)

 

 コルトオフィサーズACPとは、1985年にコルト社が発売したM1911の3.5インチ銃身バージョンである。銃身はコーンバレル、グリップも短縮され装弾数は6発となった。小型化により携行性は高まったが、45口径の反動は強く、扱いはより難しくなった。1996年にはさらに攻めた3インチモデルディフェンダーが発売されている。

 

コルトオフィサーズACP(実銃)

 

 

性能

全長 190mm
重量 960g
口径 45口径
使用弾薬 45ACP弾
装弾数 6+1発
設計・開発 コルト社

 

開発

02_M15
(画像はwikipediaより転載)

 

 米陸軍の制式拳銃M1911A1は45口径の破壊力と信頼性の高さから「ポケット砲兵」と呼ばれ米陸軍のサイドアームとして使用され続けていた。しかし重量が1kgを超える大型拳銃は、最前線に出ることが少ない将校が携行するにはあまりにも重すぎた。そこで、1972年(1975年とも)に米陸軍ロックアイランド工廠がアメリカ陸空軍将校専用に開発したのが、M15ジェネラルオフィサーズモデルである。これはM1911の銃身を1.5cm短くしたもので重量は70g軽くなっている。

 重量はほとんど変わらないような気もするが、少なくとも取り回しは非常に良くなったため1981年(1984年とも)まで1,004挺が生産された。因みに1950年にはコルト社がコマンダーモデルを発売しており、外観は酷似しているが、内部構造が多少異なっている。

 

デトニクス45コンバットマスター

03_デトニクスコンバットマスター
(画像はwikipediaより転載)

 

 M1911小型化のニーズは衰えず、1970年代後半には米国のデトニクス社によってさらなる小型化が行われた。これが割と有名なデトニクス45コンバットマスターで3.5インチ銃身とオリジナルの5インチ銃身よりも1.5インチ(3.81cm)短くなった。

 このコンバットマスターの斬新なところは銃身を短縮しただけでなく、銃身もコーンバレル、グリップも短縮するという思い切ったデザインになった。これによって装弾数は6発となってしまったものの、全長は178mm、重量822gと携行性に優れたモデルとなり結構ヒットした。遥か昔の昭和時代末期にテレ東で放送していた『特捜刑事マイアミバイス』というオシャレでソックスを履かない警察官、ドン・ジョンソン演じるソニークロケットがサイドアームとして足首のホルスターに隠し持っていた。

 230グレインの45ACP弾(15g)をフルロードすると912gとなり足首には相当な負担となるが、外見上はオシャレなダボダボのパンツを履いているので分からない。スタイリッシュなステンレス製デトニクスとメインアームのステンレス製ブレンテンにオシャレな映像とオシャレな音楽とあくまでオシャレな刑事ドラマで全米で大ヒットした。因みに日本でも『特捜刑事マイアミバイス』を非常にリスペクトした時任三郎主演『あきれた刑事』が放映されたが、こちらは全く注目されることなく半年で打ち切りになっている。

 

オフィサーズACP開発

04_オフィサーズACP
(画像はwikipediaより転載)

 

 そんなこんなでデトニクスコンバットマスターは大ヒットした。ここにニーズがあったことにやっと気が付いたコルト社は1985年から銃身を3.5インチコーンバレル、グリップを短くして装弾数6発というデトニクスコンバットマスターのデザインを非常にリスペクトしたオフィサーズACPを発表した。コンバットマスターとの違いはリアサイト部分がえぐられていないことである。

 この1985年といえばコルト社が米軍の次期制式拳銃トライアルでベレッタ社に敗北、内部ではコルト社従業員による以降5年に及ぶストライキが始まるというコルト社にとって踏んだり蹴ったりの年であった。この労働者のストライキの真っただ中の1986年、オフィサーズACPのアルミフレームバージョンが発売された。きっと機嫌の悪い労働者が渋々作った製品なのであろう。ストライキが終わった1991年には非常に紛らわしい名称で有名なM1991シリーズが生産されるが、その中にもACPサイズのモデルがちゃっかり入っていた。

 

コルト社その後。。。

 1992年、コルト社は破産、皆様の援助により復活したコルト社は1996年、銃身を3インチとさらに0.5インチ短くしたコルトディフェンダーを発表して銃身の短さの記録を更新している。この短銃身の45口径は重量が軽くなるため銃の制御が非常に難しく、銃身が短くなる分、初速も遅くなる。つまりは通常の5インチモデルに比べて威力が弱くなるが、そうは言っても45口径。一撃必殺であることは間違いない。

 

コルトオフィサーズACP(トイガン)

 

概要

 トイガンではモデルガンが旧MGC、タイトーから販売されていた。ガスガンはWAとMGCから発売されていた。MGCのオフィサーズであるが、内部はWAのものである。当時、WAのマガジンはガス漏れが酷くMGCの持つガス漏れしないマガジンの技術と交換だったという話である。その後、WAからもオフィサーズACP、コルトディフェンダーが発売されている。これは今ではタイムプルーフされたS.C.W.ハイスペック・ver3であるので作動、性能ともに現在最も完成度の高いトイガンであるといえる。

 

まとめ

 

 コルトオフィサーズACPは、トイガンではデトニクスコンバットマスターのインパクトには劣るためあまりラインナップされないが、WAが不定期に生産しているので発売された時にはすかさずゲットすると良い。「じゃじゃ馬」とはこの銃のために作られた名称でないかと思うくらい、扱いは難しい。強烈なストッピングパワーを持つ45口径の反動は半端ではない。しかしこれもFP45リバレーターに比べれば大したことはないのだが。

 

 

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01_ハードボーラー
(画像はwikipediaより転載)

 

 ハードボーラーとはAMT社が1977年に発売したM1911、いわゆる「ガバメント」のクローンである。当時としては珍しいオールステンレス製で調整可能なリアサイトと大型のビーバーテイルを装備した先進的なハンドガンであった。映画『ターミネーター』でターミネーターが使用した「45口径レーザーサイトピストル」として有名である。

 

ハードボーラー(実銃)

 

 

性能(7インチ)

全長 267mm
重量 1,306g
口径 45口径
使用弾薬 45ACP弾
装弾数 7発
設計・開発 AMT社

 

概要

 ハードボーラーは1977にAMT(アルカディア・マシン・アンド ツール)社から発売されたコルトM1911のコピーモデルである。M1911コピーとしては初のステンレス仕様であった。特徴としてはステンレス製であることの他、アジャスタブルリアサイト、大型ビーバーテイル付きのグリップセイフティが挙げられる。「ハードボーラー」という名称の由来は、45ACPフルメタルジャケット弾以外の弾の使用が奨励されていないことによる。フルメタルジャケットとは、鉛の弾頭が前部薄い銅で覆われている弾丸である。これにより目標物に命中した際も弾丸の形状が変化しにくく貫通力が増すという特徴がある。

 ハードボーラーがこの45口径ハードボールの使用が奨励された背景には、初期のモデルではフィーディングランプ(弾倉から薬室に弾丸を送り込む際に弾丸が通過する滑り台のような形状のパーツ)の形状に問題があり、完全に銅で被甲されているハードボールでなければ引っかかってしまうという理由があった。これは後には改良されている。2002年に生産が終了した。

 

バリエーション

 コンバットガバメントは、1978年に警察向けに発売されたモデルでリアサイトは固定式となっている。1985年からは単にガバメントと呼ばれる。1980年には4インチスライドモデルのスキッパー、7インチスライドのロングスライドが発売されている。この7インチモデルは、1984年の映画『ターミネーター』でターミネーターがレーザーサイトを装着した本モデルを使用したことで一躍有名になった。

 コマンド―はガラナ工業ブランドで発売されたモデルで、AMT社から発売された当時は、5インチモデルであったが、ガラナ工業から発売されたコマンド―は、ガバメントのフレームに4インチバレルを搭載したモデルである。仕様弾薬は40S&W弾で装弾数は8発である。アクセレーターは400カーボン弾を使用するモデルでジャベリナは10mmオート弾を使用するモデルで、スライドはどちらも7インチである。

 

「射程距離400mのプラズマライフルをくれ。。。」

 余談だが、映画『ターミネーター』に登場する銃器であるが、ターミネーターが最初のガンショップで注文した銃は、12ゲージショットガン「オートローダー」、45口径レーザーサイトピストル、射程距離400のプラズマライフル、ウジー9mm銃の4丁であった。

 オートローダーとはフランキ製「スパス12」、ウジー9mm銃とはイスラエル製ウージー短機関銃。45口径レーザーサイトピストルというのがこのハードボーラーであった。そして、ターミネーターが注文した銃の中で唯一欠品していたのが「プラズマライフル」であった。このプラズマライフルという聞きなれない名称のライフルは実在しないライフルで、恐らくターミネーターが未来から送られてくる際にインプットされた情報に誤って1984年には存在しない未来の銃器の情報が入り込んでしまったためであろう。

 

ハードボーラー(トイガン)

 

 トイガンでは、1985年に千代田製作所がマークスマンガバメントターミネーターを発売している。これはエアーコッキング式のエアガンでレーザーサイト型のマガジンにBB弾を入れるものであった。装弾数150発。翌年にはシルバーモデルが発売されている。1988年には東京マルイから固定スライドガスガンのハードボーラーが発売されている。

 1998年には新日本模型からWAのマグナブローバックエンジンを搭載したハードボーラーが発売されている。これは劇中のレーザーサイトまで再現されたモデルであった。その後、WAから非常に完成度の高いハードボーラーが発売されている。ガスガンではこれが最高のものであろう。

 モデルガンでは2001年頃に新日本模型がモデルアップしている。さらに2020年にはBWCがハードボーラーを発売している。高価ではあるがモデルガンとしては最も完成度の高いモデルである。

 

B.W.C限定品 発火モデルガン AMT ハードボーラー ロングスライド

性能

全長 272mm
重量 770g
装弾数 8発

 現在発売されている中で最も完成度の高いモデル。スライドとフレームの仕上げの違いまで再現している程の尋常ではない完成度の高さでである。これは細部に至るまで徹底している。限定30丁とかなりの少量生産品であるが、値段が値段なので判断は慎重にしなければならない。

 

まとめ

 

 AMT社がハードボーラーを発売したのは1977年、コルトM1911の特許はサブマリン特許という裏技を使用したため1986年までコルト社が特許を保持していた。このためこのハードボーラーはまだ特許をコルト社が持っていた時代に特許料を払って製造したものなのであろう。

 1970年代は、未だに銃を全てステンレスで製造することは珍しく(恐らくオートマグのみ)、錆びにくいオールステンレス製のM1911は人気があっただろうことは想像できる。オールステンレス製7インチ銃身を持つハードボーラーの近未来的な外観は未来から来た殺人兵器が使うには相応しいデザインであったのだろう。

 

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S&WM1917
(画像はwikipediaより転載)

 

 S&WM1917とは、第一次世界大戦時、米軍はM1911を装備していが数量が足りず、不足分を補う目的で製造されたリボルバーである。このM1917はS&W製とコルト製の2タイプ存在する。構造は全く異なるが、米軍の要請により、同じ45ACP弾を使用するM1917リボルバーとして同名で製作している。

 

M1917リボルバー(実銃)

 

 

性能

全長 270 mm
重量 1.1 kg(コルト)
   1.0 kg (S&W)
口径 45口径
使用弾薬 45ACP弾, .45オートリム弾
装弾数 6発
設計・開発 S&W社 / コルト社

 

概要

 M1917は、第一次世界大戦時に米国が欧州に遠征軍を送ることになった際に、当時制式採用されていたM1911(所謂コルトガバメント)の不足を補うために採用されたリボルバーだ。正式名称は、「合衆国.45口径回転式拳銃M1917」である。M1911と同弾薬を使用するこのリボルバーは主に二線級部隊などの後方部隊に配備された。M1917リボルバーといっても1種類ではなく、コルト製M1917、S&W製M1917の2種類がある。装弾数や口径は同一であるが当然設計は全く異なる。

 45ACP弾はリムレス弾のためリボルバーでは使用できず、対策としてハーフムーンクリップを使用する。ここでこのリムレス弾とハーフムーンクリップについて簡単に説明しよう。リムレス弾のリムとはカートリッジの底にあるでっぱりのこと。リボルバーに弾丸を装填するときに棒のようになっていては弾丸が落ちてしまう。ここで底に出っ張りを作り、弾丸がシリンダーで引っ掛かるようにしたのだ。

 しかしオートではその必要はないのでリムを持たないカートリッジが使用された。これがリムレス弾だ。しかし、このリムレス弾をリボルバーで使用するには、また上記のような問題が起こってしまう。そこで弾丸を3発ずつシリンダーの形に固定し2個のハーフムーンクリップを使用するとちょうど6連発のシリンダーが満タンになるようにしたのだ。これはS&Wの特許であったが、米軍の要請によりコルトでも使用することとなった。

 

S&W

02_S&WM1917
(画像はwikipediaより転載)

 

 S&Wにとってはこれが初の45ACP弾を使用する拳銃となった。バレルは5.5インチでグリップにはチェッカリング等を施さないプレーンのクルミ材を使用した。当初はブルーイング処理を施されていたがのちにパーカーライジング処理に変更されている。第一次世界大戦中に総計163476挺のM1917を生産した。

 

コルト

コルトM1917
(画像はwikipediaより転載)

 

 以前から米軍に制式採用されているM1909を基に設計されている。設計はほとんど変更されていない。M1909は45口径ロングコルト弾を使用するため45ロングコルトよりも短い45ACP弾とハーフムーンクリップを使用するためにシリンダー長が短くされた。約150000挺程度生産された。

 

M1917リボルバー(トイガン)

 

概要

 モデルガンでは、1977年にハドソン産業がS&W製M1917を金属モデルで発売している(1977年以前にすでに発売していた可能性がある)。近年ではタナカワークスがS&W製M1917をモデルガン、ガスガン共に発売している。

 

タナカ S&W M1917HE2 4インチ カスタム HW 455ハンドエジェクターモデル ファイブスクリュー モデルガン完成品

性能

全長 235mm
重量 500g
装弾数 6発

 HW製のモデルガン。タナカワークス製なのでリアリティは抜群である。

 

タナカ S&W M1917HE2 4インチ カスタム HW 455ハンドエジェクターモデル ファイブスクリュー

タナカ
これはM1917の1914〜1916年までイギリス政府の要請で生産された455ウェブリー弾を使用するモデル。

性能

全長 235mm
重量 710g
装弾数 6発

 このM1917のトイガン、S&W社製のM1917の方はモデルガン、ガスガン共にタナカワークスが販売している。古いモデルではないので比較的容易に入手することができる。ガスガンはタナカワークスの定番ペガサスシリーズだ。

 タナカワークスは特にロッドによって仕様変更が多いメーカーなので最新型を購入することをおすすめする。特に命中精度に関しては初期ロッドと現行ロッドでは大きく異なる。さらにタナカワークスの超リアルメッキの「ジュピターフィニッシュ」であるが、ガスガンの場合、亜鉛製シリンダーとHW製フレームの材質が異なるため同じメッキでも質感が若干変わっている。通販での購入の際には注意が必要だ。

 

まとめ

 

 M1917、地味ーな銃であった。しかし私が一番驚いたのは、実銃はハーフムーンクリップを使用しなくても発射することができたということだろう。ただ不発が多かったようだが、前線でハーフムーンクリップが無い場合にも撃つことができるのは重要だ。この機能に関しては45ACP弾用に設計したS&W製の方が発火率は高かったようだ。

 

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01_M610
(画像はwikipediaより転載)

 

 懐かしの名銃、ブレンテンを紹介する。ブレンテンとは80年代の人気ドラマ『特捜刑事マイアミバイス』の主人公ソニー・クロケットが当初使用した銃としても有名である。この銃が特徴的なのは10mm弾という専用弾薬を使用することであったが、10mm弾も廃れてしまった現在、激マイナーな銃となってしまった。そして製造されたのも1500挺のみであった。

 

ブレン・テン(実銃)

 

 

性能

全長 222mm
重量 1,070g
口径 10mm
使用弾薬 10mm auto弾
装弾数 10+1発
設計・開発 トーマス・ドルヌスとマイケル・ディクソン / D&D社

 

10mm弾とは

 オートピストルの弾薬の系譜は大きく、大型で破壊力に優れた弾薬である45口径の米国の系譜。もう一つは9mmという貫通力に優れた軽量弾のドイツの系譜がある。それぞれ45口径には破壊力が強い代わりに貫通力は低く、弾丸が大型のために装弾数も少ない。逆に9mmは破壊力には45口径に及ばないが、貫通力は強い。同時に弾丸が小さいために装弾数も多くすることができるという特色があった。

 これらの特徴の「良いとこ取り」をしたのが10mm弾である。1983年にブレンテン用に誕生したこのカートリッジは、弾丸の大きさも45口径(11.43mm)と9mmのちょうど中間で破壊力も貫通力も優れた弾丸であった。装弾数も9mm弾には及ばないものダブルカラム化してもグリップは太くなりすぎることはなかった。

 

開発

 

背景から開発まで

 ブレンテンはイギリス製が1930年にチェコスロバキア製のブルーノZB26軽機関銃をライセンス生産したブレン軽機関銃の「ブレン」と10mmの「テン」を合わせたネーミングの銃である。ブレン軽機関銃から名称の一部を取っているのは、ブレンテンの発案者ジェフ・クーパー氏がブレン軽機関銃が好きだったからだと言われている。

 発案者のジェフ・クーパーは元米軍特殊部隊の隊員でコンバットシューティングの神様と言われてた人だった。その人が最も理想的なハンドガンを作るということで助言して開発されたのがこのブレンテンである。普通、理想的なハンドガンを作るとなると銃のカスタムをするものだが、このブレンテンは新規で全く新しい銃を作っただけでなく、10mm弾という弾薬までも新規で作ってしまった。

 

ブレンテンの特徴

 ブレンテンは1984年にその10mm弾を使用する世界初のハンドガンとして登場し、1986年に製造を中止するまでの2年間に1500丁が生産された。デザインはジェフ・クーパー曰く「世界最高のコンバットオート」と言われたCZ75の影響を受けたデザインでスライドをフレームが包み込む構造であった。フレームはステンレスであったが、スライドはスチール製である。

 ショートリコイル機構を採用、装弾数は10発でダブルカラムマガジンを採用している割にはグリップは持ちやすく、モデルとしたCZ75のグリップフィーリングを超えるとまで言われた。バリエーションはオリジナルの他にフレームをオキサイド処理したオールブラックモデルやスライドをクロームメッキ処理したオールシルバーモデルもある。その他、コンパクトモデルやポケットモデル、極少数の各種モデルが存在する。

 『特捜刑事マイアミバイス』の主人公ソニー・クロケットが愛用した5インチのオールシルバーモデルはD&D社のラインナップには存在しない撮影用のモデルである。

 

ブレンテンの問題点

 発売直後のブレンテンはトラブルが多発した。当初、マガジンの生産が追い付かなかったのか、マガジン無しで銃本体のみが送られたこともあり、それ以外にも作動不良も多かった。さらに肝心の10mm弾は高価な割に種類は少なく流通量も少なかった。そして10mm弾の性能はあまりにも貫通力が強すぎ、近距離の戦闘ではそれほどの有効性を発揮できず、ハンターのサイドアームとしては威力が中途半端過ぎたようだ。

 薄い防弾チョッキであれば貫通する性能があったため、「コップキラー」という有り難くないネーミングを頂戴するようにまでなってしまった。このため2年間で生産は打ち切り、D&D社は倒産してしまった。

 

ブレンテン(モデルガン)

 ブレンテンのモデルガンはメーカーからは発売されてない。ガスガンでは、1987年にファルコントーイがブレンテンガスブローバックを製作したのが最初だ。これは外部ホースでガスを供給するタイプのものだった。ブラックモデルとハーフシルバーモデルの2種類があった。初期のガスブローバックであり、外部ソースのみである上にバレルカバーが無く、リアリティの点から見れば残念なものだった。

 他には、2002年にマルシンが8mm固定スライドでブレンテンを作り、その後、ブローバック化されるという話もあったはずだがいつのまにかどっかに行ってしまった。

 

まとめ

 私はかなり好きだが、マイナーであり、あまり人気のある銃とは言えないブレンテン。モデルガン化される可能性はゼロに近いがブローバックモデルで発売される可能性はちょっとある。ちょっとだけ期待しながら待ってみよう。

 

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