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45口径

01_PX4Storm
(画像はwikipediaより転載)

 

 ベレッタPX4は2004年にピエトロ・ベレッタ社が発表したハンドガンで、ローテイティング・バレルシステムを採用しているため反動が少なく、命中精度が高い。さらに人間工学を考慮して設計された各部パーツは非常に評判が良い。当初は米国でも、そのデザインの独特さから敬遠されていたようだが、卓越した性能が認知されるにつれて人気が高まった。

 

PX4(実銃)

 

 

性能

全長 192mm
重量 785g
口径 9mm、10mm、45口径
使用弾薬 9mm弾、40S&W、45ACP
装弾数 17、20発
設計・開発 ピエトロ・ベレッタ社

 

開発

 イタリアの名門、ピエトロ・ベレッタ社が2004年に開発したセミコンパクトピストルである。同社で初めてポリマーフレームを使用したモデルで、モジュラーシステム、ローテイティング・バレルを採用している。このローテイティング・バレルは、射撃時の反動をバレルを回転させるエネルギーに変換させることによって反動が軽減されると言われている。同時に45口径に代表される強力なカートリッジを使用することも可能となった。

 スライドは、ベレッタ社の伝統であるオープンスライド方式からフィスクドスライド方式に変更になっている点が特徴である。トリガーガードはそれまでの指掛けがなくなりコンシール性に優れいている。サイトは蓄光式で暗闇でも30分間は照準をすることができる(2010年には通常のホワイトドットに変更)。銃身下部にはピカテニー規格の20mmレイルが装備されており、フラッシュライトやレーザーサイトを装着することが出来る。バックストラップは大中小の3タイプがあり射手の手の大きさに合わせて交換が可能、同様にマガジンキャッチも3タイプに交換が可能である。

 

バリエーション

 PX4はタイプC、D、F、Gの4タイプ存在する。タイプCは、シングルアクションオンリーでデコッキング機能、安全装置は搭載されていない。タイプDはダブルアクションのみでデコッカー、セイフティが装備されている。タイプFはシングル、ダブルアクション可能でデコッキング機能、セイフティが装備されている。タイプGはシングル、ダブルアクション可能でデコッキング機能はあるがセイフティは装備されていない。他にもスライドがステンレス製のアイノックス、サブコンパクト、コンパクトモデルがある。

 

PX4(トイガン)

 

概要

 トイガンでは東京マルイ、WE-Techがガスブローバックガンを発売している。東京マルイはオリジナルモデルを発売しており、WE-Techはコンパクトモデルを発売している。東京マルイは安定の品質で全く問題はなく、ローテイティング・バレルも再現している等面白い製品となっている。WE-Techはメタルスライドを装備したコンパクトモデルという魅力的なチョイスをしている。

 

東京マルイ Px4 ガスブローバック

性能

全長 192mm
重量 833g
装弾数 25発

 東京マルイ製のガスガン。重量はカートリッジ無しの実銃の重量785gを上回る。但し、実銃は9mm弾を17発装填した場合には920g程度になるのでフルロードの実銃よりは軽量である。15mmのピストンを採用しているため反動は強いが命中精度は非常に高い。バックストラップは大中小が付属する。ローテイティング・バレルを再現したギミックが搭載されているのもユニークであるが、著作権の関係で刻印がベレッタではないのが残念。

 

まとめ

 

 ベレッタPX4はその独特のデザインから敬遠されることが多い銃である。しかし実銃は新方式の発射機構を採用、命中精度が高く反動がマイルドなため連射性能も高い。さらにグリップ等も人間工学を考慮した設計になっていることから扱いやすくかなり高性能なハンドガンである。個性の強いデザインも魅力の一つかもしれない。

 

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S&WM4506
(画像はwikipediaより転載)

 

 M645はS&Wが初めて発売した45口径オートである。オールステンレス製で、機構はM39の系譜を受け継いだもののデザインはより洗練されたものになっている。80年代の刑事ドラマ『マイアミ・バイス』の主人公ソニー・クロッケット刑事が使用していたことから日本でも有名になった銃である。

 

M645 M4506(実銃)

 

 

性能

口径 45ACP
全長 218mm
銃身長 127mm(5インチ)
重量 1063g
装弾数 8発

 

概要

02_M4506
(画像はwikipediaより転載)

 

 M645はM39をベースに45口径化したモデルで、1985年に完成、1986年から発売されたS&W初の45口径オートマチック拳銃である。機構はダブルアクションを採用し、マガジンはシングルカラムでオールステンレス製である。S&Wの分類ではセカンドジェネレーションに当たる。M645は1988年に販売が終了され、1989年からは改良型のM4506が発売された。

 このM645のシューティングマッチ用カスタムがM745で、トリガーがシングルアクションに変更され位置調整が可能となった。さらにリアサイト、セイフティが大型化し木製グリップを採用、スライドがスチール製となっている。M745は1986年から1990年まで生産された。

 M4506はM645のマイナーチェンジ版でフロントサイトが左右調整式に変更されたことやグリップが一体型になった等外観上に変更はあるが内部機構に大きな変更はない。別売のスプリングを装着することで45スーパー弾を発射することが出来る。1989〜1999年まで製造された。

 

バリエーション

 M645のバリエーションはM745のみだが、M4506には多くのバリエーションが存在する。オリジナルモデルの他にM4506-1と呼ばれるM4506の修正バージョンがある。恐らく1998年以降のモデルで、これはトリガーガードが角型から丸型に変更され、さらにハンマーとトリガーがスチール製に変更された。フレーム全部の段差もこの時の変更でなくなったのかもしれない。

 M4516は、M4506のコンパクト版で装弾数は7発。M4546は1992年に生産されたM4506のダブルアクション専用モデル。M4563は4.25インチバレル装備でフレームはフルサイズのアルミ製。M4566は同じく4.25インチバレルにフルサイズフレームを装着したもの。フレームはスチール製でダブルアクション専用モデルも存在する。ピカテニー規格のレールマウントを装備している。

 M4567は1992年のみ製造されたモデルで4.25インチバレルにスチール製スライドにステンレス製フルサイズフレーム、チタニウムナイトサイトを装備している。M4505はスライド、フレーム共にスチール製のモデルで1992年に1,200丁のみ生産された。M4586はM4566のダブルアクション専用のものでデコッカーはない。1992年〜2002年までアイダホ州警察の正式拳銃であった。

 余談だが、日本のトイガンでかつてMGCから発売されていたM445というオールスチール製モデルは実在しない。

 

S&Wオートの世代

 S&Wのオートは時代によって大まかに世代分けがなされている。1954年より製造されたM39を初めとする2ケタナンバーのものを第1世代と呼ぶ。そして1985年より3ケタナンバーを使用するものを第2世代、1988年頃より4ケタナンバーを使用するものを第3世代と呼んでいる。

 

M645 M4506(トイガン)

 

 トイガンでは、1987年にLSがコッキング式エアガンを発売、同年ポイントが固定スライドガスガンを発売している。1988年にはMGCがM645、1989年にM745をモデルアップしている。どちらも固定スライドであるが、性能は固定スライドのモデルでは当時最高のものであった。サイクロンバレルを搭載し、ダブルアクション、シングルアクションもきちんと再現されていた。

 さらに外観は、全体にヘアライン処理を施し、ハンマー、トリガー等の主要パーツを除く、ピンやその他のパーツをステンレスで製作していた。マガジンも同様にステンレス製であり、再現度は高かった。そして1990年にはヨネザワからM745、LSからM4506、さらにマルゼンからM4506が発売されるのだが、マルゼンのM4506はMGCに勝るとも劣らない最高傑作であった。

 MGC同様、細部の仕上げのこだわり、ステンレスパーツの多用、現在のガスガンにも匹敵する命中精度等、ガスガン史上の最高傑作と言ってよい。このような細部に凝った作品が生まれた背景には恐らくバブル景気があると思われるが、それはともかく、これらのモデルは今後、ガス、モデルガン共に新製品ででる可能性は大変少ない。

 

東京マルイ モデル645 エアーハンドガン

 現在発売されている数少ないM645。東京マルイ製の10歳以上対象のエアーガン。パワーは全ての都道府県の条例に違反しない低パワー。東京マルイなので命中精度はそれなりに高いが室内プリンキング用と考えた方がいい。室内では逆に低パワーのため部屋を傷付ける必要がないのはありがたい。

 

青島文化教材社 BBアクションガンシリーズ No.5 M645 完成品

全長 
重量 87g
装弾数 8発

 模型で有名なアオシマが発売しているコッキング式エアーガン。対象年齢8歳以上。左右分割式のスライド、フレームを反対側からねじ止めしているため、外観の完成度は今ひとつであるが定価が1000円と安価なのがありがたい。マガジンキャッチはダミー。マガジンは所謂「割箸マガジン」である。初速は20m/s 強と安全設計。性能に関係なく遊びたい人向けのエアーガン。低パワーで室内を傷付ける心配がないので室内での使用に最適。

 

東京マルイ No.4 S&W PC356 フルオート 10歳以上電動ブローバック

 M645ではないが、S&W製オートをモデルアップしたもの。PC356はS&Wのカスタム部門であるパフォーマンスセンターが製造した45口径オート。実物は高級カスタム銃であるがトイガンではお値打ち。実銃にはないフルオート機能で楽しめる。但しパワーは10歳以上のものなので低い。

 

まとめ

 

 S&WM645、M4506は80年代に開発された45口径オートであった。本銃を最も有名にしたのはドラマ『特捜刑事マイアミバイス』で主人公ソニー・クロケットがブレンテンに次ぐ2代目愛銃としてM645を採用したことだろう。M4506も3代目愛銃として採用されている。ステンレス製の美しい銃である。

 

 


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HK45

 

 HK45は、USPピストルを基に改良された45口径拳銃である。元(現)デルタフォースの隊員の意見を参考に設計された特殊部隊用の銃で、射手の手の大きさに合わせてグリップのサイズを変更できるという特徴がある。45口径であるが、ダブルカラムマガジンを採用しており、装弾数は10発と多い。

 

HK45(実銃)

 

 

性能

口径 45口径
全長 194mm
銃身長 115mm
重量 785g
装弾数 10+1発
作動方式 ティルトバレル式ショートリコイル

 

概要

 1993年、H&K(ヘッケラー&コッホ)はUSPという40S&W口径のピストルを開発した。これはポリマーフレームを採用した拳銃でのちに45口径バージョンも登場する。このUSPはヒット作となり、ドイツ連邦軍や日本のSAT、自衛隊の特殊作戦群にも採用されている。

 しかしグリップが大型であり、小柄な体形の使用者、特に女性使用者から苦情が出た。2001年には、この問題に対応してUSPコンパクトをベースにH&KP2000が開発された。苦情のあった太すぎるグリップは、グリップバックストラップを交換することにより大きさを調整できるようにし、さらには左利き射手に対応するために操作系統も交換できるようになった。

 これを基に2006年に開発されたのがH&KP30で、P30はグリップパネルも交換することが可能でありマウントレールもピカティニー規格を採用することで汎用性を高めた。このP30を米軍のSOCOM(合衆国特殊戦統合軍)で行われたM9拳銃の後継トライアル用に45口径を使用できるように改良したのがHK45である。このSOCOMトライアル自体は2006年に無期限延期になってしまったが、HK45は2007年にショットショーで公開され、民間向けとして販売された。

 

特徴

 設計に当たっては元(現)デルタフォースの隊員の意見を参考にされた結果、トリガーガードは大きめに、全体としては角が落とされ滑らかな形状になっている。さらにUSPで採用されたポリマー製マガジンは金属製に戻された。設計に参加した元デルタフォースの隊員であるラリー・ヴィッカーズによるとトリガーストップを組み込むことを提案したが受け入れられなかったという。

 

バリエーション

 HK45を小型化したHK45C、さらに法執行機関向けにサプレッサー取付用のネジ山を切ったHK45Tモデル。それを小型化したHK45CTモデルが存在する。HK45CTモデルは米海軍特殊部隊SEALSに制式採用されているようである。

 

HK45(トイガン)

 

 トイガンでは東京マルイ、KSC、KWA、UMREXの4社から発売されている。東京マルイからはHK45、HK45タクティカル、HK45電動ガンが発売されている。電動ガンはフルオート可能である。KSCからはABS製HK45、スライドHWのモデルが発売されており、KWAからはメタルスライドモデル、UMAREXからはHK45CTのブラック、タンカラーモデルが発売されいる。

 

KSC HK45 スライドHW (18歳以上ガスブローバック)

全長 204mm
重量 900g
装弾数 29発

 旧MGCの流れを汲むモデルガンメーカーのKSC製HK45。モデルガンメーカーだけあって完成度は高い。命中精度も新型チャンバー採用以来、東京マルイ製に伍するほど高くなった。外観の完成度と実射性能を両立させた点においては最高レベルであるが、スライドストップノッチを採用していないため金属製スライドストップによってプラ製のスライドが削れてしまうという欠点がある。

 

 重量はHWスライドを採用したことにより900gと実銃にせまる重さ、装弾数29発、バックストラップが付属している。細部も正確に再現するKSCだけにコッキングインジケーターも赤色をちゃんと再現している。マガジンを挿入してもスライドを引かないとトリガーを引くことができないというリアルライブオペレーションや実銃同様にマガジン口から工具を使うことによってトリガーの作動を止めるロックアウトデバイス(作動凍結キー)も再現されている。15mmの大型シリンダーにエンジンはシステム7。初速80m/s 前後とちょっと高めである。トリガープルは、ダブル2.8kg、シングル1.1kgと平均的である。

 

東京マルイ HK45 18歳以上ガスブローバック

全長 204mm
重量 782g
装弾数 26発

 業界最大手のエアガンメーカー。外観の正確さとい命中精度の高さは他の追従を許さない。特に命中精度の高さに関しては驚異的。サバイバルゲーム等、射撃性能を求めるユーザーであれば東京マルイ一択であるといえる。重量782g、装弾数26発、ショートリコイル機能(もちろん擬似)、デコッキング機能もある。トリガープルはダブル2.4kg、シングル1.2kg、15mmの大型シリンダーを採用しており、初速は70m/s 弱。グリップアダプターが付属する。トータルクオリティは高い。

 

Umarex/VFC HK45 Compact Tactical ガスブローバック BK

 海外メーカーのUMAREX。生産しているのはVFCである。基本的な機構はKSCのものを参照しているようだ。メタルスライド装備であるが、トリガーの形状が異なったり、スライドが浮いている個体もあるようで日本製に比べるとやはり品質の低さは否めないようだ。ただ、メタルスライドは作動も重くなる上、法的にもグレーなので個人的にはおススメしない。

 

KWA HK45 メタルスライドver

 KWAはKSCの製品を生産しているメーカーなので内部機構は(恐らく)KSC製そのものだろう。KSCと異なりスライドはメタルなのでノッチによる削れの問題は起こらない。但し、刻印は印刷なのでリアリティの点では若干劣る。ただ、メタルスライドは作動も重くなる上、法的にもグレーなので個人的にはおススメしない。

 

まとめ

 

 特殊部隊用に開発されたHK45。設計には元デルタフォース隊員である、ラリー・ヴィッカーズが参画しているだけあって性能、操作性に関しては問題無さそうである。ポリマーフレームも登場当初は耐久性に不安があったが既に約40年経た現在、ポリマーフレームに関する問題はあまり無いようだ。45口径で12発の装弾数を誇るHK45。現在、最高の拳銃の一つかもしれない。

 

 


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ゴールドカップナショナルマッチ(画像はwikipediaより転載)

 

 今日紹介するのはコルトナショナルマッチ。この銃はコルト1911の競技用モデルだ。日本でもトイガンとして昔からなじみ深い銃であるが、実はナショナルマッチというM1911の高精度モデルは戦前からあったというのは意外と知られてない。

 

ゴールドカップナショナルマッチ(実銃)

 

 

性能

全長 216mm
重量 1,048g
口径 45口径
使用弾薬 45ACP弾
装弾数 7発
設計・開発 コルト社

 

概要

 1911年にコルト社が開発したM1911モデルは米軍に制式採用され人気を博した。このM1911モデルは民間用にも生産され一般に「ガバメント」と呼ばれていた。1932年、このモデルに選別した高精度の銃身を取り付け、部品の組み込み精度の高い競技専用モデルが発売された。これがナショナルマッチである。1942年に一旦生産が中止されるまでに約3,000丁が製造された。

 第二次世界大戦以前のものはガバメントモデルと外観上に違いはなかったが、1945年から再度販売された戦後モデルには微調整可能なアクロサイトが搭載された。しかし、今ひとつ人気はなく生産中止となってしまったが、1961年にはゴールドカップとして再登場した。当初は38スーパー弾モデルであったが、1966年には45ACPモデルが発売されている。以前と異なり外観上にも大きな違いがあった。

 まずはスライド上部に1mm程度のリブが付き、上面にグルーブが彫られた。サイトもパートリッジ型フロントサイトと可動リアサイトが装着された。さらに調整可能なワイドサイズのグルーブ入りトリガーとストレート型のメインスプリングハウジング、グリップ前面にはグルーブが彫られた。1977年にはシリーズ70モデルのゴールドカップが販売される。

 内部も戦前同様に高精度のバレルと工作精度の高い部品で成っており、コルト社のハイエンドモデルの一つである。

 

映画・テレビでの活躍

 このゴールドカップ、80年代にシルベスター・スタローン主演の映画『コブラ』において主人公のマリオン・コブレッティ刑事がジーパンのベルトに無造作にぶっこんでいた。このゴールドカップは口径を38スーパーにしたコンバージョンキッドを装着したものでグリップにはコブラの絵が彫り込まれていた。

 38スーパーは45口径に比べ破壊力は落ちるが、その分反動が軽減され装弾数を多少多くすることができる。余談だが、他にもコブレッティ刑事はサブマシンガンヤティマティックも使用する。ヤティマティックとはフィンランド製のサブマシンガンで1983年〜1987年まで製造された。あまり売れなかったらしい。

 日本のドラマでは『ベイシティコップ』(1987年テレビ朝日)で世良公則扮する星野秀夫刑事が使用していた。ベイシティコップのゴールドカップはシルバーのものにフィンガーチャンネル付きのグリップを装着している。世良はこの銃を「マギー」と命名したそうで、以降、ファンの間ではこのゴールドカップはマギーと呼ばれている。命名の由来は『俺がハマーだ!』の主人公が愛用するM629の愛称から取ったようだ。

 他にも『刑事貴族3』(1992年日本テレビ)では寺脇康文扮する藤村亮刑事が愛用する。当初は通常のゴールドカップにパックマイヤーのラバーグリップを装着したものだったが、撮影中にスライドが破損してしまったようで途中から通常のガバメントのスライドを装着している。

 

ナショナルマッチ(トイガン)

 トイガンでも昔から人気があり、多くのメーカーがモデルアップした。ガスガンではかつてヨネザワ、WA等、モデルガンではMGC、CAW、六研等である。現在でも生産しているのはガスガンではWA、モデルガンではCAWと六研である。

 WAは前述の『コブラ』『ベイシティコップ』に登場したどちらのゴールドカップも再現して販売しているが生産が不定期のため常時ラインナップされてはいない。

 

CAW ナショナルマッチセミカスタム モデルガン

 外観上は通常のM1911A1と変わらないが、刻印が異なる。実際、戦前のナショナルマッチは外観上M1911A1との違いはほとんどなかった。但し、内部の部品の精度は異なるというモデルガンで再現すると今ひとつ迫力の無い素材ではあるが、CAWはこれを再現。もちろんモデルガンでの違いは刻印のみなのだが、こういうモデルもコレクションに加えたいと思うのはファンの悲しい性なのだ。

 

CAW M1911A1 ナショナルマッチ モデルガン

 モデルガンではイチオシのメーカー。CAWは旧MGCの流れを継いでいるメーカー。高品質で低価格。ナショナルマッチのモデルガンを買うのであれば実質一択だろう。カートリッジ、マガジンも供給されており、眺めてヨシ、遊んでヨシの昔ながらの伝統のモデルガン。

 

六研/エラン コルト ガバメント MK IV シリーズ'70 ゴールドカップ ナショナルマッチ

 恐らく実銃の実勢価格よりも高いだろうと思われる六研/エランのナショナルマッチ。六研とは昔から真鍮製ガバメント等の超ハイエンドモデルを出すメーカーだった。現在も健在。相変わらず超高品質、超高価なモデルガンを製造し続けている。作動性能も良好らしいが、このモデルを発火出来る人はすごい。

 

まとめ

 

 ハイエンドモデルとはいつの時代でもどのジャンルでも魅力的なもの。特に究極のマスターピースであるコルトM1911のハイエンドとなればファンにとっては憧れそのものだ。戦前のナショナルマッチは外観に違いはほとんどないが、ゴールドカップに至るとスマートなM1911に対して若干角ばったデザインがカスタムっぽさを醸し出す。精密に研磨されたスライドと高性能のいいとこ尽くめの究極のM1911。子供の頃、御徒町のニューMGCのショーウィンドウの中に飾ってあったゴールドカップが欲しくてたまらなかった。

 

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01_USP
(画像はwikipediaより転載)

 

 H&K USPピストルとは、毎回面白ギミックを搭載したハンドガンを開発していたH&K社が初めて開発した普通のハンドガンである。ポリマーフレームを採用したオーソドックスなスライドストップ、サムセイフティを搭載した結果、ほとんど欠点のない究極のハンドガンとなってしまった。使用弾薬は9mmパラベラム弾、40S&W弾、45ACP弾とコンパクトのみ357SIG弾モデルがある。

 

H&K USPピストル(実銃)

 

 

性能(USP9)

全長 195mm
重量 770g
口径 9mm
使用弾薬 9mmパラベラム弾
装弾数 15+1発
設計・開発 H&K社

 

開発

02_USPコンパクト
(画像はwikipediaより転載)

 

 これまでローラーロッキング式拳銃P9、スクイズコッカーを採用したP7、世界初のポリマーフレーム採用のVP70等、奇抜なアイデアで勝負してきたH&K社が初めて製作した普通のオートマチックハンドガンがUSPピストルである。USPは、米区の法執行機関からの受注を目的に製作されたハンドガンで、1989年9月から開発が始まり、1993年1月に完成した。

 普通とは言ってもどこかにオリジナリティを注入したいH&Kの技術者は、1990年に完成したばかりの40S&W弾の使用を前提として開発、この40S&W弾とは9mmパラベラム弾の貫通力と45ACP弾の破壊力の「いいとこどり」を狙った結果、357マグナム並みの威力になってしまった10mm弾を若干パワーダウンさせたカートリッジである。これは市場では結構ヒットし、現在でも定番のカートリッジとなている。USPはスライドとマガジンを交換することによって、この40S&W弾と9mmパラベラム弾のどちらも使用できるようにしている。他にもヨーロピアンオートとしては珍しくUSP45と呼ばれるアメリカ人が大好きな45ACP弾を発射出来るモデルも発売している。

 それまでのH&K社のハンドガンのようなお茶目さは無いものの、フレームはポリマー製でダブルアクション、シングルアクションでの射撃が可能であり、一般的なスライドストップにデコッキング機能が搭載された上にコック&ロックが可能なサムセイフティを持っている。コック&ロックとは、コンバットシューティングでいう「コンディション1」の状態で、薬室にカートリッジが装填された状態で尚且つハンマーが起きており、安全装置が掛かっている状態である。プロはこの状態で保持することが多いので結構便利な機能である。

 さらにグリップは人間工学を生かした形状になっており、大型のグリップの割には意外なほど持ちやすい。他にもポリマー製マガジンや銃身下部の20mmレイル、手袋をした状態でも射撃出来るように大型化したトリガーガード等、便利機能が満載である。この結果、USPピストルはお茶目さは全く無いが、同時に欠点も全くないという完全無欠なハンドガンとなってしまい、市場でも大好評、改良型が米国特殊作戦群に制式採用されるに至り、現在でもH&K社の基幹モデルとして好評発売中である。

 

バリエーション

02_USPエリート
(画像はwikipediaより転載)

 

 バリエーションとしてはタクティカルモデルがある。これはサプレッサーが使用可能なように銃身前部にネジ切り込みが入った他、調整可能なリアサイトやトリガー等、各部のパーツがより高性能になったモデルである。サプレッサーが使用できるということはつまり法執行機関向けのモデルである。他にはスライド、銃身とグリップを小型化したコンパクトモデルがある。小型化されたが装弾数は45ACP弾で8発、9mmパラベラム弾で13発という多弾数を実現している。これは24時間で何度も危機に見舞われることで有名な『24 -TWENTY FOUR-』の主人公ジャック・バウワーが劇中で愛用している。このコンパクトにもオリジナル同様にタクティカルモデルが存在する。

 USP人気に気を良くしたH&K社は、1998年にUSPの競技用カスタムであるエキスパートモデルを発売。サプレッサー以外のタクティカルモデルの装備が全て搭載された上、銃身が5.19インチに延長、スライドのデザインが新しくなっている他、装弾数も若干増加している。同じく競技用でさらに銃身を6.2インチに延長したエリート、銃身下部にウエイトを装備したUSPマッチがある。

 

H&K USPピストル(トイガン)

 

概要

 トイガンは、タナカワークスがモデルガン、ガスガンでUSP9ピストルモデルアップしており、ガスガンではKSCがUSP45ピストル、同タクティカル、コンパクト、P10、USPマッチを発売している他、東京マルイがUSP9ピストル、同コンパクトを発売している。こちらはどちらもABS製である。東京マルイは他にもエアーコッキング式で18歳以上モデル、10歳以上モデルを発売している。

 

タナカワークス USPピストル モデルガン

性能

全長 198mm
重量 640g
装弾数 15+1発

 唯一のモデルガンである。外観はタナカワークス製なので問題はない。新旧モデルがあるので購入する際は注意が必要。旧モデルはHW製で新モデルはHP製でカートリッジがEVO2となっている。現在のモデルガンは非常に作動が良いが火薬を使うためガスブローバックのように100%の作動はしない。モデルガン初心者は注意したいところである。

 

KSC USPピストル ガスブローバック

性能

全長 201mm
重量 825g
装弾数 25+1発

 KSC はUSP45を再現している。外観の再現度は非常に高く、ダミーではあるがファイアリングピン(実銃とは形状が異なる)、実銃同様のグリップ内安全装置も再現しているだけでなく、内部構造も極力再現しようと試みている。初速は70〜80m/sと若干高め、命中精度は非常に高い。こちらも新旧モデルがあり、旧モデルにはシステム7が搭載されていないので注意が必要である。

 

東京マルイ USPピストル ガスブローバック

性能

全長 195mm
重量 720g
装弾数 25+1発

 グリップ内のキーロックが再現されていない等、外観の完成度はKSCに一歩譲るものの作動の良さではKSC以上である。重量も実銃の770gに近く、スライドのノッチ対策もされているのでガンガン撃ってもスライドが削れることはない。初速はKSCよりも若干低いが命中精度は非常に高い。

 

まとめ

 

 H&K社が初めて挑戦したポリマーフレームも初登場からすでに50年以上が経過、大きな事故もほとんど起こっておらず、すでにタイムプルーフされたといえる。このフレームを使用したUSPピストルは現在あるオートマチックハンドガンではトップクラスの性能を誇る1990年代の最高傑作ハンドガンの一つといっていいだろう。

 

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ダブルイーグル
(画像はwikipediaより転載)

 

 ダブルイーグルとは1989年にコルト社が発表した同社初のダブルアクションオートである。コルトデザインは「1911」の影響を受け、スライド、バレル、マガジンの互換性もある。各種口径のバージョンが発売されたが1997年に生産が終了している。

 

ダブルイーグル(実銃)

 

 

性能

全長 216mm
重量 1,205g
口径 45口径
使用弾薬 45ACP
装弾数 8発
設計・開発 ロン・スミス / コルト社

 

概要

 ダブルイーグルは、1989年にコルト社が発表したコルト初のダブルアクション45オートである。設計は1911をベースにしたもので、スライド、バレルはM1911と互換性があり、マガジンも装弾数は8発であるが、通常のM1911の7連発マガジンとの互換性がある。フレーム内のメカニズムは新しく設計されたもので、ダブルアクションであるため必要性の低いサムセイフティ、グリップセイフティは廃止された代わりにトリガー後方にはデコッキングレバーが装備されている。

 メカニズムはダブルイーグル発売以前にM1911をダブルアクション化したシーキャンプとは外観上は似ているが、全く異なるコルト社独自の設計である。コルト独自のダブルアクションのトリガーフィーリングは市場では評判が悪く、オールステンレス製の銃は重量も相当重かったため、あまり人気が出なかった。1997年に生産終了している。

 バリエーションはフルサイズモデルの他に銃身長4.25インチ、重量1.13kg(装填時)のコマンダーモデル(装弾数8発)、3.5インチバレルのオフィサーズモデル(装弾数8発)がある。どれも装弾数は8発である。1991年にはマーク競轡蝓璽90としてマイナーチェンジを行った。1992年には、フルサイズモデルに9mmと38スーパー弾を使用するモデルが登場している。同年にはコマンダーモデルで40S&W弾を使用するモデル製造は1997年まで続けられた。口径は45口径の他に10mm(1992年)、40S&W、9mm、38スーパーの各種口径が存在する。さらにはトリガーメカニズムを再設計したダブルイーグルマーク兇存在する。

 材質はほとんどがステンレス製であるが、ライトウェイトオフィサーズモデルは合金製のフレームにスチール製のスライドをを装備している。他にもコルトカスタムショップが製作したフルサイズのスチールスライド、アルミフレームモデルが存在する。

 

ダブルイーグル(トイガン)

 

概要

 マイナーな銃であるためトイガンではほとんど発売されていない。LSがエアーコッキングガンとして発売していたのと東京マルイが同様にエアーコッキング式のエアガンとして発売している。モデルガンでは発売されていない。

 

東京マルイ エアーハンドガン(18才用モデル)コルト ダブルイーグル

性能

全長 220mm
重量 310g
装弾数 25発

 現在、ダブルイーグルをモデルアップしている唯一の会社である。マガジンは割箸マガジンではなくフルサイズである。初速は10歳以上対象モデルでは40m/s弱、18歳以上対象モデルでは50m/s弱程度で、命中精度はエアコキにしては5mで5cm程度と比較的良い。ハンマーはダミーで外観のシルバーはメッキ処理はされていない。

 

まとめ

 

 今回はダブルイーグルを取り上げてみた。デザイン的にもパッとせず、人気も無く、故に知名度も低いという歴史に埋もれてしまった銃だ。商業的には失敗であったが、このダブルイーグルによってコルト社は伝統的なシングルアクションオートからダブルアクションオートに進化した記念碑的な銃である。

 

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