トイレで読む向けブログ

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38口径

01_M19
(画像はwikipediaより転載)

 

 S&WM19コンバットマグナムは、1955年に357マグナムを発射できる小型・軽量の拳銃をという要望に基づいて開発された拳銃で、それまで357マグナムを発射できる拳銃としては、44マグナムの発射にも耐えられる大型のNフレームが使われていたのに対して、軽量なKフレームを使用したのが特徴である。傑作リボルバーと呼べる銃であり、日本でもアニメ『ルパン三世』のキャラクターである次元大介の愛銃等で有名である。

 

S&WM19,66コンバットマグナム(実銃)

 

 

性能

全長 241mm
重量 1,021g
口径 38口径
使用弾薬 38スペシャル弾,357マグナム弾
装弾数 6発
設計・開発 S&W

 

開発

02_m19
(画像はwikipediaより転載)

 

 当時のS&Wのリボルバーで357マグナムを発射出来るのはNフレームリボルバーのみであった。しかしNフレームは44マグナム弾を使用するM29のベースとして使用されていることからも判るように非常に頑丈である反面、大型で重量のあるフレームであり、38口径では威力不足が指摘されていたにも拘らず警察官等の法執行機関で通常業務で職員が使用するには不便であった。

 S&W社はこれらの要求を満たす理想的な警察官用リボルバーの開発を計画する。開発にあたっては現場の法執行機関員の意見を取り入れるため、S&W社は国境警備隊員であり有名なコンバットシューターであるビル・ジョーダンの意見を多く取り入れている。ビル・ジョーダンが求めた理想的なリボルバーの条件とは、…汗芦椎修淵螢▲汽ぅ函↓▲好ウェアバットのグリップ(グリップ後下部が丸まっていないグリップ)、ヘビーバレルであること、そして357マグナムを使用することが出来る中型リボルバーというものであった。

 この要望に基づいてS&W社は設計を開始、1年の研究の結果、Kフレームに357マグナムの衝撃に耐える強度を持たせることに成功、1955年、357マグナムが発射可能なKフレームリボルバー「コンバットマグナム」を誕生させた。この携行性の高いKフレームに357マグナム弾を使用できるコンバットマグナムはその実用性の高さから米国の警察官用の拳銃として広く採用されることとなった。

 最初に完成した記念すべきコンバットマグナム第1号は、提唱者であるビル・ジョーダンに送られた。販売開始は1957年でのちに名称をコンバットマグナムからM19に変更している。1970年には素材を全てステンレスとしたM66も発売された。当初は4インチのみであったが、1963年に6インチモデルがラインナップに加わり(1996年生産中止)、さらに1966年には2.5インチモデルも加わった。M19は1957〜1999年11月まで生産され、M66は1970〜2005年まで生産された。

 余談だが、日本ではM19はアニメ『ルパン三世』でルパンの相棒次元大介が愛用する銃としても有名である(因みにルパン三世パイロット版では『コルト・エグゼクティブ』を愛用しているとしているがこれは架空の銃である)。

 

バリエーション

 M19,66は、1957年に販売が開始されて以来、小改良を加えつつ2005年まで生産されていた。この間にM19はファーストモデルからM19-1〜9まで、M66はM66-1〜8まで多くのバリエーションがある。1982年に発売されたM19-5でははシリンダー後部のカウンターボアードを廃止、90年代に入るとトリガーロックの新設、フレームの再設計等の仕様変更が行われた。近年では2014年にS&Wパフォーマンスセンターが4.25インチバレル、2017年には2.75インチバレルモデルが発売され、2018年にはM19の4.25インチバレルモデル、3インチキャリーコンプが発売されている。

 

※S&Wのバリエーション表記

 S&Wの銃は、「M19-3」のように、改良が加えられる毎に製品名に続いて「-○○」という表記がされる。これは「ダッシュ○○」と読み、改良される毎に数が増えていく。つまり「M19-3」とは「M19ダッシュスリー」と読み、そのモデルが、最初の生産から3回改良されたことを意味する。

 

特徴

 M19は必要とあれば357マグナムを撃つことができ、同時にKフレームの携行性も獲得したモデルではあったが、Kフレームは頻繁に357マグナムを発射するには強度が低すぎたため、シリンダーの破損等の事故が起こることがあった。このためS&Wは1980年にM19の改良型であるM586を開発することになる。

 

S&WM19,66コンバットマグナム(トイガン)

 

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(画像はwikipediaより転載)

 

概要

 モデルガンでは、1968年にMGCから金属製コンバットマグナムが発売、1975年にはコクサイもコンバットマグナムを発売、1982年には同モデルをリニューアル。内部機構を精確に再現している。同年東京CMCも六人部氏設計によるM19を発売、外観、内部機構共に当時最も再現性の高いモデルであった。さらに1985年にはコクサイが外観、内部機構を精確に再現した決定版M19を発売している他、近年ではタナカワークス、東京CMCの金型を買い取ったHWSが非常に完成度の高いM19を発売している。因みにM19を多くモデルアップしていたコクサイは、2000年前後に倒産、一部の社員がコクサイブランドを引き継ぎ、その後も生産をしていたが2018年に完全に生産を終了した。

 エアガンでは1989年にかつてコクサイからカート式リボルバー、1991年にLSからエアコッキング式、1997年に東京マルイからカートレス式リボルバー、タナカから同じくペガサス式のカートレスリボルバーとして発売されている。コクサイリボルバーは初期型の通称「貫通シリンダーモデル」と呼ばれるモデルとそれ以降のモデルがあり、2.5インチ、4インチ、6インチモデル、シルバーは2.5インチモデルが発売されていた。バレルは交換可能で外観はモデルガン並に精巧であったが、30年以上前の製品であるためM19のパワー、命中精度は現在の水準では論外である。

 

タナカワークス M19 モデルガン

性能(4インチモデル)

全長 242mm
重量 710g
装弾数 6発
初速  -
定価 27,280円

 現在発売されている数少ないM19モデルガン。2.5インチ、4インチモデル、シルバーモデル、PC(パフォーマンスセンター。S&W社のカスタム部門)モデルやスモルト等多彩なバリエーションが用意されている。外観、内部構造ともに現在最も完成度の高いモデルといっていい。最大の特徴はヘビーウェイト材にメッキを施していることでABS製に比べ20%程度重量がアップされている上に美しいメッキが施されているということ。ヘビーウェイト材にメッキを施しているのはタナカワークスが唯一である。現在入手できる最高レベルのM19モデルガン。

 

タナカワークス M19 ガスガン

性能(4インチモデル)

全長 242mm
重量 750g
装弾数 12発
初速 52m/s前後
定価 27,280円

 モデルガンと同様に素晴らしい外観を持つ。カートレスモデルではあるが、シリンダー内にエンジンとBB弾を内蔵しているというタナカ独自のペガサスシステムにより、シリンダー以外の内部構造は非常に実銃に近い。モデルガンと同様、HW材にメッキを施したモデルもあるが、モデルガンと異なり、亜鉛製シリンダーとHW製フレームという材質の違いのためシリンダーとフレームの色彩や光沢が若干ことなる。時期によりバージョンが異なり、さらにロッドによっても微妙に仕様が変更されていることがあるので詳しい知識がある人以外は最新ロッドを購入するのが賢明。

 

クラウン M19 エアガン

性能(4インチモデル)

全長 238mm
重量 330g
装弾数 6発
初速 43m/s前後(ホップアップシリーズ)
定価 3,900円

 エアガンでは、対象年齢10歳以上のホップアップリボルバーシリーズと同18歳以上のハイホップアップシリーズ、ガスリボルバーシリーズがある。エアガンの違いは主にパワーで、それぞれ4インチモデル、6インチモデルバージョンがある。ガスガンには真鍮製カートリッジが付属する。性能、外観の再現度は今ひとつであるが、珍しいカート式モデルであるので貴重。

 

まとめ

 

 M19が開発された当時、357マグナムを撃つ銃はM28等の大型のNフレームリボルバーのみであった。そこに軽量なKフレームで357マグナムを撃つことができるM19の登場は、当時の警察官にとっては理想的な銃であった。1980年に入ると、このM19のフレーム強度不足という欠点を補ったM586に変貌していく。

 

 

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ダイヤモンドバック
(画像はwikipediaより転載)

 

 コルトダイアモンドバックは、1966〜1988年まで製造されたリボルバーである。一般にはパイソンの廉価版と考えられているが、高品質故に製造中止になったモデルであり、単純にパイソンの廉価版とはいえない。このダイヤモンドバックはリボルバー愛好家の間では最高のリボルバーの一つとされており、中古品は高値で取引されている。

 

コルトダイアモンドバック(実銃)

 

 

性能

口径 38口径(357マグナムは使用不可)、22口径
全長 191mm
重量 735g
装弾数 6発

 

概要

 1966年、デラックスモデルとしてコルト社より発売された。ターゲットシューターの需要を意識したモデルで特徴的なベンチリブとアンダーラグを装備している。仕上げにはロイヤルブルーフィニッシュこそされていないが、製造には非常に手間をかけており、製造中止になったのもこれが理由の一つである。高品質であるため40〜50年以上経た現在においてもその輝きは色あせない。このためリボルバー愛好家の間でも評価が高い銃である。

 外観は同社製のパイソンに似ているがパイソンのフレームがIフレームであるのに対して、ダイヤモンドバックのフレームはDフレームと一回り小さい。Dフレームは同社のディテクティブ等の38口径小型拳銃で使用されているフレームである。このため一般にパイソンの廉価版と取られることが多いが、これは誤解でこのダイヤモンドバックもパイソンと同じ高い品質基準で製造されている。1988年に生産が終了している。

 

構造

 銃身の上部にベンチリブを設け、下部にアンダーラグを装備している。サイトは微調整可能なリアサイトと外観上はパイソンに酷似しているが、パイソンに比べ、ダイヤモンドバックはバレルとシリンダーの間の「遊び」が少なく耐久性はパイソンを上回る。

 

バリエーション

 38口径モデルと22口径モデルがあり、銃身長は4インチモデル、6インチモデルが存在する。初期には2.5インチモデルもあった。ブルーモデルとニッケルモデルが存在する。グリップは初期は木製のチェッカリングが施されているものであったが、のちにはパックマイヤーのラバーグリップが装備された。

 

ダイアモンドバック(トイガン)

 

 トイガンでは東京CMCが1970年からモデルガンとして発売しており、1974年にはコクサイがこのCMCの製品のデッドコピーを発売していた。CMCのものは初期はインサートの入っていない「貫通シリンダー」であったためカートリッジの全長は実物のカートリッジよりも長く独特の形状をしている。国際製ダイヤモンドバックはCMCよりも若干小さく製品の作りもCMCに比べると雑であった。サイドプレートのランパンコルトはコクサイ製には無い。エアガン、ガスガンでの発売はされていない。

 

まとめ

 

 ダイヤモンドバックはコルト社の人気商品パイソンが高価格なためその廉価版として登場したモデルだったが、やはり人気は今ひとつであった。かつての日本のモデルガン業界では同じモデルの競作を避ける傾向があり、そのため先行発売したMGCパイソンに対抗するためにCMCはダイヤモンドバックを製品化したようだ。古いガンファンには懐かしい銃である。

 


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コルトパイソン
(画像はwikipediaより転載)

 

 コルトパイソンは1955年に発表されたコルト社の最高級リボルバーである。メカニズム的には古いものの銃身上部のベンチリブや同下部のアンダーラグによる外観の美しさは圧倒的である。モデルガン、ガスガンでも人気は高く、日本でも多くのメーカーによりモデルアップしている。各社モデルの個性、性能等についてみたみたい。

 

コルトパイソン(実銃)

 

 

性能

口径 357マグナム
全長 241mm
重量 1092g
装弾数 6発
銃身長 2.5、3、4、4.25、6、8、10インチ等。

 

構造

 コルトパイソンは1955年にコルト社から発表された357マグナム弾を使用するリボルバーである。コルト社の大型フレーム遺Iフレームをベースに当時世界最強のカートリッジであった357マグナムを使用できるように設計された。

 機構はベーシックなリーフスプリングを使用するダブルアクション機構で、バレルは上部にベンチリブ、下部にフルバレルのアンダーラグが装備されているのが外観上の特徴である。リアサイトは上下左右調整可能な精密サイトで全体的に精度は非常に高い。特にバレルは高精度であったためにこのバレルにS&WのKフレームリボルバーを合体させたスマイソン、スモルト、スタームルガー社セキュリティシックスのフレームを合体させたクーガーと呼ばれるモデルも存在した。

 1955年からコルト社のハイエンドリボルバーとして生産され続けていたが、1999年には販売不振から生産が打ち切られた。その後は受注生産を行っていたがそれも2005年で打ち切られたが、2020年1月に再販されている。

 

バリエーション

 1955年発表当初は銃身長6インチのモデルのみであったが、後に2.5インチモデル、4インチモデル、1985年にはステンレスモデルもラインナップされた。さらに3インチのコンバットパイソン、8インチのパイソンハンター、10インチのテンポインター等のモデルも存在する。2020年の再生産時には4.25インチモデルが登場した。さらに限定品としてステンレスモデルを徹底的に研磨したアルティメイトフィニッシュ等々、思いついたように限定品を発売している。

 

特徴

 工作、表面仕上げの精度が非常に高く、特に初期の熟練工が製作したものは現在でも高値で取引されている。バレルの精度も高く命中精度は高かったが、トリガーアクションはS&Wと比べてスムーズではあったがシューティングマッチには不向きであり、このためにパイソンのバレルをS&Wのフレームに結合させたスマイソン、スモルトというモデルも存在する。

 余談ではあるが、このスモルト、同口径の銃身とフレームの結合は一見簡単そうではあるが、コルトとS&Wのバレルのねじ切りは逆であり、加工するのは難しい。

 

コルトパイソン(トイガン)

 

モデルガン

 

 トイガンではモデルガン時代から相当のモデルが販売されている。最も初期のモデルガンは、1969年にMGCが発売したもので、金属モデルの2.5、4、限定品として6インチモデルが存在した。1977年にはニューパイソンという名称で樹脂製で2.5、4、6インチを発売、1978年にはマルゴーもパイソンを発売していた。1981年には西部警察で鳩村刑事(舘ひろし)が使用したことで有名なパイソンヘビーバレルカスタムを発売、これはのちにタイトーがヘビーウェイトで再販している。MGCパイソンは、小林太三氏の設計だったはずだ。

 外発火式(カートの先に火薬を詰めて、シリンダー内の撃針で発火させる)で構造、外観共にかなりデフォルメされていた。特に内部構造のデフォルメは凄まじく、実銃とはかけ離れたものだった。ただそのため発火性能、耐久性は高く、これはこれでモデルガン設計の一つの考え方であるといえる。

 

 1978年にはコクサイもモデルアップしており、ABS製と金属モデルで4、6、8インチモデルが生産されていた。このモデルは1986年にはリニューアルされてnew pythonとなり、バリエーションは2.5、4、6インチのみとなった。これはMGCと異なり、外観や内部構造に至るまで精密に再現した結果、再現性は高くなったが作動性は低くなってしまった。特にリバウンドレバーが摩耗してシリンダーが回らないという欠陥があった(実銃と同寸法で作ってもモデルガンの性格上強度を弱くせざる得ない)。コクサイ倒産後もコクサイブランドで生産が続けられた。この時期に内部構造もに改善され、作動性が向上している。カートもそれまでは外発火式のスモールカートであったが、フルサイズカート仕様になっていた。

 コクサイはガスガンでもパイソンを販売しており、1993年にはスナイピングシステムという初期の固定ホップアップシステムを内蔵したモデルを発売、ABS製でブラックとシルバーの2種類にバレルのバリエーションは3、4、6インチの3種類であった。外観の再現性は高いが、パワー命中精度等はお話しにならない。

 ホップアップ機能が付いていたがいかんせん命中精度が悪いのでどうしようもない。さらにサイドプレートのガスルート部分に亀裂が入るというサプライズ付である。シリンダーを改造防止仕様にしたためカートはリアルなカートの弾頭部分にシリコンチューブが露出するという目も当てられないものであった。

 

タナカワークス コルト パイソン R-model スチール フィニッシュ 6インチ

 さらにタナカワークスがモデルガン、ガスガンともに販売している。ガスガンは1987年にケースレスでアンダーラグにBB弾を装填するというユニークなモデルであった。シリンダーは回転するもののスイングアウトは出来ず、バレル交換機能があったため銃口がディフォルメされていた。しかし全体の完成度は非常に高いモデルであった。

 モデルガンは外観、内部構造ともに非の打ちどころがない。現在入手できるモデルガンの中で最も完成度の高いモデルと言っていい。特に表面仕上げであるジュピターフィニッシュはタナカワークスが独自に開発したHW素材にメッキをかける方法である。HW素材は性質上メッキ加工が難しく多くのメーカーは地肌むき出し、若しくは塗装で表面を処理いているが、タナカワークスはこのHW素材のメッキ加工に成功している。このメッキ処理をタナカワークスはジュピターフィニッシュと命名しているが、この表面仕上げの美しさは実銃と区別がつかないほどだ。

 内部構造もほぼ実物と同様であり、実物グリップの装着も可能である。同時に作動性能も高く、カートもリアルサイズと全く非の打ち所がない。

 

タナカ コルトパイソン .357マグナム 6インチ Rモデル スチールフィニッシュ

 ガスガンでは、現在販売されているペガサスシステム以前にシリンダーがスイングアウトしないガスガンが販売されていた。これはバレル下部のアンダーラグに弾を入れるもので銃身は4、6、8インチの交換式であった。当然、バレルの長さによって装弾数が変わる。これにはメタルフィニッシュバージョンもあり、これは銃身交換ができない。どちらも命中精度は比較的高かった。

 2000年前後にはペガサスシステムが発表された。このシステムはシリンダー内にガスタンクを設けるというものでシリンダー内にBB弾とガスを充てんしてハンマーの打撃によりBB弾を発射するものである。このためフレーム内のメカはほぼ実銃通りに再現することが可能となり、リアリティの向上に貢献した。

 発売当初は劣悪であった命中精度もバージョンを重ねるごとに改良され、現在では全く問題ないレベルである。外観上のリアリティはモデルガン譲りであるが、モデルガンと異なりシリンダーは亜鉛合金製であるためジュピターフィニッシュされたものはHW素材部分と外観上若干の差異がある。

タナカパイソンは初期モデル、ver.2、そして現行のRモデルと大きく三回改良されているが、現行のRモデルは作動性能も高く、サイドプレートも金属製となっているなど以前のモデルとはクオリティが大きく異なるので購入するのであれば現行のRモデルを購入することをお勧めする。

 

東京マルイ No.6 コルトパイソン 4インチ 18歳以上ガスリボルバー

 最後に東京マルイのガスガンがある。90年代中盤〜後半に発売されたが、2000年代にリニューアルして外観、性能ともに見違える程よくなった。外観上の違いは、旧タイプは、4インチがパックマイヤー風ラバーグリップ、6インチが木製調プラグリップであり、新型は両方ともラバーグリップなので6インチの判別は容易であるが、4インチの判別は初心者には困難である。

 タナカワークスと同様にシリンダーはスイングアウト可能である。カートレス式であるため排莢はできないが、サードパーティーから発売されているカートで容易にカート化することが可能であるが、エジェクターロッドを作動させることは困難である。命中精度は非常に高いが、ガスブローバックには及ばない。現在では生産が中止されている(2020年6月時点)。

 

東京マルイ コルトパイソン .357マグナム 6インチ ステンレスモデル 10歳以上エアーHOPリボルバー

 2017年には同社からエアーコッキング式のパイソンが発売されている。バリエーションはノーマルモデルとPPCカスタムモデルの2タイプがある。それぞれブラックとシルバーモデルがありノーマルモデルには4、6インチの銃身のバリエーションがある。

 このモデルはグリップ内にあるエアータンクをハンマーでコッキングすることによってBB弾を発射するものである。カート式でプラスチック製のカートリッジを使用する。トリガー上部に安全装置があり、トリガーは樹脂製とリアリティの面では今ひとつである。カートを使用したコッキング式ということもあり、パワーも命中精度も高くない。

 

クラウンモデル ホップアップエアリボルバー No.18 COLT パイソンハンター 8インチ

 老舗エアガンメーカーのクラウンもエアーコッキング式、ガス、さらにはBB弾発射と同時に火薬を発火させるスパークリングエアガンというものを発売している。エアーガンにはパワーが弱く設定されている対象年齢10歳以上のホップアップエアリボルバーシリーズと18歳以上のハイホップアップエアリボルバーシリーズがある。

 通常のパワーと言ってもやはりガスブロに比べると弱く、カート式であるために命中精度もオートに比べると悪い。ハンマー、トリガーもABS製で内部パーツにもABS製が多い。そのため耐久性能は低いが値段はホップアップエアリボルバーが3900円、ハイホップエアリボルバーが4300円と低価格である。

 

クラウンモデル ホップアップガスリボルバー No.14 COLT パイソン 4インチ

 ガスリボルバーはクラウンの中では高価であるが、それでも9500円と他社のリボルバーと比較すると圧倒的に低価格である。パワーはやはり0.35ジュール前後と若干低い。命中精度は比較的高く、場合によっては5mで10cm程度にまとまることもあるが、パッキンの状態に左右されるため振れ幅が大きい。外観は低価格エアガンとしては非常に完成度が高いが、バレル右側の刻印はクラウンの刻印である。

 バリエーションは4、6、8インチの3種類にシルバーモデルとブラックモデルが存在する。シルバーモデルはグリップがラバー風になっている。クラウン社のエアガンはサードパーティのパーツが少ないのでこのグリップは貴重かもしれない。弱点としてはエアーガン同様にABSパーツが多いため耐久性能は他社製品と比べると低い。

 

クラウンモデル スパークリング エアガン No.1 コルトパイソン .357 マグナム 6インチ BK

 スパークリングングエアガンは、対象年齢10歳以上のホップアップエアリボルバーのパイソンをベースとしてシリンダーのカートリッジの中間あたりに火薬をセットしてBB弾の発射と同時に火薬を破裂させて射撃音を楽しむというものだ。

 使用する火薬は金キャップで、銃本体にはハンマー横に金キャップ発火用の撃針が付いている。これがハンマーに連動して金キャップを打撃することで発射と同時に火薬を破裂させることを可能としている。エアガンの性能はベースモデルのままだ。

 火薬用撃針が装着されている部分はどうしても外観上目立ってしまうがそれ以外はエアーガンのパイソンと変わらない。値段は若干高くなるが、それでも4980円と低価格である。

 

まとめ

 

 パイソンはS&WM29と並んで最も人気のあるリボルバーといっても過言ではない。当時世界最強であった357マグナム弾を使用するという性能もさることながら美しいシルエットに丁寧に作りこまれた加工、仕上げと現在生産されているリボルバーの中で最高のモデルの一つであることは間違いない。

 

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01_トルーパー
(画像はwikipediaより転載)

 

 コルトトルーパーは1953年に登場したコルト社の中型リボルバーである。同時に発売されたコルト357の廉価版として発売されたが、コルト357がパイソンの登場によって生産中止されたのに対して1980年代まで生産が続けられた。バリエーションとして固定サイトの廉価版ローマンがあり、日本ではこのモデルガンが刑事ドラマで多用されたために有名である。

 

コルトトルーパー&ローマン(実銃)

 

 

性能(ローマン2インチ)

全長 190mm
重量 992g
口径 38口径
使用弾薬 38スペシャル弾、357マグナム弾
装弾数 6発
設計・開発 コルト社

 

概要

 

コルト357、トルーパー

02_357
(画像はコルト357 wikipediaより転載)

 

 第二次世界大戦後もコルト社は主なリボルバーユーザーは38スペシャルリボルバーを引き続き買い続け、357マグナムリボルバーは極少数のユーザーの購入に留まると予想していたが、予想に反し、357マグナムリボルバーの需要は大きかった。この市場の予想を完全に失敗したコルト社は急ぎ357マグナムリボルバーの開発を急ぐこととなる。

 当時世界最強のカートリッジであった357マグナムを使用するリボルバーは全て大型のフレームを採用していたが、実際に使用するユーザーからは携行に不便であるため小型化の要求が強かった。このためコルト社はフレームのサイズをミドルサイズフレームとして、357マグナムの圧力に耐えられるようにシリンダーとフレームに熱処理を行って強度を高めた上で、新しくフレーム内にファイアリングピンを装備したフレームを開発。このフレームを"I"フレームと命名した。1953年にはついにこのフレームに調整可能なリアサイトを装備した「コルト357」及び以前からの"E"フレームで製造された廉価版のトルーパーが誕生した。

 コルト357がよく調整されたバレルやアクションを持ち、手間のかかる仕上げをしたプレミアムモデルであるのに対してトルーパーは主に警察官や法執行機関向けに安価で提供されたのであるが、1955年に発売された357マグナムの最高級モデル「パイソン」の登場によりコルト357は存在意義が無くなり1961年に生産を終了した。総生産数は15,000丁である。

 当初のトルーパーはS&W社製リボルバーと同じくハンマーにファイアリングピンを装備しており、フレームも旧来の"E"フレームであったが、コルト357の生産終了の前後にパイソンやコルト357と同様の"I"フレームに変更されている。トルーパーは1969年まで製造されている。

 

トルーパーMk掘▲蹇璽泪Mk

03_トルーパー
(画像はwikipediaより転載)

 

 1969年になるとトルーパーは「トルーパーMk掘廚箸靴謄螢縫紂璽▲襪気譴拭これはフレームを新規に設計された"J"フレームに変更、同時に安全装置が新設される等、内部機構も改良されており、メインスプリングもそれまでのリーフスプリングからコイルスプリングへと変更されている。この"J"フレームへの変更はパイソンを除く全ての中型リボルバーに対して行われている。

 トルーパーがMK靴縫螢縫紂璽▲襪靴燭里汎瓜に、トルーパーシリーズのバリエーションの一つとしてローマンが発売された。これは警察官や法執行機関向けにトルーパーのコストダウンを図ったモデルで、サイトは固定式でエジェクターロッドシュラウドは廃止された。当初は細身のトリガーとハンマーにサービスグリップであったが、後期型では全て大型化され、グリップもオーバーサイズグリップに変更されている。銃身長には4インチモデルと2インチモデルがあり、2インチモデルにはコルト製のリボルバーでは珍しいラウンドバットグリップが採用されている。

 

トルーパーMk后▲蹇璽泪MK

 1982年には、コルト社の中型リボルバーは新しく開発された"V"フレームにリニューアルした。この"V"フレームは構造的には大きな変更はないものの、トリガーやハンマーの製法やトリガーストローク等に細かな変更がなされた。トルーパーMk靴發海"V"フレームを使用したMk垢箸覆辰拭3梓兢紊梁腓な違いはバレル上部にパイソンと同様のベンチリブが設けられたことである。

 同時にローマンMk靴Mk垢悗伐良されている。1983年に発売されたローマンMk垢4インチモデル、2インチモデルの2種類で、4インチモデルは今までと同様にエジェクターロッドが露出しているが、2インチモデルはエジェクターロッドシュラウドが設けられている。無論フレームは、"V"フレームで若干小型化された新型のVフレームを使用している以外はパーツに大きな変更はない。

 

コルトトルーパー&ローマン(トイガン)

 

概要

 モデルガンでは、1975年にMGCよりトルーパー、ローマンが発売、1979年にはコクサイがトルーパーMk掘▲魯疋愁鷸唆箸ローマンMk靴鯣売、1980年にはコクサイがローマンMk靴鯣売している。さらに1997年にはKSCがトルーパーMk垢鯣売している。

 

コルトトルーパー モデルガン

 モデルガンでは、トルーパーはMk靴MGC、コクサイ、ハドソン産業から発売されており、マーク垢KSCから発売されている。MGC製のローマンはMk掘Mk肯省が発売されている。内部構造はディフォルメされているものの、発火性能は非常に良い。コクサイのみ金属製トルーパーを発売している。KSC製のトルーパーは最も完成度の高いモデルで、実銃で一時期限定生産されていたトルーパーマーク垢離泪奪肇屮薀奪モデルピースキーパーもモデルアップしている。

 

コルトローマン モデルガン

 MGCがABS製ローマンを発売、のちにHW製、SRHWでも製作された。コクサイはABS製、金属製、ハドソン産業は金属製のみで発売していた。2002年には新日本模型ブランドでMGC製ローマンが再販、2014年にはMGCの金型を買い取ったCAWがローマンを発売している。

 

まとめ

 トルーパー、ローマンともにモデルガンとして発売されているが、日本ではトルーパーよりも米国ではほとんど知られていない廉価版のローマンが有名なのが面白い。これはMGCがモデルガンとして販売したものが70年代から80年代の刑事ドラマで多用されたことに起因する。理由はインナーシャーシが重量を稼いでいる上に頑丈だったからのようだ。それはともかく、これらコルトの中型リボルバーであるトルーパー、ローマンはやがてキングコブラにその地位を譲ることとなる。パイソン以外はあまり知られていないコルト社のリボルバー達、結構魅力的である。

 

 

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01_セキュリティシックス
(画像はwikipediaより転載)

 

 スタームルガーセキュリティシックスとは、1971年に登場した357マグナム弾を使用できるダブルアクションリボルバーである。無骨で実用一辺倒のこの銃、同じく実用性を重視するアメリカではかなり売れていた。1988年に生産は終了してしまうが、サラブレッドに喩えられるS&Wやコルトのリボルバーに対してスタームルガーは農耕馬だと言われるが、本銃の評価としては正鵠を射ているといえる。

 

セキュリティシックス(実銃)

 

 

性能(4インチ)

全長 235mm
重量 950g
口径 38口径
使用弾薬 357マグナム弾、38スペシャル弾
装弾数 6発
設計・開発 スタームルガー社

 

概要

02_セキュリティシックス
(画像はwikipediaより転載)

 

 スタームルガー社の創業は1949年、第二次世界大戦後であり、アメリカのガンメーカーとしては後発メーカーに当る。1971年に登場したセキュリティシックスは同社初のダブルアクションリボルバーである。特徴は、S&Wやコルトのリボルバーがネジを多用しており、ドライバーがなければ通常分解が出来ないのに対し、スタームルガーは特殊な工具無しにコイン1枚で分解することが出来ることだ。

 さらに独自のトランスファーバー・システムを採用、安全性にも配慮している。サイトは大きく非常に照準がしやすくなっている。スタームルガーの製品は高品質、高性能、低価格という3拍子揃ったものなのでアメリカでは爆発的ヒットになった。頑丈な造りの銃ではあったが、357マグナムの使用に対しては強度的に十分とは言えなかった。このためにさらに強度を高めたGP100シリーズが登場する。セキュリティシックスは、1988年に製造が終了するがそれまでに150万丁が製造され、現在でも中古市場では人気がある。

 

バリエーション

 発売当初はスチール製の2.75インチ、3インチ、4インチ、6インチモデルだけであったが、1975年に全タイプにステンレスモデルが追加された。

 

セキュリティシックス(トイガン)

 

 実用本位の銃であり、全体的なデザインも実用一辺倒。トイガンの素材としては当時の日本では知名度も低く、今ひとつインパクトのないものだったのだろう。故にトイガンでは唯一WAが1984年にモデルガンとして販売していたのみであるが、このWA製セキュリティシックスの完成度は非常に高く、現在ではとんでもないプレミアが付いている。

 

まとめ

 

 スタームルガーセキュリティシックスは、当時、S&Wとコルトの独占状態にあったリボルバー市場に新風を巻き起こした画期的な銃であった。頑丈な造りと安定した作動、安全性と至れり尽くせりの銃でありたちまち大ヒット商品となった。現在では後継銃に地位を譲っているが基本的なメカニズムは踏襲されている。

 

 

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01_エンフィールドNo.2
(画像はwikipediaより転載)

 

 エンフィールドNo.2Mk1とは、イギリス軍が1931年に制式採用した中折れ式リボルバーである。製造は1957年まで続けられ、合計27万丁が生産された。中折れ式リボルバーは威力の強いカートリッジは使用できないもののリボルバーとしては弾薬の排莢、装填を素早く行うことができる。1978年までイギリス軍で使用され続けた。

 

エンフィールドNo.2Mk1(実銃)

 

 

性能

全長 260mm
重量 765g
口径 38口径
使用弾薬 38S&W弾
装弾数 6発
設計・開発 ウェブリー&スコット社

 

開発

02_エンフィールドNo.2
(画像はwikipediaより転載)

 

 1928年にイギリスエンフィールド工廠が完成させたダブルアクション中折れ式リボルバーである。構造は1879年にウェブリー&スコット社が開発、イギリス軍によって制式作用されたNo.1Mk犬帽鷸しておりイギリス政府はウェブリー&スコット社から訴えられることとなった。それでも1931年には制式採用、この銃でイギリスは第二次世界大戦を戦うこととなる。

 口径は38S&Wでこれはのちの38スペシャル弾と表記上の口径は一緒であるが、薬莢が9mm長く口径も実際には大きいため互換性はない。最大の特徴は中折れ式リボルバーであることで、これは銃身とシリンダー部分とフレーム部分が「前後に真っ二つに折れる」状態となり空薬莢を排出することができる構造である。このため構造的に威力の強いカートリッジは使用することができないが排莢だけは素早く行うことが可能である。

 1938年にはスパーハンマー仕様のダブルアクションのみのモデルが開発され、1957年まで各型合計で27万丁が生産された。世界の軍用拳銃がオートマチックに移行する中での中折れ式リボルバーは、完成当時から「問題あり」であったが、結局は1978年まで第二線部隊で使用され続けた。

 

エンフィールドNo.2Mk1(トイガン)

 

概要

 トイガンでは1967年に中田商店がモデルアップ、1985年にはマルシンがモデルアップしている。現在流通しているのはマルシン製のみである。

 

マルシン エンフィールドNo.2 モデルガン

性能

全長 270mm
重量 550g
装弾数 6発

 マルシン製のモデルガン。基本はABS、HW製のみであるが、最近はメッキ仕様や短銃身モデル等のバリエーション展開をしている。リボルバーということもあり、特に問題があるというような話は聞かないが、どのみち現在流通しているエンフィールドNo.2はマルシン製のみなので他に選択肢はない。貴重な中折れ式リボルバーのモデルガンであり、そのメカニカルな外観は美しい。

 

まとめ

 

 エンフィールドNo.2が制式採用された当時、世界の軍用拳銃はオートマチックが主流であり、ドイツは1908年にルガーP08、アメリカは1911年にコルトM1911を制式採用していた。日本ですら1925年に十四年式拳銃を採用しており、イギリスのエンフィールドNo.2の制式採用には首を傾げてしまう。しかしトリガーが軽く弾薬の交換が比較的素早くできる中折れ式リボルバーは使い勝手が良かったのか1978年まで使用された。

 

 

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ニューナンブM60
(画像はwikipediaより転載)

 

 ニューナンブM60とは、1960年に日本警察に初めて納入された国産リボルバーである。S&Wのリボルバーをベースに独自の改良を加えた銃で、命中精度はS&W社のJフレーム拳銃よりは高い。日本警察は2003年頃よりM37を制式採用しているため現在は生産されていない。

 

ニューナンブM60(実銃)

 

 

性能

全長 198mm
重量 670g
口径 38口径
使用弾薬 38スペシャル弾
装弾数 5発
設計・開発 新中央工業

 

背景から開発まで

 戦後の日本の警察官は当初は米軍から貸与された拳銃(一時的には南部十四年式等の旧日本軍の拳銃も使用した)を使用していたが、老朽化が進んだ上に種類も雑多であったため新拳銃の開発が志向された。

 

開発

 1956年9月、日本兵器工業会(のちの日本防衛装備工業会)が通産省指導の下に拳銃研究会を設置し検討を開始した。1957年には新中央工業(のちミネベアの一部門)が開発を開始した。新中央工業が開発した拳銃はリボルバーとオートの2種類であった。1959年11月性能試験が行われ、リボルバー型が採用、1960年に納入が開始された。尚、オート型はM57Aと呼ばれ、のちに自衛隊の次期制式拳銃のトライアルに改良型M57A1が提出されたが不採用となりSIGP220が制式採用された。

 ニューナンブM60はS&W社のリボルバーをベースとしており、装弾数は5発である。大きさはS&WのJフレームとKフレームの間位の大きさであり、固定サイトにグリップ下部にはランヤードリングが装備されている。バックストラップ部分は後方に張り出しており、S&Wのリボルバーと異なる独自の形状となっている。集弾性能は非常に良く25mで5cm程度にまとまる。

 生産当初の銃はシリンダーの強度に問題があったが、1961年以降生産品については問題は解消している。1964年からはサイドプレートのスクリューの数が3本に減らされ、1980年代にはシリンダーラッチの形状が変更、同時期にグリップパネルの形状も小指がはみ出さないように下部前方が延長されている。1999年に生産終了している。バリエーションとしては2インチ型と3インチ型があり、1960年代に153mm(6インチ)銃身にバレル下部にアンダーラ、フルアジャスタブルサイト、同グリップを装備したM60サクラという競技専用銃が3丁試作されている。

 

ニューナンブM60(トイガン)

 

概要

 トイガンでは、大友商会がニューナンブM60を発売していた。これはシリンダーのスイングアウトのみ可能なほぼ無可動ダミーカートもでるであった。発火式モデルガンではHSWから「J-police」として発売されているが、これはS&WのチーフスペシャルをニューナンブM60形状にしたモデルなので大きさが若干小さい。ガスガンはマルシンから8mm弾仕様と6mm弾仕様で「ポリスリボルバー」として発売している。これらのメーカーが「ニューナンブ」という名称を使用できないのは、ニューナンブという名称が商標登録されているからだそうである。

 

マルシン ポリスリボルバー ガスガン

性能(3インチHW)

全長 200mm
重量 415g
装弾数 5発

 「ポリスリボルバー」として新規に設計されたものなので今まで発売されたトイガンの中で一番完成度は高い。2インチ、3インチモデル、実銃にはないシルバーモデルも発売されている。シリンダー内部は改造防止のため切り抜きされている代わりにカートは真鍮製のフルサイズである。初速は60m/s弱で命中精度は「カート式リボルバーにしては」良い。

 

まとめ

 

 S&Wリボルバーの亜流といって良いであろう。命中精度は非常に高い。日本の国産兵器全般に言えることであるが、需要が国内のみであり競争にさらされていないために性能が「今ひとつ」である場合が多い反面、価格は非常に高い。これはあくまでも市場が小さいからであって製造メーカーが暴利を貪っている訳でもなく、むしろ赤字のメーカーも多い。ここまでして「国産兵器」に拘る必要もないと思うのだが、日本という国は変化することが苦手な国なので仕方がないのかもしれない。

 

 

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コルトディテクティブスペシャル
(画像はwikipediaより転載)

 

 ディテクティブスペシャルとは、コルト社が1927年に発表した世界初の「スナブノーズ」リボルバーである。発売当初はその過激なまで斬新な外観は衝撃的だったという。現在では一般的となってしまっているが新しいスタンダードを作り出した銃と言える。コルトポリスポジティブを改良した銃で、口径は38スペシャル弾で装弾数は6発である。余談だが、ルパン三世の登場人物、次元大介の愛銃はM19であるが、最初期のパイロットフィルム版だと愛銃は「コルトエグゼクティブ」ということになっている。もちろん「コルトエグゼクティブ」という銃は実在しないが、恐らくこのディテクティブがモデルになったのだろうという私の勝手な推測である。

 

ディテクティブスペシャル(実銃)

 

 

性能

全長 178mm
重量 660g
口径 38口径
使用弾薬 38スペシャル弾
装弾数 6発
設計・開発 ジョン・H・フィッツジェラルド / コルト社

 

開発

02_フィッツスペシャル
(画像はフィッツスペシャル wikipediaより転載)

 

 コルト社の従業員であったジョン・フィッツジェラルドは1920年代半ばにスナブノーズのコンセプトを考え出した。これは銃身とエジェクターロッドを2インチに短縮、トリガーガードの前半分を切断し、ハンマーの指当て部分を切断してデホーンド化した通称「フィッツスペシャル」を製作した。トリガーガードの切断を除けば、現在では珍しくない形状であるが、当時としては過激であり挑戦的なコンセプトであった。

 このコンセプトに影響を受けたコルト社は1927年、コルトポリスポジティブの銃身を2インチとしたディテクティブスペシャルを発売し大ヒット商品となった。生産は1927年から1995年まで続けられた。1期モデルは1927年から1946年まで生産されている。半月形のフロントサイトが特徴である。1933年にはグリップの後端の形状が携行しやすいように緩やかに成形された型が標準となったが、それ以前の形状のグリップも1940年まで生産されていた。

 1947年から1972年までの2期バージョンはフレームの前後幅が延長されたモデルで3インチバレルモデルも追加されている。1973年からはエジェクターロッドにバレルシュラウドが追加された3期バージョンが登場したが、1986年には販売不振により生産が終了した。1992年にコルト社は破産、翌年には活動を再開するが、この時にディテクティブスペシャルの生産も再開する。第4期のディテクティブスペシャルはラバーグリップにステンレス製モデルも追加されたが1995年に生産が終了した。

 1997年からは安全装置を新設して2インチモデルのみが発売されている。1998年には357マグナム弾にも対応している。

 

バリエーション

03_コルトディテクティブスペシャル
(画像はwikipediaより転載)

 

 1928年に38S&W弾、22LR弾を使用するバンカーズスペシャルが発売されたが、第二次世界大戦によって製造中止となった。1950年にはアルミフレームのコルトコブラが登場、1981年には生産終了、2017年より再販している。1951年にはシリンダーもアルミ製にしたエアクルーマンを発売したが強度不足により生産中止となった。1955年には、コブラのグリップを短くしたコルトエージェントも登場、生産休止を挟み1986年まで生産された。1955〜1956年には3インチバレルにした上、グリップを短くしたコルトクーリエが発売されている。コマンドスペシャルは表面をパーカーライジング処理、ラバーグリップを装着したモデル。他に1995年に内部機構を改良したSF-VI等がある。

 

ディテクティブスペシャル(トイガン)

 

概要

 1967年にMGCが発売したのが最初で、1969年にはマルゴーもディテクティブを発売している。1988年にはタナカがカート式ガスガンとして発売している。2000年代にはタナカワークスがペガサスシステムのガスガンを発売、2003年にはホビーフィックスが金属製モデルガン、2010年にはタナカワークスがHWモデルガンを発売している。

 

タナカワークス ディテクティブスペシャルモデルガン

性能

全長 175mm
重量 375g
装弾数 6発

 現在入手できる唯一のモデルガンであり、ディテクティブスペシャルのモデルガンでは最も完成度の高いモデルである。ディテクティブスペシャルのモデルガンでは唯一にして最高の選択である。

 

タナカワークス ディテクティブスペシャルガスガン

性能

全長 175mm
重量 440g
装弾数 12発

 安定のペガサスシステムを採用している。ペガサスはシリンダーが回転、スイングアウトはするもののカート式ではない。カート式の楽しさはないがモデルガン並に実銃の内部構造が再現されている。リボルバーという制約があり、バレルが短いため命中精度はそれほど高くはないが、カート式に比べれば高いといえる。

 

まとめ

 

 ディテクティブスペシャルは正規に発売された恐らく世界初のスナブノーズリボルバーである。現在の我々はこの形状の銃を子供の頃から知っているので何が目新しいのかは分からないが、当時としては短銃身、小型の携帯用リボルバーというのは衝撃的であった。ただ衝撃的なだけでなく実用品としても有用であったため今では普通になってしまっている。これが「パラダイムシフト」というものであろう。あまり目立たないが歴史を変えた名銃である。

 

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01_S&WM36
(画像はwikipediaより転載)

 

 チーフスペシャルとは、S&Wが1950年に発表した38口径リボルバーで重量はわずか554gであった。装弾数こそ5発と一般的なリボルバーよりも1発少ないものの小型リボルバーで38スペシャル弾を発射出来る銃というのは衝撃的であった。

 

チーフスペシャル(実銃)

 

 

性能

全長 160mm
重量 554g
口径 38口径
使用弾薬 38スペシャル弾
装弾数 5発
設計・開発 S&W社

 

開発

 第二次世界大戦直後から設計が始まり、1950年に発表されたS&Wの小型拳銃で、新規に設計されたJフレームにより小型リボルバーでありながら強力な38スペシャル弾を発射することが出来る。発売当初は「チーフスペシャル」という名称で呼ばれたが1957年以降はM36と改名されたが、以降も愛称として親しまれている。

 機構はミリタリー&ポリスで完成した従来のS&Wのリボルバー機構であるが、ハンマーのスプリングがリーフスプリングからコイルスプリングに変更されている。フロント・リアサイト共に固定式で、装弾数は5発、当初は2インチ銃身のみでグリップもラウンドバットのみであったが、1952年よりスクエアバットも用意された。ブルー仕上げとニッケル仕上げ、2インチ銃身と3インチ銃身のバリエーションがあった。

 1951年にはアルミニウム製M37エアウエイトが発売されるが、シリンダーの強度不足により1954年にはスチール製シリンダーに変更された。このM37は2インチモデルのみで、2003年には日本警察にも制式採用されている。1952年には、S&W創立100周年を記念して、センチニアルモデルが発売されている。これはハンマー内蔵式でグリップセイフティを装備した独特のリボルバーでスチールモデルをM40、アルミモデルをM42と呼んだ。1977年には生産終了したが、1995年にグリップセイフティを省略したモデルがM442として復活している。

 1955年にはフレームを延長してハンマーを覆って服などに引っかかりにくくしたM49ボディーガードが発売、1965年にはステンレス製M60が発売されている。翌年にはサムピースがフラットな楕円型から指にフィットする形状の現行型に変更さている。

 

チーフスペシャル(トイガン)

 

概要

 モデルガンは、1963年にMGCが発売したのが最初であり、1966年にはコクサイがMGCのフルコピーでチーフスペシャルを発売、1969年にはMGCがニューチーフスペシャルを発表、1975年には、CMCがチーフを発売している。これは1981年にリニューアルされ、のちに金型を買い取ったHWSによって再販された。1987年にはマルシン工業がガスガンでチーフスペシャルを発売、近年ではタナカワークスがモデルガン、ガスガン共に完成度の高い製品を発売している。

 

タナカワークス M36チーフスペシャル

性能

全長 160mm
重量 485g
装弾数 10発

 モデルガンメーカーのガスガンなので表面仕上げ等の完成度の高さは尋常ではない。細部に至るまで精巧に再現されている。エンジンはペガサスでカートは使用しないが、シリンダーは回転してスイングアウトは出来る。カート式でないためリアリティはないが、内部構造は実物同様である。これはカート式ではできない。初速は60m/s前後とリボルバーにしては高い。タナカ製ガスリボルバーは命中精度は比較的高いが、チーフは銃身が短くガスタンクも小さいため命中精度はそれほど高くはないが、5m先の10cm位の的の範囲内には命中する。

 

マルシン M36チーフスペシャル

性能

全長 163mm
重量 390g
装弾数 5発

 80年代以来のガスガンチーフスペシャルである。もちろん内部機構はブラッシュアップされているが基本的な機構は80年代のままである。カート式リボルバーで、シリンダー内は改造防止のため切り抜きされている。初速は30m/s強で命中精度もあまり良くはないが、そもそも命中精度を求める銃ではないので楽しめれば良いであろう。遊ぶための銃、つまりはロマン銃なのである。

 

タナカワークス M36チーフスペシャルモデルガン

性能

全長 160mm
重量 435g
装弾数 5発

 現行のM36モデルガンの中で最も完成度が高いと言っても過言ではないタナカワークス製チーフスペシャル。バリエーションが豊富なのもファンの気持ちをよく理解してくれている。特にジュピターフィニッシュは実銃と見分けがつかないほどの完成度の高さである。チーフのモデルガンで1挺といえばタナカワークス製が一番のおすすめである。

 

まとめ

 

 チーフスペシャルは人気はあるものの、映画、ドラマ等では今ひとつ目立たない銃である。しかし完成当初はわずか550gの小型リボルバーで大型拳銃が使用する38スペシャル弾を発射出来るというのは衝撃的であった。現在でも生産されている。何に使うのかは不明であるが、357マグナムを発射出来るモデルもある。

 

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M10ミリタリー&ポリス
(画像はwikipediaより転載)

 

 S&WM10ミリタリーポリスは、まさにマスターピースである。現在では今ひとつパッとしない拳銃という印象があるM10であるが、1920年代に登場して以来、現在に至るまで生産が続けられているということからみても安定した人気を獲得している銃といえる。S&Wのスタンダードであり、以後のS&Wのリボルバーに大きな影響を与えた革命的な銃であった

 

M10ミリタリー&ポリス(実銃)

 

 

性能

全長 237mm
重量 870g
口径 38口径
使用弾薬 38スペシャル弾
装弾数 6発
設計・開発 S&W

 

概要

 S&W M10は、アメリカの銃器メーカースミス&ウェッソン社が開発した回転式拳銃である。1957年にモデル名にナンバー制度を採用した以降、M10と呼ばれており、総数600万丁が生産された。誕生した19世紀から現在においてもS&Wのカタログにラインナップされている。

 ハンドエジェクターは1896年に32口径リボルバーとして開発されたが、米西戦争の戦訓により32口径では威力不足と判明し、1899年に米陸海軍はS&Wに38口径ロングコルトを使用するハンドエジェクターを発注した。これが現在まで続く38口径ミリタリー&ポリスの始まりである。

 S&WM10の性能は安定しており、タイムプルーフもされている。357マグナムは撃てないが、そもそも狩猟でも行かない限り357マグナムを使用する事態にはならない。普段の法執行者や一般市民は38口径で十分なのだ。このように考えると無駄の無いシンプルな拳銃だということが分る。

 現在でも生産されているということからもこの性能で十分だということだろう。基本構造はM29等の後に発売されるS&Wリボルバーとほとんど違いは無く、単に口径、強度の違いだけである。

 

バリエーション

 S&Wのリボルバーはフレームの大きさに対してアルファベットを振っているが、このミリタリー&ポリスのフレームはKフレームに該当する。銃身長は2インチ、2.5インチ、3インチ、4インチ、5インチ、6インチ、6.5インチがある。

 1940年には38レギュラー弾仕様モデル(のちに「M11」というモデルナンバーが割り振られる)、1953年にはアルミ製モデルの「M12」、ターゲットモデルの「M14」マスターピース、「M15」コンバットマスターピース、22口径モデルの「M17」、1970年にはステンレスモデルの「M64」も発売された。

 

M10ミリタリー&ポリス(トイガン)

 

 M10、通称ミリポリは、モデルガンでは、コクサイ、タナカ等多くのメーカーが発売していた。ガスガンではマルシン、コクサイ、タナカが発売している。初期のマルシン製ミリタリー&ポリスはシリンダーストップが無かったが、現行モデルでは追加されている。シリンダーストップが無かった初期のものは、ストップしてくれないので、何発かに一発、フライヤーが発生していた。

 でもさすがはモデルガンメーカー、外観のリアルさとそこそこのパワーはワクワクさせるものがあった。コクサイ製ミリタリー&ポリスは「リボルバーのコクサイ」だけあってリアルな外観を持っていた。

 

タナカワークス S&WM10ミリタリー&ポリス ver.3

性能

全長 238mm
重量 600g
装弾数 13発

 タナカワークスのペガサスシステム搭載のM10。シリンダーは回転するがカートレスのため排莢はできない。モデルガンメーカーだけあって外観の完成度の高さは秀逸。実射性能は、装弾数13発、初速は70m/s前後と平均的。オートに比べると構造上劣ってしまうが命中精度は比較的高い。

 

まとめ

 地味なM10であったが、発売当初は画期的な銃だった。あまりに画期的であり、パラダイムシフトを起こしてしまったという言い方もできる。ミリポリが無い状態というのが理解できなくなってしまったのかもしれない。シルエットは非常にバランスがとれて美しい銃である。

 

 

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