(画像はwikipediaより転載) 五式戦闘機は三式戦闘機のエンジンを液冷から空冷のハ-112Ⅱに変更した機体である。このため機体は三式戦闘機の機体と大きな違いはないが、途中から風防が胴体一体型のファストバック式風防から涙滴型風防に変更されている。最高速度こそ ...
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【戦闘機】『三式戦闘機 飛燕』異色の液冷エンジン装備戦闘機
(画像はwikipediaより転載) 三式戦闘機は日本では珍しい液冷エンジン搭載の戦闘機である。陸軍の軽・重戦闘機という区分に疑問を持った設計者が完成させた中戦ともいわれる機体は日本の航空機には珍しく頑丈であった。最高速度は590km/hであるが、Ⅱ型改では610km/h ...
【戦闘機】『二式複戦 屠龍』本土防空に活躍した37mm砲装備のB-29キラー
(画像はwikipediaより転載) 二式複戦屠龍は攻撃機の長距離掩護、制空戦闘を目的に開発された日本初の双発複座戦闘機である。開発は難航したものの完成した屠龍は傑作機として評価が高い。太平洋戦争初期から終戦まで活躍した。特に本土防空戦ではB29相手に活躍した。 ...
【一式戦闘機 隼】P51と互角に戦った伝説の名機
(画像はwikipediaより転載) 第二次世界大戦中最も生産された陸軍の戦闘機「隼」として有名な機体である。合計5751機の生産数は零戦に次いで日本軍用機史上2番目の多さ。太平洋戦争開戦から終戦まで使用され、戦後もアジア地域で使用されていた。 一式戦闘機隼〜 ...
【超重爆撃機 富嶽】計画で終わった世界最大最強の戦略爆撃機
(画像はコンベアB36 wikipediaより転載) 超重爆撃機 富嶽とは、太平洋戦争後期に中島飛行機創業者中島知久平の独創によって計画された超大型戦略爆撃機である。当時、大型機の開発経験の無い日本には実現困難な計画であった。特にエンジンには5,000馬力が必要であ ...
【ロ式B型高高度研究機】キ番号すら隠された日本初の与圧気密室付き「特秘」航空機
(画像は一式貨物輸送機 wikipediaより転載) ロ式B型高高度研究機とは、陸軍が開発した高高度研究機である。名称がキ番号ではなく「ロ式B型」という妙な名称であるのは本機が「極秘」よりもさらに上の「特秘」扱いであったことによる。具体的に研究していた内容は成 ...
【キ77長距離研究機】世界最長飛行記録を達成した研究機
(画像はwikipediaより転載) キ77長距離研究機とは、朝日新聞社が東大航研に製作を依頼、のちに陸軍も加わって開発された長距離飛行を目的とした実験機であった。戦時中であったため国際機関からの公認はされていないが、総飛行距離16,435km、滞空時間57時間11分とい ...
【襲撃機 キ93】終戦の年に20分間だけ飛翔した「陸軍製」襲撃機
(画像はキ102 wikipediaより転載) 襲撃機キ93とは、第一陸軍航空技術研究所で開発された襲撃機で全幅19mという巨大な機体であった。1945年4月に試作機1機が初飛行を行ったのちに空襲によって大破、そのまま終戦となった。75mm砲を装備する計画もあった機体で完成し ...
【キ78高速研究機(研三)】日本機最高速度を発揮した実験機
(画像はwikipediaより転載) キ78高速研究機(研三)とは、陸軍が東大航研に依頼した高速実験機で製作は川崎航空機が行った。1939年に計画がスタートし、1943年12月には日本機最速の699.9km/hを記録した。この記録を超える機体は終戦まで登場しなかった。実験機は1機 ...
【カ号観測機】実戦参加した唯一のオートジャイロ
(画像はwikipediaより転載) カ号観測機とは、日本陸軍が制式採用した唯一のオートジャイロで終戦までに98機が生産された。当初の目的は砲兵隊用の着弾観測機としてであったが、太平洋戦争開戦後は一部が対潜哨戒として使用されたがほとんど目立った戦果を挙げること ...
【中島 キ115剣】劣悪な性能のため制式採用されなかったレシプロ特攻機
(画像はwikipediaより転載) キ115剣とは、太平洋戦争末期に中島飛行機が開発した特攻専用のレシプロ機である。大量に余ったエンジンを有効活用するために木材や鋼鉄などの入手が容易な材料で簡単に製造できるように設計されていた。完成した試作機は長所が一つもない ...
【P-39エアラコブラ】かつお節の異名を持つ微妙な戦闘機
(画像はwikipediaより転載) P-39エアラコブラ 性能(P-39D) 全幅 10.36m 全長 9.21m 全高 3.6m 自重 2,853kg 最大速度 579km/h(高度4,600m) 上昇力 5,000mまで6分24秒 上昇限度 - m エンジン出力 1,150馬力(アリソンV-1710-35) 航続距離 ...
【中島 九七式戦闘機】ノモンハンで活躍した軽戦闘機の頂点を極めた傑作機
(画像はwikipediaより転載) 九七式戦闘機とは、日本陸軍が1937年に制式採用した主力戦闘機で分類としては軽戦闘機になる。この軽戦闘機としての本機の性能は世界最高で世界の軽戦闘機の頂点を極めたといっていい。最高速度でも前年に制式採用された海軍の九六式艦上 ...
【高高度戦闘機 キ94】初飛行前に終戦になった高性能高高度戦闘機
(画像はwikipediaより転載) 高高度戦闘機キ94とは、立川飛行機が開発した高高度戦闘機で独特の形状をしたⅠ型とオーソドックスな尾輪式単発単座のⅡ型がある。これはⅠ型が陸軍の意向により開発中止になり、オーソドックスな形状で再度試作指示が出たためであった。 ...
【P-38ライトニング】開戦前から終戦まで生産され続けた傑作機
(画像はwikipediaより転載) P-38ライトニング 性能 全幅 15.85m 全長 11.53m 全高 3.00m 自重 5,800kg 最大速度 667km/h(高度7,620m) 上昇力 1,448m / 分 上昇限度 13,400m エンジン出力 1,475馬力(アリソンV-1710-111/113液冷エンジン) 航続距離 ...
【局地戦闘機 秋水】成層圏まで3分30秒の俊足局地戦闘機
(画像はwikipediaより転載) 局地戦闘機秋水とは、太平洋戦争末期に日本陸海軍によって計画されたロケット戦闘機である。開発は三菱重工でドイツのMe163の設計を元としているが、設計図の一部しか日本には届かなかったため独自開発の部分が多い。1号機は1945年7月に初 ...
【九九式襲撃機・軍偵察機】汎用性の高い高性能地上攻撃機
(画像はwikipediaより転載) 九九式襲撃機・軍偵察機とは、1939年に初飛行した日本陸軍の襲撃機・偵察機で、機体は堅実な設計で固定脚を採用、安定したエンジンを装備していたため信頼性が高く使い勝手の良い機体であった。このため本来の用途以外にも練習機や連絡機と ...
【九九式双軽爆撃機】高速、高機動の傑作双発軽爆撃機
(画像はwikipediaより転載) 九九式双軽爆撃機とは、1940年に制式採用された日本陸軍の双発軽爆撃機である。三式戦闘機飛燕の設計で有名な土井武夫技師の設計である。航続距離、爆弾搭載量こそは少なかったものの、速度、運動性能は抜群であり太平洋戦争終戦まで活躍し ...
【九八式直協偵察機】独特の機体設計を持つ信頼性の高い傑作機
(画像はwikipediaより転載) 九八式直協偵察機とは、日本陸軍が特に地上部隊との連携を重視した偵察機で直協偵察機と呼ばれる。後退翼や丈の高い風防等、独特の機体設計で、信頼性の高いエンジンと操縦性の良さで太平洋戦争終結後も各地で運用された。 九八式直 ...
【九八式軽爆撃機】九八式単軽爆撃機として制式採用された液冷エンジン爆撃機
(画像はwikipediaより転載) 九八式軽爆撃機とは、川崎航空機によって開発された陸軍の単軽爆撃機である。三菱製九七式単軽爆と制式採用を競ったが三菱に軍配が上がり、不採用になるところであったが、日中戦争の勃発により制式採用された。液冷式エンジンを装備、九七 ...
【超重爆撃機 キ91】戦闘機設計者が開発した富嶽に次ぐ巨人機
(画像は深山 wikipediaより転載) 超重爆撃機 キ91とは、日本が計画した富嶽に次ぐ超大型爆撃機である。全幅はB29を上回る巨人機であった。計画値通りであれば性能もB29に匹敵するものであったが、戦局の悪化により超重爆の必要性はなくなり開発中止となった。 ...
【ゼロ戦 VS 隼】零式艦上戦闘機と一式戦闘機隼の性能を徹底比較
(画像はwikipediaより転載) 太平洋戦争中の軍用機で最も有名な機体は海軍の零式艦上戦闘機、通称「ゼロ戦」と陸軍の一式戦闘機、通称「隼」の2機種であろう。この2機種、実は使用しているエンジンも同じであれば設計思想も同じで非常に似通った機体なのである。同時 ...
【九七式軽爆撃機】九七式単軽爆とも言われた数少ない単発軽爆撃機
(画像はwikipediaより転載) 九七式軽爆撃機とは、連合軍のコードネーム「アン」。三菱重工製の軽爆撃機であった。日本陸軍では数少ない単発軽爆撃機で1938年に制式採用され、日中戦争、太平洋戦争の初期まで使用された。固定脚で信頼性も高かったが、旧式化に伴い前線 ...
【四式重爆撃機 飛龍】日本爆撃機の最高傑作
(画像はwikipediaより転載) 四式重爆飛龍は三菱重工が開発した航続重爆で、最高速度537km/h、航続距離3,800kmであった。軽量コンパクトにまとめられた機体は、のちに雷撃機にも改造され1944年の実戦配備以来、終戦まで戦い続けた。日本が生んだ最高傑作機の一つである ...
【百式重爆撃機 呑龍】名機の板挟みとなった戦闘機不要爆撃機
(画像はwikipediaより転載) 百式重爆呑龍は、戦闘機の援護を不要とすることを目的に設計された陸軍の重爆撃機である。このため設計者も一式戦闘機隼、二式単戦鐘馗を手掛けた小山悌技師を充て開発に乗り出した。結果、九七式重爆と大差ない重爆撃機となってしまったた ...
【九七式重爆撃機】義烈空挺隊の乗機にもなった日本陸軍初の近代爆撃機
(画像はwikipediaより転載) 九七式重爆は陸軍初の近代的重爆撃機であった。中島、三菱の競作であり、その採用には政治的思惑も噂されているが、性能は素晴らしく、同時期の海軍の爆撃機九六式陸攻の最高速度を100km/h以上上回った傑作爆撃機である。 九七式重爆撃 ...
【局地戦闘機 キ88】計画のみに終わった37mm砲装備の重武装戦闘機
(画像は飛燕甲 wikipediaより転載) キ88は機首に37mm機関砲を装備した単発戦闘機であった。これはハ140エンジンを2基串型に配置したキ64のエンジンの前方エンジンを取り除き、そのスペースに37mm機関砲1門、20mm機関砲2門を装備する予定の機体であった。陸軍の機種統 ...
【百式司令部偵察機】630km/hを記録した傑作戦略偵察機
(画像はwikipediaより転載) 百式司令部偵察機は世界初の戦略偵察機九七式司令部偵察機の後継機で三型で最高速度630km/h、四型では10,000mでも同速度を発揮した。これは日本陸海軍実用機中最高速度である。太平洋戦争開戦から終戦まであらゆる戦場に現れ情報収集に活躍 ...
【九五式戦闘機】日本陸軍最後にして最強の複葉戦闘機
(画像はwikipediaより転載) 九五式戦闘機は川崎航空機が1935年に開発した陸軍主力戦闘機で初期の日中戦争で活躍した複葉機である。複葉機としては究極の高性能であり、最高速度は400km/hと海軍の九五式艦戦を50km/h近く上回り、九六式艦戦とほぼ同じ速度であったが、複 ...
【試作高高度戦闘機 キ87】成層圏での戦闘を想定した中島飛行機最後の戦闘機
(画像はwikipediaより転載) キ87は中島飛行機が最後に製作した高高度迎撃用の重戦闘機である。成層圏での運用を想定した究極の戦闘機であった。1945年に試作機が1機完成し、5回飛行を行ったが不具合が続発した。計画通りであれば最高速度700km/h超、高度1万メートルで ...