01_デトニクス45
(画像はwikipediaより転載)

 

 デトニクスコンバットマスターとは、1976年にパット・イェーツによって開発されたM1911のコンパクトモデルである。スライド、フレームが極端に短縮された上にコーンバレル、三重のリコイルスプリング、外観上は後端上部を大きく切り欠いたスライドが特徴である。比較的ヒットしたが、デトニクス社は1987年に破産。この間17,000丁のコンバットマスターが生産された。

 

デトニクスコンバットマスター(実銃)

 

 

性能

全長 178m
重量 822g
口径 45口径
使用弾薬 45ACP弾
装弾数 6発
設計・開発 パット・イェーツ / デトニクス社

 

開発

 1976年、パット・イェーツによって開発されたM1911をコンパクトにしたモデル。米国のエンジニアであるパット・イェーツはM1911のコンパクトモデルを思い付き、ゆかいな仲間達とワシントン州でデトニクス社を設立してコンパクトM1911の製造と販売を行った。コンバットマスターと命名されたM1911コンパクトモデルは、スライドとフレームを極端に短縮、3.5インチとされたバレルは銃口に向かって徐々に大きくなっていくコーンバレルを装備しており、グリップセイフティは省略されている。

 外観上の特徴はスライド後端部が大きく削り取られていることで、これはホルスターから抜く際に服等に引っかからないようにするのと同時にスライドを軽量化して高速に作動させるための工夫であった。スライドの小型化に伴うストローク不足を解消するためリコイルスプリングを三重にしているのも特徴で、このスプリングは消耗が早いため1,000発程度での交換が推奨されている。スライドやフレーム以外の多くのパーツはM1911と互換性がある。

 カスタムモデルで高価ではあったが、45ACP弾を使用するコンパクトモデルの需要は高く、1976年から1987年までの間に17,000丁が販売された。しかし米国の銃器メーカーのお約束でデトニクス社は、財政が悪化、サービスマスター、スコアマスター等の大型M1911カスタムを製造等も行ったが、結局は、1986年に破産申し立てを行い1987年に倒産する。同年よりアリゾナ州でニューデトニクス社となったが、これも1992年に倒産、さらにめげずに2004年よりジョージア州でデトニクスUSAが設立されたが、これも2007年に終了した。

 17,000丁製造されたコンバットマスターは、米国ドラマ『特捜刑事マイアミバイス』の主人公ソニー・クロケットのセカンドガンとして使用され、日本では『刑事貴族3』警視庁刑事本城慎太郎の愛銃となり、スコアマスターは米国ポリスアカデミー出身のとにかく銃をブっ放すことで有名な警察官タックルベリーの愛銃となった。こうした活躍もむなしくデトニクス社は無くなってしまったが、M1911のコンパクトモデルというコンセプトはコルト社に大きな影響を与え、コルト社純正のM1911コンパクトモデル「オフィサーズACP」が開発されることになったと言われている。

 

バリエーション

 発売当初はマットブルー仕上げのMk.気里澆任△辰燭、サテンニッケル仕上げのMk.供▲蓮璽疋ローム仕上げのMk.掘▲潺蕁璽屮薀ぅ肇屮襦嫉転紊押▲▲献礇好織屮襯螢▲汽ぅ箸鯀備したMk.検▲屮薀奪轡綮転紊欧離好謄鵐譽浩Mk.后▲廛譽璽鵐董璽轡腑鵐皀妊襪離廛蹈侫Д奪轡腑淵Mk.此▲汽ぅ肇譽垢Mk.札皀妊襪販売された。

 

デトニクスコンバットマスター(トイガン)

 

概要

 モデルガンでは1983年にMGCがCPカート仕様で発売、のちにフルサイズカート仕様に改良された。ガスガンでは東京マルイがガスブローバックモデルで発売している。現在ではMGCの金型を引き継いだCAWによって同モデルが生産されている。

 

CAW デトニクス モデルガン

性能

全長 180mm
重量 574g
装弾数 6発

 1983年に発売したMGC製デトニクス45をタイトーがフルサイズカート化したものをCAWがリバイバルした製品。大きな改良はされていないようであるが、タイトー製デトニクス45の発火性能は好評であったため実射性能に関しては問題はないであろう。旧MGCは外観のリアリティよりも発火性能を優先させるメーカーであったためリアリティ重視のモデルガンメーカーに比べると再現度が若干甘い。しかしデトニクス45は割と後半の製品なので完成度は高い。

 

東京マルイ デトニクス ガスブローバック

性能

全長 178mm
重量 634g
装弾数 18+1発

 シングルカラムである上にコンパクトモデルであるため外気温の影響を受けやすいという欠点があるが、これはコンパクトモデルという特性上仕方ないことである。トリガーガード内側のパーティングラインは未処理であるが、外観の正確さは現在最高のものであると言っていい。初速は60m/s前後で若干低く、命中精度も通常のモデルよりは低めであるが、これもコンパクトモデルという制約がある以上仕方のないことであろう。

 

まとめ

 

 デトニクスコンバットマスターは、その独特の形状からファンが多い。これは米国でも同様で『特捜刑事マイアミバイス』内で主人公ソニー・クロケットが左足首にセカンドガンとしてコンバットマスターを愛用しているのを筆頭に映画や小説、ドラマ等で多く登場している。このコンパクトM1911という発想は素晴らしく、このアイディアがリスペクトされ、本家コルト社でオフィサーズACPが開発されることとなる。

 

 

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