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ソビエト

01_トカレフ
(画像はwikipediaより転載)

 

  トカレフとは、1930年にソビエト軍に制式採用された拳銃である。コルトM1911のコピーで、同銃の機構を極限まで簡略化、安全装置まで廃止し、堅牢さと生産性の向上が図られたモデルである。単純なコピーではなく、寒冷地での使用を前提にグリップやハンマーに工夫が凝らされている。信頼性は高く現在でも多くの国で使用され続けている。

 

トカレフ(実銃)

 

 

性能

全長 196mm
重量 854g
口径 7.62mm口径
使用弾薬 7.62x25mmトカレフ弾
装弾数  8発
設計・開発 フョードル・トカレフ / トゥーラ造兵廠

 

背景から開発まで

 1917年に誕生したソ連赤軍は、帝政ロシア時代の制式拳銃であるナガン・リボルバーをそのまま使用していたが、1895年に制式採用されたナガン・リボルバーは構造が複雑であり、生産性の悪いリボルバーであった。さらに軍用拳銃の流れはオートマチックに変化しつつあり、これも踏まえてソビエト赤軍は1928年に制式拳銃トライアルを行った。この結果、制式採用されたのがトカレフTT1930である。

 

開発

02_トカレフ
(画像はwikipediaより転載)

 

 トカレフTT1930は米国製拳銃M1911を参考に極限まで構造を簡略化した銃である。基本構造はブローニング式ショートリコイル機構であるが口径はマウザー7.63mmカートリッジを模倣した7.62×25弾を使用、サムセイフティ、グリップセイフティは省略された。ハンマー・シアーはモジュラー構造になっておりユニットとして取り出すことが可能である。ハンマーやスライドのセレーションは手袋をしていても操作しやすいように深い溝が彫られておりハンマーはとっさに使用する時に引っかからないようにスライドに包み込まれるような形状になっている。

 生産工程を簡略化するために部品点数は非常に少なく設計しており、故障は少なく、分解も特別な工具を使用しなくても可能である。グリップも通常の軍用拳銃のように木製ではなくプレス加工で造られているという極限まで省力化した拳銃で、1930年から1936年までの間に93,000挺が生産された。1933年には、このTT1930をさらに簡略化したTT1933が完成、1954年にマカロフPMに置き換えられるまでに17万丁が製造された。世界各国でコピーされ現在でも使用され続けている名銃である。

 

トカレフ(トイガン)

 

概要

 モデルガンでは1967年に中田商店が金属製トカレフを発売したのが最初である。2000年代に入りハドソン産業からABS製で発売されている。HW製、ABS、ニッケルフィニッシュの3種類が発売されていた。ガスガンは日本ではKSCがシステム7でモデルアップしており、その他海外メーカーで数社がモデルアップしている。

 

KSC TT33 HW 18歳以上 ガスブローバックガン

性能

全長 195mm
重量 670g
装弾数 10発

 HW製でエンジンは最新のシステム7を採用している。精密チャンバーを採用しているので命中精度は高い。外観はKSC製のため完成度は非常に高い。KSCは2013年からトカレフを発売しているのでロッドにより性能が異なる可能性がある。最新ロッドを購入するように気を付けたい。

 

まとめ

 

 トカレフは特にメカニズム的には革新的なものが無い銃であるが、無駄を省いた上に高い信頼性を達成したモデルである。銃は高性能である以前に確実に作動することが最重要であり、この点トカレフは最高傑作といってよい。生産性やメンテナンス性も考慮したモジュラーシステムは現在のハンドガンでも普及しつつあるシステムでこの点は先進的であった。

 

 

 

 

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01_赤旗
(画像はwikipediaより転載)

 

共産主義国家

 

駄目だったから駄目は駄目

 最近、共産主義について調べている。以前から興味はありその都度調べていたが、今回は一応系統立てて調べてみた。おおよそは分かっていたのだが、ソビエトの歴史など調べると知らないことが多く楽しい時間であった。と、それは良いのだ。今回私が書きたいのは共産主義が何故、何がダメなのかということだ。共産主義が駄目だということはみんな知っている。何故ならソビエトは崩壊したじゃないか。今更何故そんなことを書く必要があるのかと思われるかもしれない。

 しかしこれは違う。ソビエトが崩壊したからと言って共産主義が駄目というのは論理として成立しない。理由は簡単である。現在においても世界中に共産主義国家というのは存続しているからだ。一番大きな共産主義国家に中華人民共和国がある。さらに朝鮮民主主義人民共和国、そしてキューバ等、未だに共産主義国家は多い。全人類の何割かは共産主義を国是とする国家に所属していると言っていい。このように書くと当然の批判として「中国は実質資本主義国家である」「北朝鮮は独裁国家である」という意見があるのは承知している。

 

ソビエトだって共産主義の理想通りではない

 確かにその通りである。では逆に問いたい。ソビエトは100%理念を実現した社会主義国家であったのかということだ。ソビエトだってマルクスの理念の通りの純粋な社会主義国家ではなかったではないか。1922年に成立、1924年にはレーニンが亡くなりスターリンが跡を継ぐ。スターリンは有名な独裁者である。独裁者がいる時点で社会主義ではない。ソビエトだって社会主義を実現した国家ではないのだ。

 こういう考え方もできる。仮にソビエトが社会主義の理想に近い国家であったとする。そしてそれが崩壊した。しかしそれは理念が間違っていたのではなく、たまたま地理的、時代的、または個別の要因によって崩壊しただけだ。将来的には社会主義国家、または共産主義社会が実現されるのだ。という論理もありうる。つまり共産主義とソビエトというのはイコールではないのだ。

 

人は他者との違いを求める

 まあ、つまらない前置きは良いとして本題に入ろう。共産主義というのは資本(工場、農地等)を労働者が共有、そしてそこから生まれた生産物(製品や食糧)はみんなで分配するという考え方。社会主義というのは一時的にそれを国家が行うというものだ。むろんこれは一時的で将来的には国家はなくなり共産主義社会となる。

 制度的に相当問題があることは100年前から指摘されている。結局、ほとんどの場合、汚職が蔓延する独裁国家になってしまうのだ。それはそれとして、私は、共産主義にはもう一つ別の問題があると考えている。それは人間にはアイデンティティ(自己同一性)があるということだ。自己同一性とはその言葉通り、私は私であるという認識である。私が私であるということは、逆に言えば私は他者とは違うということだ。

 身体は他者とは違う。経験も他者とは違う。これで人間は自己同一性が満たされるのかといえばそうではない。「私は有名大学出身である」「私は一流企業に所属している」「私は人と違う才能を持っている」など、もっと具体的なことで他者との違いを確認したい生き物なのだ。

 

違うは価値になる

 衣食住に関しても同じだ。人間は人と同じ食事をして人と同じ仕事をして人と同じ家に住む。こんなことには耐えられない。人と違うことをして見た目でも他者に差をつけたいのだ。そうするとどうなるのか。料理の得意な人が他の人と違う料理を作る。デザインの得意な人がオシャレな服を作る。そうすると他者との差をつけたい人がその製品に殺到する。

 美味しい料理が存在するということは、同時に不味い料理が存在するということだ。オシャレな服があるということは、同時にダサい服が存在するということになる。そこでオシャレな服には価値が出てしまう。オシャレな服を持っていることはダサい服を持っていることよりも資産価値が出てしまう。その時点で平等ではなくなってしまうのだ。そこに資産を持つ者と持たざる者の差が出来てしまう。

 さらにこの美味しい料理人、オシャレな服を作る人というのは何をやっているのかを考えてみる。この人達は原料を購入、そして加工して製品を作り上げている。これはそのまま工場だ。そして作っている人は一人工場の資本家に他ならない。この時点でもう共産主義ではなくなってしまう。

 もちろん個人で楽しむだけで売らなければ共産主義ではある。しかし前述のように人間というのは他の人と差をつけたいのだ。これは人間の自己同一性の問題で、人間の本質的なものなのだ。その本能は抑えることはできない。

 結局、共産主義を貫徹しようと思えばこれらの行為を強制的に禁止することになる。その時点で共産主義の限界を露呈したことになるのだ。もう人類の理想ではなくなっている。

 

 

 

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01_マルクス
(画像はカール・マルクス wikipediaより転載)

 

超要約

 

 資本(工場や農地、会社等)を労働者で共有、そこから出た生産物も労働者で平等に分けるという思想。社会主義は国家が間に入ってそれを行う。実際にやってみると社会主義国家は、生産性は下がり汚職が蔓延、独裁国家になってしまった。

 

共産主義とは

 

資本主義の真実

 マルクスが生きた19世紀のヨーロッパというのは資本主義の発達で資本家(会社のオーナー)と労働者の貧富の差が激しかった。これに疑問を持ったマルクスは思った。「そもそも何で会社は利益を出すことができるのだろうか?」と。例えば工場がある。材料を人が機械を使って加工して製品とする。儲かった金から材料費と諸経費を払う。さらに仕事をした人に給料を払う。そうしたら残金はゼロになるはずじゃないか。何で利益が出るのだ?そこでマルクスは考えた。材料費と諸経費は当然払わねばならない費用なので関係ない。では、利益はどこから出てきたのかというと、それは人件費なのではないかと。

 材料は材料の価値でしかない。そこに労働者が加工することによって材料以上の価値が生まれる。それが利益だ。労働者が加工したのだからその利益を生み出したのは労働者だ。それなのに資本家が労働者に給料を払ったはずなのに利益が残る。つまりは資本家は労働者に全部払っていないと考えたのだ。確かにマルクスは正しい。これは間違いなく資本主義の事実なのだ。

 

マルクスの考えた未来

 マルクスはさらに考えた。未来はどうなるのかと。前提として労働者の立場は弱く、資本家の立場は強い。そこで立場の強い資本家はどんどんと労働者の給料を減らして利益を増やしていく。労働者はどんどん貧しくなっていくが労働者の我慢にも限界がある。労働者たちは団結して資本家と戦う。つまりは革命だ。この革命により資本家はこの世から消え、労働者だけになり工場はみんなのもの。出来た製品もみんなで平等に分ける世界。これが共産主義なのだ。

 そしてその前段階として工場や農地という資本は国が管理して、分配も国がやろうというのが社会主義。共産主義との違いは国が一枚かむかどうかだ。そうして人類は理想の世界を手に入れるのだ。貧困はこの世からなくなりみんなが平等に豊かに生きていける。これが資本主義の次にくる社会主義社会、そしてその先に国家すらも消滅した人類の夢、共産主義社会があるのだ。とマルクスは考えた。

 しかし実際にやってみるとそううまくは行かなかった。頑張っても頑張らなくても賃金は同じ。こうなると出来るだけ手を抜いた方が得だとなってしまう。そして生産性はどんどん下がっていった。さらに国が管理するというのも問題だった。生産を管理する官僚に権力が集中し汚職が蔓延。さらにそれら官僚の頂点に立つ国の元首に全ての権力が集中した結果、独裁国家になってしまった。

 

 

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01_ソビエト
(画像はwikipediaより転載)

 

超要約

 

 ソビエト連邦とは単一の国家ではなく、1922年に成立した複数の共和国で構成される社会主義連邦である。共産主義の構造上の問題から経済が停滞、権力の集中により汚職が蔓延した。1980年代に改革を試みるも中央が統制力を失ったために構成国が独立、1991年に崩壊した。

 

ソビエト社会主義共和国連邦

 

成立から発展

 ソビエト連邦とは、1922〜1991年まであった世界初の社会主義国家である。一応は共和国が集まった連邦国家であったが、ソビエト共産党による中央集権的な政治が行われていた。

 1917年、ロシア帝国が崩壊した。これによりボルシェビキ(のちのソビエト共産党)が臨時政府を設立。その後、ボルシェビキと反対派の内戦が激化するもののボルシェビキが勝利。1922年、ボルシェビキによりロシア帝国の領土の大部分を領域とするソビエト連邦が成立する。しかしボルシェビキを指導していたレーニンは1924年に死亡。後継者スターリンの独裁が始まる。

 このスターリンは反対派を弾圧。大粛清をはじめとする恐怖政治が行われる。経済は、計画経済と呼ばれる中央が全て管理する方式を採用。その失策により、ホロドモールと呼ばれる数百万人規模の餓死が起こるのもこのころである。1953年にはスターリンが死亡するが、ソビエトは、資本主義国家のように競争が無く、権力が集中しやすい構造であったため経済は停滞、集中した権力による汚職が蔓延した。さらに1979年にはソビエト軍がアフガニスタンに侵攻。経済はさらに苦しくなった。

 

改革から崩壊へ

 プラハの春と呼ばれる反対勢力に対する軍事侵攻やアフガニスタン侵攻により西側は対決姿勢を鮮明にする。そして経済の停滞により技術革新も進まず、西側との経済格差は広がっていった。この中で1980年代になるとゴルバチョフ書記長が登場、ペレストロイカ(改革)、グラスノスチ(情報公開)という一連の改革を実施した。これによりソビエトはそれまでの一党独裁の体制から議会政治に移行、経済も自由化が進んだ。

 しかしこれらの政策によって、それまで集中していた権力が分散、情報公開により様々な政権内部情報が公開されたことにより中央の統制力が低下、ソビエト構成国の独立運動がさかんになる。ソビエトの同盟国であった東欧諸国でも民主化革命が起こり始める。

 1991年8月、これらソビエトが解体の方向に進んでいくことに危機感を持った保守派がモスクワで蜂起。クーデターを実施したもののこのクーデターは国民の支持も諸外国の支持も得られなかったため失敗した。しかしこのクーデターによりゴルバチョフも影響力を失ってしまった。中央の統制力が弱体化した結果、ソビエトを構成していた共和国が次々に独立を宣言、新たにCIS(独立国家共同体)を構成することを決定、そして1991年12月25日、ゴルバチョフ書記長はソビエト連邦の解体を宣言した。

 

CIS(独立国家共同体)

 ソビエトに代わり結成されたCISであったが、これはソビエトのように強力な中央集権の連邦ではなく、独立した国家の連合体であった。現在でもロシアを中心に存続しているが、ウクライナ、ジョージアは脱退している。

 

 

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01_AK74
(画像はwikipediaより転載)

 

 AK74とは、1974年にソビエト軍が制式採用したAKMの改良型で口径を小口径化、大型のマズルブレーキを装着して近距離での能力を向上させたモデルである。基本構造は変わらないものの、ハンドガードとストック、マガジンがプラスチック製となっている。

 

AK74(実銃)

 

 

性能

全長 943mm
重量 3,300g
口径 5.45mm
使用弾薬 5.45×39mm弾
装弾数 30発
設計・開発 ミハイル・カラシニコフ / トゥーラ造兵廠

 

開発

02_AK74M
(画像はwikipediaより転載)

 

 AKMをベースに改良された自動小銃で1974年にソビエト軍に制式採用された。内部機構はAKMと同様で、kを使用する。小口径化に加えて反動を抑制するために大型のマズルブレーキを採用したことにより連射時の取り扱いが容易になっており近接戦闘に威力を発揮するようになった。5.45mm弾は小口径でコントロールし易く貫通力が強い。弾薬が小型軽量であるため携行や補給に有利な反面、破壊力が低いという問題点を持っている。つまりターゲットに命中しても初速が早いためそのまま貫通してしまいターゲットに対してダメージを与えることができないため命中しても致命傷とはならない。このため5.45mm弾の弾頭は弾頭内部が空洞化されており、弾頭がソフトターゲットに命中すると横転し十分な破壊力を発揮するという構造を採用した。これはNATO軍がのちに制式採用するSS109と同様の構造である。マガジンはプラスチック製でハンドガード、ストックは木製であったが、のちにプラスチック製に変更されている。

 

 

バリエーション

03_AK74U
(画像はwikipediaより転載)

 

AK74シリーズ

 ストックを金属製折り畳み式としたAKS74、1991年から配備が開始されたストックが黒色プラスチック製折り畳み式となったAK74の近代化モデルAK74M、銃身を延長、ロングマガジン化して分隊支援火器としたRPK74、ショートバレルモデルのAKS74U等がある。

 

AK100シリーズ

 ソビエト連邦の崩壊後、イズマッシュ社によって生産されたモデル。このイズマッシュ社はのちに経営破綻、現在ではカラシニコフ・コンツェルン社が生産している。西側輸出用に口径をNATO軍規格の5.56×45mm弾に変更したAK101、さらにAK101をカービン化したAK102、口径をAK47で使用している7.62×39mm弾仕様にしたAK103、同モデルのカービン仕様のAK104、AK74で使用している5.45mm弾のカービンモデルであるAK105、同モデルの連射速度を850〜900発/分に向上させ3点バースト機能を装備したAK107、同モデルを5.56mm弾化したAK108、AK103をセミオート化して民間仕様としたサイガM3EXP01等がある。

 

AK200シリーズ

 2010年代に発表されたモデル。当初はAK100M、AK74M3という名称であったが2018年6月にAK200に変更された。AK200はAK74を近代化したモデルでグリップとストックをAK12のものに交換、ハンドガード、ダストカバーにピカテニー規格20mmレイルを装着した。さらにグリップを握ったまま操作できるように安全装置も改良されている。5.45mm弾のオリジナルモデルであるAK200、同カービンモデルAK205、5.56mm弾仕様のAK201、同カービンモデルのAK202、AK47と同じ7.62mm仕様のAK203、同カービンモデルAK204がある。

 

AK74(トイガン)

 

概要

 トイガンではエルエスがエアーコッキング式で発売、1987年にはガスフルオートで発売している。エルエス廃業後はアリイが金型を買い取り1993年頃に同モデルを発売、現在では韓国のトイスター社が同金型でAK74を生産している。2007年12月20日には東京マルイが次世代電動ガンとしてAK74MNを発売、2008年7月14日にはAKS74U、2009年10月7日にはAKS74Nを発売している。KSCからはAK74が電動ガンでAK74Mがガスブローバックガンとして発売、海外メーカーではAPS、CYMA、GHK、、E&L、ダブルイーグル等から発売されている。

 

東京マルイ AK74MN 次世代電動ガン

性能

全長 943mm
重量 3,040g
装弾数 74発
初速 90m/s前後
定価 54,800円

 機関部、マズル等はダイキャスト製であるため重量感があるが強度が若干弱い。電動ガンのためグリップにモーターが内蔵されているのでグリップが太くなってしまうのは仕方のないことなのかもしれない。モーターはEG1000Sでバッテリーはハンドガード内に収納される。次世代電動ガンの第一作であるため現在の次世代電動ガンと比べると見劣りするかもしれないが命中精度、パワーは現在でも十分に実用レベルに達している。

 

KSC AK74MN ガスブローバック

性能

全長 945mm
重量 3,500g
装弾数 42発
初速 80m/s前後
定価 49,800円

 外観はアルミ製ボディに金属パーツを多用しており、ハンドガード、ストックは樹脂製でモデルガンメーカーだけあって再現度は非常に高い。内部構造も実銃に極力忠実に再現しており、命中精度も非常に高い。ガスブローバックにしては初速は若干高めであるがもちろん法的には全く問題なく、反動も強いが連射速度が遅いのが欠点である。これさえ気にならなければかなりの完成度であることは間違いない。

 

まとめ

 

 AK74はAK47の設計者ミハイル・カラシニコフによって設計された自動小銃で、その内部構造はAK47とほとんど変わらない。その後の改良でも内部構造は大きく変化しておらずAK47の基礎設計がどれだけ優秀であったのかが分かる。現在ではピカテニー規格20mmレイル等、西側の技術と融合して益々高性能となっていくAK74の進化は止まらない。

 

 


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01_AK47
(画像はwikipediaより転載)

 

 AK47とは、1949年にソビエト軍に制式採用されたアサルトライフルである。反動が強く命中精度が低いものの堅牢な上に作動不良が非常に少ない信頼性の高い銃である。現在では生産されていないものの大量に製造されたため世界中の特に第三世界では未だに現役のアサルトライフルである。

 

AK47(実銃)

 

 

性能

全長 898mm
重量 3,290g
口径 7.62mm
使用弾薬 7.62mm×39
装弾数 30発
設計・開発 ミハイル・カラシニコフ / イジェフスク造兵廠他

 

背景から開発まで

 第二次世界大戦以前の小銃は大口径で遠距離から射撃するアウトレンジ戦法を基に設計されていたが、第二次世界大戦での戦訓からほとんどの戦闘は300m前後で行われていたことが判明した。このため小銃も遠距離での射撃能力よりも300m前後での射撃精度が求められるようになっていった。同時に第一次世界大戦以降、威力を発揮していた機関銃の利点を取り入れたライフルと機関銃の中間の兵器の開発を模索していくことになった。

 この数百メートルというライフルとしては近距離での戦闘に適した小銃というコンセプトを最初に具体化したのはドイツであった。当時のドイツ軍の正式小銃であったKar98Kの弾薬である7.92×57mm弾をベースに弾頭を軽量化、カートリッジの全長も33mmと短縮化した専用カートリッジを開発、30連発のバナナ型大型弾倉とフルオート機能を持つStG44を開発、実戦に配備した。

 

開発

02_AK47
(画像はwikipediaより転載)

 

 この後にアサルトライフルと呼ばれるコンセプトをソビエトで受け継いだのがソビエト軍戦車兵でありながら銃器設計者を目指していたミハイル・カラシニコフである。カラシニコフは1946年にStG44を徹底的に調査し、そのコンセプトを継承した上で独自の設計によりAK46を製作、さらに改良を重ね1947年にAK47を完成させた。そしてAK47は1949年にソビエト軍に制式採用されている。AK47のロアレシーバーは初期の量産型である1947〜1951年までは生産効率を考慮してプレス加工であったが、溶接に問題があり1952年以降は削り出しに変更されている。

 発射機構はガスオペレーションであるが、一般的な小銃と異なりボルトとガスピストンが一体化しており、ガスの圧力でボルト、ガスピストンを動かすため反動が強い反面、その質量によって内部に侵入した異物を吹き飛ばす機能を果たしている。さらに銃身やピストン、シリンダー内部にはクロームメッキが施されているため耐腐食性が高く、撃発機構始めパーツが全体的に隙間を広くとっているため多少の異物が侵入しても作動に影響はない。このため信頼性は非常に高い。

 

欠点

 欠点としてはボルトの構造的な問題により反動が非常に強いこと、安全装置がレシーバー右側面にある大型のレバーを下げると全自動、さらに下げると半自動となる構造であるために一度右手をグリップから離さなければならないこと、リアサイトが微調整が出来ない旧型のタンジェントサイトであり、照準半径(フロントサイトとリアサイトの距離)が短いこと等が挙げられる。このため命中精度は西側諸国の小銃に比べ決して高くはないが、構造が単純で堅牢であるため分解・組み立ての操作も含め十分な訓練を受けていない兵士にも取り扱いが可能である。

 

バリエーション

03_AKM
(画像はwikipediaより転載)

 

AKS47

 ストックを木製から金属製の折り畳み式のメタルストックに変更したモデルであるAKS47

 

AKM

 1957年にはレシーバーのプレス加工が実用可能なレベルにまで向上したことにより、プレス加工での製造を再開、同時に現場から意見により反動を抑制するために銃身先端部に斜めに切落された形状のマズルブレーキを採用、連射性能も安定化させるためレートリデューサーも装備された。AKMでは着剣用のラグも装備され、銃剣以外にもグレネードランチャー等も取付可能となっている。さらにこのAKMのストックをメタルストックに変更したAKMSモデルも存在する。

 

AK47(トイガン)

 

概要

 モデルガンでは1980年にハドソン産業がセミオートのみとしてモデルアップしている。メタルストック版も発売しており、2004年にはフルオートシアーを始め細部を改良した最終生産品スペシャルエディションを発売している。エアーガンでは1987年にLSがコッキング式エアーガンAKM、AKMSを発売、1991年にはファルコントーイが中国製AK47である56式小銃を発売、1994年6月8日には東京マルイが電動ガンとして発売している。海外メーカーでは2009年にLCTが電動ガンとして発売している他、GHKがAKMガスブローバックモデルを発売している。近年では2017年12月7日に次世代電動ガンが東京マルイから発売されている他、2021年3月にガスブローバックモデルの発売を予定している。

 

東京マルイ AK47 スタンダード電動ガン

性能

全長 870mm
重量 3,030g
装弾数 70発
初速 90m/s前後
定価 31,800円

 初期の電動ガンでハンドガード、ストック、ロアレシーバーは樹脂製であるが、アッパーレシーバー、アウターバレル始め主要パーツは金属製になっている。現在主流の全金属製ではないものの強度は十分に確保している。バッテリーはストック内に格納、大型のバッテリーを使用するために威力、連射速度共に比較的高めである。命中精度は東京マルイであるので十分にある。次世代電動ガンではないため反動はないが、実用本位のユーザーであればむしろこちらの方が良いかもしれない。発売から30年近く経っているモデルのため中古品を購入するのは上級者以外は危険かもしれない。

 

東京マルイ AK47 次世代電動ガン

性能

全長 875mm
重量 3,115g
装弾数 90発
初速 91m/s前後
定価 49,800円

 スタンダード電動ガンと異なりロアレシーバーはダイキャスト製で再現されているため質感、剛性が向上している。ピン類は別パーツで再現されている他、デフリックコートと呼ばれる塗装を施していることでより実銃に近い質感を出すことに成功している。バッテリーはハンドガード内にミニSバッテリーを格納しているためハンドガードが太めとなっている。ハンドガード、ストックは樹脂製のためリアル志向のファンには物足りないかもしれない。命中精度は最高レベルである。

 

東京マルイ AK47 ガスブローバック

性能

全長 ●●mm
重量 ●●g
装弾数 ●●発
初速 ●●m/s前後
定価 ●●円

 東京マルイが2021年3月に発売を予定しているガスブローバックモデル。詳細は不明であるが、M4で培われた技術を惜しみなく発揮するだろうことは想像に難くない。東京マルイは長物ガスブローバックモデルは複数発売しており、技術の蓄積が十分にあるので完成度の高いモデルとなるであろう。東京マルイ製品のメリットとしてはサードパーティーからのカスタムパーツが豊富であるという点もある。カスタムパーツは新発売と同時に市場に流通するがすぐに消えてしまう場合があるので注意が必要である。

 

LCT AK47 電動エアーガン

性能

全長 913mm
重量 3,450g
装弾数 600発
初速 94m/s前後
定価 35,800円前後(オープン価格)

 台湾メーカーであるLCT製電動ガンである。レシーバーはロア、アッパー共にスチールプレス製でハンドガード、ストックは合板ではあるが木製でしっかりとニスを塗りこんだ美しい仕上げが特徴である。内部エンジンは東京マルイのエンジンを非常に「リスペクト」したもののため東京マルイ製パーツと互換性があるかもしれない。あくまで「リスペクト」である。しかし実銃同様のプレス製で木製ストックが装備されている等、外観の完成度の高さは究極と言ってもよい。観賞用としても申し分ないモデルである。残念な点としては電動ガンの欠点であるグリップの太さが挙げられるが、これは仕方ないのかもしれない。

 

GHK AKM ガスブローバック

性能

全長 900mm
重量 3,122g
装弾数 40発
初速 65m/s前後
定価 70,000円前後

 外装はLCT同様ロア、アッパー共にスチール製でハンドガード、ストックは木製である。発射機構がガスブローバックであるため再現性の高さはLCT製を上回っている。発射機構以外でLCT製電動ガンとの最大の違いはグリップであろう。モーターを収納する必要がないため実銃同様の細身で尚且つベークライト製で再現されている。ガスブローバックのため命中精度は電動ガンには及ばないものの反動も強く射撃の安定性も良い。海外製ではあっても究極のAKMであるといえる。欠点としては高価格であることであろう。

 

まとめ

 

 多くの兵器が信頼性を向上させるために異物が機関部に侵入しないように密閉するのに対してカラシニコフは各部の隙間を作ることで入っても作動に影響が出ないように設計した。いわば逆転の発想である。このためあらゆる場所で高い信頼性を確保したのと同時に教育水準の低い兵士でも扱えるため多くの国で制式採用または主要アサルトライフルとして使用されている。

 

 


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01_マカロフPM
(画像はwikipediaより転載)

 

 マカロフPMとは、ソビエト軍が1951年に制式採用した中型拳銃である。それまでのトカレフTT33に比べて威力は低い。設計はドイツのワルサーPPの影響を非常に受けているが、スライドストップの採用やグリップ下部のマガジンキャッチ等独自の機構もある。現在でも生産されており、ライセンス生産も世界中で行われている。

 

マカロフPM(実銃)

 

 

性能

全長 162mm
重量 730g
口径 9mm
使用弾薬 9×18mmマカロフ弾
装弾数 8+1発
設計・開発 ニコライ・マカロフ / イジェフスク機械工場

 

開発

 1933年に制式採用されたトカレフTT33に代わる拳銃として開発されたソビエト製中型拳銃である。設計者はニコライ・マカロフ(1914〜1988年)。1948年に行われたトライアルの結果、競合する拳銃よりも部品点数が少なく、故障も少なかったためいマカロフPMが合格、1951年12月にトカレフTT33に代わりソビエト軍制式拳銃として採用された。戦争での拳銃の重要性が薄れたというソビエト軍部の認識により使用弾薬は強力な7.62×25mmトカレフ弾から威力の弱い9×18mmマカロフ弾が採用された。その後、より強力なマカロフPMM弾仕様に変更になっている。ダブルアクション、シングルアクションでの射撃が可能である。

 構造はワルサーPPから非常に大きな影響を受けており、発射機構もPPと同様のストレートブローバック方式でスライド後部にデコッキングレバー兼用の安全装置が設置されているのも同様である。マガジンキャッチはトカレフ同様にグリップ下部にあるため片手でのマガジンを排除することはできない。PPと異なりスライドストップが装備されている。ファイアリングピンにリターンスプリングが存在しないという機構はさすが質実剛健のソビエト製というところだろう。

 1990年(1994年とも)には改良型のPMMが登場する。これはマカロフ弾の強装弾を発射出来るように改良された他、グリップも人間工学を取り入れた形状に変更されている。これにより初速が25%アップしている。製造はイジェフスク機械工場で行われた他、多くの国でライセンス生産されている。2003年には新しくMP443グラッチが制式採用されたが、現在でも生産されており、世界中で使用されている。

 

マカロフPM(トイガン)

 

概要

 トイガンとしては2012年頃にGUNくつ王がダミーカートモデルを製作、2015年にはKSCがガスブローバックモデルを発売している。

 

KSC マカロフ ガスブローバック

性能

全長 160mm
重量 500g
装弾数 10発

 外観の完成度は非常に高い。初速は60m/s前後でこのサイズの銃としては命中精度は高いがマガジンが小さいため外気温の影響を受けやすいことが難点である。Ver1とVer2があるが、Ver1はユーザーによって作動性に問題が指摘されているため中古で購入する場合には注意が必要である。

 

まとめ

 

 マカロフPMはそれまでの弾薬を低威力化するという思い切った方針の基に設計された銃である。トカレフTT33がシンプルな構造で頑強であったのと同様にマカロフも質実剛健な銃である。威力が弱くなった分操作性は向上したため現在でも多くの国や地域、組織、日本のいけない組織等でも使用されている。

 

 

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