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ジョン・ブローニング

01_M1912
(画像はwikipediaより転載)

 

ウインチェスターM1912

 

 M1912は、1912年に発売されたウインチェスター社のポンプアクション式ショットガンである。設計者はトーマス・C・ジョンソンで、著名な銃器デザイナーのジョン・ブローニングによって設計されたM1893を発展させたウインチェスター社初のハンマー内蔵式ショットガンであった。初期モデルは20ゲージのみであったが、1914年には12ゲージ、16ゲージが発表、さらに1933年に0.410口径M42、1934年には28ゲージとラインナップされた。装弾数は5発+1発でスムーズな操作と信頼性の高さから「パーフェクトリピーター」と呼ばれた傑作ショットガンである。

 最高級の素材を複雑な機械加工で製造していたため非常に高品質であった反面、製造コストが高く、ライバルであるレミントン社製M870に価格競争で勝てないため1963年で生産を終了した。その後は生産性を高めた後継モデルM1200に変更されたものの、品質が悪くユーザーからは不評で、逆に高品質のM1912は生産中止によって価格が上昇、その後も限定生産銃として製造され続けたが、最後まで生産していたコネチカット州ニューヘブンの工場が2006年1月に閉鎖されたことによりM1912の生産は全て終了した。総生産数は約200万丁であった。

 M1912は、軍用散弾銃としてもM12として米軍に採用、第一次世界大戦で20,000丁、第二次世界大戦で80,000丁が米軍に納入した。このモデルはM1897と同様にバレル部に放熱板とM1917銃剣用の着剣装置が装備されたモデル、これらを装備しないライアットモデルの二種類が存在していた。ベトナム戦争中の1963年にM1912の生産は終了すると米軍のM12の在庫は枯渇、新たにイサカ社M37を制式採用しM12に代わって使用されることとなった。M1897と同様に安全装置としてスライドロック機能を備えておりスラムファイアが可能である。

 

 

 

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01_M1897
(画像はwikipediaより転載)

 

ウインチェスターM1897ショットガン

 

 米国ウインチェスター社製ショットガンで有名な銃器設計者であるジョン・ブローニングによって設計された。全長1,000mm(20インチモデル)、重量3.6kg、装弾数5発(または6発)+1発で主に口径は12ゲージと16ゲージの2種類であり、さらに多くのバリエーションが存在する。このM1897は、同じくジョン・ブローニングが設計したM1893を改良したもので、M1893が黒色火薬の使用を前提としていたためフレームを強化。無煙火薬の使用を可能としたこと、薬莢を側面から排莢することが出来るようになったこと、安全装置としてスライドロック機能が追加されたこと等が挙げられる。

 発売当初は銃身とレシーバーは固定されていたが、1898年から銃身分離式モデルに変更。1899から生産が始まった16ゲージモデルは当初から銃身分離式であった。バリエーションは主に8種類で特に軍用散弾銃として銃身に放熱板、着剣装置が装備されたトレンチガンが有名である。1897年7月(11月とも)から生産が開始、1957年9月まで製造された。M1893の改良型であるためシリアルナンバーはM1893の続きである34,150から始まり1,024,701で終わっている。生産数1,024,701丁。1912年には後継モデルのM1912が発売されており、どちらもスラムファイアが可能である。発売から120年以上経過している銃であるが、現在でも使用されている。

 

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01_remingtonM10
(画像はレミントンM10 wikipediaより転載)

 

レミントンM31

 

 

高品質・高価格ショットガン

 レミントンM31とは米国レミントン社が製造していたショットガンである。重量は3.2kg、口径は12ゲージ、16ゲージ、20ゲージがあり、装弾数は4発である。当時のショットガンはウインチェスター社が1912年に発売したショットガンM1912が圧倒的なシェアを誇っていた。これに対してレミントン社には、1908年以来販売している同社最初のショットガンであるM10があった。しかしM10は構造が複雑であり故障が多く今ひとつ評判が良くなかった。このためレミントン社は、1921年にはM17を発売。これはかの有名な天才銃器デザイナーであるジョン・ブローニングによって設計されたショットガンである。このM17は構造もシンプルで故障も少なかったものの、これもセールス的には今ひとつであった。そして1929年にはM10を改良してM29を開発、対抗して販売していたもののこれもまたセールスは今ひとつであった。このためレミントンはこのM1912に対抗するために新型ショットガンの設計を開始することになる。設計はチョウンシー・ルーミス、ジョン・ペダーセン(レミントンで最初にポンプアクションショットガンを設計した人)によって行われた。

 設計者C・ルーミス、J・ペダーセンはレミントン製ショットガンM10、M17がなぜM1912に対抗できないのかを検討した結果、ウインチェスターM1912は、射撃終了時の薬莢が側面から排出されるのに対してレミントン社製ショットガンは下部から排出される構造であった。設計者達は、射手が単発でロードする際には横から排莢する機構の方が便利であることから多くのユーザーがウインチェスター社製を選んでいると推定、新たに横に排莢する機構を開発した。1930年1月、M17をベースに設計を開始、1931年8月にM31として発売された。当初は12ゲージモデルのみであったが、1933年に16ゲージと20ゲージモデルが追加された。フレームサイズは12ゲージ用と16、20ゲージ用がある。

 しかし発売された1931年はちょうど世界恐慌のただ中であり、このような高性能、高品質のショットガンを製造するには不利な時期であった。このためライバルであるM1912は売価を下げたものの、製造コストのかかるM31はそれができなかった。製造は1931年から1949年まで行われ、総生産数は189,243丁で、内、12ゲージモデルが117,709丁、16ゲージモデルが40,309丁、20ゲージモデルが31,225丁である。しかし同時期のウインチェスターM1912の販売数が588,000丁であったことを考えると1/3程度の生産数でしかない。

 M31は製造コストが高すぎる上に利益率が低すぎたために1949年に製造中止されるが、後継機のM870に比べて高品質であること等から愛好家たちの間ではM870よりも人気の高いモデルである。バリエーションは、ベンチレーテッドリブを装備したモデルなど実に35種類にも上る。特に有名なバリエーションとしては、1941年頃に発売されたアルミ製レシーバーとトリガーハウジングを備えた軽量モデルであるM31Lがある。

 

トイガン事情

 日本では1975年にMGCからM31Rを金属製モデルガンとして発売。実銃の所持が許可されているショットガンタイプのモデルガンであったためか、実弾が装填できないようにチャンバーレス機構で発売した。さらに1981年にはABS製モデルとしても発売している。これは当時のテレビドラマ『西部警察』とのタイアップであったこともあり大ヒットした。

 因みに『西部警察』とは1979年から1984年までテレビ朝日系列で放送された刑事ドラマで、西部署という架空の警察署の激闘の物語である。西部署の刑事たちは通称「大門軍団」と呼ばれ、大門部長刑事の指揮下に危険な捜査や毎週激しい銃撃戦を展開する。特殊車両と呼ばれるスーパーカーが登場、刑事たちは44マグナム銃やショットガン、競技用のPPCカスタム等の個性的な銃で武装、毎週最後には「敵」との激しい銃撃戦が展開されるという男の子ココロをこれ以上なく刺激するドラマであった。

 しかし刑事たちがやっている捜査方法がかなり問題があったり(取り調べで手をグーにして凄い勢いで相手の顔に触る等)、その他「むしろこの刑事たちを逮捕するのが先なのではないか?」と思ってしまう描写があまりにも多いため、決して再放送されることがないドラマである。

 

 

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01_M1903
(画像はwikipediaより転載)

 

 正式にはM1903ポケットハンマーレスという1903年にジョン・ブローニングによって設計された中型拳銃であるが、日本では一般にコルト32オートと呼ばれることが多い。口径は32口径、または38口径でハンマーレスという名称であるが、ハンマーは内蔵されているだけで正確にはハンマーレスではない。将校用の拳銃として米軍に採用された他、その携行性の高さからアル・カポネ等の有名な犯罪者達も愛用していた。

 

コルト32オート(実銃)

 

 

性能

全長 95.25mm(type.2)
重量 675g
口径 32口径(M1908は38口径)
使用弾薬 7.65mm弾(M1908は38ACP弾)
装弾数 8+1発
設計・開発 ジョン・ブローニング / コルト社

 

開発

02_M1903
(画像はwikipediaより転載)

 

 銃器設計者ジョン・ブローニングにより1902年に設計、1903年に生産開始された。発射機構はブローバックで、名称に「ハンマーレス」とあるが、ハンマー内蔵式であるため外側から見えないだけで、これは服に引っかからないようにするためのものである。薬室にカートリッジが装填されているかどうかを視認するためのローディングインジケーターが装備されていないため、暴発事故が相次いだ。このため当初からの安全装置であるサムセイフティ、グリップセイフティの他に後期型からはマガジンセイフティも追加されたものの依然暴発事故はあったようである。マガジンキャッチはグリップ下部、スライドストップは装備されていない。

 1908年には380ACP弾仕様にしたM1908が発売、1908年から1945年まで13万8,000挺が製造された。第二次世界大戦では米政府より20万挺の発注を受け、モデルMと称され高級将校や航空機搭乗員の護身用として使用された他、将官用の特別仕様モデル(ジェネラルオフィサーズモデル)が存在し、アイゼンハワー元帥、ブラッドリー元帥、マーシャル元帥、パットン大将等の功績のあった将軍達に送られた。1972年以降、この特別仕様モデルはコルトコマンダータイプのM15に変更されている。

 製造期間によって形状が変更されており、大きく5種類に分類され、1908年以降に製造されたタイプ彊聞澆離皀妊襪禄匿箸4インチから3.75インチに変更されている。1945年に約57万挺を生産して生産を終了したが、2015年にパーカーライズ2000挺、ブルー1000挺、ジェネラルオフィサーズモデルと同じ製造番号のものが500挺の合計3,500挺が限定で再生産されている。

 

バリエーション

 

FNブローニングM1903

03_FNM1903
(画像はwikipediaより転載)

 

 FNブローニングM1903は口径が9×20mmブローニングロング弾を使用する。構造はコルトM1903とほぼ同じである。1903年から1927年まで5,8000挺が製造された。スウェーデン軍にM/1907として制式採用10,000挺を購入した他、ハスクバーナ社でライセンス生産された他、ロシア帝国でも警察用に1908年から1914年まで11,000挺を輸入。モスクワの警察や憲兵隊で使用された。他にもエストニアが4,616挺、オスマン帝国が8,000挺採用する等、数か国が購入している。

 

コルト32オート(トイガン)

 

概要

 1977年にMGCからコルト32オートの名称で発売。スタンダードモデルとブローバックモデルの2種類がある。2009年にはMGCの金型を受け継いだCAWから再販された。この際、細部にリアリティアップのための変更を行っている。

 

まとめ

 

 携行性が高く発売当時としては十分な威力であったため軍や警察で使用された他、アル・カポネが護身用として使用していた。他にも銀行強盗でお馴染みのジョン・デリンジャーがFBIとの銃撃戦で射殺されたときに使用していたり、ボニー&クライドのボニーが太ももの内側に隠し、クライドの刑務所脱獄に使用したりと「有名人」に愛用された銃でもあった。日本でも戦前は将校用拳銃としてM1910に次いで人気があった。

 

 


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01_M1910
(画像はwikipediaより転載)

 

 ブローニングM1910とは、ジョン・ブローニングによって設計された中型拳銃でストライカー方式、バレルを取り巻くリコイルスプリングを採用した画期的な銃である。服に引っかからないように突起を極力減らした上に3重の安全装置を採用する等、携行時の安全性も考慮されている。このためコンシールド性に優れていたために美しさの反面、暗殺に使用される等、暗い歴史を持つ銃でもある。口径は32口径と38口径。

 

ブローニングM1910(実銃)

 

 

性能(380ACPモデル)

全長 151mm
重量 570g
口径 9mm
使用弾薬 380ACP
装弾数 6+1発
設計・開発 ジョン・ブローニング / FN社

 

開発

02_M1910
(画像はwikipediaより転載)

 

 M1910は、爆発的にヒットしたブローニングM1900の後継機である。著名な銃器設計者ジョン・ブローニングによる設計でストレートブローバック、シングルアクション方式、撃発機構は当時としては珍しいストライカー方式を採用、リコイルスプリング(発射の反動で後退したスライドを元の位置に戻すためのスプリング)は、バレルを取り巻く方式を採用している。この方式は45ACP弾(いわゆるガバメントが使用するカートリッジ)等の圧力の強いカートリッジでは銃身の過熱がリコイルスプリングに伝わってしまうために不向きであるが、本銃のような小口径カートリッジには有用であったため、その後、ワルサーPPK、マカロフ等にも採用されることとなる。

 フロントサイト、リアサイトが溝となっている等、極力服に引っかからないように考慮されたデザインとなっている。それでも安全装置はしっかりしており、一般的なサムセイフティの他にもグリップを強く握ることで発射可能となるグリップセイフティ、マガジンを装填することで発射可能になるマガジンセイフティと3種類のセイフティを採用している。安全にかつコンシールド性(隠し持つ能力)に優れているため暗殺等に使用されることもあった。

 32ACP弾、380ACP弾仕様モデルの2種類があり、1910年から1983年まで製造された。総生産数は約170万丁である。グリップの大きさが平均的日本人の手のサイズに合っていたため、日本では、戦前、戦中には将校用の拳銃として人気があった。このため1934年に採用された九四式拳銃はこのM1910のグリップフィーリングを参考にしていると言われている。因みに第一次世界大戦のきっかけとなったサラエボ事件には本銃が使用されている。

 

バリエーション

03_M1922
(画像はwikipediaより転載)

 

1910/22モデル

 M1922(または1910/22)はM1910の軍用需要に対応するために開発されたモデルでM1910にフロントサイト、リアサイトを通常の突起のある形状に変更した他、バレルとグリップを延長したモデルである。銃身は延長されたもののスライドの質量は変わらない。このため発射によってスライドが後退した際、銃身の延長部分のみは後退しない。グリップが延長されたため装弾数は2発増えている。第二次世界大戦ではドイツ軍に占領されたベルギーのFN工場でも生産されており、このモデルはナチスの刻印、木製グリップを装備している。人気があり、ユーゴスラヴィア、ギリシャ、トルコ、ルーマニア、フィンランド、デンマークで採用、戦後も西ドイツ警察の制式拳銃として採用されている他、1970年代まで西ドイツ鉄道警察でも採用されていた。1976年に生産終了している。

 

その他バリエーション

 M1955はM1910の米国仕様モデルでベルギーFN社により製造されブローニング・アームズ社により米国に輸入された。刻印とグリップ以外はM1910と同一である。1968年に米国連邦法による銃規制に抵触したため輸入停止となった。このためFN社は同法に準拠したM1971を開発した。これはバレルとマガジンを延長、アジャスタブルサイト、ターゲットグリップを採用している。M1922と異なりスライド大型化され銃口まで覆っている。

 

ブローニングM1910(トイガン)

 

概要

 1965年にMGCからブローニング380という名称で金属製モデルガンが発売されている。翌年にはマルゴーからMGCのコピー品が発売、1973年にはCMCから内部構造を精密に再現したモデルが発売された。1975年には六研が真鍮モデルガンとして発売、1981年にはコクサイがABS製モデルガンを発売、1982年にはマルシンもABS製モデルガンを発売している。ガスガンでは1988年にレプリカブランドでマルシンが固定スライドガスガンを発売している。

 

まとめ

 

 M1910は小型で携行性に優れた拳銃であった。突起を極力減らした設計は工業製品としても美しいデザインである。このためか非常に人気があり1983年まで製造された。日本でも早くから多くのメーカーでモデルガン化されているが、エアガン、ガスガンとしてのモデルアップは少ない。100年以上前に設計された銃であるが、ブローニング技師の設計であり、作動は確実。護身用としては現在でも有用であろう。

 

 


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01_コルト25オート
(画像はwikipediaより転載)

 

 コルト(FN)ポケット25オートとは、1906年にベルギーFN社より発売されたジョン・ブローニング設計の超コンパクトハンドガンである。1908年にはコルト社が製造権を購入して製造販売している。このためほぼ同じモデルがFN社とコルト社によって販売されているという稀有な銃でもある。カートリッジは25ACP弾で装弾数は6発。ストレートブローバック方式で撃発機構はストライカー方式を採用している。

 

コルトベストポケット(実銃)

 

 

性能

全長 114.3mm
重量 367g
口径 25口径
使用弾薬 25ACP
装弾数 6発
設計・開発 ジョン・ブローニング / FN社、コルト社

 

開発

02_FN25オート
(画像はFN社製25ポケット wikipediaより転載)

 

 日本ではコルトポケット25オートとして有名な小型拳銃である。ベストのポケットにも入ることからコルト・ベスト・ポケットとも呼ばれる。ベルギーのFN社とアメリカのコルト社がほぼ同じ製品を製造販売した稀有な銃でもある。この経緯であるが、1900年代初頭、コルト社がポケットピストルのプロトタイプを開発した。これはデザインも機能もあまり洗練されたものではなかったが、これに注目したベルギーに在住していたジョン・ブローニングはデザインを改良、グリップセイフティ等も新たに内蔵したポケットオートを開発。FN社によってM1905として発売された。これに目を付けたコルト社は製造権を購入、コルトM1908ベストポケットとして製造販売したというもののようだ。

 カートリッジはブローニングが新たに開発した25ACP弾で装弾数は6発、撃発機構はストライカー方式、ストレートブローバックというシンプルなものであった。安全装置は右側面にサムセイフティとグリップセイフティ、1916年(または1917年)にはマガジンセイフティが追加された。生産はFN社製が1906年から1959年、コルト社製のものが1908年から1948年(1941年とも言われる)まで行われた。コルト社製だけでも42万挺が生産されたと言われるほど人気の高い銃でコピー品も含め様々なバリエーションが生まれている。

 

ベビーブローニング

 

 

性能

全長 104mm
重量 275g
口径 25口径
使用弾薬 25ACP
装弾数 6発
設計・開発 デュードネ・ザイーブ / FN社

 

 大ヒットしたFN社製M1906であったが、多くの海賊版が発売されたためオリジナルのFN社製品の販売が圧迫されてしまった。このためFN社はM1906の改良型の開発を開始した。設計はブローニングハイパワーを設計したことで有名なデュードネ・ザイーブが担当、1927年にはグリップセイフティの省略等、さらなる軽量化に成功したベビーブローニングを完成させた。生産は1931年から始まり、1960年にはM1906の生産はほぼ終了、ベビーブローニングも1979年には生産を終了したが、その後、フランスのMAB社が製造権を引き継ぎ、1979〜1983年まで生産、さらにパテントを引き継いだ米国のメーカーにより現在でも生産が行われている。

 

ジュニアコルト

 

性能

全長 111.8mm
重量 368g
口径 25口径
使用弾薬 25ACP
装弾数 6発
設計・開発 アストラ社、コルト社

 

 

 1948(1941)年に生産が終了したベストポケットであったが、それに代わるものとしてコルト社は1958年よりスペインのアストラ社が生産していたアストラ・カブ(アストラ2000)をコルト社のブランドとして輸入販売、1968年に銃器の輸入規制が行われるまで約6万4000丁が輸入された。その後、コルト社は1970年よりジュニアコルトを国内生産して販売、1974年まで製造販売を行った。

 ジュニアコルトは、ベストポケットと口径、全長はほぼ同じであるが、ベストポケットと異なりハンマー方式を採用、マニュアルセイフティもトリガーガードの付け根に変更されている。

 

コルト25オート(トイガン)

 

概要

 1966年にコクサイ(当時はインターナショナルガンショップ)から金属製のモデルガンとして発売されたのち、1982年にABS製モデルガンとしてリニューアルされた。当初から再現性は高かったがリニューアルされたモデルは特に実銃に忠実に再現されている。エアガンでは1986年にヨネザワからエアーコッキングモデルとして発売、1988年にはマルシンのブランドレプリカから固定スライドガスガンが発売されている他、クラウンもエアーコッキングモデルを発売している(発売年不明)。他にもブローニング社が改良を加えたモデルであるベビーブローニングが1982年にハドソン産業からモデルガンとして発売、1986年にヨネザワからエアーコッキングモデルで発売、1990年にはナガノから固定スライドガスガンとして発売されている。1982年にはマルシンがベストポケットの後継モデルであるジュニアコルトを発売、WEがガスブローバックモデルを発売している。

 

HFC コルト25オート 固定スライドガスガン

性能

全長 110mm
重量 164g
装弾数 7発
初速 45m/s前後
定価 3,000円

 台湾製のガスガンである。固定スライド方式でフレームは「モナカ」、マガジンは「割箸」という古いファンには懐かしいガスガンである。刻印はパテントの関係で入っておらず、グリップセイフティもダミーであるが、初速は45m/s前後と比較的強力である。トリガーとサムセイフティ、アウターバレル、バレルは金属製でバレルはこれも懐かしの可動式である。命中精度は「このサイズにしては」良い。

 

クラウン コルト25オート エアーコッキングガン

性能

全長 120mm
重量 76g
装弾数 6発
初速 36m/s前後
定価 1,500円

 クラウン製のエアコッキングガンである。外観のリアリティは銃身が突出している等、お世辞にも良いとは言えないが、コルトの刻印やランパンコルト(コルトの馬のマーク)はちゃんと入っている。マガジンはフルサイズでコッキングは少し重め、命中精度は期待してはいけない。この手のトイガンで性能を追求するのは無粋である。昔ながらの楽しめるトイガン。

 

マルシン コルト25オート モデルガン

性能

全長 112mm
重量 230g
装弾数 6発
初速  -
定価 19,000円

 モデルガンの老舗マルシンが1982年に発売したコルトジュニア。当初はABS製であったが、現行モデルはHW材を使用しており、発火が出来ないダミーカート仕様である。バリエーションとしてはサイレンサー付きモデルも発売されている。モデルガンとしては唯一のモデルアップなので貴重な一丁である。

 

まとめ

 

 コルト(FN)ベストポケットは2社が同じモデルを発売しており、その後も改良が施されたりスペインのアストラ社の後継機種が導入されたりと変遷が分かりにくい。この銃専用に開発された25ACPは「25ACPを人に向けて撃ってはいけない。撃たれた奴はカンカンになって怒るからな」というジョークを生むほど威力の低い銃である。しかし本銃は改良型が現在でも生産されているほどの傑作銃であり、天才銃器デザイナーであるジョン・ブローニング、デュードネ・ザイーブの面目躍如といったところであろう。

 

 


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ColtWoodsman
(画像はwikipediaより転載)

 

 コルトウッズマンはかつては人気のある銃であったが現在ではマイナーな銃といえる。最近では『キノの旅』において主人公キノがサイドアームとしてマッチ・ターゲットモデルを使用している程度であまり露出の高い銃とは言えない。しかしウッズマンの完成度は高くオリンピックでウッズマンを使用して優勝した選手もいたほどの銃だ。

 

ウッズマン(実銃)

 

 

性能

全長 269mm
重量 795g
口径 22口径
使用弾薬 22LRmm
装弾数 10+1発
設計・開発 ジョン・ブローニング / コルト社

 

概要

02_ウッズマン
(画像はwikipediaより転載)

 

 ウッズマンはコルト社が1915年に発売した22口径ピストルでコルト社の大ヒット作となり、多くのバリエーションが展開された。発売当初は「コルト・オートマチック・ピストル・ターゲットモデル」という名で発売され、1927年からウッズマンと改名された。基本設計はジョン・ブローニングによって行われた。1977年(1976年説あり)までに約65万丁が生産された。

 このウッズマンには様々なバリエーションがあるが、大きく1915〜1944年までに製造された前期モデルと1947〜1977年までに製造された後期モデルに分けられる。資料によって多少次期が異なるが1944〜1946年までは生産されていない。

 

バリエーション

 1947年、ニューウッズマン・ターゲットが発売された。口径は22口径、6インチバレルと4.5インチバレルの二種類である。1950年にはチャレンジャーモデルが発売されたが今ひとつ人気が無く5年で生産中止された。1955年ハンツマンモデル発売。細部の修正が行われたが基本的にはウッズマンモデルと変わらない。1969年まで生産が続けられた。

 1959年にはモデルターゲットマンが発売された。銃身のバリエーションは6インチと4.5インチでグリップはウォールナット製となった。

 

マッチ・ターゲットモデル

03_ウッズマン
(画像はwikipediaより転載)

 

 1938年にはマッチ・ターゲットモデルが発売された。このマッチ・ターゲットモデルは1938年に生産されたものをファーストモデル。1948年にモデルチェンジしたものをセカンドモデル、1955年以降のものをサードモデルと呼ばれている。

 グリップは手にフィットするクルミ材で作られ、銃身にはバランスウェイトが設けられた。命中精度もかなり高く、オリンピックでこのモデルを使用して優勝した選手もいたという。

 

意外に高性能な22LR

 22口径というと非力なカートリッジという風に思われるだろう。実際、45口径や9mm等の大口径カートリッジに比べると非力さは否めない。しかし22LRは貫通力が強く射程距離が長い。特に22口径の特性として、命中した場合、抵抗の無い部分を選んで進んでいくというものがある。だから狩猟の際、意外に獲物を一撃で倒してしまったりすることもある。

 

ウッズマン(トイガン)

 

 トイガンでは70年代前後は人気のある銃だったため、モデルガンでは様々なメーカーが発売している。1976年に六研が真鍮製のマッチ・ターゲットモデルを発売、さらにMGC、コクサイ、マルシンが発売している。その他エアガンまで含めると発売したメーカーは把握できない程だ。現在でも入手可能なものはMGCの金型を買い取ったといわれるCAW製品くらいだろう。

 

クラフトアップルワークス ウッズマン ショートバレルカスタム モデルガン完成品

 旧MGCの金型を受け継いだといわれるCAWのウッズマン。上記のものはショートバレルカスタム。『ワイルド7』の飛葉の愛銃を意識したカスタムだろう。

 

Fullcock Realfoam Water Gun 第6弾 ワイルド7 / 新ワイルド7 ウッズマン 飛葉モデル デラックスセットA

 『ワイルド7』の飛葉モデル。完成度は高いが「水鉄砲」なので注意。逆に値段も安価であり気楽に遊べるのはメリットだろう。

 

まとめ

 

 22口径の銃には独特の存在感がある。特にターゲットモデルは精密機械としての機能美といえる美しさがある。コルトウッズマンはシャープなスタイルと高性能でその極致といっていい。大型拳銃とはまた違った魅力がある。

 

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