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(画像はwikipediaより転載)

 

レミントン デリンジャー

 

 

性能

全長 12.38mm
重量 310g
口径 41口径
使用弾薬 41口径リムファイア弾
装弾数 2発
完成 1866年
設計・開発 ウィリアム・ハーヴェイ・エリオット / レミントン社

 

小型ハンドガン

 レミントン・ダブルデリンジャーは銃器設計者ウィリアム・ハーヴェイ・エリオットによって設計された小型拳銃である。ハンドガンには大口径リボルバー等の大型拳銃に対する需要と同時に秘匿性に優れた小型拳銃の需要が絶えず存在する。これは身に危険が迫った際の最後の護身用ハンドガンとして携行することが多い。

 このため小型軽量でなければならず、さらに非常の際に簡単な動作で射撃することができなければならない。この点、このダブルデリンジャーの構造はシンプルで操作は非常に簡単である。全長は123mmと小さく、銃身は二本ある二連銃であるが、ショットガンのように水平二連ではなく上下二連である。

 

構造

 グリップは当時のリボルバーの標準であるプラウハンドルグリップではなく、勾玉のように湾曲したバードヘッドグリップでトリガー、ハンマーは露出している。この露出したハンマーをコックすると内部の撃針が上下に動きトリガーを引くとどちらかの撃針が打撃され弾丸が発射される構造になっている。装填排莢はバレル後上部にある蝶番を起点に上に跳ね上げて行う。

 口径は当時の大口径カートリッジである41口径リムファイア弾を使用する。1866年に販売を開始、1935年まで何と69年間も製造され続けた。この間に大きな変更はなくほぼ初期の構造のまま製造され続けたが、最初期の1866年に製造された2,000丁ほどの個体にはエキストラクターが装備されていない。1867年以降はエキストラクターが装備されている。

 

 

コレクターの区分のお話

02_Double_Deringer
(画像はwikipediaより転載)

 

 ダブルデリンジャーはコレクターの間で細かな違いから「タイプ○○モデル○○」という形で分類されているので列挙しておく。まず上記の最初期の1866年のものは「タイプ汽皀妊1」と呼ばれるモデルで2,000丁程度生産されたが、翌年の1867年には100丁ほどしか製造されなかったようだ。このモデルにはエキストラクターが装備されており、銃の刻印は同じであるため「タイプ汽皀妊1バリアント」と呼ばれている。

 その後、ダブルデリンジャーの生産、販売は軌道に乗ったようで、1868〜1888年までに約14,000丁が製造された。これは黒色火薬用に設計されたモデルで「タイプ汽皀妊2」と呼ばれている。1888年になるとレミントン社は創業家から別の会社に譲渡される。

 別会社の所有になった以降もダブルデリンジャーは製造され続けるが、ここから名称が「Deringer」から「Derringer」へ変更された。つまりは「r」が一個増えた訳である。これは著作権関係の訴訟対策である。これ以降は「タイプ供廚噺討个譴襦

 これ以降の区分であるが、1888〜1911年までに生産された80,000丁は「タイプ競皀妊2」と呼ばれ、1912年から1935年までに製造された55,000丁は「タイプ轡皀妊4」と呼ばれる。これらの区分は構造の違いではなく銃に刻まれた刻印の違いである。但し、1935年に約500丁製造された「タイプ轡皀妊4第3バリアント」はバレルの形状が簡素化されており、ハンマーのスパーが溝付きとなっている。

 

その後

 この他にも極少数の4インチ(通常は3インチ)銃身モデルがあるが、それも含めて少数生産モデルには非常に高いプレミアが付いている。ダブルデリンジャーはシンプルな構造で秘匿性も高く、長期間にわたって生産され続けたが、さすがに20世紀になると41リムファイア弾の威力不足、射撃の際にハンマーをコックする必要性があることがネックとなっていった。

 このため1935年には生産が中止されたものの、これ以降も戦地に赴く兵士が護身用として携行したりすることも多く、生産が中止されたからといって実用価値がなくなったという訳ではない。因みに形状が似ているからといってカートリッジの代わりに口紅を装填しても口紅には火薬や雷管がないため発射されることはない。

 

トイガン

 人気があるモデルのためトイガンでは昔から多くのメーカーがモデルアップしているため前部を追うことは出来ないが、把握できる限りで発売年順に書いてみたい。まず一番最初が1968年にMGCが発売したモデルガンで価格は1,500円、さらに1975年にマルシンが2,200円で発売、1982年にはハドソン産業が3,200円で発売、1983年には東京CMCが3,500円で発売された。

 1988年にはカナマルからガスガンで2,980円で発売、1989年にはレプリカから同じくガスガンで1,800円で発売、1991年にはマルシンからサテンフィニッシュモデルが2,300円で発売している。因みにこれはレプリカ製品の表面仕上げを変えたモデルである。さらに1993年にはHWSが5,800円で発売しているが、これは1983年に発売された東京CMCの金型を使用している可能性が高い。

 この他にもクラウンから発売されている他、多くのメーカーがモデルアップしている。

 

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