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(画像はwikipediaより転載)

 

コルトニューラインポケット

 

 

性能(22口径モデル)

全長 - mm
重量 200g
口径 22口径
使用弾薬 22ショート弾
装弾数 7発
完成 1873年
設計・開発 コルト社

 

概要

 コルト社が金属カートリッジリボルバーの生産が可能になった1871年以降数年間、コルト社は矢継ぎ早に金属カートリッジを使用する新型リボルバーを開発した。この中の一つが1873年に発売されたコルトニューラインポケットである。1871年に発売されたハウスリボルバーと同様に護身用のポケットリボルバーで、同年に完成したSAAに対して新しいラインであることからニューラインポケットと呼ばれている。

 それまでのコルト社のオープントップ、ノンフルートシリンダー(シリンダーに溝が無い)と異なり、ソリッドフレーム(フレームにシリンダーが入っている)、フルートの入ったシリンダーを持つ。滑らかなデザインが特徴で、これは使用する際に服に引っかからないためだろう。銃身長は2インチから10インチまであり、発射機構はシングルアクションで装弾数は22口径で7発、その他の口径では5発、トリガーガードはなく、トリガーはハンマーを起こすと現れるM1836パターソンと同様の構造であった。パターソンは大型拳銃であったためにこの方式は不便でしかなかったが、携帯用の護身用ハンドガンとしてはむしろ有用であったのだろう。

 

 

バリエーション

 1873年の発売当初は22口径と32口径のみであったが、1873年には30口径、38口径、41口径の生産を開始した。その他にも3種類の口径があったようだがこれらの詳細は不明である。22口径と30口径はリムファイア式、32、38、41口径はセンターファイア式である。カートリッジは22口径が現在一番流通している22LR弾よりも小型の22ショート弾で、30口径は30ロングリムファイア―弾と呼ばれるカートリッジを使用した。

 32口径、38口径、41口径はセンターファイア―式で使用弾薬は、32ショートコルト弾、38ショートコルトロングケース、41ショートコルトショートケース弾である。因みに威力であるが、22口径が最も弱く70ジュール、30口径が110ジュール、32口径が134ジュールであるが、38口径になると急激に強力になり235ジュール、41口径が259ジュールとなる。具体的には38口径以上のカートリッジは現在、ワルサーPPKやSIGP230等で使用されている380ACP弾と同じくらいの威力を発揮すると考えて良い。

 

生産期間と生産期間

 しかし護身用ハンドガンということもあり、最も売れたのが22口径で総生産数55,343挺、次に32口径の22,000挺、38口径が12,516挺、30口径が10,946挺、41口径が10,702挺、となっている。特に小型の割に高威力であった41口径は「ビッグコルト」と呼ばれていた。

 それぞれの口径の生産期間は22口径モデルが1873〜1877年、30口径モデルが1874〜1876年、32口径が1873〜1884年、38口径が1874〜1880年、41口径が1874〜1879年である。護身用ハンドガンはかなり需要があり、ニューラインポケットは合計で100,561挺も販売されたが、1880年代中頃になると安価な模倣品に押されるようになった。これに対してコルト社は品質を下げることを拒否、1884年、ニューラインの生産を終了した。

 

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