
今回はコクサイの名作、ニューコルトパイソン旧タイプ。このモデルは確か80年代後半に発売されたモデル。前作コルトパイソンはリアリティーの面ではいまひとつだったこともあり、「リボルバーのコクサイ」が面子をかけて(私の想像)リニューアルしたもの。

かくいう私は実は大のパイソンファン!一番好きな銃はコルトパイソンなのだ。パイソンのモデルガンは今はコクサイだけでなくタナカからも出しているが、当時はMGCとコクサイ位しかなかった。

MGCは発火性能は良かったがデザインがデフォルメされ過ぎていて私としてはいまひとつだった(といいつつ2丁持っていたが)。

パイソンのイメージとしてはゴツイ銃というのが一般的なイメージらしく、MGCはそのゴツさを強調したデザインだった。しかし実際パイソンというのはもっと女性的で繊細なスタイルなのだ。そのスタイルを正確に再現したのはコクサイニューパイソンのみだった・・・。

この銃は新宿のアンクルがオープンした当初に買ったもので金額は7000円(2丁とも)だった。購入以来私の一番のお気に入りだった。4インチ、6インチ共に木製グリップ付き、未発火のもの。

ただこのモデルの欠点としてはリアルな外観、内部機構であったため作動が悪かった。買った当初は作動するが少しするとシリンダーが回らなくなるという致命傷。リバウンドレバーが磨耗してしまうのだ。

最近のモデルでは改良されているのでリバウンドレバーのみ購入。グリップは実銃のフィンガーチャンネル付きローズウッドグリップを購入。カスタムと呼べるほどではないけど、リバウンドレバーを最新のものに付け替え、木製グリップを装着して保管してある。

現行モデルは金メッキになり金ぴかだが、旧タイプは金メッキではなかったので触っていると自然と落ちてしまいこのような地肌丸出しになってしまうのだ。ヤフオクではそれなりの高値で取引されているらしいが売る気はないのでスルー。

やはり持つとずっしりとした重量感は金属モデルならではのもの。観賞用としては最高のパイソンだと思うので中古で見かけた方は是非購入することをおススメします。

【追記】
この記事を書いたのち、このパイソンはヤフオクで売ってしまった。この記事を久しぶりに読んでちょっと惜しい気持ちになってしまった。現在では、内部構造まで含めてタナカ製のパイソンが最高品質だと思う。さらにマルイのパイソンもディフォルメはあるが、それなりにスタイルは良いと思う。
しかし、このパイソンが発売された1980年代では、対抗馬としてはMGCのパイソンがある程度で作動重視のMGCと動かなくても外観や構造重視のコクサイでは、むろんリアリティはコクサイの圧勝であった。「動かない」というのは、無可動とかではなく、作動不良で動かないのだ。昔のモデルガンはこういうのは当たり前だった。今の人からしたら信じられないだろう。それを作動させるようにするのがファンの「腕」であった。今思うとふと懐かしくなる。。。
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