01_Hi-Standard_Double_Nine
(画像はwikipediaより転載)

 

ハイスタンダード ダブルナイン

 

 

性能(ロングホーンモデル)

全長 273mm
重量 745g
口径 22口径
使用弾薬 22LR弾
装弾数 9発
完成 1960年
設計・開発 ハイ・スタンダード社

 

開発経緯

 1950年代になると米国ではテレビが一般家庭に普及し出した。このテレビによって西部劇が大ブームとなることによって、その主人公達が愛用している拳銃コルトSAAの人気も高まっていった。これに目を付けた銃メーカー各社はその需要を見込んでコルトSAA風のリボルバーの開発を開始した。しかしコルトSAAは45ロングコルト弾という強力で反動も強いカートリッジを使用するため「遊び」で使用するにはやや負担であった。

 ここに目を付けたのがスターム・ルガー社である。ユーザーが求めている銃はあくまでもプリンキング用(空缶を撃ったりして遊ぶ用)のリボルバーであり、目的は「西部劇ごっこ」をすることにあることに気が付いた同社は1953年に22口径LR弾を使用するシングルシックスを発売する。この読みは的中、当時、本家のコルトSAAが製造されていなかったことも相まって大ヒット商品となった。

 このブームに触発されたコルト社も1956年にはSAAを再生産、さらに1957年には22LR弾を使用するコルトフロンティアスカウトを発売している。この流れに対してハイスタンダード社が1958年に発売したのがダブルナインである。

 

 

ダブルナイン

 ハイ・スタンダード社は1926年に創業した米国の銃器メーカーでコルトやS&Wに比べて歴史こそ浅いものの22口径ピストルの評判は良く、同社製の銃器は軍や法執行機関で採用されていた。ハイ・スタンダード社は現在でこそ知名度は低いものの、かつては日本でも大藪春彦氏の小説などにしばしば登場する著名な銃器メーカーであった。

 このハイ・スタンダード社の製品は主に22口径ピストルでリボルバーの開発経験はなかったが、1955年にセンチネルリボルバーを開発、独自の機構で一定の評価を得ていた。ダブルナインは、このセンチネルをウエスタン風に改造したものである。

 センチネル同様に銃身とシリンダーは鋼鉄、フレームはアルミ製、銃身長は5.5インチで装弾数は9発であった。内部構造はセンチネルをほぼ踏襲したものであったが、最大の特徴はSAA風にプラウハンドルグリップを採用、SAA風のハンマーを採用、フレームの形状もSAAに似せたデザインにした。

 但し、スターム・ルガー社製シングルシックスやコルト社製フロンティアスカウトのようにシングルアクションではなくダブルアクションでシリンダーはスイングアウト方式という「なんちゃってSAA」である。外観を見ると、昔、駄菓子屋に売っていたリボルバーを思い出すのは私だけではないはずだ。失礼な表現であるがどこかチープさが漂うデザインである。

 しかし製造しているのはハイ・スタンダード社というその名の通り「高品質」な製品を製造するメーカーである。設計ものちにスターム・ルガー社のリボルバーの設計チームに加わった銃器デザイナーハリー・セフリードが行っている。外観はチープであるが品質は確かな銃である。

 

バリエーション

 1958年に発売された初期モデルはW-100と呼ばれるモデルで1959年にはエジェクターロッドラッチとフレームのデザインを若干変更したW-101を発売、1960年にはW-102を発売、このもモデルは、それまでスプリングの入っていなかったエジェクターロッドにスプリングを追加したものである。同年、ロングホーン、ナチェズ、ポッセモデルを発売、さらに1961年のW-103、1962年のW-104、1970年のW-105と続きここでアルミ製フレームモデルは生産終了となった。

 1971年になると新しくスチールフレームを採用したW-106を発売、シリンダーを交換することによって22マグナム弾を使用することができるようになった。このモデルは1984年まで生産されている。

 

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