01_Colt_Official_Police
(画像はwikipediaより転載)

 

コルト オフィシャルポリス

 

 

性能

全長  - mm
重量  - g
口径 22、32、38、41口径
使用弾薬 22LR、32-20、38スペシャル、41ロングコルト
装弾数 6発
完成 1907年
設計・開発 コルト社

 

アーミースペシャルなのに警察で大ウケ

 1908年にコルト社はアーミースペシャルと命名した38口径ダブルアクション(DA)、スイングアウト式リボルバーを発売した。同じく38口径のM1892ニューアーミー、ニューネービーの後継モデルとなる。改良点としてはシリンダーの回転方向を反時計回りから時計回りに変更、シリンダーロックシステムを強化したこと等が挙げられる。

 口径も38口径と同じであるが、M1892が38ロングコルト弾を使用するのに対して、アーミースペシャルは38スペシャル弾という1.5倍ほど強力なカートリッジを使用することができる。名前の通り、軍用として設計されたのだが、1911年に45ACP弾を使用する米軍初の自動拳銃M1911が採用されると軍のリボルバーに対する関心は薄らいでいった。38スペシャル弾といえども45ACP弾に比べると非力であることも理由であった。

 同時に警察や法執行機関も大口径化が進んでいた。それまでは32口径が中心であったが、1900年代初頭からは38口径が主流になりつつあった。ここに登場したのがアーミースペシャルであった。軍用としては失敗であったが、法執行機関向けとしては爆発的にヒット、最終的には総生産数1,000,000挺以上で世界で最も売れた警察用拳銃と言われている。

 

特徴

 バレルは緩いテーパーがかかっており、エジェクターロッドはむき出し、シリンダーにはフルート(溝)が入っている。フロントサイトは半月形のプレートでリアサイトは溝である。グリップは現在でいうサービスタイプ(フレームの大きさに合わせたサイズのグリップのこと)でスクウェアバット、トリガー周りのデザインは使いやすく洗練されたデザインに変更された。

 表面処理は鈍いブルー処理のものとニッケルメッキ仕様があった。バレル長は4、5、6インチの3種類で口径は38口径の他に41口径(ロングコルト弾)、32口径(32-20弾)がある。アーミースペシャルは249,000挺が製造された。

 

オフィシャルポリス

 1927年、あまりにも警察にウケていたために調子に乗ったコルト社は、微妙な改良を行った上で名称をアーミースペシャルからオフィシャルポリスと変更して販売した。目標を変えたことが一目瞭然のあまりにも分かりやすい名称の変更である。この際に行われた改良は、トリガーにグルーブを追加、フレーム上部のトップストラップの反射防止処理、リアサイトの溝の拡大等であるが、表面処理もそれまでの鈍いブルーから一般にロイヤル・コルト・ブルーと呼ばれる丁寧に処理された透き通るようなブルーになった。

 バリエーションは38口径、41口径、32口径とアーミースペシャルと同様でバレル長のバリエーションも4、5、6インチで同様である。1930年には22口径(22LR)が追加、1935年には32口径と41口径の製造が中止されたため、口径のバリエーションは38口径と22口径のみとなった。

 第二次世界大戦下の1940年5月から1941年6月にかけて、38S&W弾を使用するオフィシャルポリスが英国政府により購入された。これは5インチバレルでランヤードリングが装備されている。総生産数は49,764挺である。

 第二次世界大戦に米国も参戦すると、国内施設警備の必要性からオフィシャルポリスが求められたが、仕様は大幅に簡略化された。このコルトコマンドーと呼ばれるモデルは、それまでの美しいロイヤル・コルト・ブルーはパーカー処理となり、トリガーのグルーブ、ハンマーのチェッカリング、トップストラップの反射防止処理も廃止された。グリップも初期モデルはチェッカリングの入った木製グリップが装備されていたがのちにプラスチック製に変更されている。バレル長2インチモデル、4インチモデルがあり、2インチモデルは特にジュニアコマンド―と呼ばれている。総生産数は48,611挺である。

 

 

戦後のバリエーション

 1947年になるとコルト社は改良を加えたオフィシャルポリスを発売、これはシリンダーのロックシステムの改良、フロントサイトは半月形からセレーションの入った傾斜型になった。ハンマーの形状、シリンダーラッチの形状も変更されている。

 1954年には国境警備隊用にボーダーパトロールを製造。これは4インチヘビーバレルを装備、国境警備隊のマークが入っているもので400挺のみ生産された。さらにマーシャルと呼ばれるラウンドバットグリップ(グリップのお尻が丸くなっているやつ)仕様のモデルでバレル長のバリエーションは2インチと4インチで1955年から1956年にかけて2,500挺が生産されている。

 この超激烈大人気であったオフィシャルポリスであるが、1960年代になると高性能、高品質、低価格の三拍子揃ったS&WM10が人気となる(当時のオフィシャルポリスは77.5ドル、M10は65ドル)。コルト社はグリップもプラスチック製に変更するなどのコストダウンを行うが、徐々にM10に押されていき1969年には製造中止となった。

 1960年代後半にMk轡轡蝓璽困琉譴弔箸靴凸松里里濾活するが、構造は簡略化された別物である。3年ほど生産されたが人気はあまりなく生産が終了した。

 

⇒銃一覧へ戻る

 

amazonでコルト オフィシャルポリスを探す

楽天でコルト オフィシャルポリスを探す

 

 

↓良かったらクリックして下さい。

ミリタリーランキング