M1911_01
(画像はwikipediaより転載)

 

 M1911とはコルト社の技師ジョン・ブローニングによって設計された銃で1911年に米軍に制式採用されて以来、現在に至るまで100年以上経た今日においてもほとんど改良されることなく、軍、民間において多く使用されている。口径は専用に開発された45ACP弾で装弾数は7発。スチール製のため重量は装弾していなくても1.1kg以上になる。米国でも日本でも最も人気のある銃である。

 

コルトM1911(実銃)

 

 

性能

全長 216mm
銃身長 127mm
重量 1,130g
口径 45ACP
装弾数 7+1発

完成 1911年
設計・開発 ジョン・ブローニング / コルト社

 

概要

 M1911は、ジョン・M・ブローニングにより設計された自動拳銃で1911年に米軍に制式採用された。1926年に一部改良され1911A1となって以降、1985年に正式拳銃がベレッタ92Fに変更されるまで75年間に亘り米軍の正式拳銃であり続けた銃だ。

 M1911とM1911A1の違いは、トリガー形状、トリガー付近のフレームの形状の変更。さらにハンマースプリングハウジングの形状を手に合うように丸みを帯びた形状に変更されたこと。表面処理がパーカーライズド仕上に変わったことぐらいだろうか。本体ではないが、グリップもM1911では全て木製であったが、M1911A1からはべークライド製のものも使用されるようになった。それ以外の基本的な構造等は変更されていない。

 M1911は1911年から1926年まで製造され、1927年からM1911A1が生産が始まったが1945年で生産は終了した。以降再生産されることはなかった。このため1985年に新正式拳銃にベレッタ92Fが採用されるまで使用されていたM1911は1945年までに生産されたものが使用され続けていたことになる。因みに日本では本銃のことを「コルトガバメント」と言うが、アメリカでは1911(ナインティーンイレブン)と呼ぶのが普通だ。

 

 

MEUピストル

 因みに9mm口径のベレッタ92Fのパワーに不満を持った海兵遠征部隊はM1911A1を基にカスタムしたMEUピストルを採用することになったが、その際、予算の都合上、M1911A1の「改良」という名目で予算を採った。このため完全に新規のM1911を採用することが出来ず、軍の倉庫に眠っていた1911A1のフレームを使用してその他のパーツを新規に調達していわゆるMEUピストルを製作した。当然、このフレームも当然1945年以前の代物である。

 

M1911(トイガン)

 

 1966年にMGC、CMCからモデルガンが発売されて以来、トイガンでは把握しきれない程多くのメーカーが生産している。現在では最高級モデルのエランを始め、CAW、タニオコバ、マルシン等が高品質のモデルガンを発売している。ガスガンでは旧MGCの流れを受け継いだWA、高性能エアガンを発売することで有名な東京マルイ、さらには海外メーカーまで含めると膨大なメーカーによってモデルアップされている。その中でおススメM1911のいくつかを紹介してみたい。

 

CAW 発火モデルガン Colt .45Auto M1911A1

性能

全長 216mm
重量 690g
装弾数 7+1発

 かつてモデルガン業界の最大手であったMGCの流れを受け継ぐメーカー。高精度で比較的安価な製品はファンにとってはありがたい。カートリッジ、マガジン等も入手しやすいのがありがたい。外観の完成度の高さと作動の確実さで本当に遊べる数少ないモデルガンの内の一つ。

 

マルシン工業 モデルガン完成品 コルト・ガバメントM1911A1・HW

性能

全長 215mm
重量 560g
装弾数 7+1発

 現在でも活動している数少ない古参メーカーのマルシン。もう数十年に亘ってモデルガンを製造し続けている有難いメーカー。このガバメントも基本設計は年代物。もちろん昔の設計そのものではなく、HW化された上に改良もされている。こちらのメーカーもカートリッジ、マガジン共に入手が容易だ。

 モデルガンはカート、マガジン等、初期投資が結構かかる。その上、パーツが結構破損するので、メーカーから部品を取り寄せる必要がままある。火薬を使うためにどうしても部品の消耗が激しくなってしまうのだ。その点、マルシンは本体、カートリッジ共に安価で敷居が低いし、部品の供給も可能である。昔ながらのメーカー。

 

東京マルイ M1911A1 コルトガバメント (18歳以上ガスブローバックガン)

性能

全長 217mm
重量 799g
装弾数 26発

 安定した性能と高い命中精度、その上安価と無敵のメーカー東京マルイ。このM1911A1は若干古いモデルであるが、性能の高さは変わらない。ただ、エアガンメーカーはロッドによって地味に改良していたりもするので最新のものがいいかもしれない。外観の精巧さも業界随一と完璧であるが、通常のABS樹脂を使用しているため軽いのが残念。初速は70m/s前後。

 

WA コルト M1911 ゲッタウェイ ビンテージ

性能

全長 216mm
重量 890g
装弾数 21発

 リアルなエアガンを発売しているメーカー。社長の国本圭一氏はアメリカで鍛えたプロのシューター。特にM1911に絶大な愛情を持っている。ウエスタンアームズの製品は基本的にM1911であるといってよい。社長が愛しているだけあって完成度は高い。

 外観はMGCの流れを汲んでいるが、非常に精巧である。ガスガンであるが、素材に「カーボンブラックヘビーウェイト」という材質を使っているため通常のガスガンよりも重量がある。リアル志向の方にはおススメだ。命中精度は東京マルイに若干劣るが、モデルガン並の外観を持つガスガンという長所は捨てがたい。ガスガンとしては一見高額であるが、完成度を見れば納得できる。実は私はこのM1911を愛用している。初速は70m/s前後。

 

東京マルイ No.25 コルト ガバメント HG 18歳以上エアーHOPハンドガン

性能

全長 212mm
重量  - g
装弾数 25発

 これはオマケ。東京マルイ製のエアコッキングガン。ガスガン、モデルガンという高精度なトイガンばかりいじっていると忘れてしまうおもちゃの楽しさを思い出させてくれる一丁。値段も安価で耐久性も低いがその分、何も心配しないでパスパス撃って遊べる。空気がパワーソースなのでランニングコストはBB弾のみ。室内で遊ぶ分には音は静かだし命中精度は高いしで値段以上に楽しめる。ガンファンは、この楽しさからスタートしている人も多いはず。

 

まとめ

 

 M1911には熱狂的なファンがいる。米国はもちろん日本でもだ。シンプルな構造と高い信頼性、「ポケット砲兵」と呼ばれる圧倒的な破壊力が人気の秘密だ。100年以上前に作られた銃が、ほぼ改良されることなく現在まで使用され続けているというのは驚異的ですらある。まさにレジェンド中のレジェンドだ。

 

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