01_M1848_dragoon
(画像はwikipediaより転載)

 

コルトドラグーン

 

性能

全長 375mm
重量 1,900g
口径 44口径
使用弾薬 44口径丸玉
装弾数 6発
完成 1848年
設計・開発 サミュエル・コルト

 

概要

 コルトM1848ドラグーンは米陸軍山岳ライフル連隊のためにサミュエル・コルトによって設計された44口径リボルバーで総生産数は18,500(18,600挺とも)挺である。本銃はまた米陸軍竜騎兵連隊にも支給されており、米墨戦争や南北戦争でも米軍や民間人の間で使用された。バリエーションは大きく分けてトランジション、ファースト、フラック、セカンド、サードの5種類がある。因みに本銃は故松本零士氏も所有していたらしく、銀河鉄道999の宇宙戦士の銃のモデルとなったことでも有名である。

 

トランジション(移行期)モデル

 これはM1847ウォーカーモデルとM1848ドラグーン生産開始までの期間に生産されたモデルで、バレル長7.5インチ、シリンダー長2と3/16インチ。外観はドラグーンモデルに酷似している。総生産数は240挺で、生産期間はウォーカーの生産が終わった1847年からドラグーンモデルの生産が始まる1848年までである。1,100挺生産されたウォーカーのシリアルナンバーを継承しており、シリアルナンバー1101から始まり、1340までで終わっている。このモデルはグリップの形状等数種類の型があるようだ。現存数は非常に少なく、恐らく12%(29挺程度)と言われている。

 

ファーストモデル

 初期モデルは1848年から1850年の間に6,660挺が製造、シリアルナンバーは1341〜8000である。ウォーカーでは重量過大、シリンダーの暴発、ローディングレバーの誤作動等が問題視されていたが、ドラグーンではこれらの問題を改良、重量に関してはバレルをウォーカーの9インチから7.5インチに短縮することで重量を軽減、さらにシリンダーの爆発を防ぐためにシリンダーも短縮された、これにより火薬を大量に入れることが出来なくなり、シリンダー爆発を減少させることができた。

 そしてウォーカーで作動不良の原因となったローディングレバーもロックが儲けられたことにより、ウォーカーの発射時の装填レバーが下がりシリンダーが動かなくなるという欠点が改良されている。この初期モデルの特徴としては、楕円形のシリンダーノッチ、V字型メインスプリング、シリンダー後部にセイフティピンがないこと、スクエアバックのトリガーガードを持つことなどである。

 

フラックモデル

 発見者ジョン・フラックに因んで命名された。ウォーカーが現場で故障を連発したため交換用に製造されたもので、ウォーカーとドラグーンの部品を混ぜて作られた。1848年にのみ製造されたもので生産数は300丁。シリアルナンバーは2216から2515。

 

 

セカンドモデル

 セカンドモデルは1850年から51年の間に2,550挺製造。シリンダーノッチの形状が長方形に変更、メインスプリングもリーフ型に変更された他、ハンマーにローラーベアリングが追加され、トリガーガードが若干広げられた。外観上、スクエアバックのトリガーガードと長方形のシリンダーラッチで見分けられる。

 

サードモデル

 サードモデルは1851年から1861年まで10,500挺が製造、内8,390挺が米連邦に納入されている。セカンドモデルから継承した長方形のシリンダーノッチと丸型トリガーガードが特徴である。

 

イングリッシュドラグーン

 1853年から1856年にかけて生産された。サードモデルのバリエーションで、ロンドンに建設されたコルトの工場で最終的な仕上げと組み立てが行われたもの。700挺製造され、シリアルナンバーは1から700であるためサードモデルの番号が若いモデルはイングリッシュドラグーンである。これらはコルト社の部品供給が停止してしまったために様々なバリエーションが存在する。これら700挺のうち200挺は米国に返還され南北戦争で使用された。

 さらにバリエーションとしては1848ポケットモデルが存在する。

 

⇒銃一覧へ戻る

 




 

↓良かったらクリックして下さい。

ミリタリーランキング