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銃 -gun-

01_グロック17
(画像はwikipediaより転載)

 

 1980年に完成した「プラスチック製拳銃」グロック17は、現在においても第一線で活躍し続ける名銃といっていい。発売当初は独特のデザインとプラスチック製という特徴から敬遠されたが、現在では多くの治安機関において採用されている。

 

グロック17(実銃)

 

 

性能

口径 9mm
銃身長 114mm
ライフリング 右回り
使用弾薬 9x19mmパラベラム弾
装弾数 10・17・19・33発
作動方式 セーフアクション(ダブルアクション)
ティルトバレル式ショートリコイル
全長 186mm
重量 703g
銃口初速 379m/s

 

概要

02_グロック17
(画像はwikipediaより転載)

 

 グロック17の登場は意外と早い。現在でもほとんど大きな改良もなく世界の第一線で活躍し続ける拳銃はPi80の名称で1980年にオーストリア軍制式拳銃として採用された(床井雅美『軍用銃事典』では1980年採用。wikipediaでは1983年となっている)。1985年、この民間モデルとして販売されたのがグロック17である。

 特徴はフレームを筆頭に可能な限り素材にプラスチックを取り入れたことである。プラスチックを多用することにより軽量化が図られコストダウンにもつながった。さらには寒冷地での仕様時に皮膚が金属に張り付くという事故も防ぐことができる。

 しかし、フレームはプラスチック製であるがスライド、内部パーツやマガジン、銃身等は金属製であり、プラスチック製拳銃と呼べるものではない。X線でも反応しないというのは完全な誤解である。装弾数は17発で旧来のストライカー式を採用している。安全装置はトリガーにあるレバーであり、引き金に指をかけると自然に解除される。全体のデザインは人間工学に沿ったものでグリップアングル(銃身に対するグリップの角度)は理想的である。

 銃身が低位置にあるため反動を抑制する能力に優れ、照準を付けるのにも便利である。当初は金属製拳銃に慣れたユーザーからは敬遠されたが、これらの特徴により瞬く間に大ヒットすることとなる。

 グロック社はそれまで銃器製作の経験が皆無であったことから既存の概念に囚われることなく斬新な銃器を製作することが出来たのだろう。軽量な上に命中精度に優れ即応性も高い故に、発売から30年を経た現在においても世界各国の治安機関において採用されている。

 

名称

 グロック17の「17」が何を指すのかというのは実は良く分かっていない。装弾数が17発ということに由来しているとする説、グロック社の17番目の製品であるとする説、17種類の特許をとったからという説など様々である。

 

バリエーション

 1983年に登場したグロック17を第1世代とすると現在は第5世代に該当する。改良はほとんどが外部のチェッカリング等の変更で内部構造に関してはほとんど変わっていない。それだけ完成度の高いシステムだったといえる。当初は9mmだけだったが、バリエーション展開を行い、現在では45口径を始めとする7種類の弾薬を使用するモデルがある。銃の大きさも標準モデルから小型モデル、超小型モデル等37種類ものバリエーションがある。

 

グロック17(トイガン)

 

グロック17モデルガン

 グロック17のモデルガンはタナカワークスのみが発売している。エボリューション仕様でグロック17、18をモデルアップしている。HW仕様のものとフレームがHW、スライドが「特殊樹脂」(タナカワークスのHPより)のものがあり、2世代モデルと3世代モデルがモデルアップされている。

 

グロック17(ガスガン)

 日本で人気になったのはダイハード等のアクション映画に登場するようになった辺りからだろう。一番最初にモデルアップしたのは確かMGCかコクサイのエアコキのどちらかだったが正確には分からないが、恐らくMGCであったと思う。

 このMGC製グロック17は、1991年に発売されたモデルで、これが何とガスブロであった。現在では当たり前であるが、90年前後ではまだ珍しいもであった。しかし過渡期のガスブロであるので内部構造も現在のようにリアルなものでなく、発射機構もプレシュートシステムというスライドが動き出してから弾が発射されるものであった。この構造だとスライドの反動が弾道に影響し、着弾が狙点よりも下に行く傾向があった。そのために独特のリアサイトを発売したメーカー等もあった。

 現在では東京マルイ、KSCを始め海外メーカーも含めて各社が発売している。あまりにも多すぎて把握することは困難である。代表的なメーカーは上記の東京マルイで最初のモデルは2000年に発売されたグロック26である。KSCであろう。その他、CO2モデルが海外メーカーから発売されている。

 リアリティを採るならHW材を使用し各部のディティールに拘ったKSC、作動性能と各種サードパーティーのパーツの多さを考えると東京マルイ製である。CO2製品は低気温時でも確実に作動する上にガス圧が高いためスライドの動作が高速でありいいこと尽くめであるが、日本のメーカーはマルシンを除いて参入しておらずアフターサービスに関しては若干心配である。

 

タナカワークス モデルガン本体 グロック17 3rdフレーム エボリューション2

性能

全長 185mm
重量 540g
装弾数 17発

 モデルガンメーカーの老舗タナカワークスが出している唯一のグロック17モデルガン。最新のモデルガンなので作動は良好である。カートリッジもアルミ製のEVO2を使用している。2rdモデル、3rdモデルが発売されている。モデルガンの場合、スペアマガジン、カートリッジは常時生産されない可能性があるので、同時にスペアマガジン、スペアカートリッジを大量に買っておくことをお勧めする。

 

 

東京マルイ グロック17 Gen.4 ガスブローバックガスガン

性能

全長 202mm
重量 709g
装弾数 25発

 2020年発売のガスガン。15mm大口径シリンダーを採用しているためGen3と比べてリコイルは鋭い。初速は70m/s前後と平均的。命中精度は東京マルイ製なので敢えて書く必要もないが非常に高い。リコイルスプリングは二十バックストラップは、M、Lサイズにそれぞれビーバーテイルの有無で合計4個付いている。エキストラクターやスライドカバープレート(スライド後部のパーツ)が金属の別パーツで製作されている。個人的にはKSCでも成型であったエキストラクターを金属で再現したのは魅力的である。

 

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01_SIGP210
(画像はwikipediaより転載)

 

 今回紹介するのはSIGP210だ。シングルアクション、単列マガジンと古風であり、あまり有名な銃ではないが、現在特殊部隊で使用されているSIGP226に多大な影響を与えた銃であり、そのシルエットの美しさは工業製品の芸術と言っても過言ではない。

 

SIGP210(実銃)

 

 

性能(44/8)

全長 215 mm
重量 900g
口径 9mm
使用弾薬 9×19mmパラベラム弾
装弾数 8+1発
設計・開発 SIG社

 

概要

02_SIGP210
(画像はwikipediaより転載)

 

 SIGP210と呼ばれるP47/8は、1937年フランス製拳銃SACM Mle1935Aを基に研究がスタート。1943年にニューハウゼンP44/8が完成した。翌年にはダブルカラムマガジンを採用したP44/15が完成した。SIG社は軍採用を狙い軍用向けに改良したP44/16を製作したが、スイス軍に制式採用されることはなかった。

 1946年にSIG社ではP44を基に拳銃開発が再開され、翌年完成したのがP47/8である。外観はP44に酷似しているが、ロッキングシステムを採用したことなど細部は大幅に変更された。これの口径9mm、装弾数8発のものが1949年にSIGM49としてスイス軍に制式採用され、さらにデンマーク軍、西ドイツ国境警備隊でも採用された。

 スイス人気質というか、とても高い工作精度で製作された銃で民間用としてP210の名称で販売された。のちに「世界最高のコンバットオート」と評されたCZ75もこのP210の影響を大きく受けている。構造はシングルアクションで装弾数は8発。バリエーションはP210-1というように「-数字」で表す。ちなみにバリエーションはP210-1〜P210-8までさらにP210-5LSとP210-6Sというバージョンも存在する。

 生産にはかなりの手間がかかるため高価な拳銃であり、米国での販売価格は2000ドル以上するという。銃の性能は良く、一部に熱烈なファンを生んだが、商業的にはあまり成功しなかった。その経験を踏まえてP220が開発される。生産は1949年から2005年まで行われ、2017年からは米国ニューハンプシャー州エセクターの工場で生産が始まり現在にいたる。

 

SIGP210(トイガン)

 

03_SIGP210
(画像はwikipediaより転載)

 

 トイガンではMGCがABS製、のちにHW製で発売しており、その金型を引き継いだ(多分)CAWが現在も販売している。MGC製のものは古い設計のモデルガンなので結構ディフォルメされており、作動性能を向上させるために銃正面のバレル上に大きな隙間が作られている。CAW製のものではこの点は修正されており、現在入手できる最高のP210モデルガンといってよい。

 エアガスガンでは今は無きマルコシが1980年代後半にエアコッキング式で発売していた。当時の販売価格は1900円で押込みタイプのコッキング式エアーガンであった。グリップの仕上げが非常に美しく外観の完成度も高かった。現在は生産されていない。1990年3月にマルコシがP210-5のガスガンを発売している。ダブルアクションで所謂「割り箸マガジン」、コッキングはできないという90年前後では平均的なガスガンであった。

 それ以外で販売しているのはマルシン位だろう。マルシン製はガスブローバックで8mm、6mm共に販売されている。モデルアップしたのはP210-6で軍用モデルのようだ。組み立てモデルと完成品モデルがあり、スイスSIG社から入手した図面から正確に採寸されたモデルで現在のトイガンの中で最も完成度の高いモデルである。

 

マルシン SIG P210 ブラック ヘビーウェイト

 マルシン製の最新のP210ガスガン。実銃の図面から採寸された圧倒的なリアリティが一番の特徴。上記モデルはHWバージョンで重量が756g。このシリーズ中の最重量モデル。

 

マルシン SIG P210 シルバー ABS

 実銃のP210にはステンレスモデルは存在しないが、実銃には、ニッケルメッキ仕様にしたものやブルーイングを落としたモリブデン鋼の地肌のままにしたカスタムモデルが存在する。シルバーのベースにGスミスS等のトイガン用のスプレーでブルーに塗装して透き通るブルーイングを再現するのも良い。

 

マルシン SIG P210 ブラック ABS

 スタンダードなABSモデル。実銃のP210は多様なバリエーション展開がされているのでトイガンで再現するベースとしてはABSが一番理想。

 

まとめ

 今回は、SIGP210を紹介した。名銃中の名銃と言っていい銃であるがwikipeidaに記事が無いことに驚いた。スライドをフレームが包み込む独特の形式は名銃CZ75に多大な影響を与えた。デザインの優美さ、性能の高さ、加工の素晴らしさが秀逸な銃だ。

 


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01_M610
(画像はwikipediaより転載)

 

 懐かしの名銃、ブレンテンを紹介する。ブレンテンとは80年代の人気ドラマ『特捜刑事マイアミバイス』の主人公ソニー・クロケットが当初使用した銃としても有名である。この銃が特徴的なのは10mm弾という専用弾薬を使用することであったが、10mm弾も廃れてしまった現在、激マイナーな銃となってしまった。そして製造されたのも1500挺のみであった。

 

ブレン・テン(実銃)

 

 

性能

全長 222mm
重量 1,070g
口径 10mm
使用弾薬 10mm auto弾
装弾数 10+1発
設計・開発 トーマス・ドルヌスとマイケル・ディクソン / D&D社

 

10mm弾とは

 オートピストルの弾薬の系譜は大きく、大型で破壊力に優れた弾薬である45口径の米国の系譜。もう一つは9mmという貫通力に優れた軽量弾のドイツの系譜がある。それぞれ45口径には破壊力が強い代わりに貫通力は低く、弾丸が大型のために装弾数も少ない。逆に9mmは破壊力には45口径に及ばないが、貫通力は強い。同時に弾丸が小さいために装弾数も多くすることができるという特色があった。

 これらの特徴の「良いとこ取り」をしたのが10mm弾である。1983年にブレンテン用に誕生したこのカートリッジは、弾丸の大きさも45口径(11.43mm)と9mmのちょうど中間で破壊力も貫通力も優れた弾丸であった。装弾数も9mm弾には及ばないものダブルカラム化してもグリップは太くなりすぎることはなかった。

 

開発

 

背景から開発まで

 ブレンテンはイギリス製が1930年にチェコスロバキア製のブルーノZB26軽機関銃をライセンス生産したブレン軽機関銃の「ブレン」と10mmの「テン」を合わせたネーミングの銃である。ブレン軽機関銃から名称の一部を取っているのは、ブレンテンの発案者ジェフ・クーパー氏がブレン軽機関銃が好きだったからだと言われている。

 発案者のジェフ・クーパーは元米軍特殊部隊の隊員でコンバットシューティングの神様と言われてた人だった。その人が最も理想的なハンドガンを作るということで助言して開発されたのがこのブレンテンである。普通、理想的なハンドガンを作るとなると銃のカスタムをするものだが、このブレンテンは新規で全く新しい銃を作っただけでなく、10mm弾という弾薬までも新規で作ってしまった。

 

ブレンテンの特徴

 ブレンテンは1984年にその10mm弾を使用する世界初のハンドガンとして登場し、1986年に製造を中止するまでの2年間に1500丁が生産された。デザインはジェフ・クーパー曰く「世界最高のコンバットオート」と言われたCZ75の影響を受けたデザインでスライドをフレームが包み込む構造であった。フレームはステンレスであったが、スライドはスチール製である。

 ショートリコイル機構を採用、装弾数は10発でダブルカラムマガジンを採用している割にはグリップは持ちやすく、モデルとしたCZ75のグリップフィーリングを超えるとまで言われた。バリエーションはオリジナルの他にフレームをオキサイド処理したオールブラックモデルやスライドをクロームメッキ処理したオールシルバーモデルもある。その他、コンパクトモデルやポケットモデル、極少数の各種モデルが存在する。

 『特捜刑事マイアミバイス』の主人公ソニー・クロケットが愛用した5インチのオールシルバーモデルはD&D社のラインナップには存在しない撮影用のモデルである。

 

ブレンテンの問題点

 発売直後のブレンテンはトラブルが多発した。当初、マガジンの生産が追い付かなかったのか、マガジン無しで銃本体のみが送られたこともあり、それ以外にも作動不良も多かった。さらに肝心の10mm弾は高価な割に種類は少なく流通量も少なかった。そして10mm弾の性能はあまりにも貫通力が強すぎ、近距離の戦闘ではそれほどの有効性を発揮できず、ハンターのサイドアームとしては威力が中途半端過ぎたようだ。

 薄い防弾チョッキであれば貫通する性能があったため、「コップキラー」という有り難くないネーミングを頂戴するようにまでなってしまった。このため2年間で生産は打ち切り、D&D社は倒産してしまった。

 

ブレンテン(モデルガン)

 ブレンテンのモデルガンはメーカーからは発売されてない。ガスガンでは、1987年にファルコントーイがブレンテンガスブローバックを製作したのが最初だ。これは外部ホースでガスを供給するタイプのものだった。ブラックモデルとハーフシルバーモデルの2種類があった。初期のガスブローバックであり、外部ソースのみである上にバレルカバーが無く、リアリティの点から見れば残念なものだった。

 他には、2002年にマルシンが8mm固定スライドでブレンテンを作り、その後、ブローバック化されるという話もあったはずだがいつのまにかどっかに行ってしまった。

 

まとめ

 私はかなり好きだが、マイナーであり、あまり人気のある銃とは言えないブレンテン。モデルガン化される可能性はゼロに近いがブローバックモデルで発売される可能性はちょっとある。ちょっとだけ期待しながら待ってみよう。

 

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ベレッタM1934
(画像はwikipediaより転載)

 

 今日、紹介するのは懐かしの名銃ベレッタM1934だ。この銃は、映画、ドラマ、アニメに特徴的に登場したというわけではないが、ずーと有名なのである。たぶん、イタリア軍に採用されたことで知名度を上げたことと、古い映画で頻繁に使われたことが理由なのではないだろうか。古い世代のガンファンだと、中型オートといえば、ワルサーPPKかこのベレッタM1934であるといってもいい。

 

ベレッタM1934(実銃)

 

 

性能

全長 149mm
重量 660g
口径 9mm
使用弾薬 380ACP弾(9mm×17弾)
装弾数 7+1発
設計・開発 ピエトロ・ベレッタ社

 

概要

 第一次世界大戦でイタリア軍は拳銃不足に悩まされた。イタリアのベレッタ社は独自に拳銃を開発することし、グリセンティM1910をベースにベレッタM1915を開発した。これは9mmグリセンティ弾を使用する中型拳銃でイタリア軍に制式採用された。このM1915は独立した排莢口を持っていたがこれをスライド上部の大きな切り抜き部分と一体化したのがM1922、さらに露出式ハンマーを採用したM1923、M1931、M1932と改良が続き、M1932の改良型として誕生したのがM1934である。

 口径は380ACPで口径は9mmであるが、大型拳銃が使用する9mmルガー弾(パラベラム弾)よりも寸法が短く威力が小さい。構造はカートリッジの爆発の反動でスライドを動かすというシンプルなストレートブローバック方式を採用している。カートリッジの威力が弱い、セイフティの使い勝手が悪いという欠点もあるが、部品点数が少なく、故障も少ない傑作ハンドガンであった。

 

ベレッタM1934(トイガン)

 

 ベレッタのモデルガンは、MGC、CMC、ハドソン、WAから発売されていた。WA以外のベレッタは古い物で1960年代から1970年代初期に発売されたものだ。MGCのM1934は1967年、ブローバックモデルが1971年に発売されている。ハドソンのM1934はMGCのコピーである。WA以外のM1934は金属製であったため、1971年に規制によって金属モデルガンは金色に塗装されることとなる。1979年にはWAがM1934を発売するが、これはMGCとの提携によって製造されたモデルでハドソン同様、MGC系列のモデルである。

 どれも現在は発売されていないのでかなりのプレミアになるだろう。但し、古いモデルガンは亜鉛合金が劣悪なものを使用しているので経年劣化により破損しやすくなっている。購入する際には注意が必要だ。ガスガンでは、1989年にタナカがブローバックモデルを発売した。これはそれなりに性能、外観ともに良かった記憶がある。オリジナルのABS、パーカーライジング処理モデル、ハーフシルバーモデルがあった。現在のブローバックのように構造も実物に似せている訳ではなく、軽いスライドが「シュポシュポ」動くだけのものであるが小気味よいブローバックであった。

 2003年にはWA製がベレッタM1934を発売した。HW製でモデルガン譲りの外観の完成度は秀逸で、現行のものは2007年に発売されたカーボンブラックバージョンである。

 

ベレッタM1934(ガスガン)

 

WA ベレッタ M1934 カーボンブラックHW

ウエスタンアームズ
amazon

 ガスガンベレッタM1934の最高傑作はやはりWAのM1934であろう。WAはかつてモデルガンでも販売しており、そのモデルもかなり評判が良かった。そこにマグナブローバックを搭載したのだから外観、性能共に最高のM1934が完成したのだ。WAのお家芸、カーボンブラックHWにメタルグリップと中型拳銃ながら重量も十分に確保されている。実射性能も非常に高く初速も中型オートにしては60〜70m/s程度と比較的高く、命中精度の高さも中型オートとしては驚異的ですらある。

 

まとめ

 

 それはそうとガスブロのベレッタM1934のスライドがシャカシャカ動く姿にぐっと来てしまう。サバゲにはあまり使えそうもないが(イタリア陸軍は実戦で使用している)、持っていて楽しそうな銃だ。実際、買った人は相当楽しいということだ。

 

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01_ブローニングハイパワー
(画像はwikipediaより転載)

 

 FNブローニングハイパワーであるが、その昔、GUN誌にマーク靴離譽檗璽箸鮓た瞬間、一目惚れしてしまった銃である。現在ではスタンダードなダブルカラムマガジンを最も早く装備したハンドガンである。デザインは洗練されており無駄がない。

 

ブローニングハイパワー(実銃)

 

 

性能

全長 200mm
重量 810g
口径 9mm口径
使用弾薬 9x19mmパラベラム弾
装弾数 13発
設計・開発 デュードネ・ヨセフ・サイーブ / FN社

 

開発

 

02_ブローニングハイパワー
(画像はwikipediaより転載)

 

ブローニングとサイーブ

 ブローニングハイパワーはその名の通り、天才、ジョン・ブローニングの設計の拳銃だ彼が最後に設計した遺作である。。。と言いたいところであるがそうではない。実は設計したのは、ブローニングではなく、デュードネ・ヨセフ・サイーブというFN社の技術者である。

 ではなぜ、「ブローニング」という名称が付いているのかというと、FN社はフランス政府の要請で9mm弾を使用する新型銃の開発を開始する。FN社から依頼を受け、この銃のプロトタイプを製作したのがブローニングである。ハンマー式の自動拳銃はコルト社が特許を持っていたため発射機構はストライカー方式でタンジェントサイト(距離の目盛りが付いたリアサイト)装備でグリップ後部にはストック用の溝が彫ってあるものであった。

 一応、ブローニングハイパワーの歴史はこの銃から始まるのであるが、ブローニングは銃の完成を見ることなく1926年11月に他界してしまう。その後、この銃の設計を担当したのがデュードネ・ヨセフ・サイーブである。

 サイーブは1931年、コルト社の上記特許が失効すると発射機構をストライカー式からハンマー式に変更、1934年、プロトタイプとは全く別物の洗練された銃を開発した。ハイパワー最大の特徴であるダブルカラムマガジンもサイーブの設計である。このマガジンを見た生前のブローニングは「これは市場では成功しない」と言っていたともいう。実際のところは分からないが、このブローニングハイパワー、名称とは異なり設計したのは完全にサイーブであったといっていい。

 

構造と特徴

 ショートリコイル機構を採用、シングルアクショントリガーを採用、マガジンが挿入されていないとトリガーを引くことができないというマガジンセイフティを採用している。全体的にシンプルな構造で高い堅牢性を持っている。最大の特徴は前述したように複列弾倉の採用である。複列弾倉を採用すると普通、グリップは太くなるが、ブローニングハイパワーは握ってみれば判るがグリップが単列弾倉の銃並に細く、非常に握りやすい。

 

バリエーション

 

03_ブローニングハイパワー
(画像はwikipediaより転載)

 

M1935

 1935年にベルギー軍がM1935として制式採用、同年フランス軍も採用する。M1935には2種類のモデルがあり、一つはミリタリーモデルと呼ばれるリアサイトがタンジェントサイトでグリップ後部にショルダーストック用の装着溝を持つタイプ、もう一つはコマーシャルモデルでリアサイトを固定式にしたモデルである。

 

P35(b)

 1940年5月、ドイツがベルギーを占領するとFN社もその管理下に置かれドイツ軍用にハイパワーの生産が行われた。このハイパワーは主にコマーシャルモデルでスライドとフレームにハーケンクロイツが打刻された。ミリタリーモデルも生産されている。これらはP35(b)と呼ばれ1940〜1944年までに31万9千挺が製造された。

 

イングリスハイパワー

 カナダのジョン・イングリス社がライセンス生産していたモデル。カナダ軍、イギリス軍、中国軍向けに供給された。

 

M1936

 1936年にハイパワーの口径を7.65mmパラベラム弾(30ルガー)、7.65mmフレンチ・ロング弾に変更したモデル。カートリッジが変更されたためグリップは前後に長くなり、スライドも後部が延長され全体的にスリムな形状になっている。SIGオートに影響を与えた。装弾数は13発。

 

ハイパワーMk2

 1981年にサムセイフティが大型化され、3点サイトが採用されたモデル。

 

ハイパワーDA

 1983年にダブルアクション機構を採用したモデル。アンビセイフティ、デコッキング機能を搭載する。1987年に一時製造中止、1990年に生産再開するが現在は生産終了。

 

ハイパワーMk3

 1989年にMk2の安全装置(内部)をさらに改良したモデル。現行モデルである。

 

ブローニングハイパワー(トイガン)

 

概要

 モデルガンでは、1967年に中田商店が発売、1980年にはマルシン工業がハイパワーを発売している。エアガン、ガスガンは、つづみ弾の時代から多くの会社でモデルアップされている。東京マルイ、エルエス、タナカ、アオシマ、JAC等々把握しきれないほどである。この中で特徴的なモデルを挙げると1987年に発売された東京マルイ製ガスブロHP、1993年に発売されたJAC製HP、1998年4月に発売されたタナカワークス製HPあたりであろう。

 

東京マルイ製ハイパワー(思い出語り。。。)

 東京マルイ製は発売されたのは恐らく80年代だったと思う。この時代にブローバックとはかなり先進的であった。しかし、現在みんなの頭の中にあるブローバックでは当然ない。マガジンから入れるのは弾倉ではなく小型ガスボンベである。ではマガジンは?ということになるが、マガジンは何と、スライドの後方から7mm位の棒状の弾倉を挿入するのだ。M59ブローバックが登場し、第2作目がハイパワーだった。その後、製作されなかったのでやはりダメだったのだろう。私はM59を購入したが・・・。

 

JAC製ハイパワー(思い出語り。。。)

 これに対してJACとは知る人ぞ知る、一時期は長物ガスフルオートを席巻したメーカー。現在はすでに無いが、一時期は猫も杓子も・・・という状態だった。サバゲをやっている人は現在では電動ガンを使用しているが当時はみんなエアタンクを背負ってJACのM16を持っていたのだ。

 そのJACが最後の方で出したのが当時生まれたてだったガスブローバックであった。まだ90年代前半だったはずである。当時はレイトシュートシステムであり、ガスブロは照準よりかなり下に着弾するのが普通だった。JACのガスブロもその例にもれず、5mで狙った点の1m以上、下に着弾するものだった。その後、WAがプレシュートシステムを開発して現在のガスブロ全盛時代があるのである。しかしJACのハイパワーマーク靴話罅肯匹そ侏茲世辰拭

 

マルシン製ハイパワー

性能(HW製)

全長 195mm
重量 520g
装弾数 13発

 設計が古いためフレームが少し太いのが残念なところであるが、現在入手できる唯一のモデルガンHPなので貴重である。HW製。

 私もマルシンのものは持っていた。マルシンからはコマーシャルモデル、カナディアンモデル、中華民国バージョン、ビジランティというのもあった。私が購入したのはメタルフィニッシュのミリタリーモデル。メタルフィニッシュといっても当時のものは間違っても実銃には見えないテッカテッカのものであった。確かにメタルではあったがリアリティは無かった。でも当時としては精いっぱいの表面処理だったのだ。それはともかく、私が購入したモデルは異常に装填不良が多かったのが記憶に残っている。3発に1発は装填不良を起こす感じであったが、個人的には非常に好きであった。

 

タナカワークス製ハイパワー

性能

全長 203mm
重量 681g
装弾数 20発

 タナカ製ハイパワーはもっとも最近に発売されたハイパワーで外観は非の打ちどころがない。私の好きなマーク靴皀薀ぅ鵐淵奪廚気譴討い襦が、スライドストップノッチが削れやすいのとトリガーシアーバーの強度が弱いため破損が指摘されている。エンジンはWAから技術提供を受けた初期のマグナブローバックを使っている。

 このため現在の水準ではブローバックに迫力がないのとガス漏れ、冷えに弱い点、スライドストップノッチが削れやすい、トリガーシアーバーの強度が弱いため破損しやすい点等が指摘されているが、ガスガン、特にタナカワークスはロッドによって品質が全く異なるので一概には言えないので判断が難しいモデルである。

 

まとめ

 

 ブローニングハイパワーは、イギリス軍特殊部隊SASが制式採用した程の高性能ハンドガンである。ダブルカラムマガジンであるにもかかわらずグリップは細身で堅牢である。現在ではポリマーフレームオートが主流であり、ハイパワーも2017年に生産を終了している。時代の流れではあるが残念でもある。

 

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01_CZ75
(画像はwikipediaより転載)

 

 CZ75は、チェコスロバキア製のハンドガンでチェコスロバキアが外貨獲得のための輸出用として開発したものである。70年代にアメリカで「最高のコンバットオート」と言われた伝説の銃である。日本では『ガンスミスキャッツ』の主人公の愛銃としても有名である。1975年に完成して以来、現在でも多くのバリエーションが製造され続けている銃である。

 

CZ75(実銃)

 

 

性能

全長 203mm
重量 980g
口径 9mm
使用弾薬 9mmパラベラム弾
装弾数 15発
設計・開発 ヨーゼフ、フランティシェク・コウツキー兄弟 / チェスカー・ズブロヨフカ国営会社

 

背景から開発まで

 1948年の共産革命によりチェコスロバキアは共産主義国家となった。他の共産主義国家の兵器はソビエトからの軍事輸入に頼ったが、チェコは国内での製造を続けた。これら工業製品は、チェコスロバキアの外貨獲得のために重要な役割を果たした。

 

開発

 1968年、チェコスロバキアでは輸出目的で9mmパラベラム弾を使用するハンドガンが計画された。設計はコウツキー兄弟(またはどちらか)に依頼された。設計に関して完全な自由を与えらえたコウツキー兄弟は、1975年独創的で革新的なデザインの銃を開発した。これがCZ75である。

 このCZ75の機構はチェコスロバキアの秘密特許とされたため国内ではコピーすることは許されなかったが、海外での特許取得は禁止されていたため海外では多くのクローン、コピー品が生まれた。発射機構はショートリコイル方式で、トリガーはダブルアクションを採用した。マガジンはダブルカラム構造で装弾数は15発、独自のフレームがスライドを包み込む形式が採用された。セイフティはコック&ロック方式でセイフティの解除はグリップを握ったまま親指で操作することができる。

 CZ75は日本では前期型と後期型の2種類に分類されることが多いが、実際は、数多くのバリエーションがある。特徴的なのは初期のものでスライド、フレームは削り出しで作られている。日本でセカンドバージョンと言われるもの以降は鋳造になった。この結果、強度不足を補うためにスライドのレールを延長したという話だが真意のほどは不明である。シグP226やグロッグ17よりはるか昔に製造された拳銃ではあるが、複列弾倉を装備し、さらにグリップは握りやすいように工夫されている。日本人にはベレッタM92F等よりもはるかに握りやすい。

 現在も生産が続けられており、チェコ警察等で使用されているようだ。因みに初期のものは手間をかけて作られたが、後期のものより性能が良いということはないようだ。このCZ75を参考に製作したのがブレンテンだったと言われている。

 

CZ75(トイガン)

 

 このCZ75、アメリカでは一時期、相当なプレミアがついていたようだが(40年くらい前かな?)、アメリカで人気が出ると日本に波及するのはトイガンの世界も同じ。トイガンでも多くのメーカーがモデルアップしている。しかし、モデルガンを作っているのはマルシンだけである。他にもマルシンでは、モデルガンといえばモデルガンであるが、その昔、ガスで作動させ、薬莢に詰めた火薬を発火させるという奇妙なガスモデルガンとも言えるものを発売していた。CZ75のモデルガンはこの2種だけである。

 エアガン、ガスガンは数社から発売されている。エアガンでは代表的なものでは東京マルイ製のエアーコッキング式エアガンがある。ガスガンでは、マルシン工業がカートリッジを排莢できるデュアルマキシモデル(装弾数8発)、KSCが1stバージョン、2stバージョンの2種類を発売している他、海外メーカーからも販売されている。

 

KSC Cz75 1stバージョン ヘビーウェイト 18歳以上ガスブローバック

性能

全長 206mm
重量 830g
装弾数 23発

 最も完成度が高いのはKSCの製品であろう。元々モデルガンメーカーであるだけあってダミーではあるが撃針まで再現されているなど外観のリアリティや持った時の重量バランス等は絶妙だ。エンジンはシステム7を採用しており、安定した射撃が可能となっている。初速は70〜80m/sと若干高めであるが、ガスブローバックハンドガンの平均的な数値である。さらに命中精度も精密チャンバーの採用により、東京マルイ製品に匹敵するほどの命中精度を出している。KSCの1st、2stバージョン共にABSとHWの2種類が発売されている。

 欠点としてはKSC製品全般にいえることであるが、スライドストップノッチを装備していないためにスライドの摩耗によりスライドストップがかからなくなることがある。もう一つの欠点はサードパーティーからのカスタムパーツが東京マルイほど多くない。しかし、パーツの消耗はどの製品でもいずれは起こることであるので仕方ないと割り切ってしまえば良いのかもしれない。カスタムパーツに関しては品薄ではあるが、それなりの種類が販売されている。

 

東京マルイ エアガン Cz75 ファーストモデル ソフトエアーガン

性能

全長 206mm
重量  - g
装弾数 25発

 30年前から続く東京マルイのエアガンシリーズ。上記リンクは10歳以上対象モデル。エアガンは一回ごとにスライドを引いてBB弾の装填と空気の圧縮を行わなければならないので連射はできない。単射のみとなるが、手動でコッキングするためにランニングコストは限りなく0に近い上に命中精度は高い。室内での射撃の練習用にはうってつけだろう。ガス代もかからない上にBB弾の再利用もできる。仮に故障してしまってもガスボンベ2本分の値段でしかないので使い捨てで大丈夫だ。

 欠点としてはエアコキガンの欠点と共に高級なガスガンに比べて製品の耐久性が低いことが挙げられる。これは値段を考えても当然だといえるだろう。

 

Carbon8 CO2 ブローバックガン Cz75 2nd.ver ABS樹脂スライド

性能

全長 206mm
重量 900g
装弾数 24発

 海外メーカーのCO2モデル。CO2モデルとはフロンガスではなくCO2でBB弾を発射するガスガンのこと。CO2は高圧であるが、パワーが調整されているので法的には全く問題ない。CO2の長所としてはフロンガスのように外気温に影響されないことだ。欠点としてはガスボンベが高価であることだろう。

 本製品はスライドがABSに変更されている。CO2であればメタルスライドでも快調に作動すると思うが、法的にはメタルスライドはグレーの部分があるのであまりおススメしない。作動性能は問題無さそうであるが、どうも個体差があるようだ。外観上はパーティングラインが残ってしまったりとKSC製品ほどの美しさはないが射撃重視のファンには十分に選考に値する。ガスボンベはマルシン製を使用した方がいいようだ。

 

WE KP09 CZ75

全長 206mm
重量 1,000g
装弾数 24発

 

 こちらは通常のフロンガス仕様のガスガン。こちらも海外製。メタルスライドが標準装備されているのがファンにはうれしい。メタルスライドのメリットはスライドの強度が上がるのと、重量が増すために銃の重量増加となりリアリティが増す。同時にブローバック時の反動も強くなるのでリアリティ重視のファンには魅力的だろう。

 欠点としては増加した重量を通常のフロンガスで動かすのでスライドの動きは若干遅くなる。それとメタルスライドは法的に完全に白とは言い切れないという不安もある。それと海外製品全般にいえることであるが、故障が起こった場合の修理は若干困難。

 

まとめ

 

 CZ75は1970年代に登場した革命的な高性能機であった。現在でも改良型が発売され続けている。ダブルカラムマガジンでありながらCZ75のグリップの細さは日本人には有難い。老いたりとはいえ最高のコンバットオートであることには変わりはない。名銃と言っていいだろう。

 

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01_M500
(画像はM500とM629 wikipediaより転載)

 

 S&WM500は、2003年に発売され、商業的には大成功を収めたモデルだ。現在発売されているハンドガンの中では最も強力な弾丸を使用するもののようだ。新設計のXフレームを使用することで、44マグナムの3倍の威力を持つ500マグナムを発射できる。

 

S&WM500(実銃)

 

 

性能(8.38インチ)

全長 381mm
重量 2,036g
口径 50口径
使用弾薬 500S&Wマグナム弾
装弾数 5発
設計・開発 S&W社

 

開発

 M500は、2003年に発売された500マグナムカートリッジを使用する超大型リボルバーである。500マグナムもこのM500用に開発されたものでカートリッジのあまりの威力のため専用のフレームであるXフレームが開発された。シリンダーはNフレームの質量の2倍に相当するものでチタン合金製である。フレームはアルミニウムスカンジウム合金製で装弾数も通常の6発だとシリンダーが圧力に耐えられなくなるので5発とした。銃身下にはアンダーラグ、さらに大型のコンペンセイターに専用ラバーグリップと反動を極力軽減する工夫が施されている。

 バリエーションは、2.75インチ、3.5インチ、4インチ、6.5インチ、7.5インチ、8.38インチとS&Wパフォーマンスセンター製の10.5インチモデルがある。M500に4インチ等の短銃身モデルが存在する理由は主に重量である。M500は、米国ではコレクションとして保有していることが多いようであるが、実際にハンティング時の護身用として携行することを想定すると2,036gにもなる8.38インチを携行するのはかなり厳しい。

 これに対して4インチモデルの重量は1,593gとM29の6.5インチモデルよりも100g程重い程度であり体に対する負担は少ない。このため短銃身モデルが存在する。しかしパワーは銃身の長さに影響されるので短銃身の場合、威力は低くなるもののハンターの護身用としては十分に威力を発揮する。

 

S&WM500(トイガン)

 

概要

 トイガンで発売しているのはモデルガン、ガスガン共にタナカワークスのみである。モデルガンの完成度は高く、HWにメッキ仕上げをしたジュピターフィニッシュのリアリティは素晴らしい。ほぼ全銃身サイズがバリエーション展開されている。ガスガンのエンジンはペガサスシステムでシリンダーは回転、スイングアウトはするもののカート式ではない。

 

タナカワークス・S&W M500 3inch + 1 ステンレス ガスリボルバー

性能

全長 265mm
重量 878g
装弾数 16発

 ペガサスシステム内蔵のガスガン。カート式ではないが、シリンダーはスイングアウト可能。命中精度はリボルバーにしては比較的高い。外観の完成度は秀逸である。メッキはジュピターフィニッシュで実銃のような深みがある。実銃の性格から考えてもサバイバルゲーム等で使用するよりも室内でのシューティング、観賞用という目的で使用するのが良さそうだ。

 

まとめ

 

 1956年、世界で最も強力なカートリッジを使用するM29を発売したS&Wが2003年に再び世界で最も強力なカートリッジを発売した。商業的には大成功でS&Wは経営的にもブランドイメージ的にも復活を遂げた。大口径ハンドガンは日本のファンだけでなく米国人にもファンが多いようだ。

 

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01_イサカm37
(画像はwikipediaより転載)

 

 イサカM37は1937年に発売されて以来、現在でもセールスを伸ばし続けている米国のショットガンで最も長期間販売されている銃である。理由はシンプルな構造に起因する高い信頼性であり、ショットガンが自動化しつつある現在においても一定のシェアを持っている。エアガンではKTWがコッキング式エアガンを発売している。

 

イサカ M37(実銃)

 

 

性能

全長 1017mm
重量 2.3kg
使用弾薬 12ゲージ、16ゲージ、20ゲージ、28ゲージ
装弾数 4+1発、7+1発(チューブ型弾倉延長タイプ)
設計・開発 ジョン・ブローニング、ハリーホーランド

 

背景から開発まで

 ニューヨーク州にある銃器製造メーカーイサカは、ショットガン市場でウインチェスターM12に対抗するためのショットガンの開発を指向していた。イサカはレミントンM17をベースとして、イサカM33を開発したが、関連特許がまだ残っていることを発見する。この特許が切れた1937年にイサカM37として発売した。

 

開発

 M37の最大の特徴は通常のショットガンのようにレシーバー下部から装填、レシーバー右側のエジェクションポートより排莢するという構造ではなく、下部から装填、そして排莢を行うことである。これにより雨やゴミ、埃が内部に侵入することが少なく、同時にレシーバーの強度が保ち易いため軽量化が可能になった。これは当時のショットシェルが紙で出来ていたために信頼性の向上に大きく貢献することになった。

 またM37は、他のショットガン同様、スラグファイアが可能であった。これは引き金を引き続けて、同時にポンプで給排莢を行うことで連射するもので、セカンドシアーという部品がポンプに連動してハンマーを落とすために起こる「意図的な暴発」機能であった。エリアウェポンとして威力を発揮するものの危険であったため1990年以降のモデルではセカンドシアーは付けられていない。

 M37は、米軍に採用され、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争で活躍する。特にベトナム戦争のジャングル地帯での戦闘に威力を発揮した。軍以外では1940年代に、ニューヨーク市警とロサンゼルス市警に採用され1990年代後半まで使用されていた。それ以外に民間でも普及しており、1968年に生産100万丁を達成、現在でも生産・販売され続けている米国市場最長のロングセラーショットガンである。

 

バリエーション

 1962年に米軍用に製造されたSプレフィックスは、表面はパーカーライジング仕上げで20インチバレルとプラスチック製のバットプレート、スリングスイベルのないプレーンストックという仕様であった。このモデルの一部は、米海軍特殊部隊SEALが使用していた。少数のスリングスイベルが付いたモデルも存在する。

 ステイクアウトは銃身を13インチに切り詰めストックをピストルグリップにしたモデルで、テレビドラマ『マイアミバイス』の主人公タブスが使用していたことで有名である。現代ではゲーム『クロスファイア』にも登場する。

 その他にもレシーバーをアルミ製にしたウルトラライト、ディアスレイヤー等が存在する。

 

イサカ M37(トイガン)

 

KTW エアガン イサカM37 ソウドオフ

性能(ソードオフ)

全長 620mm
重量 950g
装弾数 46+6発

 トイガンでは唯一KTW社がコッキング式エアガンとして発売している。発売開始は1997年でフェザーライト、ライアット、ソウドオフ、ポリスとバリエーション展開している。ライアットは全金属製でその他はABS製である。

 発射機構はエアコッキング式、カートレスで1〜2発の同時発射が可能である。外観のリアリティ、命中精度は非常に高い。価格も値ごろ感があるが、給弾がしにくいのが欠点である。短所であるマガジンの装填に関してはまほうの杖forITHACA -RIOT-を購入すると良いかもしれない。

 

まとめ

 

 イサカM37は1937年に発売され、現在でも販売され続けているマスターピースである。映画『ターミネーター』でカイル・リースが使用したショットガンとして有名である。機能に無駄な部分がなく信頼性も高いM37は今後も市場に残り続けるだろう。

 

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01_SIGP320
(画像はwikipediaより転載)

 

 P320は、SIG社が開発したモジュラーシステムを採用した自動拳銃で、2017年にM17として米軍に制式採用された。スライドはステンレス、フレームはポリマー製で装弾数は17発である。ガスガンではSIGAirsoftが販売している。製造は台湾のVFC社である。

 

SIG P320(実銃)

 

 

性能(フルサイズモデル)

全長 203mm
重量 833g
口径 9mm、45口径、40口径
使用弾薬 9mm弾、45ACP、40S&W、357SIG
装弾数 17発(9mm弾)
設計・開発 SIG Sauer

 

背景から開発まで

 2004年、SIG社は公用向けに開発したSIGP250を発表した。これはこれまでのSIG社の大型拳銃に標準装備されていたデコッキング機能が廃止されたハンドガンであった。さらにインナーシャーシ、バレル、スライド、グリップといった一組になったパーツをモジュラー化して、異なる口径の弾でも撃てるようにした画期的なものであった。2018年にはSIG社のラインナップから消えてしまっているが、このP250を基にしてP320は誕生する。

 

開発

02_SIGP320
(画像はwikipediaより転載)

 

 P320は、2014年に発表した自動拳銃である。これまでのSIG社の大型自動拳銃と異なり、撃発にはハンマーを使用しないストライカー方式を採用している。さらにP250と同様にモジュラーシステムを採用しており、いくつかのパーツを交換することで複数のカートリッジを使用することができ、グリップのサイズや銃身のサイズも変更することが可能である。

 材質はフレームがポリマー、スライドはステンレス、バレル下部にはピカティニー規格の20mmレイルが装備されている。スライドストップ、マガジンキャッチは両利き用に変更可能であり、モジュラーシステムを採用しているために工具を使用せずにフィールドストリッピングをすることができる。

 2015年にはタイ警察の制式拳銃として採用され、15万丁が納入されている。さらに同年米国のハイウェイパトロール等でも制式採用された。2017年には、細部が改良された上で、フルサイズモデルはM17、コンパクトモデルはM18として米軍制式採用となった。調達予定は陸軍19.5万丁、空軍13万丁、海軍6.1万丁、海兵隊3.5万丁の合計42.1万丁である。

 SIG社は1985年の米軍制式拳銃トライアルにP226を提出したが、価格面においてベレッタ92に敗北することとなった。今回は、この失敗を糧としてSIG社は、銃本体と予備部品、アクセサリー、ホルスターまで含めた一式がわずか207ドルという価格で提供したのが受注の大きな要因の一つであろう。

 

欠陥

 初期のP320は、スライドの後端が地面に対して33度の角度で落下させると暴発する可能性があることが指摘されており、米国では訴訟問題にまで発展した。これに対してSIG社はリコールを行い、アップグレード版に改良されている。

 

バリエーション

 ノーマルモデルの銃身を20mm短くしたキャリーモデル、グリップも短くしたコンパクトモデル、さらにグリップを短くしたサブコンパクトモデルが発売されている。さらにXシリーズ、Xfiveシリーズとバリエーション展開している。

 

SIG P320(トイガン)

 

概要

 現在、SIGAersoftとAEGがガスガンを発売している。SIGAirsoftはSIG社のエアガン部門なのである意味実物ともいえる。

 

SIG Airsoft/VFC P320-M17 ガスブローバックピストル

性能

全長 210mm
重量 764g
装弾数 25発

 SIG AirsoftとはSIG社のエアソフトガン部門で、製造は台湾のVFCが請け負っている。もちろん正式ライセンスを取得している。実銃メーカーのエアガンだけに再現性は高い。命中精度も比較的良く、初速も80m/s強と高めである。アルミスライドが標準装備されている。海外製品であるため故障の際は不安が残る。

 

ガスガン AEG SIG SAUER P320-M17 TAN

性能

全長 204mm
重量 825g
装弾数 19発

 AEG製のガスガン。基本的には刻印はない。日本仕様にデチューンしているので75m/s前後と安定してる。メタルスライド装備で重量は実銃と同等になっている。エンジンは東京マルイのものに非常に似ている。

 

まとめ

 

 P320は、米軍に制式採用されたことで一躍有名になった。P250以来のモジュラーシステムは画期的であり、SIG社初のストライカー式発射方式採用の銃でもある。流行のポリマー製フレームを使用する銃で初期のモデルで暴発が話題になったが、他には欠点という欠点は見当たらない。傑作ハンドガンになる可能性を秘めた銃といえる。

 

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01_M1911
(画像は実銃M1911 wikipediaより転載)

 

映画『ゲッタウェイ』とコルトM1911

 

 『ゲッタウェイ』とは1972年に公開された映画で監督はアクション、バイオレンス映画で新境地を開いたことで有名なサム・ペキンパー、主演はスティーブ・マックイーンである。その『ゲッタウェイ』の主人公スティーブ・マックイーン演じるドク・マッコイが愛用する拳銃がこのM1911である。

 M1911とは1911年に米軍に制式採用された自動拳銃で口径は45口径、装弾数7発の大型拳銃である。M1911は1926年に改良されてM1911A1となり強力な威力と信頼性の高さから1985年のベレッタM9の採用まで米軍の制式拳銃であり続けた。『ゲッタウェイ』で主人公ドク・マッコイが使用するのは最も初期のM1911である。

 改良型のA1との主な違いは、ハンマースプリングハウジング(グリップ後方下部のパーツ)がストレートであること、トリガーの長さが長いことである。表面はブルーイング処理されており、ダブルダイヤモンドレリーフ付きダイヤモンドチェッカーの木製グリップが標準装備されている。設計者は銃器設計の天才ジョン・ブローニングである。

 このM1911モデルは1911年から1924年まで製造されたが、第一次世界大戦終戦にともない民間向けにも発売されていた。この民間モデルは「ニュースタイルスライドマーキング」と呼ばれるスライド右側面に「COLT AUTOMATIC CALBRE.45」という文字とコルト社のマークである「ランパンコルト」が刻印されているのが特徴である。

 映画『ゲッタウェイ』でドク・マッコイが使用しているモデルはこの民間向けモデル(コマーシャルモデル)に樹脂製のグリップを装着したものであった。

 

WA コルトM1911ゲッタウェイビンテージ

 

 WAは、この『ゲッタウェイ』版M1911を忠実に再現している。完全に提灯記事になってしまっているが、実際に渋谷のWA直営店でこのカスタムを観た時は本当に驚きの一言であった。あまりにも感激したのでどうしても書きたくなってしまっただけである。当然WAからは何ももらっていない。

 WAは現在では主にM1911とベレッタM92系、M4を中心にバリエーション展開をするという経営戦略をとっている会社で、この中でも特に中心になっているのはM1911(いわゆるガバメント)である。WA製のM1911は命中精度こそ東京マルイ、KSCに若干劣るものの、外観や内部構造の再現性の高さや作動の確実さは秀逸である。同じ金型の銃をカスタムすることで安価に高い品質のカスタムを提供できているのだろう。

 

WA コルト M1911 ゲッタウェイ ビンテージ

 

性能

全長:約216mm
銃身長:約114mm
重量:約910g
装弾数:21+1発

 

概要

 ゲッタウェイビンテージは、上記の『ゲッタウェイ』で使用されたM1911を刻印からグリップのへこみまでを正確に再現している。特に秀逸なのはブルーイングを施された上に施されているエイジド加工だ。エイジド加工とはレプリカモデルを実物と同じく使用感を出すための加工で塗装の剥がれや傷等を意図的に再現する処理だ。

 このエイジド加工においては、WAは秀逸だ。WAではコルトM1911エイジドカスタムは多く発売されている。専門の職人が担当しているようで非常によくできている。しかし私は今一つ気に入らないのだ。もちろん製品の完成度は非常に高いし、私はWAの製品は職人気質みたいな匂いがして好きだ。

 しかしこれは私の主観だけど、WAのエイジドカスタムは本体の濃いブルーと使用感を出すためにエッジ等を磨いた挙句に出る銀色とのコントラストがはっきりし過ぎているように思うのだ。私にはこれが何か不自然に思えてしまう。

 だが、今回紹介するこのゲッタウェイビンテージは違う。そのはっきりとしたコントラストの不自然さが全くないのだ。これはこれらコントラストがはっきりしているモデルと異なり、このゲッタウェイビンテージはまずブルーイング処理を行い、それをまた落として透き通るような質感を再現したということだ。

 このエイジドカスタムはトイガン業界全体を見ても一二を争う完成度の高さだと思う。画像を観てもらえれば分ると思うけど、このゲッタウェイビンテージは全体の色が薄いのだ。濃いブルーではなく薄いブルーなのだ。その薄いブルーに薄くエイジド加工をしているのですごく自然なのだ。透き通るようなブルー処理に自然に付けられたエイジド加工と細かいところまで気を使っているのがよく分る。本当に完成度の高いカスタムだ。

 

実射性能

 WAのガスガンはスライドの質量が重さやエンジンの関係でキックは強い。固定ホップなのが残念だが作動はかなり良い。初速は70m/s 強で、命中精度も高いが東京マルイやKSCに比べると一段劣る感じだ。それでも5mで500円玉に命中させる性能というのを謳っているので決して悪いという訳ではない。強烈なキックが命中精度にとってはマイナスになっているのかもしれない。マガジンが高いのが玉に瑕ではあるが、完成度は非常に高い。

 

まとめ

 

 今日、紹介したゲッタウェイビンテージは、私はイチオシのアイテムである。外観の完成度の高さ、WA独自のキックの強いエンジン。そしてモデルにしたのが全てのM1911の元になったM1911そのものであることからも、コルトガバメントを一丁欲しいという人には絶対おすすめだと思う。

 


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109_0988

 

 コクサイ産業のモデルガン、コルトパイソンは1970年代後半に発売、以降様々な改良を加えられ2018年まで生産された。改良は大きく初期、中期、後期に分けられるが、いつの時期のパイソンも当時としてはリアリティは随一であった。

 

コルトパイソン(実銃)

 

性能

口径 357マグナム
全長 241mm
重量 1092g
装弾数 6発
銃身長 2.5、3、4、4.25、6、8、10インチ等。

 

構造

 コルトパイソンは1955年にコルト社から発表された357マグナム弾を使用するリボルバーである。コルト社の大型フレーム遺Iフレームをベースに当時世界最強のカートリッジであった357マグナムを使用できるように設計された。

 バレルは上部にベンチリブ、下部にフルバレルのアンダーラグが装備されているのが外観上の特徴である。リアサイトは上下左右調整可能な精密サイトで全体的に精度は非常に高い。1955年からコルト社のハイエンドリボルバーとして生産され続けていたが、1999年には販売不振から生産が打ち切られた。その後は受注生産を行っていたがそれも2005年で打ち切られたが、2020年1月に再販されている。

 

コクサイ パイソン

 

コクサイ パイソン(初期)

 コクサイ製パイソンが初めて発売されたのは1970年代後半で金属製、ABS製であった。金属製はグリップはブラックのプラスチック製でABSモデルは茶色の木製風グリップであった。グリップの親指を乗せる部分の段差が実銃に比べて小さいのが特徴である。全体には黄色のメッキが施されていたが、すぐに落ちてしまい地肌の少し黄色がかった銀色になってしまう。カートリッジはシリンダー側に発火ピンがあり、カートの先端に火薬を詰めるという外発火式でいわゆるスモールカートであった。

 バリエーションは2.5インチ、4インチ、6インチで後に8インチモデルも追加される。価格は金属製で2.5インチが6500円、4インチが7000円、6インチが7800円となっている。1980年にはABS製パイソンが2.5インチ7300円、4インチ7800円、6インチ8300円となっているので値上がりしたのかもしれない。1981年にはカスタムモデルとしてPPCカスタム風のパイソンが発売された。価格は13800円と通常モデルの倍以上であった。

 

コクサイ パイソン(中期)

109_0993
コクサイニューパイソン
コクサイ産業
発売時価格9800円

 1986年にはリニューアルされ、ニューパイソンとして発売された。前作では多少ディフォルメされていた部分は極力実銃通りに再現されており、現在においてもパイソンモデルガンの最高傑作であると言っても過言ではない。当初は金属製のみで価格は2.5インチ9500円、4インチ9600円、6インチ9800円であった。

 外観や内部構造の再現性は極めて高く、当時としては完全版と呼べるべきものではあった。全体は初期型同様に黄色のメッキが施されており、これも初期モデル同様にすぐに落ちてしまう。カートも薬莢部分はニッケルメッキ弾頭部分は同メッキ、底には刻印が刻まれる等凝ったものであったが、相変わらずスモールカート仕様であった。

 再現性は極めて高かったが、問題は内部構造も実銃通りに再現してしまったために作動が悪くなってしまったことだ。金属製モデルガンといっても、実銃のような硬質の金属を使用してはならない。このため通常は亜鉛ダイキャストを使用するのではるが、硬質の金属で作動することを前提に設計された内部機構では軟質の金属だとすぐに摩耗してしまうのだ。

 ニューパイソンで最も耐久力が無かったパーツはリバウンドレバーである。リバウンドレバーとシリンダーノッチの両方が極めて脆い亜鉛ダイキャストで出来ていたためこれらの接触部分が摩耗してしまいシリンダーが回転しなくなるというのがニューパイソンの一番の欠陥であった。

 

コクサイ パイソン(後期)

コクサイ パイソン(後期)
コクサイ産業
発売時価格 -

 コクサイは2000年前後に廃業してしまうが、以降、サンプロジェクト社がコクサイブランドを引き継ぎ、モデルガンの販売を継続した。この時期に内部構造の改良が行われた。この改良によって以降のモデルでは作動性は大幅に向上する。同時にカートリッジのフルサイズ化も行われた。金属製パイソンのメッキは全て24kメッキとなり、全体が丹念にポリッシュされたものとなる。バリエーションもそれまでは発売されていなかった金属製コンバットパイソン、8インチモデルが新たに発売された。

 この時点でコクサイパイソンは完成されたといっていい。全くの新規金型の製品こそ発売されなかったが、ABSモデルもHW化してサイドプレートも金属製に変更する等、多くの改良が行われた。2018年に生産を中止するが、これはモデルガンを生産していた時代の「職人さん」の高齢化によるもととも言われているが実際のところは不明である。

 

まとめ

 

 実に30年近くに亘って生産されてきたコクサイパイソンは2018年には生産が中止された。コクサイパイソンといっても各期によってスペックは大幅に異なる。しかし、どの時代のモデルにしても当時の最大限の努力の下に完成した当時としては群を抜いたリアリティを持つモデルであったのは間違いない。やはり「リボルバーのコクサイ」である。

 


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ベレッタM93R
(画像はwikipediaより転載)

 

要約

 

 マルゼンが2020年5月22日に発売した固定スライドガスガンである。近年では珍しい固定スライドガスガンで長所としては値段が非常に安価であること、命中精度は5mで3cm程度と非常に精度が高いこと、燃費が良いことが挙げられる。短所としては外観がチープであること、マガジンへの装弾がやりにくいこと等である。3点バースト機能はないが、性能と値段を考慮すると良い製品といえる。

 

マルゼン M93R-FS スペシャルフォース 18歳以上 固定スライド ガスガン

 

 

性能

全長 248mm(銃単体)/ 337mm(サプレッサー装着時)
重量 約910g / 約1010g(付属品フル装着時)
発射方式 ガス・セミオート、可変ホップアップ
初速 75m/s前後
装弾数 42発
価格 15800円
発売日 2020年5月22日

 

特徴

 エアガンの老舗でAPSに力を入れているマルゼンの新製品である。近年では珍しい固定スライドガスガンであり、主要部分は亜鉛ダイキャストで構成されているが、外装はASB製。サプレッサーとフラッシュライトが標準装備されていて価格は15800円とかなり安価。

 発射方式はガスセミオートシングル/ダブルアクションで3点バースト機能はない。ベテランのガンファンには80〜90年代に一般的であった固定スライドガスガンをイメージすると分かり易いかもしれない。固定スライドにすることで実射性能に特化したモデルと言える。固定スライドの長所である発射音の小ささをさらにサプレッサーを装着することで最大化したのが特徴である。

 

外装

 外装はスライド、フレーム共にABSである。内部機構は亜鉛ダイキャストなので耐久性や強度に関しては問題は無いであろう。但し、全体的にチープな印象になってしまうのはやむを得ないところだろうか。外観を重視する方は塗装するなどの対応が必要である。

 サプレッサーは全長12cm、重量46gで内側にはスポンジがあり消音効果もある。本来発射音が小さい固定スライドガスガンでこのサプレッサーは有効である。装着しても若干遊びがあるのは少し残念。ライトは光量25ルーメン。通常のフラッシュライトは最低でも100ルーメン程度はあるので結構光は弱い。しかし暗闇では20m程度まで照らすことが可能。逆にルーメン規制のあるゲームでは有効かもしれない。マウントは20mmレールであるが樹脂製であるので強度には若干不安が残る。マウントレールは左右分割式で六角レンチで取り外すことができる。

 

 サイトは一体成型でホワイトドット等はナシ。ガスガンは個体毎に集弾に癖があるが、固定サイトなので調整ができないのが難点であろう。光学サイト等を載せるためのマウント等があるのかは不明であるので、光学サイトを載せるのであれば自作するかサードパーティの製品を待つことになる。ただ、固定スライドなので自作もガスブロ程難易度は高くない。

 セレクターレバーとセイフティについてであるが、M93Rは3点バースト機能があるためグリップ上部に3点バーストとセミオートを切り替えるためのセレクターレバーが付いており、そのすぐ後ろにセイフティがあるという構造である。通常は別パーツなのであるが、本銃では一体になってしまっている。価格から考えると仕方ないのかもしれないが残念だ。。

 

実射性能

 前述のように3点バースト機能はない。説明書だとワンチャージ200発は発射できるとなっているが、実際は130発前後のようだ。メーカーの測定は最も理想的な状況で行うので差が出てしまうのは仕方がない。しかし通常のガスガンはワンチャージ60発程度なので燃費が良いのは間違いない。トリガー周りに関しては、トリガーは金属製でストローク短めでダブルアクションで1.8kg、シングルで0.9kgと比較的軽い。トリガーフィーリングは押並べて評判は良い。

 初速は75m/s 前後と比較的高い。気温が高ければ80m/s辺りまでは出そうだ。それでも0.2gのBB弾では0.64ジュールなのでジュール規制でも問題はない。もちろん法的には超余裕で問題はない。但し、当然のことであるが個体差があるので注意が必要だろう。

 さすがにマルゼンの製品なので命中精度は非常に良い。測定では5mではどのユーザーも3cm程度の精度をマークしている。ユーザーによっては7mでも同程度の命中率を出している。可変ホップを搭載しているので直進性も高く箱出しでも30mでも20cmの的にほぼ命中させることもできそうだ。

 特に固定スライドガスガンであることも関係しているのだろうか、初速が非常に安定しているのも高ポイントだ。初速が安定しているというのは射撃性能に変化が生じないことを意味する。高い命中精度を持ち、さらに初速も安定しているというのは性能的には申し分ない。

 実射性能で欠点と呼べるものとしてはマガジンへの給弾のやりにくさがある。BB弾の装填は最初の弾がマガジンのガス放出口に引っかかってしまうので装填しにくい。このためローダーでの装填は難易度が高い。フォロアーをロックする機能が無いので指で押さえるしかないが、何かの拍子にフォロアーを離してしまうと今まで詰めたBB弾がマガジン先端から飛び出してしまうとストレスになる。BB弾ボトルから直接入れるには入れやすいというユーザーもいるのでこれは好みなのかもしれない。

 

その他

 マガジンに新旧の互換性はないので旧製品を持っているユーザーは注意が必要だ。固定スライドガスガンというのはあまりメジャーではないが、東京マルイがソーコムを発売しているのでこれが競合するだろう。値段もほぼ同程度で16800円である。

 

長所

命中精度が非常に高い。
燃費が良い。
価格が安価。
発射音が小さい。
初速が安定している。

 

短所

給弾しにくい。
外観はプラ丸出し
3点バーストが無い。
セレクターレバーとセイフティレバーが一体化している。
ホルスターの選択肢が少ない。

 

まとめ

 

 最近では珍しい固定スライドガスガンである。全体的に見ると外観やギミックよりも実射性能に特化した製品であることが分かる。外観がチープなのと引き換えに高性能低価格を実現している。タイムプルーフされた安定したエンジンであるが、ダブルアクションでの連射は指が痛くなってしまうのは固定スライドガスガンの宿命だろうか。ともかく高い命中精度と安定した初速を持つガスガンがこの価格で購入できるというのは良い。とにかく楽しい製品であるといえる。

 

G19_01

 

グロッグのグリップ

 

G19

 現在、私が愛用しているのは、KSC製G19とG23Fだ。この2挺はオリジナルモデルではなく、それぞれスライドとフレームを相互に組み替えてHWのみのモデル、ABSのみのモデルに組み替えている。詳しくは以前のブログを参照して欲しい(「KSC G19 オールヘビーウェイト」)。これによってG19はオールHWとなり、実銃のフルロードした状態とほぼ同じ重量にすることに成功した。

 

 

G23F

G19_02

 

 逆にG23Fはライトウェイトモデルとして軽量で取り回し易くなった。同時にスライドもフレームもABSで軽量化されたため反動もよりシャープになった。ただ、スライドがプラスチック丸出しのあまりにも安っぽい外観が気に入らなく、結構手間暇かけて塗装することになった。

 その結果、ぱっと見プラスチックのように見えつつもよーく見ると金属のような光沢のある外観に代わった。ぱっと見プラスチックというのが微妙だが。。。さらにグロックシリーズ特有のグリップの滑りを防ぐためにパックマイヤーのグリップグローブを取り付け一応見た目もちょっとはカッコよくなった。私は意外と気に入っている。

 

HW材のグリップは滑る

 

 G23Gはそれで良かったのだが、今度はG19の方が気になってきた。G19、外観上は実銃そっくりで非常に満足で、HW材のマットな仕上げは実銃のグロックに非常に近い。外観上、重量とHW材は100点満点なのだが、唯一問題がある。それはグリップだ。

 何が問題なのかというと、ABSでもそうだが、特にHW材のグリップは非常に「滑る」のだ。HW材は表面が滑らかであり柔らかい。逆にこれはエッジが効いていないということも意味する。これは材質の個性なのだが、ことグリップに関しては困りものだ。グリップする時にとにかく滑るのだ。

 まあ、そういう理由でG23Fにはグリップグローブを付けた訳で、グリップグローブ付けりゃ問題ないんじゃないのと思われるかもしれないが、さにあらず。グリップグローブを実際に購入して、装着してみるとグリップグローブのせいでグリップが太くなって握り辛い。実はG23Fにグリップグローブを装着しているのは、買って失敗だったので二軍的な扱いのG23Fに装着したのだ。

 グリップグローブを使用しないで滑らないようにする方法として一番手っ取り早いのはステッピング加工をすることだ。ステッピング加工とは、簡単に書くとグリップに直接滑り止め加工をすることで、具体的には半田ごてを使用してグリップに小さな窪みを付けていく。これをグリップ全体にすることによって滑り止めになるというものだ。これは非常に有効だし、実銃のカスタムもステップリング加工をしているのでリアリティも増すので好都合だ。

 

作業開始

 

G19_03

 

 ステッピング加工をする前の愛銃G19。オールヘビーウェイトのオリジナルの姿もこれで見納めだ。

 

G19_04

 

 それでは早速開始。。。と、いきなり私の愛銃にハンダで傷をつけるのはちょっと抵抗があるのでまずは練習。適当なプラスチックを用意してそこにステップリング加工を施していく。やってみると意外と綺麗に加工するのは大変だったが、それでも10分程度やれば慣れる。私のミンティアも半分だけステップリング加工を施したところで本番。練習ばかりしても仕方ないのだ。。。

 

G19_05

 

 ステップリング加工をする前にもう一つやっておかなければならないことがある。それはグリップ前部にある「フィンガーチャンネル」を削り取ることだ。フィンガーチャンネルとは正しくグリッピングできるように指の隙間に合わせて凸型に整形されている部分のことであるが、このフィンガーチャンネルって見た目は良いけどグリップを握ると指の位置を勝手に指定してくるので若干ウザい。これは全く好みの問題なので残しておいても問題は無い。

 

G19_06

 

 手のサイズは人によって違うので合う人と合わない人がいる。私は手は大きい方らしいので合うといえば合うのだが、あまり持ち味が好きになれないので取ってしまう。ヤスリでゴシゴシもいいですが、せっかく半田ごてがあるので半田ごてで溶かして削り取ってしまう。といっても半田ごてでは切り取れないので溶けたプラスチックをカッターで削りとる。

 

G19_07

 

 それを繰り返すとまあ、何となく平らになるのでそこからは仕方ない。面倒だがヤスリでゴリゴリ削る。HW材は柔らかいので意外と楽だ。変な形にならないようにここは真面目にやる。

 

G19_08

 

 作業開始。ひたすら地味に半田ごてで窪みを作り続ける。コツというほどのものでもないが、出来るだけ穴の大きさを均一にする。大きさに差が出来るとグリップした時に違和感が出てしまう可能性がある。出たとしても大したことではないが無いに越したことはない。

 

G19_09

 

 フィンガーチャンネルが綺麗に取れたらいよいよステップリング加工。これは何も考えず端からチマチマやっていく。私は極力加工する場所を減らしたいので必要最小限のところだけにステップリング加工を施していく。

 2時間ほどでステッピング加工終了。作業はそれほど難しくもないし、特別な器用さを必要とするものでもない。時々休みながらチマチマとやっていく。敢えて必要なことといえば「根気」位だろう。

 

G19_10

 

 一応完成したステッピングカスタムであるが、握ってみるとエッジが効き過ぎてしまった。あまりにエッジが効き過ぎてしまっているので表面の尖がっている部分のみをカッターで削り落とす。こういう時は柔らかいHW材はありがたい。そして、エッジを取って完成したステッピングカスタムの左側面。まあいい感じに仕上がった。

 

G19_11

 

 同様にグリップ後部も丹念にエッジを削り落とす。削り落としはカッターを水平にして出っ張っている部分を削り取っていく。面とカッターを平行にしてスライスしていくような感じだ。あまりやり過ぎるとステップリング加工の意味がなくなってしまうので自分の好みでほどほどに。。。HWの場合、切断面が銀色になるが、そのうち酸化するので処置は不要だ。因みに下記の画像が加工前のもの。

 

G19_12

 

完成

 

G19_13

 

 加工前。

 

G19_14

 

 加工後。

 

G19_15

 

 このステップリング加工、ほとんどテクニックは必要ない。ただ、敢えてコツというようなものがあるとすれば、できるだけ浅く半田ごてを垂直にしながらやることだ。深くすると溶けたプラスチックが大量に表面に出てきてしまう。深い穴が開くので当たり前といえば当たり前だが。。。

 実際にやってみると分かるが、穴を開けると半田ごてにプラスチックがくっ付き糸を引く。垂直にするのはこれを防ぐためでもある。これは後でも修正できる。

 

まとめ

 

 このステッピング加工は根気が必要なだけで特に技術は必要ない。作業は無心に音楽や動画でも聞きながらやるといい。私は意外と夢中になってしまった。作業時間は2時間程度。初心者でもこの程度の時間で上記のクオリティのものが出来てしまう。イイ感じじゃないかな?グリップ力も抜群で外観も実銃のカスタムガンのようになりグッド。

 材料費はゼロ。家に半田ごてがない人は半田ごて代のみ。それ以外はせいぜい練習用にミンティアの箱が必要な位だろうか。こうやって手をかけると自分の銃に愛着が湧いてくるのでお勧めだ。

 

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M4カービンM203付き
(画像はwikipediaより転載)

 

目次

  1. M4カービン概要
  2. M4ガスブロ
  3. M4各社の比較
  4. まとめ

 

M4カービン概要

 

 

 M4カービンとは米軍で4番目に採用されたカービン銃を意味する。カービン銃とは明確な定義というものは存在しないが、馬上での銃の運用を前提とした騎兵銃をルーツにした短縮版ライフルと考えてよい。米軍が採用した最初のカービンは第二次世界大戦直前に制式採用されたM1カービンで、1936年に配備されたM1ガーランド小銃より小型であり、使用する弾薬も威力が弱くボトルネックではない30口径カービン弾が採用された。そのフルオート版のM2カービン、さらに夜間戦闘用に改良されたM3カービンであった。

 1957年になると、フルオート機能を持つ自動小銃であるM14ライフルが採用され、それまでの小銃、カービン銃、サブマシンガン、軽機関銃の機能を代用できるとしてこれらの銃は姿を消した。1960年にカービン銃的な要素を持つ、小型軽量のアサルトライフルであるM16ライフルが制式採用されると益々、カービン銃の必要性は薄れていった。

 しかし、M16ライフルも長銃身であるため、ジャングルや室内での取り回しには使い勝手が悪いことから、現場では再びカービン銃サイズの銃に対する要求が高まっていた。この要望に対応すべく1960年代からM16ライフルをベースとしたカービン銃の研究が行われ、M16ライフルの短銃身版であるCAR-15、さらにマズルサプレッサー等を改良したXM177等が開発された。

 これらのカービン銃は一部の部隊では使用されたものの制式採用には至らなかったが、1994年に当時の米軍の制式採用小銃であるM16A2ライフルをカービンサイズにした上でセミオートと3点バースト機能のみに限定したM4カービンが50年振りのカービン銃として制式採用された。このようにM4はM16ライフルの直系の改良型である。

 

M4ガスブロ

 

 

 周知のように現在のトイガン長物では電動ガンが主流である。確かに電動ガンはランニングコストが安くオールシーズン安定した性能を発揮することができる傑作エンジンである。これに対してガスブローバックはフロンガスを使用するためランニングコストが高く性能が外気温に左右される。

 このように考えると、なぜガスブロなのかと思われるかもしれないが、ガスブロには上記の欠点はあるものの電動ガンにはない利点もある。以下、電動ガンと比較したガスブロの長所、短所を簡単にまとめてみた。

 

ガスブローバックガンの長所

 ・全天候型であること。特に水に強い。
 ・内部構造が実物に近い。
 ・反動が強い。

 

ガスブローバックガンの短所

 ・ランニングコストが高い。
 ・気温の変化に影響を受ける。
 ・連射に不向き。

 

 その他細かい長短はあるが、大まかに上記が電動ガンとガスブロの違いである。ガスブロは電動ガンに比べランニングコストが高く、外気温の変化に影響を受ける上に連射をするとガス圧が低下してしまうという欠点がある。しかしガスブロは電気を使用しないために水に漬けても使用できること、さらに内部構造が実物に近く、反動が強いこと等の長所がある。

 つまりはサバイバルゲームを前提に考えた場合、水に対する強さを除けば明らかに電動ガンに軍配があがるのであるが、将来、実銃を撃つためのトレーニング用としてやトイガンとしての面白さを考えた場合、ガスブロが圧倒的である。

 

M4各社の比較

 

 M4のガスブローバックガンは、現在、東京マルイ、KSC、WA、タニオコバ、VFC、G&G、S&Tなど数えきれないほどのメーカーから発売されているが、今回まとめたのはその内、東京マルイ、KSC、WAの3社である。この3社に焦点を絞ったのは、この3社は独自性が高く、エンジンから独自設計である。これに対して海外メーカーの多くはこの3社のコピーが多く、現時点においては信頼性や作動性に関してもこれら日本製メーカーに今ひとつ及ばないからである。

 

東京マルイ製M4カービン

東京マルイ初「ガスブローバックライフル」M4。ガス満充填で、約2.5マガジン分発射可能。実銃同様の発射サイクル14発/秒を再現。可変HOP UP機能搭載。直径19mmの大型ピストンを採用した新ブローバックエンジン。かつてないほど強烈なリコイルショック。メーカー耐久1万回以上を実現。ボルトキャッチの磨耗・破損を防ぐ新機構「Zシステム」搭載。

 

 まずは東京マルイ。M4ガスブロでは一番スタンダードであるといえる。電動ガンには劣るものの、やはりそこは東京マルイ製である。作動と命中精度はかなり良い。ファーストロッドに関してはストックがガタつくというのがあったようだが、セカンドロッド以降は改良された。

 東京マルイ製M4の一番の特徴は「Zシステム」と呼ばれる独自の作動システムを搭載していることだ。これはガス圧で激しく作動するボルトの摩耗を抑えるためのシステムで実銃には搭載されていないものであるが、これにより耐久性が大幅に向上している。

 この「Zシステム」の作動は想像以上にいい。未だにボルトが摩耗しているという話は聞かない。ただし欠点としては作動音が今ひとつだという。金属音がしない。というのが大方の評価だ。M4MWSの売りの一つ、セラコートは結構評判がいい。作動性能も高く、冬でも快調に作動するという声もある。可変ホップ搭載であるが、調整はテイクダウンしないと難しい。

 結局、他社と比較して評価が分かれるのは内部構造がデフォルメされていることと金属音のようだ。バリエーションは第一弾のNWS、オリジナルのM4A1、M4CQB-Rがある。それぞれ5〜6万円台で購入できる。さらにサードパーティーのパーツも多く、「自分だけのM4」を作ることも楽しめる。

純正マガジン 4980円

 

WA製M4カービン

内部の構造に至るまで可能な限り リアルさを追求。本物と見紛うほどに再現された内部構造により、各部の操作はもちろんのこと、 分解や組立に至るまで実銃をバーチャル体験可能です。豪華4大装備で、完全フルセット仕様にてお届けします。1)ドットサイト(照準機) 2)着脱可能なサイレンサー 3)フォアグリップ 4)クレーンストック

 

 恐らく一番最初にM4ガスブロを出したメーカー。フレームは強化樹脂製。現在はWAは今更書くまでもない。作動の金属音はかなり良いし反動も強い。最大の特徴はその外観の完成度の高さである。これは実物を見てもらえば分かるが、細部に至る工作精度の高さやリアリティの追及は随一といっていい。さらには内部構造も極限まで実物に近づけているという70年代から続くモデルガンメーカーであるWAの面目躍如である。

 ただし、命中精度に関しては評判が良く無い。これはWAは精度よりも外観のリアリティを優先させるメーカーの個性というのもある。WAのガスガンは昔はかなり命中精度は良かった。もちろん現在でもレベルは下がっていない。問題はその間に他社の命中精度が格段に向上してしまったことなのだ。WAの製品全般にいえることだが、ホップアップシステムの性能が他社に比べ若干劣る。独自のホップアップを開発してはいるが、命中精度となると東京マルイ、KSCに比べ若干劣る印象がある。

 WA製の一番の問題点は価格が非常に高いことである。本体の値段こそ1〜2万円ほど高いだけであるが、マガジンの値段は1本1万2000円と衝撃的だ。東京マルイが4980円、KSCが5800円と比べても倍以上の値段だ。さらにWAはサードパーティーからのパーツ供給はほぼない。WA製のカスタムパーツが少数存在する程度。渋谷にある直営店に行くと展示されている。最後に反動であるが、リサーチの結果、マルイと互角という意見とWAの方が強いという意見に分かれている。数値化しにくい部分であるため断定はできないが、それほど大差はないと考えて良いのではないか。

純正マガジン 12000円

 

KSC製M4カービン

これまでのM4バリエーションで蓄積されたノウハウを導入した、新たなベーシックモデルがバージョン2。タフな一体成型部品となったアッパーレシーバーにあわせてロアフレームも新規に設計。圧倒的な高剛性に裏打ちされたパーフェクトな射撃がお楽しみいただけます。

 

 恐らく一番バランスがいいのがKSC製M4ではないかと思う。WAと同様にモデルガンメーカーであったKSCの外観へのコダワリは結構強い。命中精度も新型チャンバーになってからはマルイと遜色はない。反動はWAや東京マルイと比べても遜色はないようだ。金属音も「ガシャン!」と結構大きい。この金属音は好みが分かれるところだが、お座敷シューターにはたまらないものがある。

 初期のモデルではボルトの剛性不足が問題になっていたが、ver.2ではボルト含め剛性が強化された。さらにバルブがシステム7TWOとなりさらに作動が安定・強化され、ガスブロの傑作と称しても過言ではないモデルとなった。

 但し、中古品を購入する場合、M4、M4マグプルには上記のver.2の機能が搭載されていない初期モデルである可能性もあるので注意が必要だ。本体価格は各社の中では一番低い水準であるが、マガジン5800円と東京マルイに比べ若干高めである。バリエーション展開も多く、マグプルやMEGAアームズ公式のオフィシャルモデルもある。

純正マガジン 5800円

 

まとめ

 

 まず、実射性能としては東京マルイ、KSCは互角というところ。若干東京マルイに軍配があがるかもしれない。WAは若干劣る。外観のリアリティに関してはWAは群を抜いている。それにKSC、東京マルイという順で続く。

 内部構造に関してもWAに分がある。同様にKSCも実物に非常に近い構造ではあるが、東京マルイは作動を優先させるために独自のZETシステムを採用しているのでリアリティの面からすると評価は下がる。

 価格はWAがダントツで高い。次に東京マルイ、KSCという感じだが、この2社はバリエーションを含めると同価格帯といえる。マガジンはWAの1万2000円がダントツで高く、KSCが5800円、東京マルイが4980円と最も安い。

 バリエーション展開はWAは最も少なく、現在確認できるのは2種類のみだ(2019年10月)。東京マルイ、KSC共にバリエーション展開は多いが、KSCは実物カスタムメーカーの公式契約のカスタムというのが特徴である。それぞれに特徴のあるメーカーなので好みの合うメーカーを選ぶのがよいだろう。

 

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20160105_221316

 

概要

 

 結論から書くと、この銃は「私が人生で買ったもっとも満足したガスガン」だ。今まで私が買ったガスガンで満足度が高かったものは1988年発売のWA製コンバットコマンダー、1989年MGCM645。1995年のWAガスブロガバメントの3丁だった。今回のデルタフォースカスタムはこれら全ての銃の満足度を抜いて堂々の一位だ。

 

外観

 外観は細かいところまで手が入っている。サイトやセイフティ等の亜鉛パーツもちゃんと表面を研磨してある。バトルダメージ処理も一度ブルーイングしたのち、全体のブルーを薄く落としているのだろう。エッジ部分をHW材むき出しにしただけではない。メタルグリップのお陰で重量は1圓鯆兇┐襦そしてその金属の感触がまた実銃を彷彿とさせるのでたまらない。

 

実射性能

 実射性能に関しては東京マルイ製には及ばないものの、弾丸は直進する。それなりの命中精度だ。反動も大きい。マルイ製の「シャコーン」という反動に比べてWA製は「どーん!」という感じだ。感覚的なことなので文章で表現するのは難しいが・・・。先日、近くの山でテスト射撃をしてみたが、やはり時期的にちょっとスライドの動きは鈍かった。

 ただWA製の銃のすごいところは、シングルカラムマガジンでありながら気温が低くても良く動く。少し作動は鈍かったが、ロングマガジンを使用すれば軽快に作動した。因みに私は本体と共にノーマルマガジンを3本購入したのだ。私は基本的に本体を購入した時にマガジンは2本購入することにしている。リボルバーなら予備カートリッジ18発。オートなら予備マガジン2本が私の基本だ。

 今回3本購入したのは基本ロングマガジンは使用しない予定だからだ。ノーマルマガジンのみで動かす予定。そのために本体に1本、予備で2本、計3本とした。ノーマルマガジンはウィルソンマガジンのブラックタイプにした。シルバーは塗装丸出しなので見た目が安っぽい。ブラックは艶消しなので見た目が「シュッ」と締るのだ。

 外に出して撃ったところ、ホップが若干鬼ホップになっていた。10m位は直進するが、10m位から急激に上昇する。これはちょっといただけないので重量弾を使用するなりカスタムするなりしよう。命中精度は結構良いようだ。WAは5mで500円玉に命中する精度を謳っているだけあって良いようだ。これはいずれちゃんとテストしよう。WAガバは反動が結構あるのでそれを踏まえた上でどれだけ当たるのかを見てみたい。

 

【WAスーパーリアルガン】WA デルタフォース・カスタム〈バトルダメージ・バージョン〉

米国陸軍最強の特殊部隊デルタフォース仕様のタクティカル.45!!ロングマガジン採用!!未だ謎のベールにつつまれている米国陸軍第一特殊部隊デルタ作戦分遣隊…通称「デルタフォース」。 最強と謳われるその部隊にて使用されたとされるパーソナルカスタム1911を、 好評のバトルダメージフィニッシュで製作致しました!レースガン的エッセンスを巧みに取り込んだ 従来のタクティカル.45とは一線を画す構成が、実に新鮮。マニア必携の一丁です。

(amazonより転載)

 

まとめ

 

 今日はWAデルタフォースカスタムのレビュー第一弾だけど、総括すると外観のリアリティは100点満点。私が昔から気になっていたスライドの高さも実際に手に取ってみると全く気にならない。メタルグリップのお陰で重量バランスもいい。あまりにもいいので、ついつい持ってしまうほどだ。全くこの銃を肴に私はウイスキーを何杯飲んだことか。実射性能と外観のリアリティ。両方を求めるならWA製の銃は最適かもしれない。WA製の銃の良さはとにかく買ってみれば分かるといいたい。ホントに素晴らしいから。

 

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 MEUピストルのレビュー。外観は、いろんなブログ等のレビューで書いてあるので、詳しくは書かないけど、まず、私が一番驚いたのは、東京マルイ独特のおもちゃ的な(まあ、おもちゃなんだけど)安っぽさがない。WAのガバを初めて見たときは、そのスタイリングのよさに感動したけど、マルイのMEUピストルはそれ以上!ヒケもないし、エッジはシャープだし、スライドのガタツキ等も全く無い。パーティングラインは完璧に処理されているし、3ホールトリガーのメッキも上出来。

 特に感動したのはマガジンにかけられている硬質メッキ。こういう色はシャンパンゴールドと最近ではいうのか、色の良さと肌触りに感動。亜鉛ダイキャストの感触が気に食わなかった私としてはとてもうれしい。

 

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 と、ついつい長々と書いてしまったが、持っていてワクワクする銃だ。外観上の唯一の難点は、グリップだろう。自慢の3ピースグリップも安物感がミエミエで頂けない。おまけに強くグリッピングするとグリップの後ろの角が右手に食い込み結構痛い。・・・ということで、グリップのみパックマイヤーのGM-45CSに変更(GM-45Cは持ってない;)

 私が一番驚いたのは実射性能。とにかくマルイの銃は当るという話は聞いていたけど、実はマルイのガスガンを買うのは20年位前にハードボーラーを買ったのが最後。ハードボーラーも当時の水準からすればよく当ったが。

 

108_0874

 

 まあ、とにかくガスと使いまわしのBB弾を5発装填して命中精度を試す。壁に銃を押し当てて、できるだけぶれない状態にして、5m先のターゲットに打ち込んでみる。と、ワンホールショット?すげー2cm位にはまとまってる・・・。5mで2cmかよ・・・。それも使いまわしのボロBB弾で・・・。

 これが高精度のBB弾だったらどうなるんだ?さらにバレルとバルブをカスタムしたら・・・5m先のBB弾でもヒットできそうな。後に付属のBB弾で撃ってみたらフリーハンドでも5mで3cmを叩き出した。本当によく当る。

 

108_0870

 

 鑑賞派の私が太鼓判を押す外観、信じられないような命中率・・・多分今あるガスガンの中で最高のものじゃないかと思う。敢えて欠点を探すとしたら、プラの安物感丸出しのグリップとシングルカラムマガジンということで冬場はちょっと厳しいかも・・・。

 

購入後半年が過ぎ・・・

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 買ってからすでに半年近く過ぎた。今日まで5ヶ月間使ってみた感想を書いてみたい。例によって外観や細かいメカニズムはいろいろな方が書いているので割愛して、今回は特に買おうかどうか迷っている人が一番気になるMEUピストルの欠点を探し出してみることにした。実は5ヶ月間使ってみて特に欠点というものは見当たらなかった。ただ、強いて言うならやはり「軽い」。素材もヘビーウエイトじゃないので軽い。

 さらに私は買ってからグリップが気に入らなくてパックマイヤーのラバーグリップに替えてしまったので、グリップウエイトも無いからとにかく軽い!もう一つ、バレルがショートリコイルしていないということに1ヶ月位前に初めて気がついた。・・・これ位なのだ・・・欠点というのは。

 軽いというのは、アルミスライド、バレルカバー等を付ければ解決するが、アルミスライドにするとスライドの動きが遅くなってしまうのが難点。しかし、この重量というのもサバイバルゲーマーにとっては利点ともいえる。各人の好みの問題かもしれない。

 長期間使用してみたが、特に欠点というものはない。命中精度は5mで2cm位と超良好だし、外観は鑑賞派の私が太鼓判を押す精密なもの。まったく個人的な見解だけど、このMEUピストルは、現時点でのガスブローバックガンとしての一つの到達点と言っていいだろう。

 多分、MEUにはいくら金をかけても大丈夫だと思う。・・・が、MEUは外装位しかカスタム出来ない気がする。内部パーツは完成しすぎていて、いじる部分が無い。

 

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 デルタエリートとは、一見、ただのガバメント(アメリカでは単に「1911」と呼ぶようだ)だけど、このモデル最大の特徴は、使用弾が45口径ではなく特殊な弾丸である10mm弾を使用することにある。

 

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 10mm弾??・・・という方のために10mm弾の説明を少々。10mm弾とはコンバットシューティングの神様と言われたジェフクーパー大佐の発案による新しい口径。それまでのスタンダードな口径はアメリカは45口径、9mm口径だったわけだ。しかしそれぞれの弾丸には長所と短所が当然のように存在する。

 

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 まず、45口径弾。これは破壊力(マンストッピングパワー)がずば抜けている代わりに貫通力が弱い。これに対して9mm弾は全く逆で貫通力が優れている代わりに破壊力が弱いときたもんだ。この両方の長所のみを取り入れた新しい弾丸を作ろうというのが10mm弾の開発思想。

 

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 んで、作ってみたんだけど、いかんせん貫通力が強すぎた。それは警察官が使用する防弾チョッキをも貫通してしまうほどだったそうな・・・。んで、「コップキラー」なんてありがたくないあだ名まで貰ってしまった。

 

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 それでも一時期は次世代の弾丸!!・・・位の勢いで話題になった。確か80年代後半から90年代初頭だったと思うけど、10mm弾用に開発されたブレンテン、ガバメントクローンのオメガ、S&Wの1006等々10mm弾使用の銃が一気に出た。その中でデルタエリートも開発されるわけだ。まあ、今ではみんなコレクターズアイテムとなってしまったが。

 ・・・と大体こんな感じだったと思う。まあ、実銃の話はともかく、2004年にとうとうこの意外にマニアックな銃「デルタエリート」がWAから発売されたのだ。それより以前にはMGCから固定スライドガスガンが出ていたのと他にも数社からモデルアップされていたと思う。・・・そう、意外と人気があったのだ。

 

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 んで、人生の中で80年代後半が一番トイガンに熱中した私としてはつい欲しくなって買ってしまったのだった。まあ、外観はWAの製品なので非の打ち所はない。ヘビーウェイト製の上、グリップにもおもりが入っていてずっしりとした重みのあるものとなっている。

 

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 限定品ということで、発売日に渋谷の直営店に買いに行ったけど、その後セールの対象になっていたり、中古品が出回っていたりと、あまり人気がなかったようだ。実射性能だけど、ブローバックはマルイに比べて鋭いが、いかんせん命中精度が芳しくない。私の個体の問題か私の腕の問題か、5mで7cmに広がってしまった。何回撃っても同じような結果になる訳で・・・。マルイのMEUピストルに慣れちゃうとやはりお蔵入りとなってしまった。

 正直、あまり勧められない。デルタエリートが欲しいなら、マルイのガバメントをベースにコンバージョンキッドでデルタを作った方が良いと思われ・・・。結局、WAのデルタエリートは歴史の闇の中に消えていくのであった・・・。

 

【追記】2019年10月2日

 この記事は2014年4月30日のもので、記事のデルタエリートはSCW2モデル。現在、限定で発売されているレール付きの最新型デルタエリートは性能はこの記事のものと全く異なる。WAの現行ガバは固定ホップのため、弾を遠距離まで飛ばすことはできないが、5m〜10m程度ではかなり命中精度は高い。WAは、5m先の500円玉に充てられる命中精度を保障している。本記事の結論としてマルイ製ガバをカスタムした方がいいとしているが、現在の私は、マルイ製に比べ、命中精度は若干劣るかもしれないが、強烈な反動と重量感を持つWA製品の方が優れていると思っている。

 


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 今日は、私が所有しているハンドガン、KSCのG23Fについてレビューしてみたいと思う。


最も理想的な戦闘用ハンドガンはどれか




 私がG23Fの購入を選択したのは、もし実戦で使用するとしたらどの銃が一番理想的だろうかということを考えたのだ。その結果、G23が一番理想的という結論に達したのだ。


 ハンドガンには、オートとリボルバーがある。オートは連射性能、装弾数に優れるが、同口径のリボルバーに比べ銃が大型化するというデメリットがある。以前は故障しやすいと言われていたが、現在はこの問題はオートもリボルバーも信頼性に遜色はない。


 連射性能に関しては、リボルバーの連射はダブルアクションであり、連射するのに重いトリガーを引かなければならず、自動でハンマーをコックしてくれるオートに比べると連射性能は低くなる。


 装弾数はリボルバーの物理的限界といえる。リボルバーはシリンダーにカートリッジを装填する方式のため、材料工学が発達した現在においても6〜7発が限界だ。もちろん小口径の銃であれば装弾数は増えるが、実戦用ハンドガンとしては意味を為さない。


 リボルバー唯一のメリットと言えるのが、同口径のオートに比べ小型軽量であるということだ。これは、オートは自動で排莢装填を行うため、どうしても機構が複雑になり銃が大型化してしまう。


 分かり易いのは44マグナム弾を使用するM29とデザートイーグルだが、M29の6.5インチの重量が1.4kgなのに対して、デザートイーグルの重量は1.7kgに達する。4インチモデルになると重量が1.2kg弱で全長24cmに対してデザートイーグルは27cmと大きく差が出る。


 これに関してはリボルバーの勝ちなのだが、実戦用ハンドガンと考えた場合、大口径である必要はないので大きさの違いはそれほど問題ではない。


 そうなると、オートになるのだが、ここでまた問題だ。オートといっても様々な弾薬を使用するモデルがある。どの口径がいいのだろうか。


 まず9mm未満の口径は駄目。威力が無さすぎる。これは実戦経験者から聞いたことなので間違いない。9mm以上ということになるのだが、狩猟をする訳ではないのであまりに強力な弾薬は不要だ。


 これらから考えて実戦用では9mm以上45口径以下というのが常識的なラインだろう。基本的には世界の実戦部隊が配備しているのは、9mmか45口径のどちらかだが、これらにはそれぞれ長短がある。


 9mmは小型なので装弾数を多くすることが出来るが威力がない。これに対して45口径は威力はあるが、大型で装弾数を多くすることが難しい。何かを捨てなければならないのだが、実は、この2種類の弾丸を止揚する存在として開発された10mm弾というものがあるのだ。


 45口径はメートル法で換算すると11.43mm、1982年に9mmと11.43mmの中間ということで開発されたのが、10mm弾なのだ。


 しかしいかんせん10mm弾は威力があり過ぎた。ライトな防弾チョッキを貫通してしまうことからコップキラーという有り難くない名前を付けられる始末。完全にオーバーパワーだった。


 そこで開発されたのが、10mmの火薬量を少なくした40S&W弾。名称が変わって分かりにくいが、10mmを口径に換算すると40口径。口径10mmライトロード弾だ。


 実はこのカートリッジ、威力と装弾数の関係でいうとかなりバランスがいい様だ。むしろ
現在一番理想的な弾丸といえる。そしてオートで最も評判のいい銃はというと・・・グロックである。とまあ、こんな感じで40口径仕様のG23Fになった訳だ。


G23Fの長所


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フルオート機能がある


 とはいえ、実は、このG23に「F」というモデルは存在しない。KSCの架空の銃である。この銃の最大の特徴は、な、なんとフルオート機能があるのだ。んで、またこのフルオートが面白いんだ!ぶおーって弾幕を張れる。装弾数は20数発だったと思うが(私は実銃と同じ13発しか入れないから分らない)、凄まじい快感。


 まあ、実際サバゲで使うときにはバーストで使うんだろうが。このバーストはかなり強力な武器になると思う。いい感じのパターンで広がっていく。そして2〜3発ずつの発射だからかなりの弾幕となる。相手にとってはかなりの脅威だろう。

銃自体が小型で携行性が高い


 これは重要。グロックは小型軽量であり、突起が少ないので服に引っかからない。さらに人間工学に基づいて設計されているので扱いやすい。私の知人で実銃での訓練経験のある人はほとんどがグロック信者だ。

命中精度が異常にいい



さらにセミオートでの命中精度は新型チャンバーのおかげで驚異的に良い。5mで2〜3僂砲禄犬泙襦マルイとタメを張れる。

マガジンの気化効率がいい


 これはこのモデルに限ったことではないが、ダブルカラムマガジンは気化効率が良い。ガスガンというのはマガジンに液体のガスが入っている。


 それを気化させて発射するのだが、これは空間の体積が大きいほど効率が良い。シングルカラムに比べダブルカラムは体積が大きいので気化効率がいいのだ。気化効率が良いと発射時の圧力が安定する。連射にも有利だ。


G23Fの欠点


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スライドストップによってスライドが削れてしまう



 G23Fのスライドストップは金属でできている。スライドはプラだ。実銃と同じ仕組みで作れば当然、プラのスライド部分がスライドストップによって削られてしまう。


 他社では、スライド内側に金属のノッチを装着したりして対応しているが、KSCは何もないので削れてしまう。これは痛い!

グロックG23Fはシステム7じゃない



 KSCのガスガンの多くは、確か2007年に開発されたシステム7を使用している。しかしこのG23Fには採用されていない。残念ではあるが、反動はシャープで鋭い。

これが最大の欠点かもセレクターレバーがすぐにニュートラルになってしまう



 G23Fは随分使っているが、服やホルスターにセレクターレバーがちょっと引っかかっただけでレバーがニュートラルになってしまう。ニュートラルになると発射が出来なくなる。戻すにはスライドを引いてセレクターを切り替えなければならない。


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 上掲の画像は私がおっかなびっくりスライドが削れないように一年間注意しながら使った結果。注意すれば削れないが注意しなければ削れてしまう。それともう一つの欠点は(私が気になっているだけ)、気に入ったのでずっと持ってたらグリップに塩が吹いてしまった。うーむ、グリップが別パーツじゃないとなぁ。というKSCとは全く関係ない欠点でした。

まとめ



 グロックのコンパクトモデルはKSC以外にも数社から発売されている。それらの中で私が敢えてKSC製品を選んだのは、何というか、所有感とでもいうのだろうか。KSCの銃は、持っていてワクワクするのだ。


 これは多分、重量バランスや細かな作りこみ、エッジや面の出し方というような本当に細かいこだわりの結果だろう。特にG19用マガジンを装着した時のバランスの良さは筆舌に尽くしがたい。KSCのクラフトマンシップに感激するとともにKSCが大好きになってしまったのだった。

2014年5月18日初稿。
2019年10月17日加筆修正。


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