カテゴリ: 航空機

九五式陸上攻撃機 〜唯一実戦に参加した”大攻”〜

(画像は九六式陸攻 wikipediaより転載)  大攻とは、日本海軍の航空機種別で大型攻撃機の略である。一式陸攻等中型攻撃機とは主要目的は同じであるが、爆弾搭載量、航続距離に大きな違いがある。日本初の大型攻撃機、略して大攻は、昭和8年に完成した九五式陸攻で、全幅31 …
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艦上爆撃機 流星 〜日の目を見なかった万能機〜

(画像はwikipediaより転載)  流星は戦闘機、爆撃機、攻撃機の3機種の機能を全て兼ね備える万能機として設計された。戦争後期に生産され実戦にも参加したが、ほとんど活躍することなく終戦を迎えた。基本性能だけを見れば世界最高級の航空機であるが、エンジンの不調や各種 …
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閃電は単発双胴推進式という珍しい形の局地戦闘機として計画された。計算上の最高速度は759km/hとされており、仮に完成していたとすれば日本ではトップクラスの高速機であっただろう。設計は三菱によって行われていたが、戦局の悪化に伴って計画は中止された。 目次 < …
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陸上爆撃機 銀河 〜時代を超越した超高性能機〜

(画像はwikipediaより転載)  陸上爆撃機銀河は、海軍唯一の陸上爆撃機である。その設計製作は日本最高の技術を誇った空技廠が行った。結果、当時の新鋭戦闘機よりも高速であり、新鋭爆撃機よりも長大な航続距離を持つという当時の水準をはるかに凌駕した超高性能機であっ …
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哨戒機 東海 〜世界で唯一磁気探知機を装備した異形の潜水艦ハンター〜

(画像はwikipediaより転載)  哨戒機東海は昭和20年に制式採用された現在でいう対潜哨戒機である。最新鋭の磁気探知機と対潜爆弾を装備し、低速で長時間滞空することが可能であった。しかし登場があまりにも遅い上に記録が少なく、実際の活躍は不明な部分が多い。 目次 …
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夜間戦闘機 月光 〜日本の空を護った劣等機〜

(画像はwikipediaより転載)  当初は、長大な航続距離を誇る陸上攻撃機の援護のために生まれた長距離戦闘機が月光の母体であったが、性能が海軍の要求を満たさず不採用となったが、二式陸偵として生まれ変わり、さらには夜間戦闘機月光として再び生まれ変わったという数奇 …
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艦上戦闘機烈風 〜究極の空力特性を持った革命機〜

(画像はwikipediaより転載)  烈風は零戦の後継機であるが、開発に紆余曲折があり、試作機が7機のみ完成したに過ぎない。しかし最高速度627km/h、空戦性能も高く、操縦も比較的容易という当時の日本の航空機では卓越した高性能を発揮した機体であった。早期に実戦配備され …
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水上偵察機紫雲 〜二重反転プロペラの高速水偵〜

(画像はwikipediaより転載)  紫雲は潜水艦隊旗艦用巡洋艦として建造された大淀に搭載するために製作された高速水偵で生産数はわずか15機のみであったが、二重反転プロペラを始めとする画期的な技術を採用した水偵で、当時の水上機では最高レベルの性能を持っていた機体で …
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艦上偵察機彩雲 〜世界最高の航続距離を実現した俊足艦偵〜

(画像はwikipediaより転載)  彩雲は太平洋戦争開戦後に開発が始まった高速偵察機であった。試作機は最高速度653km/h、戦後アメリカで高オクタン価の燃料で試験した結果は694km/hと当時の航空機としては抜群の高速性能を発揮したが、主に活躍したのが戦争後半であったため …
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零式艦上戦闘機 〜各型の特徴と生産数〜 

目次<概要>11型21型32型22型52型/53型丙62/63型54型丙零式練戦11型/22型生産数  <概要>  昭和12年10月5日、三菱と中島に十二試艦上戦闘機計画要求書が交付。これに対して中島飛行機は辞退、三菱は昭和13年4月10日、海軍に「A6M1計画説明書」を提出した。昭和14年3月 …
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水上偵察機瑞雲 〜当時の水準を凌駕した高速重武装水偵〜

(画像はwikipediaより転載)  水上偵察機瑞雲は偵察機と区分されているものの、急降下爆撃もできる上にフロート付きの水上機としては驚異的は最高速度442km/hを発揮する当時の水上機の性能を凌駕した高性能機であった。太平洋戦争初期に活躍した九九式艦爆11型の最高速度が …
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超大型飛行艇 蒼空 〜観音扉を持つ先進的木製輸送機〜

(画像は二式大艇 wikipediaより転載)  蒼空は名前が示す通り、海軍の輸送飛行艇である。昭和19年に計画され20年末に完成予定であったが、戦局の悪化と物資不足のために開発は中止された。森林資源に恵まれた日本の国情に合わせて全木製とする画期的な飛行艇であった。 …
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二式大型飛行艇 〜世界最強の空中巡洋艦〜

1998年船の科学館にて撮影  二式大型飛行艇、通称二式大艇は太平洋戦争当時、世界最高性能の飛行艇であった。離水する時に発生するポーポイズ現象(水面をぴょんぴょん跳ねて水面に突っ込んでしまう現象)という問題はあったが、速度、航続距離などどれをとっても世界一の …
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零式観測機 〜帝国海軍最強の複葉機〜

(画像はwikipediaより転載) <性能> 全長9.5m 全幅11m 全高4m 全備重量2.550kg 最高速度370km/h 航続距離1070km 武装7.7mm固定機銃2門、7.7mm旋回銃1門  零式観測機とは艦砲の弾着観測専用に開発された航空機で全金属製の最後の複葉機である。太平洋戦争は主力艦同士の …
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水上攻撃機晴嵐 〜零戦50機分の高性能機〜

(画像はwikipediaより転載)  晴嵐は太平洋戦争後期に開発された日本海軍で唯一の水上攻撃機である。攻撃機とは水平爆撃と共に雷撃ができる機種のことで、爆撃のみの機種は爆撃機と呼称された。水上攻撃機とは水上、すなわちフロートを持つ水上機であり、なおかつ雷撃が可 …
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零式小型水偵 〜世界で唯一の米本土を爆撃した英雄〜

(画像はwikipediaより転載)  零式小型水偵とは、潜水艦に搭載された小型偵察機である。世界で唯一米本土を爆撃した航空機でもある。この零式小型水偵は、昭和11年6月5日、性能標準が軍令部から海軍省に示されたことから始まった。  昭和12年、第三次補充計画で潜水艦の …
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局地戦闘機震電 〜海軍期待の高性能異端機〜

(画像はwikipediaより転載)  震電は、戦争後半に計画され終戦間際に初飛行をした局地戦闘機で、当時は世界でも珍しいエンテ型(前翼式)戦闘機である。前翼式とは機体前部に小さい前翼をつけ、機体後部に主翼を配置し、エンジンを機体後方に配置するという構造である。 …
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局地戦闘機雷電 〜日本最強の大型機キラー〜

(画像はwikipediaより転載)  日中戦争の戦訓により大型機迎撃用の戦闘機である局地戦闘機が必要とされた。その要求に応えるべく開発されたのが局地戦闘機雷電である。雷電は大型の火星エンジンを装備したため前方視認性が悪く「殺人機」とまで呼ばれたパイロットには不評 …
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99式機銃の系譜

(画像は99式機銃。上が1号銃、下が2号銃 wikipediaより転載)  99式機銃とは、零戦などに搭載された機銃で各種の改良型が製作された。99式機銃は、スイスのエリコンFF型20mm機銃を国産化したもので、当初は恵式20mm機銃と呼ばれていた。昭和11年6月にエリコン社とライセン …
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局地戦闘機紫電改 〜伝説になった万能戦闘機〜

(画像はwikipediaより転載)  太平洋戦争時の戦闘機で零戦と並んで知名度の高いのがこの紫電改である。紫電改は紫電11型をベースにしたことから紫電改と呼ばれているが、主翼以外はほぼ新規の設計である。太平洋戦争末期に完成し343空で集中運用したことから有名になった。 …
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局地戦闘機紫電 〜フロートを脱いだ高速機〜

(画像はwikipediaより転載)  昭和16年暮れ、川西飛行機が製作中の新鋭水上戦闘機、十五試水戦の陸上機化が海軍によって許可された。十五試水戦とはのちの水上戦闘機強風で陸上機化された陸上戦闘機はのちに紫電と呼ばれることになる。紫電はその後改良が加えられ太平洋戦 …
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水上戦闘機強風 〜世界最強の水上戦闘機〜

(画像はwikipediaより転載)  水上戦闘機は日中戦争で水上機の空戦能力に有用性が認められたことと対米戦が南方侵攻作戦が中心になることを想定して開発が進められた機種で、他国では試作機は造られたものの、量産化したのは日本だけだ。この量産化水上戦闘機で最高性能を …
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水上戦闘機二式水戦 〜世界一活躍した水上戦闘機〜

(画像はwikipediaより転載)  二式水上戦闘機、略して二式水戦は世界で最初に量産された水上戦闘機である。後継機として強風が量産されるがこの二機種のみが人類史上量産された水上戦闘機である。つまりは水上戦闘機を量産したのは世界で日本のみだ。  この背景には計画 …
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 加藤隼戦闘隊という名前は聞いたことがあると思います。特に古い世代であれば歌まで歌えたりするかもしれませんね。「エンジンの音〜轟々と〜」ていう感じですね。  加藤隼戦闘隊とは正式には陸軍第64飛行戦隊といい、日中戦争から太平洋戦争まで戦い抜いた日本陸軍 …
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世の中には面白い飛行機というものがある。航空機というのは木製布張りから始まった(と思う)が、エンジンの技術の発達によって全金属製の航空機が誕生した。その後現在に至るまで全金属製の航空機というのが主流を占めている。特に戦争という危険な環境で使用する航空 …
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 海洋国家日本らしい珍妙な飛行機瑞雲。一応分類は水上偵察機となっているようだが、実際には水上爆撃機である。飛行艇時代なんて『紅の豚』の世界だけの話だと思っていたが、日本は実際に水上爆撃機を完成して、さらには実戦配備までしてしまたのだ。この瑞雲、「水上」 …
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 私は基本的に海軍機が好きなんだけど、だからと言って陸軍機が嫌いなわけではない。どうも日本人全般にいえることだが海軍に関しては好意的、陸軍に関しては日本を戦争に導いた悪というような視点がある気がする。しかしこの評価は妥当とは言えないと思う。 性能 四式 …
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