300px-HMS_Ark_Royal_h79167 今日はイギリスの名艦、空母アークロイヤルなのだ。全長や就役年が日本海軍の航空母艦蒼龍、飛龍とほぼ同じという奇妙な関係にある空母なのだ。イギリス空母は日本ではあまり人気がないと思う。戦艦プリンスオブウェールズ等は有名でファンも多いだろうけど。今日はこの日本ではあまり知られていない空母アークロイヤルを特集してみよう。(画像はwikipediaより転載)

性能
排水量 基準:22,000トン
満載:27,720トン
全長 243.83m
水線長 208.8m
全幅(水線部) 28.88m
吃水 8.46m
飛行甲板長 縦:243.8m 横:29m
機関 アドミラリティ式三胴型重油専焼缶6基+パーソンズ式オール・ギヤードタービン3基3軸推進
最大出力 102,000shp
最大速力 31.0ノット
航続距離 16ノット/6,650海里
燃料 重油:4,650トン(満載)
乗員 1,575名
兵装 Mk I 11.4cm(45口径)連装両用砲8基 3ポンド:4.7cm(40口径)単装高角砲4基 2ポンド:4cm(39口径)8連装機関砲4基(1941年に6基)
搭載機 60機
装甲 舷側:114mm(水線部)、64〜76mm(前後隔壁)、38mm(水密隔壁)
主甲板:89mm(機関区、燃料タンクのみ)飛行甲板:なし
(wikipediaより転載)

概要
 アーク・ロイヤル(HMS Ark Royal, 91) はイギリス海軍の航空母艦で同型艦はない。アメリカのヨークタウン級、日本の蒼龍型と併せて中型空母の完成型として並び称される優秀な空母であった。

 ワシントン海軍軍縮条約によって13万5000トンの空母建造枠を確保したイギリスは、当時フューリアス、アーガス、イーグル、ハーミス、カレイジァス、グローリアスの6隻により11万5455トンを消化し、2万トン弱の建造枠を残していた。この枠を使い切って計画されたのが本艦である。
 本艦の原型は1933年の設計案だが、同案は飛行甲板長274m(船体長250m程度?)と建造ドックのサイズ制限を超過してしまうため全長短縮を主眼とした改設計が行われた。建造には第二次ロンドン条約の制限(基準排水量2万3000トン)も意識され、結局2万2000トン(満載2万7720トン)の空母として結実し、1934年度計画により議会に建造予算が承認され、キャンメル・レアード社(バーケンヘッド)で建造された。

艦歴
1939年
 12月:ドイツのポケット戦艦アドミラル・グラーフ・シュペー捜索支援のため南大西洋に派遣された。
1940年
 春:ノルウェー戦線に参加。
 6月:H部隊に加わる。
 7月3日:アルジェリアメルセルケビルのフランス艦隊に対する攻撃(カタパルト作戦)に参加。
 7月6日:メルセルケビルのフランス戦艦ダンケルクに対する攻撃(レバー作戦)を行った。
 7月8日:地中海東部で行われる船団護衛作戦(MA5作戦)の陽動としてサルデーニャ島のカリャリ空襲を行うため、H部隊はジブラルタルから出撃した。しかし、H部隊は空襲を行わずに引き返した。
 7月23日:フランス西岸での商船攻撃を目的として出撃したが、この作戦は中止された。
 7月31日以降:ハリー作戦に参加。
 8月2日:カリャリ付近の飛行場を空襲した。
 9月:ダカール沖海戦に参加。
 11月以降:地中海でホワイト作戦などの作戦に従事した。
1941年
 1941年の間、アーク・ロイヤルは地中海で活発に活動し、また、マルタへの戦闘機の輸送にも何度も従事した。
 3月:ドイツ巡洋戦艦シャルンホルスト、グナイゼナウの追跡にあたった。
 5月:ビスマルク追撃に参加。
 5月26日:アーク・ロイヤルから発進した雷撃機がビスマルクに魚雷3本を命中させた。
 11月:マルタへの戦闘機輸送の作戦(パーペテュアル作戦)に参加。
 11月13日:ジブラルタルへ帰投中ドイツ潜水艦U-81の雷撃を受けて損傷。曳航されたが14日の早朝に、ジブラルタルまで残り25マイルの地点で横転沈没した。
(wikipediaより一部転載)
 さらに詳しい情報を知りたい方はこちら(wikipedia)


 就役してわずかに2年弱で沈没してしまったという短命な空母であった。海洋国家のイギリスが大陸国のドイツに空母を撃沈されるというのもすごい話ではあるが。これはUボートが撃沈したようだ。しかし短期間とはいえかなり活躍したようだ。因みに当時の航空母艦の運用というのは二種類ある。一つはアメリカが採用した任務部隊方式。これは空母単艦に護衛艦隊を付け1ユニットとして運用するというもの。これに対して日本が採用した全空母を1ユニットとして使用するという集中運用方式。


 それぞれ長短があるんだけど任務部隊方式だと打撃力があまり強くないが防御力は強くなる。これに対して集中運用方式だと防御力は弱くなるが打撃力がハンパない。この集中運用方式の長短は南雲機動部隊によってどちらも証明されたのだ。真珠湾攻撃の時には6隻の空母から353機の航空機が一斉に奇襲をかけ米軍に大損害を与えた。逆にミッドウェーでは空母が集中していた故に一網打尽にされてしまったのだ。


 イギリスというのはこの艦歴からみると単独運用が基本だったようだ。確かに敵がドイツであれば強力な機動部隊が存在するわけではなく単艦で行動した方が効果はありそうだ。攻撃機も結局ソードフィッシュという布張り攻撃機を大戦後まで使い続けた訳だし・・・。ここで動画を観てみよう。













 模型の動画は日本人が作ったものは無かったのですべて英語になってしまうけど、完成度等を見るには十分だと思う。











 この空母アークロイヤル。ななんとアオシマのウォーターラインシリーズで発売される。イギリス空母というのは日本人にはあまり縁が無いものだけどこの機に興味を持ってみるのもいいかもしれない。プラモを作ってみると日本空母との構造の違いが実感できると思う。コレクションも国際化してみよう。次はプリンスオブウェールズだ。



1/700 ウォーターラインシリーズNo.714 英国海軍航空母艦アークロイヤル1941ビスマルク追撃戦

商品の説明
 大英帝国のほこる近代航空母艦のネームシップであり、次世代艦はフォークランド紛争で活躍しました。アオシマとしては数十年ぶりの外国艦であり、四十数年ぶりのイギリス艦です。羽の折りたたんだ、格納状態のソードフィッシュをはじめとして、艦載機はフルマーなど新規に型おこしています。
(amazonより転載)



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