ミニマム情報戦記

軍事レポートは軍事ニュースだけ。に移転しました。興味のある人は見てみてくださいね!

カテゴリ: 書評

 私が零戦の搭乗員に興味を持つきっかけになった本!。。。ではない。私が零戦搭乗員に興味を持ったのは中学二年生の時に岩本徹三『零戦撃墜王』を西友の古本市で見つけたのがきっかけだ。  学校にある図鑑に胴体に桜の撃墜マークをたくさん描いた零戦の絵があり、「 …
続きを読む

 以前、坂口氏の『独立国家のつくりかた』という本がかなり面白かったので再び坂口氏の著書を読んでみた。  本書は『独立国家のつくりかた』よりももっと内面的な表現で書かれている。同じ空間でも視点を変えることで全く違った世界に見えてくる。  これは坂口氏が …
続きを読む

 以前に購入したが中々読む機会がなかったが、最近、やっと時間が取れるようになったので読むことができた。あとがきを読むと分るが渡辺氏渾身の作品だ。今後、これ以上のものは書けないとまで書いている作品だ。  内容は夜間戦闘機の開発から南方での初戦闘から終戦 …
続きを読む

 本屋の定期パトロールをしていた時に発見、購入してしまった。私が期待していた内容は、東京都多摩地域の防空体制と生産工場等の詳細な情報であったが、内容は基本的に多摩の工業の変遷であった。  軍事関係の本だと思っていた私はちょっと肩透かしを食らってしまっ …
続きを読む

 著名な海軍戦闘機搭乗員、宮野善治郎氏の生涯を追いかけた本である。著者は元海軍搭乗員との交流が深い神立氏である。著者は偶然にも宮野氏と同じ高校の卒業生であるという。  因みに私が宮野善治郎大尉について知ったのは、だいぶ前(多分1990年代中盤頃)に読んだ …
続きを読む

 私がツィッターをフォローしているホリエモンが絶賛していたので読んでみた。あくまでも私の考え方なのだが、本というのは二つの目的がある。一つは知識を習得するため。もう一つは理論を習得するためだ。  私はこのような考え方で読書をする。読み方は基本的には一 …
続きを読む

 世間では、大戦中の陸海軍については海軍はリベラルで戦争反対。陸軍は国粋主義に凝り固まり戦争賛成という二項対立で分けるのが一般的だと思うが、本書はそれが間違いであることを分からせてくれる。  著者は陸軍中将樋口敬七郎の子ある。父、樋口中将との思い出を …
続きを読む

 本書は数少ない偵察機搭乗員の戦記である。著者田中氏は甲種予科練5期生として採用され、戦中はほぼ戦場で過ごした。戦後は海上自衛隊に入隊し、搭乗員としての人生を歩み続けた。  2017年現在、田中氏は恐らくご健在であろう。本書の内容はまさに衝撃的だ。田中氏は …
続きを読む

 前から気になっていた本をやっと読むことが出来た。私は高等遊民というものに多少の憧れが あり、以前から調べていたりした。実際、高等遊民になりたいと思うことはあまりないが、突き抜けた感じに今でも憧れはある。  ということで、本書は近代の高学歴者の就職難に …
続きを読む

 『レイヤー化する世界』以来、佐々木俊尚氏にすっかり虜になってしまった。本書は『レイヤー化する世界』の後に書かれたものだ。内容は正直、基本的に一緒だった。  ただ、佐々木氏の主張は基本的に賛成なので私としては読みやすい本ではあったが、『レイヤー化する …
続きを読む

 最近、忙しくて中々本を読む時間が無かった。何とか読み終わったのが本書、『神龍特別攻撃隊』である。本書は潜水艦搭載水上機の搭乗員をしていた高橋氏の貴重な記録である。  高橋氏は乙種予科練6期修了という超が付くほどのベテラン搭乗員である。6期というのがど …
続きを読む

 ミリタリーとは全く関係ない本になってしまったようだが、そうではない。本書は「勝負師」について書かれた本だ。私が本書を読んだのは、とある武術の先生が絶賛していたからだ。因みにその武術の先生は多くの真剣勝負をくぐり抜けて来た人だ。  本書は勝負について …
続きを読む

 私は本を読むときには大体、一つのテーマについて複数冊の本を続けざまに購入する場合が多い。例えば「武士道」について調べるのであれば、武士道について書かれた本をネットで調べまくって気になった本はどんどん購入する。  だから部屋には必ずまだ読んでいない本 …
続きを読む

   『レイヤー化する世界』を読んで、すっかり佐々木俊尚氏の著書に魅了されてしまった。以前『そして、暮らしは共同体になる』を紹介したが、さらに今回もまた佐々木氏の著書を紹介しよう。  私の考えはどうも佐々木氏の意見と大変近いようだ。本書の内容は大雑把に …
続きを読む

 ホリエモンこと堀江貴文氏の最新刊かと思ったら全然違った。去年たくさん出した本の内の一冊だ。内容は例のごとく「ホリエモン」だ。その昔、ライブドア事件があった時に『稼ぐが勝ち』を読んだのが堀江氏の本を読んだ最初だった。  驚くことに内容は『稼ぐが勝ち』 …
続きを読む

 今日は一応軍事関係ではあるが、テーマは古代。奈良時代末期から平安時代に東北で起こった大戦争、三十八年戦争とその後の戦乱について書いた本を取り上げてみたい。  私のブログを見てくれる人はほとんどがミリタリーファンだと思うが、古代軍事史に興味がある人は …
続きを読む

 佐々木氏の『レイヤー化する世界』があまりにも面白かったので購入。会社や国等の縦の関係に対してそこから逸脱するとい「外へ」という関係でもない横の関係がこれから大きくなっていくというのが大雑把な内容。  食品のネット通販や様々なコニュニティーを取材して …
続きを読む

 書評では初めての潜水艦戦記だ。このブログの【書評】という書き方だけど、私は今ひとつ気に入らない。何となくどのブログも【書評】と書いているので【書評】と書いてしまったが、私は感想を書いているだけでその本を「評価」したり「論評」したりしている訳ではない。 …
続きを読む

 藤田氏を知る人はあまり多くはないだろう。昔一度テレビに出演したがそれを知らなければ恐らく戦史に詳しい人以外は知らない人だと思う。  藤田氏は世界で唯一「アメリカ本土を爆撃した男」なのである。どうやったかというと、当時、日本は世界で唯一(たぶん)潜水 …
続きを読む

 本書の執筆者、原朗氏は経済史が専門とのこと。私は経済史の研究者には暗いので残念ながら原氏の存在は初めて知った。それはともかく本書は著者が2012年に行った講演を文章化したものであり、明治から太平洋戦争までの期間を概論的にみている。  本書だけではないが …
続きを読む

 5人の「撃墜王」へのインタビューを中心に書かれている。ほとんどが戦争後半に活躍した搭乗員ということに時の流れを感じる。私が零戦搭乗員の手記に興味を持った1995年前後は日中戦争以来の搭乗員がまだ存命だった。  インタビューは貴重。しかし井上氏の著作はかな …
続きを読む

 また飛行艇戦記。著者は藤代護氏、乙種予科練9期出身の水偵乗り。偵察員であった。「偵察員」とはよくわからない方もいるかもしれないが、水上偵察機には通常、2〜3名の搭乗員が乗る。操縦員と偵察員、または操縦員と電信員、偵察員である。    予科練を目指す者で初 …
続きを読む

 本書の著者、保科善四郎海軍中将は、いわゆる海軍良識派と言われる人だ。戦前は開戦に反対し、戦中は和平工作、戦後は軍隊を再建させるために努力した。 保科 善四郎 保科 善四郎(ほしな ぜんしろう、1891年(明治24年)3月8日 - 1991年(平成3年)12月25日)は、日 …
続きを読む

 本書は相当前に読んだことがある。実は読むのは今回が二度目だ。『葉隠』といえば「武士道とは死ぬこととみつけたり」とかなり威勢がいい。しかし山本氏はこの『葉隠』を痛烈に批判する。  『葉隠』を語ったのは山本常朝。「語った」と変な書き方をしたのは常朝自身 …
続きを読む

 著者の勝間和代氏は元公認会計士で外資系金融コンサルタント会社にいたバリバリの人だ。ブログを読むとちょっとした変わり者だということに気が付くのだが、まあ、それはいいとして、本書はその勝間氏が資産の運用方法について書いたものだ。 勝間 和代  勝間 和代( …
続きを読む

 私が学生時代にとある先生と話をしていた際に歴史哲学の話になり、その先生が引用したのが本書だ。意外と有名な人だったようで、もっとも有名な言葉に、 歴史とは過去と現在との間の対話である  というものすごく有名な言葉を残している。まあ、前述「有名な人だっ …
続きを読む

 正直、ぞっとするほどの良書だ。私が最近読んだ本の中で5本の指に入るほどの良書だと思う。IT革命の結果の未来を過去の歴史からみていくという、まさにE・H・カーの主張を地で行くような本だ。視点は非常に面白い。 佐々木 俊尚  佐々木 俊尚(ささき としなお、1961 …
続きを読む

 最近、飛行艇物に首ったけな私である。今度は北出大太『奇跡の飛行艇』を読んでみた。北出氏は海軍の飛行艇乗りで操縦練習生21期という開戦時にはすでにベテラン搭乗員であった凄腕の飛行艇乗りだ。  操縦練習生21期というのがどれくらいすごいのか分からない方も多 …
続きを読む

 飛行艇空戦記が意外と少ないのでとうとう水偵空戦記にまで手を出してしまった。まあ、水偵も飛行艇だけどね。内容は面白い。これは著者自身の筆によるものなのではないだろうか。描写が非常にリアルだ。 概要  零式水上偵察機(れいしきすいじょうていさつき)は、十 …
続きを読む

 情報分析力には定評のある池上氏、佐藤氏の共著。内容は世界の紛争地帯や世界の問題地域、例えば中東、ウクライナ、北朝鮮、尖閣諸島の詳しい分析がある。  ここらへんは両氏の専門中の専門なのでさすがにすごい。私もここら辺のことを勉強したくなったら本書を再読 …
続きを読む