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(画像はwikipediaより転載)

 

 スターリングとは、第二次世界大戦中に開発がスタート、1953年にイギリス軍に制式採用されたサブマシンガンで円筒型のレシーバーの左側にマガジンが装着されており、ストレートブローバック、オープンボルトのシンプルな構造になっている。イギリス軍において30年以上使用され続けたがL85の制式採用により廃止された。

 

スターリング(実銃)

 

 

性能

全長 483mm(ストック展開時690mm)
重量 2,72g
口径 9mm
使用弾薬 9mmパラベラム弾
装弾数 34/20/10発
設計・開発 スターリング・アーマメンツ社

 

開発

02_スターリング
(画像はwikipediaより転載)

 

 スターリングサブマシンガンは、第二次世界大戦中にイギリスで開発されたステンサブマシンガンを近代化したモデルともいえるサブマシンガンで形状や操作性に類似点も多い。全体はパイプ状のレシーバーに円筒形のボルトが組み込まれており、マガジンはカートリッジの装填をスムーズにするためにバナナ型に設計され、左側に水平方向に挿入するように設計されている。作動はシンプルなブローバック、閉鎖機構はオープンボルト式で、ボルト表面には侵入してくる塵や砂を自動的に排除するための螺旋溝が切られている。ストックは前方に折り畳まれており、下に半回転させることでストックとして使用することができる。

 設計はジョージ・ウィリアム・パチェットによって1942年より開始され、1943年よりイギリス軍による審査が開始された。1944年には20挺の調達が指示されており、一部実戦に投入されたという情報もあるが定かではない。第二次世界大戦後も開発は続けられ、1953年9月にはL2A3としてイギリス軍に制式採用、以後30年にわたってイギリス軍で使用され続けた。1985年には5.56×45mmNATO弾を使用する自動小銃であるL85が制式採用され、サブマシンガンを自動小銃に一本化することが決定、湾岸戦争を最後に退役しているが、一部地域では現在でも使用されている。

 

バリエーション

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(画像はwikipediaより転載)

 

 イギリス軍に制式採用されたL2A1(Mk.2)、1955年に製造が開始された改良型のL2A2(Mk.3)、1956年に製造開始のL2A3(Mk.4)、サプレッサーを内蔵した特殊モデルであるL3A1(Mk.5)、民間向けのセミオートモデルであるMk.6、ストック無しの短銃身モデルであるMk.7がある。

 

スターリング(トイガン)

 

概要

 1973年にMGCが金属製モデルガンを発売、1985年にはJAC、1989年にはアサヒファイアーアームズがガスフルオートで発売している他、海外メーカーではS&Tが電動ガンで発売している。

 

まとめ

 

 独特の形状を持つサブマシンガンであるスターリングサブマシンガンは70年代から80年代にかけて日本において人気が高いサブマシンガンであった。バレルジャケットには多くの通気孔が空けられ、先端部には銃剣を装着するための着剣ラグが装備されている。総生産数は40万挺以上で世界90ヶ国で制式採用された傑作サブマシンガンである。

 

 


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