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(画像はwikipediaより転載)

 

 MPL(K)とは、1963年にワルサー社が開発したサブマシンガンである。レシーバー、グリップは薄いプレス板で形成されており、発射機構はブローバック式オープンボルトであった。近代的なサブマシンガンであったが、今ひとつ影の薄い存在であったといっていい。

 

MPL(K)(実銃)

 

 

性能(MPL)

全長 259mm
重量 2,830g
口径 9mm
使用弾薬 9mmパラベラム弾
装弾数 32発
設計・開発 ワルサー社

 

開発

 1950年代後半にドイツのカール・ワルサー社は西ドイツ軍、警察の再軍備計画に沿って短機関銃の開発をスタートさせた。その結果、1963年にはMPの完成を見ることとなった。このサブマシンガンは、レシーバーやグリップは薄いスチール板のプレス加工で製造され、折り畳み式のショルダーストックはパイプを曲げて製作されている。発射機構はブローバック式、オープンボルトというシンプルな構造になっている。グリップ上方にはアンビタイプのセイフティ・セレクタースイッチがあり、これを切り替えることでセミ・フルオートでの発射が可能となる。

 完成するとすぐに西ドイツの情報機関、ドイツ駐留の米軍特殊部隊に採用された他、米海軍特殊部隊SEAL、デルタフォースでも装備がM3グリースガンからMP5に変更される過渡期に一時的に採用されている。1983年に売上が低迷したため生産中止となったが、それまでに27,000挺が製造されている。バリエーションは銃身長の違う2種類のみで、長銃身モデルがMPL、短銃身モデルがMPKである。

 

MPL(K)(トイガン)

 

概要

 トイガンでは1986年に東京マルイがエアコッキングガンとしてMPK、MPLを発売、翌年にはポンプ式が発売され、1988年には排莢式のMPLが発売された。東京マルイ以外では同じく1988年にヨネザワからガスモーター式MPLが発売されている。

 

まとめ

 

 ワルサーMPは1963年に開発されたブローバック、オープンボルトのサブマシンガンであった。近代的なサブマシンガンであったものの、数年後にはH&K社が高い命中精度を誇るクローズドボルト方式の傑作サブマシンガンMP5を発売したため影の薄い存在となってしまい1983年に製造中止となったというあまり目立たないサブマシンガンであった。

 

 


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