01_AK74
(画像はwikipediaより転載)

 

 AK74とは、1974年にソビエト軍が制式採用したAKMの改良型で口径を小口径化、大型のマズルブレーキを装着して近距離での能力を向上させたモデルである。基本構造は変わらないものの、ハンドガードとストック、マガジンがプラスチック製となっている。

 

AK74(実銃)

 

 

性能

全長 943mm
重量 3,300g
口径 5.45mm
使用弾薬 5.45×39mm弾
装弾数 30発
設計・開発 ミハイル・カラシニコフ / トゥーラ造兵廠

 

開発

02_AK74M
(画像はwikipediaより転載)

 

 AKMをベースに改良された自動小銃で1974年にソビエト軍に制式採用された。内部機構はAKMと同様で、kを使用する。小口径化に加えて反動を抑制するために大型のマズルブレーキを採用したことにより連射時の取り扱いが容易になっており近接戦闘に威力を発揮するようになった。5.45mm弾は小口径でコントロールし易く貫通力が強い。弾薬が小型軽量であるため携行や補給に有利な反面、破壊力が低いという問題点を持っている。つまりターゲットに命中しても初速が早いためそのまま貫通してしまいターゲットに対してダメージを与えることができないため命中しても致命傷とはならない。このため5.45mm弾の弾頭は弾頭内部が空洞化されており、弾頭がソフトターゲットに命中すると横転し十分な破壊力を発揮するという構造を採用した。これはNATO軍がのちに制式採用するSS109と同様の構造である。マガジンはプラスチック製でハンドガード、ストックは木製であったが、のちにプラスチック製に変更されている。

 

 

バリエーション

03_AK74U
(画像はwikipediaより転載)

 

AK74シリーズ

 ストックを金属製折り畳み式としたAKS74、1991年から配備が開始されたストックが黒色プラスチック製折り畳み式となったAK74の近代化モデルAK74M、銃身を延長、ロングマガジン化して分隊支援火器としたRPK74、ショートバレルモデルのAKS74U等がある。

 

AK100シリーズ

 ソビエト連邦の崩壊後、イズマッシュ社によって生産されたモデル。このイズマッシュ社はのちに経営破綻、現在ではカラシニコフ・コンツェルン社が生産している。西側輸出用に口径をNATO軍規格の5.56×45mm弾に変更したAK101、さらにAK101をカービン化したAK102、口径をAK47で使用している7.62×39mm弾仕様にしたAK103、同モデルのカービン仕様のAK104、AK74で使用している5.45mm弾のカービンモデルであるAK105、同モデルの連射速度を850〜900発/分に向上させ3点バースト機能を装備したAK107、同モデルを5.56mm弾化したAK108、AK103をセミオート化して民間仕様としたサイガM3EXP01等がある。

 

AK200シリーズ

 2010年代に発表されたモデル。当初はAK100M、AK74M3という名称であったが2018年6月にAK200に変更された。AK200はAK74を近代化したモデルでグリップとストックをAK12のものに交換、ハンドガード、ダストカバーにピカテニー規格20mmレイルを装着した。さらにグリップを握ったまま操作できるように安全装置も改良されている。5.45mm弾のオリジナルモデルであるAK200、同カービンモデルAK205、5.56mm弾仕様のAK201、同カービンモデルのAK202、AK47と同じ7.62mm仕様のAK203、同カービンモデルAK204がある。

 

AK74(トイガン)

 

概要

 トイガンではエルエスがエアーコッキング式で発売、1987年にはガスフルオートで発売している。エルエス廃業後はアリイが金型を買い取り1993年頃に同モデルを発売、現在では韓国のトイスター社が同金型でAK74を生産している。2007年12月20日には東京マルイが次世代電動ガンとしてAK74MNを発売、2008年7月14日にはAKS74U、2009年10月7日にはAKS74Nを発売している。KSCからはAK74が電動ガンでAK74Mがガスブローバックガンとして発売、海外メーカーではAPS、CYMA、GHK、、E&L、ダブルイーグル等から発売されている。

 

東京マルイ AK74MN 次世代電動ガン

性能

全長 943mm
重量 3,040g
装弾数 74発
初速 90m/s前後
定価 54,800円

 機関部、マズル等はダイキャスト製であるため重量感があるが強度が若干弱い。電動ガンのためグリップにモーターが内蔵されているのでグリップが太くなってしまうのは仕方のないことなのかもしれない。モーターはEG1000Sでバッテリーはハンドガード内に収納される。次世代電動ガンの第一作であるため現在の次世代電動ガンと比べると見劣りするかもしれないが命中精度、パワーは現在でも十分に実用レベルに達している。

 

KSC AK74MN ガスブローバック

性能

全長 945mm
重量 3,500g
装弾数 42発
初速 80m/s前後
定価 49,800円

 外観はアルミ製ボディに金属パーツを多用しており、ハンドガード、ストックは樹脂製でモデルガンメーカーだけあって再現度は非常に高い。内部構造も実銃に極力忠実に再現しており、命中精度も非常に高い。ガスブローバックにしては初速は若干高めであるがもちろん法的には全く問題なく、反動も強いが連射速度が遅いのが欠点である。これさえ気にならなければかなりの完成度であることは間違いない。

 

まとめ

 

 AK74はAK47の設計者ミハイル・カラシニコフによって設計された自動小銃で、その内部構造はAK47とほとんど変わらない。その後の改良でも内部構造は大きく変化しておらずAK47の基礎設計がどれだけ優秀であったのかが分かる。現在ではピカテニー規格20mmレイル等、西側の技術と融合して益々高性能となっていくAK74の進化は止まらない。

 

 


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