ベレッタM84F
(画像はベレッタM84F wikipediaより転載)

 

 ベレッタチーターとはベレッタ社が1975年に開発したM81を筆頭にしたシリーズの愛称で、M81からM89までがある。口径や機能によって様々なバリエーションがあるが、日本ではトイガンで製品化されたM84が一番有名なモデルであろう。口径は7.62mm、9mm、22口径とあり、現在でも生産が続けられているロングセラーモデルである。

 

ベレッタM81 M82(実銃)

 

 

性能(M84)

全長 172mm
重量 665g
口径 9mm
使用弾薬 380ACP
装弾数 13発
設計・開発 ピエトロ・ベレッタ社

 

概要

02_ベレッタM82BB
(画像はベレッタM84F wikipediaより転載)

 

 1975年、ベレッタ社が完成させた中型オート。のちに傑作となるM92と並行して開発が進められた銃ある。M81の口径は7.65mm×17(32ACP)で、ダブルカラムマガジンの採用で装弾数は12発、M82はM81のシングルマガジンモデルである。装弾数は9発と少ないが、装弾数が少なくなった代わりにグリップが薄くなり重量が軽減された。発射方式はこれといって面白いことのないシンプルなストレートブローバック方式である。

 発射方式はストレートブローバック方式でフレームはアルミ合金、スライドはスチール製であり、木製グリップが標準装備されている。M81、M82にはデコッキング機能はないが、コック&ロックでの携行が可能である。

 

バリエーション

03_ベレッタM87ターゲット
(画像はベレッタM84F wikipediaより転載)

 

 M81、M82には数種類のバリエーションがある。まず、1980年に登場したM81B型はファイアリングピン・セイフティを組み込こみグリップ前後面にグルーブが刻み込まれているもの。1982年には、これにスライドのセレーションや各所に若干の変更を加えたBB型が登場した。1988年に登場したF型は、コンバットトリガーガードを装備しデコッキング機能を搭載、さらにグリップもプラスチック製に変更された。現行モデルはFS型でF型同様、ファイアリングピン・セイフティとデコッキング機能が組み込まれており、内部構造に若干改良が加えられている。

 このM81、82を380ACP仕様にしたのが1975年に登場したM84、1980年のM85である。装弾数はM84が13発、85が8発で3.81インチのバレルを持つ。85の4インチバレル版が1991年に登場したM83である。1990年に登場したM86は独特の機構を持ち、バレル先端下部のピンを機軸にしてバレルを上方に跳ね上げ、そこから初弾を装填する。水平二連ショットガンの装填をイメージすると分かりやすいかもしれない。初弾以降は通常のオートの操作で射撃する。1980年に登場したM87は、22口径バージョンでM81同様にB、BBモデルが存在する他、ロングバレルモデル、ターゲットモデルもある。M89は22口径競技用モデルである。

 

ベレッタM84(トイガン)

 

 M81、M82のトイガンはないが、同チーターシリーズのM84は1981年にモデルガンの老舗マルシンからモデルガンが発売されている。これは1993年にPFCでリニューアルされているが、エアガンでは1987年にマルシンが固定スライドガスガンを発売した。1996年(2000年とも)にはWAがM84Fをモデルアップ、現在では、モデルガンではマルシン製、ガスガンではWAがスポットで生産しているのと海外メーカーのWE社がガスブロを発売している。

 

マルシン ベレッタ M84 HW 発火式 モデルガン

 30年以上前から発売されているモデルガン。当初と異なりカートリッジが改良されており、発火性能、作動性能共に向上している。外観の完成度も高い。唯一のモデルガンである。

 

WE メタル M84 BK ブラック 【メタルスライド標準装備!】

 内部構造はWAのコピーのようだ。海外製なので品質は日本製ほど高くはない。メタルスライドが装備されているのが特徴。WA製に比べて価格が安いのがメリット。本家ウエスタンアームズのガスガンが欲しい方はこちらでどうぞ。

 

BERETTA ベレッタ 純正 M84F用木製グリップ

 珍しいベレッタM84専用グリップ。WA、WE製ガスガンには無加工で装着できるようだ。マルシン製はグリップスクリューの大きさが異なるので多少の加工が必要、モデルガンのグリップ内部には錘が入っているのでそれを取り除かなければ装着できない。銃が軽くなるのは覚悟しなければならない。純正品ではあるようだが、品質にばらつきがある模様。購入も加工も自己責任で。

 

まとめ

 

 ベレッタM80シリーズは1975年のM81発売以来、現在まで続くロングセラー商品である。小型で携行性に優れた反面、ストレートブローバックの反動のキツさが敬遠される傾向はある。しかしこのクラスのハンドガンはどれもストレートブローバックであり、ベレッタM80シリーズ特有の欠点とはいえない。日本ではM84が一番有名であるが、現実的には380ACPのシングルカラムモデルあたりが使い勝手が良さそうだ。

 

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