不定期更新です。 更新は気分次第でーす(^_-)

F-22
(画像はwikipediaより転載)


 私は基本的に世界最高の性能というのが好きなのです。一般にミリタリーファンも結構、年季が入ってくるとものすごくマニアックな兵器に魅力を感じたりする訳です。


 まあ、これはミリタリーファンに限ったものではなく、好きになればなるほどどんどんニッチな方面に好みが向いてくるようですね。


 翻って私はそういう感覚は何故か全くなく、年齢も40有余を過ぎた現在においても相変わらずミーハーな兵器が好きな訳ですわ。


 戦車はM1戦車が一番好き、艦艇は最新鋭の原子力空母、飛行機はF-15と完全に定番のミーハー機種が好みです。


 その私が最近、非常に興味を持っているのがステルス戦闘機。ミーハーとしては欠かせない兵器な訳で、今日はこのステルス機の中でも最強と言われているF-22について書いてみたい。


 そもそもステルス機とは何かということを簡単に説明しよう。戦闘機同士の空中戦といえば誰もが想像するのが、いわゆるドッグファイト。


 戦闘機同士がくるくる回りながら相手の後ろをとるというものだ。この戦闘の中で幾多の撃墜王が誕生したが、それは過去の話。


 現在は戦闘機がレーダーを装備し、レーダーで捕捉した敵機をミサイルで撃墜するという非有視界戦闘が基本だ。


 そうなるとミサイルの性能と同時に相手を捕捉する技術が飛躍的に高まった。逆に言えば捕捉されなければ問題ないという発想になるのは必然。


 そもそもレーダーとは電波を照射し、それが何かに当って反射して戻ってくることによって距離と方向を判断するもの。


 これを無効化するためには反射させなければいいだけの話。ステルス技術というのは、このレーダー波を吸収または変な方向に反射させることによって自分をみえなくする技術だ。


 そのステルス技術を最大限に活用したのがステルス戦闘機である。ここでやっとF-22の話になるのだが、このステルス戦闘機で世界最強なのではないかと言われているのがF-22なのだ。





1.F-22の特徴


 まず第1にカッコいい。これは非常に大切なことだ。私の最も好きな戦闘機はF-15だが、F-22の機体デザインはその流れを受け継いでいる。


 F-35になると全体的にずんぐりしてしまうので私はF-22の方が好きだ。第2の特徴としては上記のようにステルス性能が挙げられる。


 このF-22のステルス性能というのは徹底している。機体が反射を抑えるために角ばっているのは当然としても搭載するミサイルやバルカン砲までもが機体内部に収容される。


 バルカン砲は伝統のM61バルカンであるが、第4世代戦闘機のように砲が露出しておらず発射する時だけ蓋が開くという構造になっている。


 ミサイルも胴体内に搭載され、発射の時だけ蓋が開きミサイルが発射される。搭載されるミサイルは短距離ミサイル2発、中距離ミサイル6発だ。意外に搭載数は多い。


 空気取り入れ口内部も反射を抑えるために内部で曲がっている。開口部からエンジン前面を見ることはできない。


 さらにキャノピーには金を蒸着コーティングすることでレーダー波がコックピット内部に入らないように設計されている。


 第3の特徴は、F-35には無いF-22独特の機能でスーパークルーズというものがある。日本語では音速巡航と訳される。


 F-22の最高速度はマッハ2.4と第4世代戦闘機と大差ないが、第4世代戦闘機の最高速度がアフターバーナーを使用した場合の数値である。


 通常の巡航速度は例えばF-15だと大体920km位だ。因みに日本陸軍の四式戦闘機の最高速度は624kmなので実は四式戦闘機とF-15は巡航速度だけでみれば1.5倍程度の違いしかない。意外だよね。


 F-15の巡航速度920kmに対してF-22は1960km、アフターバーナーを使用しない状態でマッハ1.8を出すことができるのだ。


 要するに燃料を無駄に浪費せずに「速い」のだ。


 第4の特徴は短距離離着陸能力だ。F-22のエンジンノズルは推力偏向ノズルが採用されている。推力偏向ノズルとはノズルの向きを変えることができるノズルのことだ。





 このノズルを使用することにより短距離離着陸ができるようだ。これらの主な機能、ステルス、スーパークルーズ、STOL(短距離離着陸)を総称して3Sという。


 そしてレーダーシステムもすごい。ステルス機は自機の存在を知られないようにした上で敵機を探知しなければならない。


 その結果、生み出されたのが、AN/APG-77レーダーだ。これは周波数を変えたりして自己位置を発見しにくくしている。


 それでいて能力は250km先の敵機を探知することが可能だという優れた性能だ。F-15が装備するAN/APG-63の150kmに比べ探知距離は圧倒的だ。これが第5の特徴だ。


 さらに妨害電波を発信させることもできる上に相手の発するレーダーや通信電波を逆探知することも可能だ。


 F-22はAN/ALR-94電子戦サブシステムを搭載しており、これは460km以上先から発信されるレーダー電波を探知することが可能である。


 ただ、これらの高度なシステムのためのソースコード作成が開発費を押し上げてしまった。F-22、1機当たりの価格は165億円(1ドル110円換算)とF-15の1.5倍以上になる。


 このために当初はアメリカ空軍だけでも750機の配備を予定されていたが、次々と装備数が減らされ、最終的には何と187機になってしまった。





 航空自衛隊に配備されているF-15の総数が213機ということを考えるとさすがに少ない。結局、F-15、F-35と同時に運用される。


 このF-22、実際、どれほど強いのかというと、2006年の米軍の演習ではF-22の被撃墜2機に対して242機を撃墜している。


 もちろんこの撃墜のほとんどはミサイルとステルス性能によるものだと推測されるが、このF-22、推力偏向ノズル等により、格闘戦能力もかなり高い。



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